【2020最新版】埼玉県春日部市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

春日部市で不動産売却するコツ
  • 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 春日部市は水と緑豊かな住環境を誇る地域
  • 春日部市役所本庁舎の建て替えなど市街地の開発が計画されている
  • 春日部市は近年高齢化と人口減が進んでいる

春日部市は埼玉県東部に位置する市で、人口は約23万人と埼玉県内7位の都市です。市の特徴はのどかな耕作地域であることでしょう。市北部を中心に田畑が多く、稲作や野菜の栽培が盛んです。また、桐たんす、桐箱、麦わら帽子、押絵羽子板等の工芸品の生産が盛んで、全国でも有名な産地となっています。

埼玉県の最東端に位置しているため、さいたま市や東京都心に近いという特性があります。交通面では伊勢崎線(スカイツリーライン)と野田線(アーバンパークライン)の2路線を使え、都内まで電車で約36分で行くことができます。

市街中心付近には金融機関や国の出先機関が集積していることに加え、ショッピングモールの「ララガーデン春日部」や、大型スーパーの「イトーヨーカドー」や「FUJIガーデン」など、活気のあるお店があります。

特に「ララガーデン春日部」は、スーパー、ドラッグストア、洋品店など約90の店舗があり、日常的な買い物はここだけで十分まかなえます。ファミリー層が多く住んでいて、昼は賑やかで夜は落ち着いた環境です。

春日部市は「地域子育て応援タウン」として埼玉県から認定を受けています。春日部市の子育て環境は経済的な支援だけでなく、さまざまな人と人とのつながりやコミュニティ全体で子育てを応援するサポート体制が構築されています。

国民的人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の舞台であり、2004年には春日部市市制50周年事業の一環として野原家が実際に住民登録されました。市内には作品ゆかりの地もたくさんあり、ファンなら一度は訪れておきたい町とされています。

ここでは、春日部市の不動産事情や地域特性、不動産を売るときにオススメの方法までご紹介していきます。

あなたの不動産を簡単60秒で無料査定!

埼玉県春日部市の最近の様子

  • 春日部市でも住宅開発などで緑地が減ってきている
  • みどり再生の一環として県営公園「新たな森」が整備予定

埼玉県では、過去30年間で失われた約6,500ヘクタールの緑を再生する取り組みを進めています。田園地帯が多い春日部市でも、最近では都心部では緑の面積が減少していることが問題になっています。

その対策として、春日部市では「みどり再生」のシンボルとなる県営公園「新たな森」を春日部市大増新田地区に創出することになりました。

「新たな森」は『ふれあいの森~人と自然、人と人のつながりを継承する~』をコンセプトに東京ドーム約4個分(約20ヘクタール)の広さで、県南東部の地域特性を生かした森を目指しています。場所は春日部駅からバスで15分ほどのエリアですが、「新たな森」が今後、春日部市民の憩いの場所になることは間違いないでしょう。

不動産売却の流れを把握しましょう

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで売却の成功に1歩近づきます。

不動産売却の流れ

Step1:相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2:不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3:不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4:不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5:売却・引き渡し
 ▶買い手が見つかれば売却の手続きを行い、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

埼玉県春日部市の相場を知ろう

  • 春日部市の地価は横ばい・もしくはわずかに上昇している
  • 地価も賃料も近隣地域と比べるとリーズナブル
  • 都心部への所要時間の違いで物件価値に差がつく傾向にある

まずは埼玉県春日部市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

埼玉県春日部市の地価・不動産相場の推移

春日部市の地価は、1年前と比較して0.31%とごく僅かに増加しており、2020年現在は9万8,790/㎡ です。春日部市の公示地価の最高値は1991年の24万8,500円円/㎡で、最安値は2017年に更新した9万7,234円円/㎡となっています。

5年前と現在を比較すると、春日部市の地価は0.98倍とほぼ横ばいに推移しています。 春日部市と同じ鉄道路線における土地相場を比較すると、春日部市は東武伊勢崎線(スカイツリーライン)沿線の平均地価27万0224円/㎡と東武野田線(アーバンパークライン)沿線の平均地価18万1420円/㎡を下回っています。

