【2020最新版】埼玉県東松山市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

東松山市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場
  • 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 東松山市の地価は上昇している
  • 交通アクセスが良く、東京のベッドタウンとしてのニーズも高い
  • 人口・世帯数は増えているが空き家率も上昇している

東松山市は埼玉県のほぼ中心部に位置する市です。東松山市といえば、古くから大きな街道が集まる交通の要所として栄えた場所で、鎌倉時代にはすでに松山城の城下町として発展していました。

今でも東松山市は交通アクセスが良く、池袋へ行くなら東武東上線で50分程度、TJライナーを使えば45分。この便利な環境から、東京のベッドタウンとしての不動産購入ニーズも高いエリアです。

そんな東松山市周辺における不動産情報について、地域特性の詳細や不動産を売却するときのおすすめの方法などを紹介していきます。

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東松山市の近年の変化

  • 都心部への交通アクセスが良いエリアにある
  • 人口減少の見通しがあり、不動産のニーズに影響がある可能性も

東松山市は埼玉県の中央あたりにあり、都心部にも行きやすく交通アクセスが便利なエリア。周りには比企丘陵があり自然豊かな場所でもあります。

そんな東松山市では今後、全国的な例にもれず人口が減少していくという見通しが立っているのですが、人口が減少しても持続可能な街にしていくために、「東松山市立地適正化計画」を進めています。

これは、暮らしに必要な都市機能に関係する各種施設や住居の維持・誘導の方針を定めたもの。施策の成果によっては、不動産ニーズがさらに高まるなどの効果も期待できます。

不動産売却の流れを把握しましょう

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得のいく金額で不動産を売却することができます。

不動産売却の流れ

Step1:相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2:不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3:不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4:不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5:売却・引き渡し
 ▶買い手が見つかれば売却の手続きを行い、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

東松山市の相場を知ろう

  • 東松山市の地価は緩やかに上昇
  • 県内で比較すると坪単価は高くないエリア
  • 東松山市内で比べると高坂駅の周辺エリアの地価相場が高い

東松山市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

東松山市の売却動向や売却相場の動き

2020年公示時点で最も地価が高かったエリアである高坂駅周辺は、2019年時点の同地点と比較すると地価が下がっています。一方で、地価相場が低かったつきのわ駅に近い大字新郷では、地価が上昇しています。つきのわ駅は、実際は東松山市の北側にある埼玉県比企郡滑川町に位置しますが、大字新郷は徒歩圏内です。

つきのわ駅周辺は近年開発されており、新しい住宅地が作られており、開発の影響が不動産ニーズに現れているといえそうです。

参考)東松山市での直近の取引価格情報

■中古マンションなど(駅距離基準値:10)

駅徒歩
10分以内
駅徒歩
10分以上
70㎡
75㎡1,900万円
80㎡1,900万円
85㎡
90㎡
95㎡
100㎡

※2019年取引価格中央値

■戸建て(駅距離基準値:15)

駅徒歩
15分以内
駅徒歩
15分以上
80㎡460万円
85㎡1,300万円550万円
90㎡1,600万円2,200万円
95㎡570万円
100㎡2,800万円1,800万円
105㎡2,600万円650万円
110㎡5,400万円2,400万円

※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」

不動産価格に影響を与えそうな出来事

  • 都心部に出やすく東京のベッドタウンとしても人気
  • 埼玉県全体の持ち家建設件数は減少傾向にある

東松山市は埼玉県の中心部に位置しており、交通アクセスも良く、都心に出やすい便利なエリアです。池袋まで東武東上線で50分程度、TJライナーならば45分程度。このアクセスの良さから、比較的地価が安い東京のベッドタウンとして人気があります。

そんな東松山市では、2012年から葛袋地区内に東松山葛袋産業団地を造成しています。この団地には、事業規模28ヘクタールという広大な土地に、ソフトクリームの関連資材を供給する総合メーカーの工場などが存在。今後はさらに石橋や松山、宮鼻、大谷地区にも工業団地を作るという発表がありました。

これら工業地帯に勤務する人々の住宅購入ニーズは増えていくと考えられます。

【売却のコツ】東松山市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

  • 購入層に合わせた販売戦略が大事
  • 東松山市は昔から今に至るまで交通の便が良い
  • 人口・世帯数ともに増加傾向にある

地域特性を知るメリットとは?

