【2020最新版】大阪市港区で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

大阪市港区で高く不動産を売却するコツ
  • 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 2025年に開催予定の大阪万博で注目が集まるエリア
  • 港区の坪単価は2012年から80万円台でほぼ横ばい
  • 都心へのアクセスが良好で乗り換えなしで主要駅に行ける

淀川の河口に広がる低湿な三角州だった大阪市港区は、江戸時代から大規模な新田開発や天保山周辺の築港工事が進められてきました。近年では、海遊館などの集客施設や弁天町駅前の超高層ビル群など、にぎわいの拠点づくりが進んでいます。

しかし、一方で下町の情緒あふれる住宅地エリアも共存しており、多くのファミリー層が安心して楽しく暮らせる取り組みも街全体で行われています。

そこで今回は、大阪市港区の不動産事情や地域特性、不動産を売るときに注意すべきポイントまで紹介していきます。

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大阪市港区の近年の変化

  • 2025年に開催予定の大阪万博で注目が集まっている
  • 港区の坪単価は2012年から80万円台でほぼ横ばい
  • 都心へのアクセスが良好で乗り換えなしで主要駅に行ける

大阪港に面した大阪市港区は、商業施設が多い観光地ながら住みやすい落ち着いた環境が整っています。

2020年4月における大阪市港区の犯罪件数は、前年比4.9%減の253件という結果でした。オフィス街が並ぶ北区は1,448件、ファミリー層が多く住む天王寺区は340件なので、港区は犯罪件数が少なく治安が良いことがわかります。

さらに、大阪府は従来の規制を大幅に緩和する国家戦略特別区域に指定されているので、民泊のビジネスでも今大きな注目を集めています。2025年には大阪万博も予定されているため、今後民泊ビジネスの需要が伸びる可能性も期待できます。

ただ、大阪市港区の空き家が増加傾向にあるので、不動産売却をするにあたり厳しい競争になることは間違いないでしょう。

参照:大阪市HP

不動産売却の流れを把握しましょう

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得の行く金額で不動産を売却することができます。

不動産売却の流れ

Step1:相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2:不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3:不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4:不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5:売却・引き渡し
 ▶買い手が見つかれば売却の手続きを行い、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。

不動産の売価をエリアの買取相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

大阪市港区の相場を知ろう

  • 大阪市港区の坪単価平均は大阪市の坪単価に比べると圧倒的に安い
  • 売却相場は2012年以降約4,000万円台を維持

まずは大阪市港区の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

大阪市港区の地価・不動産相場の推移

大阪市港区の地価は、2018年の地価が25万5,909円/㎡だったのに対し、2019年は1.17%増加の25万8,909円/㎡という結果になりました。2014年から2019年の過去5年の地価推移は、25万円/㎡から30万円/㎡の間を推移しています。

大阪市港区の不動産相場を見ると、一戸建ての相場は約2,800万円、マンションは約3,000万円。若干マンションの価格相場が高くなっています。

相場価格は日々変化するので、相場が低いときに売却すると数十万円の差が発生するため売る時期をしっかり考慮すること必要です。

大阪市港区の売却動向や売却相場の動き

大阪市港区の売却相場はリーマンショックが起きた2008年が一番高くて、約5,000万円。一番安かったのは2011年で約2,000万円となっています。

2012年以降は約4,000万円を維持しており、土地面積は100㎡~150㎡、最寄駅から15分までの物件が特に人気が高いです。逆に駅から徒歩1分~5分の場所はあまり需要がないので、駅から少し離れた閑静な住宅街に人気が集中していることがわかります。

参考)大阪市港区での直近の取引価格情報

中古マンションなど(駅距離基準値:10)

専有部分面積70㎡専有部分面積75㎡専有部分面積80㎡専有部分面積85㎡専有部分面積90㎡専有部分面積95㎡専有部分面積100㎡
駅徒歩10分以内2,800万円2,950万円3,200万円3,800万円3,600万円
駅徒歩10分以上

※2019年取引価格中央値

戸建て(駅距離基準値:15)

専有部分面積80㎡専有部分面積85㎡専有部分面積90㎡専有部分面積95㎡専有部分面積100㎡専有部分面積105㎡専有部分面積110㎡
駅徒歩10分以内1,600万円2,650万円2,350万円3,150万円3,400万円
駅徒歩10分以上

※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」

不動産価格に影響を与えそうな出来事

  • 2025年の万博が大阪市で開催されることが決定
  • 民泊ビジネスが増える可能性アリ

2025年の万博が大阪市で開催されることが決まり、会場は人口島の夢洲が選ばれました。今後は大規模なインフラ整備が計画されています。そして、夢洲だけでなくインフラ整備の恩恵を受けるのが、大阪市港区です。

また、交通整備だけでなく海外から多くの観光客が来ることが予測される中で、民泊ビジネスを始める人が増えることも考えられます。2025年のビジネスチャンスに向けて、大阪市港区の不動産の需要が高まることは間違いないでしょう。

【売却のコツ】大阪市港区の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

  • 観光スポットと住宅街が共存するエリア
  • 港区の人口は1965年をピークに減少し続けているが世帯数は上昇中
  • 人気エリアは弁天町、朝潮橋、大阪港の駅周辺

地域特性を知るメリットとは?