賃貸物件の平均賃料も東武線沿線の近隣市と比較してもお手頃です。また、交通機関が整っているわりに土地の価格も安く、一戸建てを考えている人にも注目すべき場所と言えます。 春日部市の最高価格地点は「春日部市中央1丁目9番4外」(28万3000円/㎡)で、最も低額地点は「春日部市上金崎字舞台2番1」(1万8400円/㎡)でした。

埼玉県春日部市の売却動向や売却相場の動き

埼玉県春日部市は、大落古利根川など多くの河川が流れる豊かな自然に恵まれた地域です。大凧あげ祭りや大凧会館、牛島の藤の花などの有名な観光スポットもあり、藤の花は市の花にも指定されています。

春日部市は都市部のベッドタウンとして発展してきましたが、豊かな自然環境や落ち着いた雰囲気などが人気で、春日部市の不動産にも期待が高まっています。春日部市の土地の価格は交通の便と都心部への所要時間で違いが生じ、東京都に近いほど高くなる傾向にあります。

参考)埼玉県春日部市での直近の取引価格情報

中古マンション(駅距離基準値:10)

駅徒歩
10分以内
駅徒歩
10分以上
70㎡1,850万円
75㎡800万円
80㎡1,100万円
85㎡2,100万円
90㎡
95㎡
100㎡

※2019年取引価格中央値

戸建て(駅距離基準値:15)

駅徒歩
15分以内
駅徒歩
15分以上
80㎡530万円970万円
85㎡1,100万円650万円
90㎡1,900万円1,100万円
95㎡2,300万円2,500万円
100㎡2,400万円2,300万円
105㎡2,500万円2,500万円
110㎡2,400万円2,500万円

※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」

不動産価格に影響を与えそうな出来事

  • 春日部市役所本庁舎の建て替えなど市街地のまちづくり計画が進行中
  • 北春日部駅周辺も新規住宅が建設されている
  • 東埼玉道路の延伸が予定されている

令和元年11月、春日部駅周辺の関連事業とともに中心市街地のまちづくりが動き出しました。併せて、春日部市役所本庁舎の建て替えや、現本庁舎跡地に計画している公園を含めた中心市街地の一体的な整備も進めています。

春日部駅から東武伊勢崎線(スカイツリーライン)で1駅に位置する北春日部駅周辺では土地区画整理事業に向けた取り組みが進められ、約1,000戸の住宅や商業施設などを計画中です。

さらに、春日部市の東に位置する庄和地域では、埼玉県八潮市を走る外環道を起点に、市内で国道が交差する庄和インターチェンジまで東埼玉道路が都市計画決定されました。その沿線となる赤沼・銚子口地区では産業団地化への取り組みを進めています。令和の始まりとともに、春日部市のまちづくりが大きく動き出し、今後の不動産価格に影響を与えそうです。

【売却のコツ】埼玉県春日部市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

  • 高度経済成長期以降、東京のベッドタウンとしてメジャーな都市へ
  • 都心回帰や少子高齢化が進み、2003年をピークに人口は減少傾向

地域特性を知るメリットとは?

埼玉県春日部市は、ニュータウンとして注目され比較的物件が多く動いている地域です。自分の不動産を購入してもらうためにも販売戦略はとても重要です。エリアの特徴から、買いたい人がどのような層か考えてみましょう。ただし絶対的な答えは無いので、詳しくは地元に詳しい専門家である不動産会社の人と相談することをおすすめします。

埼玉県春日部市の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

春日部市は、大人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の舞台となっていることでも知られています。江戸時代の五街道、日光街道と奥州街道の宿場町で、松尾芭蕉が歩き宿泊したと言われている寺も残されています。春日部市の中央部は平坦な低地ですが、市内には台地も多く古墳群や貝塚など数多くの遺跡も残されています。

江戸時代には「粕壁宿」として栄え、1944年に南埼玉郡粕壁町と内牧村が町村合併し春日部町と表記を改めました。1954年には春日部町と4村が合併し、埼玉県内13番目の市である春日部市が誕生しました。現在でも春日部市内には粕壁という名称の地域が存在しています。

