【2020最新版】東京都国立市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

国立市は文教地区で治安が良く落ち着いた街並みが特徴
  • 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 国立市は文教地区で治安が良く落ち着いた街並みが特徴
  • 隣町立川市の大規模再開発の影響で地価は多少上向き傾向が見られる
  • 人口減少と高齢化、空き家の増加が見られ、売却物件が増えていく可能性がある

国立市は面積8.15㎢で、東京のほぼ中央に位置する全国で4番目に小さい市です。大正時代末期、文教都市をめざして開発された国立市は、一橋大学や東京女子体育大学、桐朋中学高等学校、国立音楽大学付属校、国立高校など優れた学校が多く建ち並ぶ、落ち着いた美しい街並みが特徴です。

市内には南武線とJR中央線が走り、新宿駅や東京駅、川崎駅などに1本で行くことができます。南武線は、京王線や小田急線への乗り換えが可能で、世田谷方面への移動にも便利です。

桜やイチョウの木が整然と並ぶ大学通りや、おしゃれな飲食店やショップ、スーパーがそろった駅前は大変暮らしやすく、少し足を伸ばせば、南方面の美しい田園風景、天然温泉や古墳、菅原道真公を祭った谷保天満宮など、緑や自然が楽しめます。

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国立市の最近の様子

  • 国立市では都市回帰傾向の影響もあり、人口が減少、空き家が増加している
  • 子育て世代への魅力を高める企画を積極的に打ち出している

全国的に少子化高齢化が進行する中、国立市も例外ではなく、老年人口の比率が増加しています。また、ここ数年の都市回帰傾向の影響もあり、人口が減少、空き家が増加傾向にあります。

そんな中、市が多目的ホールや子育て支援施設の建設を予定し「国立駅南口複合公共施設整備基本計画」と題して民間事業者の意見を募集したり、UR賃貸住宅である富士見台団地が、無印良品とのコラボで「MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト」を実施したりと、子育て世代への魅力を高める企画が進んでいます。

国立市は、昭和20年代に歓楽街化が進んだ街を守るために文教地区指定を申請した経緯もあり、大きな商業施設の建設やタワーマンションなどの計画はありませんが、近隣の立川駅や国分寺駅では大規模な再開発が進んでいます。

不動産売却の流れを把握しましょう

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで売却の成功に一歩近づきます。

不動産売却の流れ

Step1:相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2:不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3:不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4:不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5:売却・引き渡し
 ▶買い手が見つかれば売却の手続きをおこない、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。

不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買をおこなうためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

国立市の相場を知ろう

  • 国立市の公示地価は、昨年に比べ1.46%上がり、38万9,133円/㎡
  • 2013年頃から少しずつ国立市の地価は上昇している
  • 国立市での中古物件は、マンション、戸建てともに同じくらい
  • マンションの売買が多いのは、南武線沿線の富士見台
  • 戸建ての売買が多いのは、立川寄りの西側住宅街周辺

まずは国立市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

国立市の地価・不動産相場の推移

国立市の地価平均は、昨年に比べ1.46%上がり38万9,133円/㎡ です。特に国立駅周辺の地価平均が高く、上昇幅も大きいです。

隣駅の立川は、2017年頃から再開発が進み、大きなショッピングモールやスポーツ施設などがオープンした影響で地価が大きく上昇しています。その影響を受けてか、2018年、2019年は国立市の地価も2%を超える上昇を見せました。

国立市の売却動向や売却相場の動き

国立市での中古物件は、マンション、戸建てともに同程度の数が取引されています。戸建ての売買が多く見られるのは立川寄りの西側住宅街です。新築の分譲住宅が増えていることもあり、築浅物件の取引が目立ちます。

マンションの売買が多いのは、南武線沿線の富士見台です。富士見台団地など、昭和時代の古い物件も多く見られ、築10年以上のマンションの需要も高いようです。文教地区に指定された落ち着いた街並みと子育てのしやすさから、戸建て、マンションともにファミリー向けの大きめの物件が取引の中心です。

参考)国立市での直近の取引価格情報

中古マンション(駅距離基準値:10)

駅徒歩
10分以内
駅徒歩
10分以上
70㎡
75㎡3,900万円
80㎡
85㎡
90㎡
95㎡
100㎡

※2019年取引価格中央値

戸建て(駅距離基準値:15)

駅徒歩
15分以内
駅徒歩
15分以上
80㎡3,900万円4,000万円
85㎡5,600万円
90㎡4,250万円
95㎡4,600万円4,150万円
100㎡6,000万円4,600万円
105㎡4,300万円
110㎡5,600万円

※2019年取引価格中央値

不動産価格に影響を与えそうな出来事

  • 2015年に国立駅高架下を活用した「nonowa国立」が開業
  • 国立市はより良い住環境のための小規模な開発を続けている
  • 隣の立川駅は大規模な開発を続け、多摩地区最大のターミナル駅である

国立市は、2015年に国立駅高架下を活用したショッピングモール「nonowa国立」をオープン。その後も駅周りの駐輪場や道路の整備、住民から愛されていた旧国立駅舎を復元して新たな公共施設として利用するなど、大掛かりではないものの、より良い住環境のための小さな再開発を続けています。

