【2023最新版】神奈川県小田原市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

小田原で不動産売却するコツと地域情報・相場
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  • 地価相場やマンション・一戸建ての売買相場を知ることが大事
  • 小田原市は、人口減少傾向にあり、地価が安い
  • 子育て世代に魅力的な政策や環境が整っている

小田原市といえば、難攻不落の城として有名な小田原城があることで有名です。

その小田原城がある市内の中心部「小田原駅」からは、東京まで新幹線で約30分。都内へ通勤も可能な立地でありながら、小田原市の地価は神奈川県の平均地価の半分ほど。東京通勤圏内でマイホームを探している人にはもってこいの立地です。

そして市内には、小田原城址公園をはじめ、緑あふれる公園や生活の要である大型ショッピングセンターなどの設備も充実しており、子育てにも適しています。今後も、ファミリー層を中心に需要が高まるエリアといえるでしょう。

そんな小田原市エリアにおける不動産情報について、地域特性の詳細や不動産を売却するときのおすすめの方法までを紹介していきます。

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小田原市の近年の変化

  • 小田原市の人口は1999年以降連続して減少している。
  • 住宅着工数も減少傾向だが、賃貸住宅の着工数は増えている。

小田原市は神奈川県の西部に位置する人口約18.9万の都市で、東京や横浜へも通勤圏内です。小田原市の人口は1999年の約20万をピークに減少。主な要因として、死亡者数が出生者数を上回る自然増減と、若年層が東京や横浜への就職を機に転出していることなどが考えられます。

そこで小田原市は、「おだわらTRYプラン」を策定。2020年現在は、後期基本計画(2017年度~2022年度)に取り組み、地域別計画で地域モデルの明確化を図り、人口減少に歯止めをかける政策を立てています。

また、小田原市における近年の人口減少にともない、住宅着工数も減少傾向。しかし、賃貸住宅の着工数は増加傾向で、賃貸のニーズが高まっていると考えられます。

不動産売却の流れを把握しましょう

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得行く金額で不動産を売却することができます。

不動産売却の流れ

Step1︓相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2︓不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3︓不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4︓不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。

Step5︓売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを⾏い、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「地価相場やマンション・一戸建ての売買相場はどれくらいなのか」という相場感を把握することです。

自分が所有している不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定すると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

小田原市の相場を知ろう

  • 小田原市におけるマンションと土地の価格は上昇、一戸建ての価格は下落
  • 小田原市の土地相場は、小幅に減少傾向
  • 駅から近い一戸建て、マンションの価格の相場が上がっている

まずは小田原市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

小田原市の地価・不動産相場の推移

2019年の地価を見ると、マンションと土地の価格は上昇傾向、一戸建ての価格は下落傾向。保有している不動産が一戸建ての場合は、再度上がるタイミングを待つか、逆に早めに売却するのがおすすめです。

小田原市の売却動向や売却相場の動き

小田原市では、駅から近い一戸建て、マンションの価格は上昇。駅から離れている一戸建てとマンションの価格は下落しました。変動率は、神奈川県内で33地域中15位という結果です。

小田原駅近辺の地価が上昇傾向にあることもから考えても、電車でのアクセスを重視している傾向があります。小田原市は、東京への通勤圏内エリアであることや、セカンドハウスとしての需要、世帯数の増加の側面もあると考えて良いでしょう。

参考)小田原市での直近の取引価格情報

中古マンションなどの相場

駅徒歩
10分以内
駅徒歩
10分以上
70㎡3,500万円840万円
75㎡2,900万円
80㎡2,400万円
85㎡
90㎡
95㎡
100㎡

※2019年取引価格中央値

中古戸建ての相場

駅徒歩
15分以内
駅徒歩
15分以上
80㎡1,400万円930万円
85㎡1,390万円9,90万円
90㎡2,900万円1,100万円
95㎡2,100万円2,800万円
100㎡2,300万円1,400万円
105㎡2,100万円2,300万円
110㎡2,100万円1,700万円


※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム

不動産価格に影響を与えそうな出来事

  • 小田原市に隣接する開成町では政策で人口増加
  • 東京へのアクセスが良く、小田原駅周辺の地価は上昇

小田原市と隣接している神奈川県開成町では人口が増加しており、2019年の総務省調査の人口増加率では、横浜市や川崎市を抜き、神奈川県で1位でした。開成町では、コンセプトを「田舎モダン」としたブランディングで、都心から近く自然あふれる風景のある田舎への移住を促進しており、その成果が出ているのです。

小田原市においても、小田原駅周辺の地価は上昇しており、東京への通勤圏という点や、緑あふれる公園や海に面した立地などに魅力を感じている人が多いといえます。小田原市は、開成町よりも知名度がありアクセスの面が良いことを踏まえても、今後、再注目される可能性は大いにあるでしょう。

参考URL:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数

【売却のコツ】小田原市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

  • 駅から遠い物件を売りに出す場合は魅力的に販売する戦略が必要
  • 人口は減少傾向だが、世帯数は増加傾向
  • 小田原駅から近いエリアが人気

地域特性を知るメリットとは?

