- 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
- 京都市伏見区は、歴史的な観光名所があり、知名度が高い
- 都市部へのアクセスが良く、自然豊かで住みやすい
- 地価は低いが、上昇傾向にある
京都市伏見区と言えば、朱色の千本鳥居のある「伏見稲荷大社」が有名です。実際に訪れたことがなくても、朱色の鳥居が幾重にも連なった迫力のある光景は、ほとんどの方が目にしたことがあるのではないでしょうか。
また、政令指定都市である京都市の11区の1つとして、京都の中心地にあり、交通アクセスの良さも魅力です。京都市の南部に位置していて、山科区、東山区、南区や、向日市、長岡京市、八幡市、宇治市、滋賀県大津市などと接しています。
京都市伏見区には「伏見稲荷大社」をはじめ、「城南宮」「藤森神社」などの神社・神宮が多く、歴史的な魅力がある都市です。さらに、伏見区内には23の駅があり、アクセスの良さも魅力。京都市内だけでなく大阪へも通勤圏内なので、居住地としても需要が高いです。
京都府内では地価が低い地域ですが、上昇傾向にあり、今後も地価が上昇する可能性もあります。そんな京都市伏見区における不動産情報について、地域特性の詳細や不動産を売却するときのおすすめの方法までを紹介していきましょう。
京都市伏見区のトピック
- 2020年「伏見区基本計画」で自治体がまちづくりに注力している
- 子育てに適したまちづくりでファミリー層の獲得が期待できる
京都市伏見区では、2020年の「伏見区基本計画」のまちづくりの重点方針として、「子育て」「健康長寿」「防災・安心安全」「文化・観光振興」に力を入れています。
特に、これからの伏見区を支える存在である子どもたちの、イベントや歴史に触れる取り組みなどがあり、子育ての環境を考える若い世代にも魅力的な都市です。また、健康寿命をのばすために、若い世代からの健康への取り組みなども掲げていて、伏見区に長く住み続けたいと思えるような工夫が目立っています。
伏見区のホームページを確認すると、それぞれの詳しい事業内容と予算を確認することができ、区民に対してどんな施策があるのかがオープンにされています。こういったことから、今後も近隣の都府県で子育てがしやすい地域として注目されることが期待できます。
不動産売却の流れを把握しましょう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得の行く金額で不動産を売却することができます。
不動産売却の流れ
Step1:相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2:不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3:不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4:不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5:売却・引き渡し
▶買い手が見つかれば売却の手続きを行い、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。
不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
京都市伏見区の相場を知ろう
- 2020年の京都市伏見区の地価は上昇
- 京都府では地価が低め
- 取引数は土地、マンション、一戸建ての全てで減少している
まずは京都市伏見区の売却動向を簡単につかんでいきましょう!
京都市伏見区の地価・不動産相場の推移
京都市伏見区の地価は、2019年と2020年で比べると1.98%高くなっています。2020年時点では、17万1,522円/㎡。そこから5年前にあたる2015年と比較すると、約7%上昇しています。京都府全体の平均値よりも地価が低めです。
2019年下半期(7月~12月)時点の不動産価格を、上半期(1月~6月)と比較すると、京都市伏見区では土地の価格は上昇傾向。
一戸建てとマンションの売却価格を上半期と下半期で比較すると、一戸建ては上昇、マンションは横ばいの傾向です。ただし、土地は下半期に売却された物件の平均専有面積が広い傾向があるため、その影響で平均売却価格が上がった可能性も考えられます。
このことから、保有している不動産が、土地の場合は専有面積と売却価格の動向の確認をしながら、再度上がるタイミングを待つか、逆に早めに売却するなどの戦略を取りましょう。
京都市伏見区の売却動向や売却相場の動き
京都市伏見区の不動産売却の取引数を2018年と2019年で比較してみると、土地、一戸建て、マンションの全てで減少傾向。特に土地、マンションは売却数の減少幅が大きく、前年の半数ほどに、土地は半数以下の取引数となっています。
また、マンション、一戸建ての取引での専有面積はほぼ同じため、売却される土地の大きさは安定していると言えるでしょう。
不動産の売却相場の動きを2018年と2019年で比較すると、マンションは駅から10分以上の専有面積80㎡以下で相場が上昇、取引も85㎡以下に集中しています。戸建ては駅徒歩15分以内の物件で相場が上昇傾向にあり、全ての条件で取引が成立していることも特徴です。
このことから、マンションは占有面積が小さめの物件、戸建ては駅から近い物件のニーズが高まっていると考えられます。
参考)京都市伏見区での直近の取引価格情報
中古マンションなど(駅距離基準値:10)
駅徒歩 10分以内 | 駅徒歩 10分以上 | |
---|---|---|
70㎡ | 2,000万円 | 1,200万円 |
75㎡ | 2,250万円 | 2,600万円 |
80㎡ | 2,900万円 | 2,050万円 |
85㎡ | 2,400万円 | – |
90㎡ | – | – |
95㎡ | 3,000万円 | – |
100㎡ | – | – |
※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
駅徒歩 15分以内 | 駅徒歩 15分以上 | |
---|---|---|
80㎡ | 1,750万円 | 1,850万円 |
85㎡ | 2,700万円 | 1,750万円 |
90㎡ | 2,000万円 | 1,040万円 |
95㎡ | 3,000万円 | 2,800万円 |
100㎡ | 3,700万円 | 2,300万円 |
105㎡ | 3,800万円 | 1,555万円 |
110㎡ | 1,900万円 | 2,000万円 |
※2019年取引価格中央値