中古物件の販売において、インターネット上での売却活動も非常に重要になっています。
そこで重要になるのは、なんといっても物件の写真です。写真を買えただけで、内覧希望者が20倍にも増えた!なんて例もあります。本記事では、スマホで手軽にできる物件を綺麗に撮るコツを紹介していきます。
あるといい物
まずは写真を撮るにあたって、あった方がいいものを1つ紹介します。これは部屋の中を広く開放的に見せるために必要なものなので、できるだけ入手するようにしましょう。
■広角レンズ
広角レンズはiPhone11以降には標準でついているものになります。
広角レンズがスマホに標準装備されていない方は、スマホに着けるタイプの広角レンズもあるので、それがあるとお部屋を広く撮ることが可能です!
撮り方【外観】
まずは外観の撮り方です。外観を撮影するときのポイントは以下になります。
外観撮影のポイント
・なるべく緑を入れる
・青空の日に撮影する
・壁が明るく映るように撮る
・角度を工夫する
ポイントを踏まえて、外観撮影の悪い例・いい例を見てみましょう。
左の写真でも分かりやすいですが、天気や色味に気を使うことで、目に留まりやすい写真に仕上がっています。また、全体像だけでなく、綺麗だったりおしゃれだったりするポイントも取っておくと、印象がよくなります♪
それでは具体的に、スマホ(今回はiPhone)での簡単な撮り方を説明していきます。
■Step1
カメラを起動し、スワイプしてカメラメニューを出します。
■Step2
メニューの一番右にあるフィルターマークを選択します。
■Step3
オリジナルの隣にある「ビビッド」というフィルターを選択します。
この状態で撮影を行います。オリジナルとビビッドを比べてみると、、
壁は明るく、緑は鮮やかになったかと思います。あとは角度や撮影するポイントを決めて撮影していきましょう。
撮り方【部屋】
次は部屋の撮り方です。
部屋を撮るときのポイント
・広角レンズを使用する
・壁を明るく見せる
・生活感のあるものは写さないようにする
・少し下からの角度で撮影する
・四面すべての壁を写さないようにする
以上の点を気を付けて、いい例と悪い例を見ていきましょう。
右の写真は普通カメラで、目の高さから取った部屋の写真です。左の写真は広角レンズを使用し、少し下の角度からと撮った写真です。部屋が広く開放的な印象になりました。
ポイントとしては、なるべく生活感を減らして片付いた状態にすること。また、四面すべての壁を写さず、少し見切れるようにすることです。そうすることでより広々とした印象を与えることができるでしょう。
撮り方【設備】
次は設備を撮る際のポイントです。
設備を撮る際のポイント
・バス・トイレは広角カメラで開放的に明るく
・キッチンは少し上からよく見えるように
バス・トイレは広角カメラでかなり明るく撮ること意識しましょう。水回りが汚れて見えてしまうと、印象が悪くなります。掃除しても汚れが目立つ場合は、クリーニング業者の利用を検討してもいいでしょう。
キッチンは下からの角度で撮る必要はありません。どんな機能があるかわかりづらくなってしまうので、シンクや台の上が写るように撮影しましょう。キッチンに関しても、明るく見えるように意識し、汚れが目立つ場合にはクリーニングを検討するといいでしょう。
撮り方【周辺設備】
インターネットサイトで物件を見る人にとっては、周辺施設も重要です。多くの不動産会社で、近くの周辺施設の写真も掲載してくれますが、写真技術が高いとは限りません。
写真が暗いせいで、「この周辺は廃れているな」と思われてしまっては勿体ないですよね。余裕があれば、周辺施設も綺麗に撮ったものを掲載しましょう。
ポイントは、住宅の外観を撮るときと同じ要領なので、ついでに撮ってしまうことをおすすめします。
サムネイルの選び方
最後に、サムネイルの選び方についてです。サムネイルとは、サイト上で一番大きく表示され、物件の印象決める画像です。このサムネイルの良しあしで、物件情報をクリックしてもらえるかどうかが決まるといっても過言ではありません。
実際にサムネイルの選び方のポイントを見ていきましょう。
サムネイル画像の選び方
・「外観」か「部屋」の写真を採用しよう
・思わず押したくなるような写真を選ぼう
・「部屋」をサムネイルにする場合、なるべく一番大きいメインの部屋の写真にしよう
サムネイルでは外観の写真が使われることが多くありますが、外観に自信がない場合は部屋の写真を使うほうが効果的な場合があります。客観的に見て、どちらの方が魅力的に見えるかを考えてサムネイルを決定しましょう。
まとめ
写真を撮るときの要確認ポイントはここだ!
・外観は天気や緑、明るさを意識して写真を撮ろう
・部屋は広角レンズで撮ると効果的!
・設備はポイントを押さえて分かりやすく
・周辺施設も大切な要素