不動産の売却を検討する際、地域相場や不動産の知識を持つプロに売却まで全ての工程を任せてしまうのも一つの方法です。

しかし、不動産会社の担当者だけでなく、物件をよく知る売主が魅力的なキャッチコピーをつくったり写真を撮影したりアピールポイントを考えたり、協力して売却活動を行うことで不動産がより高く売れやすくなります。

相手を説得できれば希望価格で売却することが可能なので、相手を説得させる材料として地域の特性は事前に知っておきたいものです。ただ、どんな情報が買い手にとって魅力的なのかイマイチわからないことも多いはずです。

そんな時こそ、不動産のプロに相談するのが一番。不動産の知識を持つプロに相談してアドバイスをもらいましょう。客観的な視点で、実売に繋がる有益な意見をもらえるはずです。

大阪市港区の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

港区は古くは淀川河口の低湿地帯でしたが、江戸時代末期から地元の商人らによって新田開発の埋め立てが始まり農地が開けてきたエリアです。

ただ、明治時代に大阪港を開港したものの、大型船が入港できず国際貿易港の機能を果たしていないことを理由に港の開発に着手。天保山周辺の埋め立てや防波堤工事などが行われてきました。

1903年には築港大桟橋が完成。市電が開業したことから海の玄関口として発展。そして、1925年に北区の一部エリアと西区の一部エリアが合併して誕生したのが、港区になります。

このように港区には海遊館や天保山大観覧車など観光スポットが多く点在しており、区外からも多くの観光客が訪れる賑やかなエリアです。ただ一方で、下町の情緒あふれる落ち着いた住宅地エリアもあるので、ファミリー層にも嬉しい環境が整っています。

大阪市港区の人口推移

大阪市港区の人口推移ですが、1965年の約12万人をピークに2015年の約8万人になるまで減少し続けているのが現状です。大阪府の中で比較すると、全72市区町村中の52番目に位置する数値になります。

急激に人口が減っているわけではありませんが、徐々に変動していることがわかります。ただ、2016年から2018年で0.6%の世帯数が増加しているので、今後の需要は期待できるでしょう。

大阪市港区で人気のエリアは?

大阪市港区は、東部の弁天町駅と内陸部の朝潮橋駅、西部の大阪港駅の3つのエリアに大きく分かれています。

港区の東部に位置する弁天町駅は梅田や難波など主要都市へのアクセスが良好で、通勤などで利用する人も多い賑やかな地域です。駅周辺は、高層ビルが立ち並ぶビジネス街になります。

内陸部の朝潮橋駅付近は、住宅街でファミリー層が多く住むエリア。駅前にはプールやスポーツ施設を備える八幡屋公園があり、休日には家族で運動したり散歩したりする姿が見られます。

西部の大阪港駅は、世界最大級の海遊館と言われる天保山ハーバービレッジがあり様々な生き物を鑑賞することが可能です。また、敷地内には大型観覧車やショッピングモールなどもあるので、家族で楽しめるレジャー施設となっています。

大阪市港区で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

  • 売却の競争率が高くなる可能性があるので効果的な販売戦略が必要
  • 売却費用を最低限にするためにリフォームはしない

ポイント・注意点1

2025年の大阪万博で注目を集める大阪市港区。2016年から2018年で0.6%の世帯数が増えているので、今後住宅の需要が高まっていくことが予測されます。ただ、一方で港区の空き家率が増えていることに注意しなければいけません。

数値を見ると、2013年時点で17.2%だった空き家率が2018年に19.9%にも増加しています。世帯数が増えているにもかかわらず、空き家率が上昇しているということは住宅が余っている状態です。

売却したい不動産の条件が良くなければ売れる確率も下がるので、しっかり戦略を立てることが大切だと言えます。

ポイント・注意点2

需要はあるものの空き家率が高い大阪市の港区の不動産において、リフォームはあまりおすすめしません。リフォームをすると販売価格にリフォーム代が上乗せされるので、金額が高くなってしまうからです。

他の不動産と差別化を測りたいなら、手っ取り早く安い価格で売り出すのが一番。不動産売却にかかる費用を最低限にすればムダな出費を抑えられます。

リフォームすれば見た目の印象も変わるので売りやすい場合もありますが、不動産の購入を考えている人の中には自分で好きなようにカスタマイズしたい方も意外に多いです。選択の余地を残す意味でもリフォームは極力控えるのがおすすめです。

まとめ

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、大阪市港区での不動産売却に役立つ相場情報(マンション・戸建て・土地)や地価推移、街の特徴や魅力について紹介しました。

  • 2025年に大阪万博が開催予定
  • 外国人旅行者に向けた民泊ビジネスができる
  • 競争率が高いのでしっかりした販売戦略が必要
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

遊ぶのも暮らすのも快適な大阪市港区。2025年には大阪万博が開催されるので、会場となる夢洲周辺では大規模なインフラ整備が計画され、港区もその恩恵を受けることは間違いありません。

また、大阪府は国家戦略特別区域に指定されているので、外国人旅行者に向けた民泊ビジネスを始める人が増えることが予測されています。ただし、不動産売却に良好な地域は、競争率が高くなるのでしっかりとした販売戦略を立てることが必要です。

自分で地域の特性や相場価格を調査した上で、不動産会社と相談し効果的な販売戦略を考えていきましょう。不動産会社のスタッフは不動産売却のプロです。今までの経験や知識を活かして少しでも理想に近い価格や売却方法で売り出してくれるでしょう。

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