不動産を売却する際は、自分で地域特性をリサーチすることが重要です。不動産会社に任せておくことである程度の宣伝効果は期待できますが、自分で地域特性を把握することで、適性価格や購入者のニーズなどがよりわかるからです。

さらに、どんな人がこの不動産を買いたいと思うのか?と人物像を考えることで不動産売却の販売戦略がわかり、早い時期に、高い金額で不動産の売買を成立させられる可能性が高まります。

特に小田原市の場合、小田原駅をはじめ駅から近いエリアが人気のため、駅へのアクセスの良さを売りにする必要があります。駅から遠い物件の場合には、それを払しょくする要素を盛り込み、魅力的に販売する戦略が必要です。

自身が所有する不動産について、自分なりに戦略を練っておきましょう。ただし、不動産会社は客観的な視点を持った不動産売買の専門家なので、相談をして意見を聞くことも大切です。

小田原市の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

小田原は、北条早雲が戦国時代に小田原城を攻め落とし、五代約100年にわたり、平和的に支配した土地として有名です。その間、北条氏は領土を広げ、関東一円を支配したので、その拠点として小田原城は歴史の中心となっていました。

さらに、小田原城は上杉謙信や武田信玄の侵攻も許さなかった「難攻不落の城」として知られています。1590(天正18)年、豊臣秀吉の小田原征伐でも、城郭を全長9キロメートルもの土塁と空堀で囲まれて、25万の豊臣軍を持ってしても小田原城を陥落させることはできなかったのです。籠城の末、小田原城が開城して、全国統一がなされたというエピソードがあります。

当時の小田原城は廃城後解体され、関東大震災で全壊してしまいましたが、現在も小田原城跡には、1960年に復興された天守閣がそびえ、小田原城址公園は市民の憩いの場となっています。

小田原市は、西部は箱根連山につながる山地、南部は相模湾に面しており、自然豊かな立地も魅力。子育てをするファミリー層の居住地としても適した土地だといえるでしょう。

小田原市の人口推移

小田原市の人口は、2020年6月時点で18万9,210人。2016年は19万3,473人だったため、 比較すると4,263人の減少。 

1世帯あたりの平均人数は2.31人。人口減少の背景を2020年5月の数値で見ると、自然増減で115人減、社会増減で34人減となっており、自然減での人口減少の影響が大きいエリアといえます。

■小田原市で人気のエリアは?

小田原市の人気のエリアは、小田原駅周辺です。小田原駅から東京まで新幹線で約30分なので都内まで通勤することも可能。それでいて小田原市の地価は、神奈川県の平均地価の半分ほどのため、東京に通勤している人でマイホームの購入を考えている場合に検討する人も多いでしょう。

さらに、小田原市は海や山などの自然に囲まれていて、買い物や子どもの情操教育といった面でも恵まれており、小さなお子さんのいるファミリー層にも適したエリアです。

子供の学校給食でも、小田原でとれた農産物や水産物を最優先に使用しています。子供の体には、土地の気候と食べ物が成長に影響するため、自然の力で強い子供に育てることができるのです。

また、小田原市の認定保育所の定員数が多く、神奈川県内でもトップクラス。待機児童を減らすためにさらに保育所の定員増のための取り組みが行われています。また、中学修了まで医療費を無料化していて、通院、入院ともに医療費を全額助成。小田原市は子育て環境の適した都市といえるでしょう。

小田原市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

  • 不動産売却を行う際には市の「空き家バンク」の活用を検討すべき
  • 不動産会社の数が多いため、リサーチや相見積もりを取ることがおすすめ

ポイント・注意点1

全国的にも空き家の増加が問題となっていますが、小田原市の空き家率は、2018年には14.37%で、空き家は約13,350戸。前回調査のあった5年前の13.94%と比較すると、0.43%上昇し、神奈川県にある空き家数のおよそ2.75%を占める数です。

小田原市は、「小田原市空き家バンク」という取り組みをスタートし、「不動産関係団体」と連携しています。

この取り組みは、空家を売りたいと考えている「空き家の所有者」からの情報募集をし、空家を買いたいと考えている「空き家を必要とする人」に情報発信を行うことで、空き家の有効活用をしたい人同士をつないでいます。空き家を活用することで、小田原市に住む人や、仕事をする人を呼び込む大きな地域資源としているのです。

小田原市空き家バンクに、売却したい空家を登録しておくことで、買いたいと考えている人の目にとまる機会が増え、売買の成立につながります。

また、売買以外にも賃貸のニーズも同じように、マッチングされる仕組みです。マッチングの仕組みを使うと、不動産売却の可能性が広がるため、小田原市で不動産売却を検討している場合には、空き家バンクを活用がおすすめします。

ポイント・注意点2

小田原市は、人口あたりの不動産会社の数が多いエリアです。小田原市の世帯数は、2015年に8万5,297世帯ですが、2014年時点での不動産会社の店舗(事業所)数は94店舗なので、1万世帯あたりの不動産会社の店舗数は約11店舗。全国の都市の中でも、不動産会社が多い環境です。

そのなかでも、小田原市を拠点としている不動産会社が多く、地元に根差した企業ならではの土地勘を持った不動産会社もあります。小田原市で不動産を売却する場合には、不動産会社が多いという特徴を活かして、不動産会社のリサーチや見積もりをした上で、売却を検討すると良いでしょう。

まとめ

  • 本記事では、小田原市の不動産売却の相場、地価動向を紹介
  • 不動産を売却する前のリサーチで、戦略を考えることが重要
  • 信頼のできる不動産会社から的確なアドバイスを

本記事では、小田原市での不動産売却の相場や地価の動向などを、不動産売却の基本的な流れを踏まえて紹介しました。

不動産を売却する際には、事前に地域特性や不動産動向のリサーチが不可欠です。また、不動産会社が多数あるエリアは信頼のおける不動産会社を探すことも必要となります。家という大切な資産をできるだけ高く売れるように、購入者のニーズに合わせた戦略を考え、的確なアドバイスをくれる不動産会社を見つけましょう。

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