隣の立川駅は、多数の大型ホテルや百貨店、ショッピングモール、映画館などが立ち並ぶ多摩地区最大のターミナル駅です。2020年4月には、コンサートホールやホテル、オフィス、保育園、多数の飲食店や物販店が集合した、街型複合施設「GREEN SPRINGS」がオープンしました。それにより、新たな人の動きが期待できます。

【売却のコツ】国立市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

  • 国立市は国立音楽大学や一橋大学などがある文教地区である
  • 国分寺と立川の両方の頭文字をとって「国立」となったのが由来
  • 人口・世帯数ともに減少を続けている
  • 国立駅の南側にある閑静な住宅街の東エリア、中エリアが人気
  • 富士見台が商店街の復興などで盛り上がってきている

地域特性を知るメリットとは?

東京都のベッドタウンとしても人気の国立市の場合、比較的物件も多く動いています。自分の不動産を購入してもらうためにも販売戦略はとても重要です。エリアの特徴から、買いたい人がどのような層か考えてみましょう。ただし絶対的な答えはいので、詳しくは地元に詳しい専門家である不動産会社の人と相談することをおすすめします。

国立市の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

国立市は、甲州街道を中心に民家が立ち並ぶ稲作や農業が盛んな土地でした。大正時代末期に箱根土地株式会社によって山林が開発され、「理想の文教都市」を目指し、現在の国立音楽大学が移転されました。

その後国立駅が開業し、昭和に入ると現・一橋大学が移転されました。大学を地区の中心とし、上下水道の整備まで理想的に都市計画を実施した、美しい街づくりがおこなわれました。1934年には皇太子誕生を記念し、大学通りに桜の植樹がおこなわれ、現在も国立駅前の大学通りには桜並木が続いています。

国立の名前の由来

かつての中央線は、国分寺の次が立川でした。その間に駅をつくる際に、国分寺と立川の両方の頭文字を取って「国立」を駅名にしようという声が上がったことが由来とされています。この名には「この地から新しい国が立つ」という願いも込められています。

国立市の人口推移

2015年の国勢調査の結果、2015年の時点での総人口は7万3,655人と5年前の調査よりも1,855人減と大きく減少していることがわかりました。また、世帯数においても34,602世帯と、5年前の調査よりも1,705世帯減少しています。

国立市で人気のエリアは?

国立駅からまっすぐ南に延びる大学通りは、幅広く整備された道路や、分離した自転車通行帯と歩道、数種類の桜やイチョウの木が美しい街並みを作り、新東京百景に選定されています。

おしゃれなショップが並び、赤い三角屋根の旧国立駅舎と合わせて市のシンボルとなっています。そんな大学通りから一歩入った閑静な住宅街の東側、中心部はとても人気があります。

南武線とJR線が利用可能な富士見台周辺は、富士見台団地のリノベーションや若者による商店街の復興など、若い世代に向けた動きが見えます。便利な暮らしと自然豊かな環境を両立した環境が評価され、子育て世代からの人気は上がり始めています。

国立市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

  • 国立市は文教地区なので、静かで落ち着いた街並みを維持している
  • まちづくりに制限があり、大規模開発などはおこなうことができない
  • 西側や富士見台周辺は大型の新築分譲戸建てが販売されている

ポイント・注意点1

文教地区である国立市は、静かで落ち着いた治安のよい街並みを維持しています。反面、人々に興味を持ってもらうための大掛かりな開発や、地域活性化の計画は立てづらく、近年中の大幅な地価高騰は望めない現状にあります。タイミングや売り出し方の工夫によって、不動産の価値を上げる方法を考えてみましょう。

大型の新築分譲戸建てが販売されている西側や富士見台周辺は、広告効果で人目を惹く可能性が高くなるので、売却を考えている方は売り時かもしれません。

古い物件の売却をお考えの方は、リフォームやリノベーションで物件価値を上げる方法があります。アンティークな雰囲気を残したリノベ物件は、若者に大変人気があります。費用と販売価格のバランスを考えつつ、検討してみてもいいでしょう。

ポイント・注意点2

大きな高騰や下落の要素が無く安定した価格での取引が期待できる国立市で、より高値で売却するためには慎重な不動産会社選びが大切です。

不動産会社によって強みや得意とする不動産の種類は異なります。不動産の種類や立地条件を加味した上で、複数の不動産会社に査定を依頼し、お持ちの不動産に合った不動産会社が見つけましょう。

まとめ

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、国立市での不動産売却に役立つ相場情報(マンション・戸建て・土地)や地価推移、街の特徴や魅力について紹介しました。

  • 2013年頃から少しずつ国立市の地価は上昇している
  • 国立市の中では国立駅近辺の相場が上昇傾向にある
  • まちづくりに制限があるため、大規模開発などはおこなえない
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

不動産を高く売るためには、地域特性と相場を把握した上での戦略と、信頼できる不動産会社からの協力が必要不可欠です。国立市での不動産売却をお考えの方は、不動産売却の市況を細かくリサーチしながら、パートナーとなる不動産会社探しを始めましょう。

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