春日部市は高度経済成長期以降、東京のベッドタウンとして都市化し人口を増加させてきました。市内には大型ショッピングセンターがいくつも建ち、週末は近所でショッピングができる暮らしやすさが求められました。

埼玉県春日部市の人口推移

春日部市の人口は国勢調査によると、2010年が240,697人、2015年が236,969人でした。 2020年6月現在では233,954人で、 比較すると10年間で-6,743人で-2.80%の減少となっています。 人口は埼玉県の63市区町村中で7番目に多くなっています。

春日部市は東京のベッドタウンとして順調に人口を増やしてきましたが、反面企業や工場などの進出には消極的で、ここにきて都心回帰や少子高齢化が進んだこともあり、2003年をピークに人口は減少傾向です。

今後、春日部市では都市全体の構造を見直し、持続可能でコンパクトなまちづくりへと転換していく方針です。

埼玉県春日部市で人気のエリアは?

春日部市の中で人気のエリアは、春日部駅まで徒歩や自転車でアクセスできる地域です。春日部市は、生活の中で必要不可欠な都市機能が中心市街地に全てそろっています。住民票の取得、パスポートの申請からコンサートに図書貸し出し、ちょっとした買い物まで、春日部駅周辺で一気に用事を済ませることができます。

また、公園や自然も多く気軽に使えるレジャースポットもあるので子どもと休日に遊びに出かけたり、郷土の歴史を学び学問に親しめるなど子育てもしやすいことも伺えます。子育てを落ち着いた雰囲気の中でしたいと思う家族は、春日部市に住むメリットは大きいでしょう。

埼玉県春日部市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

  • 春日部市は「コンパクトシティ」への転換を図っている
  • 越谷市などの周辺市町村の不動産相場も注意が必要

ポイント・注意点1

春日部市は、近年人口の減少と地価の下落傾向が続いており大きな課題となっています。また1960年代以降の高度成長期に急速に人口が増えたため、春日部市のような郊外エリアでは住民の高齢化が進んでいます。

この問題を解決するために行政が掲げているのが「コンパクトシティ」という考え方です。人口増加期に拡散した市街地を主要エリアにコンパクトに集約することで、商業、医療、福祉、公共交通、そして、都市インフラなどを維持していこうという考え方です。春日部市のような郊外での住宅購入は、エリアの選択が非常に大切になります。

ポイント・注意点2

春日部市の不動産価値を考える上で、気になるのはお隣の越谷市の動向です。東京までの距離はそれほど変わりませんが、越谷市は近年越谷レイクタウン周辺を中心に、子育てしやすい街としてファミリー層の人気を集めています。

春日部市の人口減少も越谷市の人気に押されている面があり、越谷市での新築物件の建設ラッシュは春日部市の物件価値にも影響を与えます。春日部市の物件を売ろうと考えていらっしゃる場合は、春日部市だけではなく越谷市など埼玉の別のエリアの情報もしっかり抑えている不動産会社を選ぶことも大切でしょう。

まとめ

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、埼玉県春日部市での不動産売却に役立つ相場情報(マンション・戸建て・土地)や地価推移、街の特徴や魅力について紹介しました。

  • 春日部市の土地相場は低めに推移している
  • 東京への所要時間で物件価値が左右される
  • 同じ埼玉県の越谷市などの新興住宅地に押されている
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

不動産を高く売るためには、地域特性と相場を把握した上での戦略と、信頼できる不動産会社からの協力が必要不可欠です。埼玉県春日部市での不動産売却をお考えの方は、埼玉県春日部市の不動産売却の市況を細かくリサーチしながら、パートナーとなる不動産会社探しを始めましょう。

不動産売却についての
ご相談、ご依頼はこちらまで
ご相談、査定は無料です
お気軽にお問い合わせください
0120-93-2127
受付:9:30~18:30年中無休(年末年始を除く)
WEBでのお問い合わせ
24時間365日
タイトルとURLをコピーしました