- 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
- 西東京市は、都心へのアクセスが抜群
- レジャー施設、自然公園が充実していて、ファミリー層が住みやすい
- 地価は低めだが、上昇傾向にある
西東京市といえば、21世紀最初に誕生した都市です。21世紀になったばかりの2001年1月に、田無市と保谷市が合併し、西東京市が生まれました。東京都の多摩地域の東部に位置していて、練馬区、東久留米市、小平市、小金井市、武蔵野市と埼玉県新座市に接しています。
西東京市には「多摩六都科学館」「田無神社」などの観光スポットや、「西東京いこいの森公園」などの自然環境も充実しており、小さい子どものいるファミリー層に魅力のある子育てがしやすいエリアです。
交通のアクセスも良く、西武新宿線と西武池袋線合わせて、5つの駅(田無駅・ひばりが丘駅・保谷駅・東伏見駅・西武柳沢駅)があり、新宿や池袋に乗り換えなしで行くことができます。通勤通学には大変便利です。
東京都内では地価が平均より低い地域ですが、上昇傾向にあるため今後も地価は上がっていくことが予想されます。そんな西東京市における不動産情報について、地域特性の詳細や不動産を売却するときのおすすめの方法までを紹介していきましょう。
西東京市のトピック
- 2023年「西東京市第2次総合計画」で「6つのまちづくり」を実施
西東京市では、2019年~2023年に「西東京市第2次総合計画(後期基本計画)」を実施しており、「6つのまちづくり」という目標を設定。「みんなでつくるまちづくり」として持続発展し続けることや、「創造性のあるまちづくり」として創造性豊かな子どものたちが育つために「子育ての支援の拡充」などの政策にも力を入れています。
また「環境にやさしいまちづくり」として公園についての取り組みや「活力と魅力のあるまちづくり」として地域性を活かすブランド化の事業などもあり、今後も西東京市の人気につながっていくでしょう。
不動産売却の流れを把握しましょう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得の行く金額で不動産を売却することができます。
不動産売却の流れ
Step1:相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2:不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3:不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4:不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5:売却・引き渡し
▶買い手が見つかれば売却の手続きを行い、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。
不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
西東京市の相場を知ろう
- 2020年の西東京市の地価は上昇
- 東京都平均よりも、地価が低い
- 取引数は土地、マンション、一戸建ての全てで減少している
まずは西東京市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!
西東京市の地価・不動産相場の推移
西東京市の地価は、2019年と2020年で比べると2.08%高くなっています。2020年時点では、 31万8,666円/㎡。そこから5年前にあたる2015年と比較すると、約10%上昇しています。地価は東京都全体の平均値よりも低めです。
2019年下半期(7月~12月)時点の不動産価格を、上半期(1月~6月)と比較すると、西東京市では土地の価格は下落しました。一方、同じように一戸建てとマンションの売却価格を前半期と後半期で比較すると、一戸建ては下落、マンションは横ばいの傾向です。
ただし、土地、一戸建ての下半期に売却された物件の平均専有面積が狭い傾向があるので、その影響で平均売却価格が下がった可能性も考えられます。このことから、保有している不動産が土地や一戸建ての場合は専有面積と売却価格の動向の確認をしながら、再度上がるタイミングを待つか、逆に早めに売却するなどの戦略を取りましょう。
西東京市の売却動向や売却相場の動き
西東京市の不動産の売却数を2018年と2019年で比較してみると、土地、マンション、一戸建て全てで減少傾向。マンションの売却が減少幅が狭いものの、土地、一戸建ては半分程度まで減少している結果となっています。
また、一戸建ては前年よりも取引物件の数自体が少なくなっていて、取引数が減少。このことから、築年数にもかかわらず売却が成立しやすいという側面も考えられるでしょう。
不動産の売却相場の動きを2018年と2019年で比較すると、マンションは相場が上昇傾向にあり、85㎡以下の物件を中心に取引が成立。一戸建ては条件にかかわらず上昇、下落入り混じった相場となっていますが、大幅な上昇下落がないため、安定していると考えられます。
特に一戸建てで、駅から近い物件の相場が安定していることから、駅周辺の物件を購入したいと考えている人が多いようです。
参考)西東京市での直近の取引価格情報
中古マンションなど(駅距離基準値:10)
駅徒歩 10分以内 | 駅徒歩 10分以上 | |
---|---|---|
70㎡ | 3,800万円 | 3,950万円 |
75㎡ | 3,950万円 | 3,800万円 |
80㎡ | – | 3,300万円 |
85㎡ | 4,500万円 | – |
90㎡ | – | – |
95㎡ | – | – |
100㎡ | – | – |
※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
駅徒歩 15分以内 | 駅徒歩 15分以上 | |
---|---|---|
80㎡ | 3,850万円 | 4,000万円 |
85㎡ | 4,100万円 | 4,000万円 |
90㎡ | 5,150万円 | 4,900万円 |
95㎡ | 5,250万円 | 4,300万円 |
100㎡ | 4,900万円 | 4,300万円 |
105㎡ | 4,500万円 | 5,600万円 |
110㎡ | 5,100万円 | 5,200万円 |
※2019年取引価格中央値