- 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
- 平塚市は海や山などの自然が豊かで都心へのアクセスもよし
- 駅周辺とツインシティ大神地区、それを繋ぐ軸が今後さらに活性化
- 東海道新幹線の新駅誘致の結果次第で地価上昇の可能性もあり
2018年の市民調査で86.5%の人が「住み続ける」と回答した平塚市。もとは工業地帯の印象が強かった平塚市ですが、商業施設やマンションが増えて、昔と比べると印象も大きく変わりました。
公共施設や病院なども充実しており、生活するのに全く困りません。平塚駅までのバスの便も多いので、駅から少し離れた場所でも不自由なく暮らすことができます。
海や山、里山など自然がとても身近にあるのも魅力のひとつ。週末は自然体験やマリンスポーツなどのアクティビティにも困りません。また、平塚には湘南ベルマーレのホームスタジアムもあり、市民がひとつになって応援しています。子どもたちとも積極的に関わり、夢を与えているようです。
都心へのアクセスのよさもポイント。JR平塚駅では東海道線や湘南新宿ライン、上野東京ラインが利用でき、始発電車も多いため通勤だけでなく子育て世代にも使いやすい駅といえます。
ここでは、平塚市の不動産事情や地域特性、不動産を売るときに注意すべき点やポイントなどを紹介していきます。
平塚市の最近の様子
- 平塚市は再開発が順調に進んでいる
- 2016年に「ららぽーと湘南平塚」がオープンし、2022年にはさらにイオンモールも開業予定
- 子育て支援サービスや町の開発計画もあり、住みやすいエリアと言える
全国的に少子高齢化が進んでいる中、平塚市も人口減少はしていますが、減少のカーブは緩やかといえます。「中学3年生まで医療費無料」など子育て支援サービスが充実しており、平塚市から離れずに住み続ける人も多いようです。
2016年には「ららぽーと湘南平塚」がオープン。駅から徒歩12分かかる場所ですが、バスも多く移動には困りません。さらに、ツインシティ大神地区には2022年に「イオンモール平塚」も開業予定。今後、駅からツインシティ方面に繋がるエリアが全体的に活性化していく予定です。
平塚は再開発の真っ只中。現在は広い更地の場所もありますが、数年後には大きな商業施設やマンションが並び、公共施設も新しく生まれ変わる予定です。子育て世代に限らず、さまざまな年代が生活しやすく楽しめる都市になりそうです。
不動産売却の流れを把握しましょう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで売却の成功に一歩近づきます。
不動産売却の流れ
Step1:相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2:不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3:不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4:不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5:売却・引き渡し
▶買い手が見つかれば売却の手続きを行い、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。
納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
平塚市の相場を知ろう
- 平塚市の地価は2019年と比較すると、ほぼ横ばい
- 中古マンションの相場は2,000万円〜3,000万円
- 戸建ては駅から離れた物件でも取引されている
- 平塚駅前の再開発後には、地価が上昇する可能性もある
まずは平塚市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!
平塚市の地価・不動産相場の推移
平塚市の2020年公示地価は平均15万4,107円/㎡でした。2019年の15万4,838円/㎡からわずかに下落しています。また、10年前である2010年の17万8,948円/㎡からは大きく下落してることがわかります。
平塚市はもともと工業地帯でしたが、工場の跡地を住宅地や商業地にしています。地価の下落が続き人気がないようにも見えますが、駅前やツインシティエリアは再開発の真っ只中。新築の住宅やマンション、大きな商業施設など建築中です。これらの整備が終わったタイミングで地価が上昇する可能性は大いにあります。
なお、現在の平塚市内では、平塚駅前の地価が高額です。駅からの距離に比例して下がっている傾向があります。
平塚市の売却動向や売却相場の動き
中古マンションは平塚駅から近いほど、高額で取引がおこなわれています。全体的に3LDK以上の広めの物件が多い印象ですが、駅徒歩圏内であれば1Kの取引もあります。中古マンションの相場は2,000万円〜3,000万円くらいです。戸建てはマンションよりもやや広めで、値段も上がります。
また、中古マンション取引の全体60%以上は、駅から徒歩20分以内の物件です。駅から遠い物件は、価格が下がりますが、車移動中心の人も多い地域なので、取引件数はそれなりにある印象です。
一方、土地の取引は90㎡以上の広い場所が目立ちます。取引の半数は駅から30分以上の場所なので、駅から離れていても広い土地を買いたいという人が、一定数いることがわかります。
参考)平塚市での直近の取引価格情報
中古マンション(駅距離基準値:10)
駅徒歩 10分以内 | 駅徒歩 10分以上 | |
---|---|---|
70㎡ | 2,750万円 | 2,100万円 |
75㎡ | 1,700万円 | 2,900万円 |
80㎡ | 2,450万円 | 2,200万円 |
85㎡ | 3,300万円 | 2,350万円 |
90㎡ | – | – |
95㎡ | 4,500万円 | – |
100㎡ | – | – |
※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
駅徒歩 15分以内 | 駅徒歩 15分以上 | |
---|---|---|
80㎡ | – | 2,400万円 |
85㎡ | 1,100万円 | 2,150万円 |
90㎡ | 3,750万円 | 2,800万円 |
95㎡ | 3,450万円 | 2,600万円 |
100㎡ | 3,100万円 | 2,700万円 |
105㎡ | – | 2,700万円 |
110㎡ | 2,350万円 | 3,300万円 |
※2019年取引価格中央値