【2020最新版】北海道札幌市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

札幌市で不動産売却するコツ
  • 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 北海道の都市部集中化で札幌市は人口増加を続けている
  • 札幌市はインバウンド需要を受けて地価が大幅上昇中
  • 新型コロナウイルスの影響が懸念されている

1972年に日本最北の政令指定都市となった札幌市には、北海道総人口の4割近くにあたる190万人以上もの人が住んでいます。北海道では今現在も都市部への人口集中化が続いており、札幌市の人口は年々増加傾向にあります。

札幌市は10の区から成り立っており、東京23区の2倍近い1,120㎢もの広大な土地ゆえ、街ごとの環境や特徴に大きな違いがあります。買い物や交通網などの利便性が良く、都会的な日常生活が送れる中央区。美しく整備された新興住宅地が広がる東区、北区、西区。

低価格で広い土地が購入できて、日常的に自然と触れ合うことができる郊外の厚別区や清田区など。 近代的な市街地と、山脈や河川がダイナミックに広がる自然環境を併せ持つ、他にはない魅力的な街です。

2030年の冬季オリンピック開催候補地決定や北海道新幹線の札幌延伸、観光客の増加により都市部の再開発が進んでおり、近年は地価が上昇傾向にあります。 ここでは、札幌市の不動産事情や地域特性、不動産を売るときにオススメの方法までご紹介していきます。

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北海道札幌市の最近の様子

  • 札幌市は外国人観光客の急増で活気立っている
  • 厚別区で大きな開発プロジェクトが進行している

ここ数年、札幌市は外国人観光客が急激に増加しており、それに伴いホテルや商業施設の建設が進んでいます。北海道新幹線の札幌延伸の影響もあり、札幌駅を中心とした都市部の開発が活発です。

また、札幌市郊外の厚別区では、「新さっぽろ駅周辺地区まちづくり計画」の元、医療施設や商業施設、ホテル、教育施設、高層マンションなどが次々と着工し、大々的な再開発が進んでいます。

厚別区は今後、学生や若い世代の人口増加が見込まれます。 しかしながら、インバウンドによって支えられてきた札幌市の景気は、新型コロナウイルスにより大きなダメージを受けています。今後もコロナウイルスの影響はしばらく続きそうで、札幌経済へのダメージが心配されています。

不動産売却の流れを把握しましょう

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで売却の成功に1歩近づきます。

不動産売却の流れ

Step1:相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2:不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3:不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4:不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5:売却・引き渡し
 ▶買い手が見つかれば売却の手続きを行い、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。

不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

北海道札幌市の相場を知ろう

  • 札幌市の不動産は商業地・住宅地ともに大幅上昇中
  • 最も地価が高いのは中央区で、ファミリー向けマンション物件が人気
  • 厚別区・手稲区・白石区の上昇率が高い

まずは北海道札幌市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

北海道札幌市の地価・不動産相場の推移

札幌市の2020年現在の住宅地公示価格は7万8,800円/㎡、商業地公示価格が32万1,300円/㎡です。外国人観光客の増加によるホテルの建設ラッシュや、新幹線開通に伴う駅周辺の再開発等の影響で、商業地は1年前と比較して10.2%上昇しています。それに伴い住宅地も上昇していて+7.1%となっています。

住宅地として最も公示価格が高いのは中央区の17万1,100円/㎡、次いで豊平区の10万2,400円/㎡。上昇率では、新興住宅地の開発や、駅近の高層マンション開発が盛んな厚別区の+10.5%、次いで手稲区の+9.9%、白石区の+9.2%の順で大きく動いています。

北海道札幌市の売却動向や売却相場の動き

札幌市の中でも最も人気の高い中央区では、昨年1年間、中古住宅物件だけで600件近い取引が行われています。都市部では、ロードヒーティングの設備が整っていて雪かき不要なマンションに人気が集中しており、2LDK~3LDKのファミリー向けマンション物件の取引が圧倒的に多くなっています。

地価上昇率が高い厚別区では、戸建てとマンションの取引件数に開きは無く、どちらも敷地面積や間取りが広い物件が人気です。築浅物件の取引は少なく、築10年以上の住宅が多く取引されています。しかし北海道胆振東部地震による液状化現象で、清田区の一部では地価が下落しています。

参考)北海道札幌市での直近の取引価格情報

中古マンションなど(駅距離基準値:10)

駅徒歩
10分以内
駅徒歩
10分以上
40㎡935万円180万円
50㎡650万円380万円
60㎡1,200万円840万円
70㎡1,500万円980万円
80㎡2,300万円1,500万円
90㎡2,400万円1,700万円
100㎡2,950万円2,700万円

※2019年取引価格中央値

戸建て(駅距離基準値:15)

駅徒歩
15分以内
駅徒歩
15分以上
60㎡1,800万円900万円
70㎡890万円785万円
80㎡1,300万円780万円
90㎡2,700万円1,200万円
100㎡3,100万円2,000万円
150㎡2,700万円1,600万円
200㎡2,350万円2,200万円

※2019年取引価格中央値

不動産価格に影響を与えそうな出来事

  • 2030年末には北海道新幹線が札幌まで延伸予定
  • 札幌市では都市開発・子育て支援で1兆円越えの投資を予定している
  • 新型コロナウイルスによる影響をどこまで抑えられるかがカギ

今現在、新青森駅から新函館北斗駅間を走行している北海道新幹線が、2030年末には札幌駅まで延伸する予定です。それに伴い、札幌駅の周辺では商業施設やマンション、オフィスビル、大型複合施設などの建築が進んでいます。

札幌市は、札幌駅周辺のインフラ整備や都市開発、子育て支援などに1兆円強の投資を予定する中期計画の素案を発表しました。今後も長期的に再開発が続くと共に、若い子育て世代の増加が予想されます。

新型コロナウイルスによって落ち込んでいる観光業の回復のため、札幌市は外国人観光客向け商品の開発や販路拡大のための経費補助と支援を打ち出しています。

【売却のコツ】北海道札幌市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

  • 好景気により、不動産相場は活況
  • 札幌市の人口は右肩上がりで伸びている
  • 副都心地区として大規模な再開発が計画されている厚別区に注目

地域特性を知るメリットとは?