東松山市は、こと埼玉県内においては人気が高いとはいえないエリアです。その分売却はしづらくなると考えられるため、購入を検討している人に選んでもらえる戦略を考えることが売却成功へのポイントといえるでしょう。

地域の特徴などから「自分の不動産を買ってくれそうな相手はどんな人か」をイメージして、ターゲット層が気になりそうなチラシの文言などを考えるのは、ひとつの常套手段です。

自分の物件をより魅力的に見せることが重要。まずは不動産会社のスタッフに相談をして、販売戦略を一緒に考えることをおすすめします。

東松山市の地域特性・歴史や魅力

東松山市の人口推移

東松山市の2015年時点の人口は9万1,437人です。 前回調査があった2010年時点では9万0,099人だったので、 比較すると5年間で+1,338人、人口比では+1.49%と増加傾向にあります。この数字は、埼玉県の中では72市区町村中23番目に値します。

世帯数は3万7,224世帯で、 前回調査のあった2010年時点の3万4,945世帯と比較すると、5年間で+2,279世帯、6.52%増加。人口・世帯数ともに増加傾向にある状況から、東松山市の不動産はある程度のニーズがあると予想されます。

参照:東松山市 平成27年国勢調査結果

東松山市で人気のエリアは?

東松山市で特に人気が高いエリアは東松山駅や高坂駅の周辺です。特に東松山駅の東口から市役所周辺の地区は商業施設や商店街が多く集まっており、東松山市内の中心地区となっています。

ぼたん通り商店街・まるひろ通り商店街・材木町商店街・一番街商店街とたくさんの商店街があり、必要なものを近場で手に入れることができる便利なエリアとして人気があります。近年は東松山駅に近いエリアが賑わう傾向があるようです。

また、高坂駅周辺については学生の人気が高いです。高坂駅の西口周辺は近くの大学に通学する学生が多く住んでおり、単身者にターゲットを絞った店舗が多い傾向にあります。

街の歴史と魅力

東松山市といえば、大きな街道が集まる交通の要所として、古くから栄えていた場所です。鎌倉・室町時代のころに上田氏が築城したとされる松山城の城下町として発展をとげていきました。その後、松山陣屋の陣屋町として発展し、比企地域の中心的な都市となります。

江戸時代には幕府によって街道の整備が行われ、東松山市周辺でも、川越児玉往還(川越道)と日光脇往還道が整備されました。街道にある松山宿と高坂宿は、その影響もあって宿場町として賑わいをみせました。

明治時代になると、旧松山陣屋の士族が中心となって士族授産事業として作られた「松山製糸工場」などの工場ができます。

高度成長期の頃には、東京のベッドタウンとしてのニーズが高まっていきました。交通アクセスが良い東松山駅や高坂駅周辺を中心に、人口が増加していきます。ニーズの高まりを受けて、高坂ニュータウン・東松山マイタウンなどの住宅団地がどんどん造成。今でもその流れは変わらず、東京などの都心部に通勤する人も多くいます。

「子育てしている家族に優しい街」を目指している東松山市は、各地に子育て支援センターを設けて開放しています。子育ての悩みを気軽に相談することができるように、子育てコンシェルジュを設けました。

子育てコンシェルジュとは、病児保育など子育て関係の支援事業について、また自分が使えるのかどうかなどの説明をしてくれる存在です。電話やメールなどでも相談を受け付けており、忙しい人でも相談しやすいように工夫されています。

2017年に東洋経済新報社が行った「住みよさランキング」では、埼玉県内で第1位を獲得。このランキングが安心度や利便度、快適度、富裕度、住居水準充実度などの項目を元にしてランク付けされており、客観的な指標を元にしていることを考えると、東松山市の住みよさもよく理解できますよね。

東松山市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

  • 東松山市は埼玉県内で比べると空き家率が高いエリア
  • 世帯当たりの不動産会社が多い

ポイント・注意点1

東松山市の空き家率は、2018年に調査があったときには13.19%でした。2013年時点の12.7%と比較すると、空き家率が5年間で0.49%上昇しています。なお、2018年の東松山市の空き家件数は約5,770戸。埼玉県全体の空き家率は2018年時点で10.23%なので、県全体と比べると東松山市の空き家率は高い方だといえます。

前述のように東松山市の人口や世帯数自体は増えているため、不動産購入のニーズ自体は今後もあるものと考えられますが、空き家率が高いということは不動産売却を希望する人も多いとも考えられます。売却するときは、ライバル物件数が多い可能性があることを理解しておきましょう。

ポイント・注意点2

東松山市では、良い不動産会社を見つける難易度が他エリアよりも高いと考えられます。というのも、全国的に見ても戸数に対する不動産の数が多いからです。

良い不動産会社を選ぶには、たくさんの不動産会社から自分が信頼できるところを探し出す必要があります。納得できる不動産売却をするために、しっかりと情報収集をおこない、信頼できる不動産会社を見つけてください。

まとめ

  • 東松山市の不動産価格はここ数年間上昇している
  • 市内では東松山駅・高坂駅周辺の地価が高い
  • エリアごとに合った販売戦略が大事
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、東松山市で不動産売却する際に役立つ相場情報や地価推移、街の特徴などを紹介しました。

不動産を高く売るためには、どんな購入層が考えられるのかなど、地域特性と相場を把握し戦略を練る必要があります。その際、信頼できる不動産会社からのサポートは欠かせません。

東松山市で不動産売却をお考えの方は、該当エリアの不動産売却状況を調べ、あなたの思いに寄り添ってくれる不動産会社探しを始めましょう。

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