近年、外国人観光客の急増により、札幌の経済は非常に好調でした。そのため不動産取引も活発で、新規物件も中古物件も活発に取引されています。その中で、自分の不動産を高く購入してもらうためにも販売戦略はとても重要です。

まずはご自身の不動産の場所の特徴から、買いたい人がどのような層か考えてみましょう。ただし絶対的な答えは無いので、詳しくは地元に詳しい専門家である不動産会社の人と相談することをおすすめします。

北海道札幌市の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

北海道は明治時代まではアイヌ民族の住む蝦夷(えぞ)と呼ばれる地域でした。日本の歴史では古くは「日本書紀」などに蝦夷についての記述はあるようですが、実際に都からも遠く、交流があったかどうかは定かではないようです。

1869年に箱館戦争が終わったのちに、北海道と改称され、札幌に開拓使が置かれ、実質的に明治政府の支配下地域になりました。1875年に最初の屯田兵が入植し、厳しい気候の中で、交通網の整備、官営工場の建設、札幌農学校の設立などを行い、札幌の街は北海道の中心地として発展していきました。

北海道札幌市の人口推移

札幌市の人口は2020年7月1日現在、1,973,362人、972,920世帯となっています。2015年の国勢調査の時点では1,952,356人、921,837世帯だったので、人口は5年間で約2.5万人、世帯数は5万世帯ほど増加したことになります。区別で見ると人口が増えているのは中央区、北区、東区という結果でした。

道内人口の札幌一極集中傾向が続いており、男女ともに15歳から24歳の年齢層が札幌転出する割合が高くなっています。

北海道札幌市で人気のエリアは?

札幌駅に隣接し、すすきのや時計台などの観光地を有する中央区は、JRや地下鉄、バスなどの交通機関が充実していて住みやすいエリアです。行政機関や教育施設、商業施設、文化施設が多数設けられていて、市内でも特に人気が高い区です。

また、副都心地区として大規模な再開発が計画されている厚別区は、ショッピングモールなどの買い物環境が整っており、治安も良く住宅エリアとして人気があります。 昔ながらの住宅街や新興住宅地があり、中古物件の売買も盛んな北区は、2つの国立大学を有する文教地区としても人気があり、学生など若者が多く住むエリアでもあります。

西区から中央区、白石区、厚別区を通る東西線や、北区から中央区、豊平区、港区を通る南北線の駅から徒歩圏内の物件は、利便性が良く人気が高いようです。

北海道札幌市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

  • 札幌市の中でも区によって不動産事情はかなり異なっている
  • 戸建や中古マンションでは降雪対策も重要

ポイント・注意点1

札幌市には10つの区があり、それぞれのエリアによって住環境も不動産状況もかなり違いがあります。例えば、札幌市の中心である中央区は道外からの転勤者や単身赴任者も多く、都会でスタイリッシュなデザイナーズマンションも多くあります。

それに対して札幌の中心部から離れた清田区では戸建ての取引が圧倒的に多く、200㎡前後の大きめな物件がよく売買されています。また、子育て世代が増えている白石区では、中古物件はマンション、戸建てともに150㎡以上、3LDK以上の広い物件が多く取引されています。

札幌市の不動産売買は、同じサイズの物件でもエリアによって価格が大きく変わってきます。その物件が不動産会社にとって得意な分野かどうかによっても、金額に大きく差が出てしまう可能性があるので、不動産会社選びはとても重要です。

ポイント・注意点2

中央区の新築マンションなどはロードヒーティングや地下駐車場といった雪対策が整っている場合が多いのですが、そうではない郊外の一戸建てや中古マンションでは、降雪対策をどうしているかもポイントになります。また、除雪費用の補助金が出るケースもあるので、確認しておくことが必要です。

札幌市の物件の査定は、雪国の住環境に詳しい地元の会社を含め、複数の不動産会社にお願いすることをお勧めします。

まとめ

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、北海道札幌市での不動産売却に役立つ相場情報(マンション・戸建て・土地)や地価推移、街の特徴や魅力について紹介しました。

  • 札幌市では近年の好景気により不動産価値も大幅上昇中
  • 昔から人気の中央区のほか、厚別区・手稲区・白石区も人気
  • 厚別区の開発が進んで、大規模住宅が建設されている
  • 雪国ならではの降雪対策も不動産価値に影響を与えるポイント
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

不動産を高く売るためには、地域特性と相場を把握した上での戦略と、信頼できる不動産会社からの協力が必要不可欠です。北海道札幌市での不動産売却をお考えの方は、北海道札幌市の不動産売却の市況を細かくリサーチしながら、パートナーとなる不動産会社探しを始めましょう。

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