【2020最新版】滋賀県大津市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

滋賀県 大津市で高く不動産を売却するコツ
  • 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 人口の増加でマンションやビルが建設ラッシュ
  • 豊かな自然に溢れ歴史的な環境にも恵まれるファミリー層向けのエリア
  • 大阪や京都など主要駅への交通アクセスが良好

滋賀県の南西部に位置する大津市。東は琵琶湖、西は比叡山や音羽山の美しい山並みが広がる街で、南北に長い地形が大きな特徴です。また、世界遺産に登録された比叡山延暦寺や大津京なども点在し、歴史的な環境にも恵まれています。

電車やバスなど交通機関も充実しており、京都駅や大阪駅など主要駅へのアクセスも良好な地域です。

そこで今回は、大津市の不動産事情や地域特性、不動産を売るときに注意すべきポイントなど紹介していきます。

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大津市の近年の変化

  • 県南部を中心に人口増加が著しい
  • 子育て世代がマイホームを購入するケースが増えている
  • 人口増加に伴い都会化が進んでいる

滋賀県の県庁所在地がある大津市。近年は県南部を中心に人口増加が著しく、県庁所在地の増加率で言えば東京23区、福岡県福岡市に次いで3番目に高い都市です。

人口増加の理由のひとつには、子育て世代が大津市にマイホームを購入し京都や大阪に通勤するケースが増えていることが挙げられます。近隣の都市に比べて住宅費が安いので、特に若年層に人気です。ファミリー層に向けた不動産が狙い目だと言えます。

大津市の人口増加に伴い都会化が進み、地域再生計画などさまざまな取り組みが実施されています。また、東京23区からの移住者に向けた移住支援事業にも力を入れているので、今後も人口が増加することが予測されるでしょう。

不動産売却の流れを把握しましょう

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得のいく金額で不動産を売却することができます。

不動産売却の流れ

Step1:相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2:不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3:不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4:不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5:売却・引き渡し
 ▶買い手が見つかれば売却の手続きを行い、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。

不動産の売価をエリアの買取相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

大津市の相場を知ろう

  • 駅から徒歩20分以上の不動産でも需要がある
  • 売却価格は2017年から1,300万円付近で横ばい

まずは大津市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

大津市の地価・不動産相場の推移

大津市の地価は、2019年時点で8万7,038円/㎡で2018年の8万3,348円/㎡と比較すると4.43%も増加。5年前と比べると、なんと8.62%も増加している結果となり注目が高まっていることがわかります。

滋賀県の地価は、2019年時点で5万6,749円/㎡ですので、滋賀県全体の地価と比較すると、大津市は約3万円/㎡も高いエリアです。

大津市の売却動向や売却相場の動き

大津市の売却価格ですが、一番高い時期は2007年の約1,700万円で、一番安かったのは2013年の約1,300万円になっています。2013年から2017年にかけて約1,400万円まで上がったものの、2017年をピークに売却価格は1,300万円付近を低迷。

現在は、ファミリー層が増えたこともあり、最寄駅から徒歩10分~20分までの不動産に人気が集中していることがわかります。ただ、車保有者が多いので、20分以上の不動産も決して人気がないわけではないのが大きな特徴です。

参考)大津市での直近の取引価格情報

中古マンションなど(駅距離基準値:10)

専有部分面積70㎡専有部分面積75㎡専有部分面積80㎡専有部分面積85㎡専有部分面積90㎡専有部分面積95㎡専有部分面積100㎡
駅徒歩10分以内2,450万円2,400万円2,100万円2,950万円2,700万円3,000万円
駅徒歩10分以上1,250万円2,400万円3,000万円2,600万円4,000万円

※2019年取引価格中央値

戸建て(駅距離基準値:15)

専有部分面積80㎡専有部分面積85㎡専有部分面積90㎡専有部分面積95㎡専有部分面積100㎡専有部分面積105㎡専有部分面積110㎡
駅徒歩10分以内1,175万円1,100万円1,300万円1,750万円3,300万円2,550万円2,850万円
駅徒歩10分以上2,700万円1,500万円860万円1,800万円2,350万円2,700万円2,800万円

※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」

不動産価格に影響を与えそうな出来事

  • 都市再生課が町家などの利用を進める事業を開始
  • 滋賀県内で1位になるほど空き家数が多い

2019年に大津市の都市再生課が、同市中心部にある築100年の町屋に移転することを発表。町家などの利用を進める事業の一環で、全国的に珍しい取り組みとして今注目を集めています。

ちなみに、大津市の空き家率は2013年時点で12.7%(1.9戸)。滋賀県内では1位を誇る空き家数の多さで、空き家率でいうと第7位となっています。空き家数の多さは売り手にとっては、売りにくい状況であるといえるでしょう。

【売却のコツ】大津市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

  • 歴史的建造物が多く教育に適した街
  • 大津市の人口は約34万人で他都市と比べても人口数が多い
  • 人気エリアは琵琶湖観光の玄関口と言われる大津港がある浜大津

地域特性を知るメリットとは?

不動産の売却を検討する際、地域相場や不動産の知識を持つプロに売却までの全ての工程を任せてしまうのもひとつの方法です。

しかし、不動産会社の担当者だけでなく、物件をよく知る売主が魅力的なキャッチコピーをつくったり写真を撮影したりアピールポイントを考えたり、協力して売却活動を行うことで不動産がより高く売れやすくなります。

相手を説得できれば希望価格で売却することが可能なので、相手を説得させる材料として地域の特性は事前に知っておきたいものです。ただ、どんな情報が買い手にとって魅力的なのかイマイチわからないことも多いはずです。

そんなときこそ、不動産のプロに相談するのが一番。不動産の知識を持つプロに相談してアドバイスをもらいましょう。客観的な視点で、実売に繋がる有益な意見をもらえるはずです。

大津市の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

1600年に関ヶ原合戦で天下を取った徳川家康。大津篭城戦で焼けた大津の町を、幕府直轄の港町・宿場町として復興させました。明治維新後には、大津は滋賀県の行政の中心として位置づけられ県庁所在地を設置。

また交通や運輸などさまざまな分野でも近代化が進められ、汽船の就航や鉄道の敷設、瀬田川洗堰の建設などが次々と実施され発展を遂げてきました。

そんな大津市には、歴史的な建造物が数多く残されています。重要文化財に指定されている建造物も多く、数だけで言えば全国第4位を誇るほどです。最澄に創設された比叡山延暦寺や紫式部が源氏物語を起筆したと言われる石山寺、明智光秀の菩提寺である西教寺など、歴史上の有名な人物に愛された街になります。

また、大津市内中心部には国内最大の湖・琵琶湖があり、沿岸部にはびわ湖大津館や琵琶湖マリーナなど、休日にのんびり散策できる事前環境に恵まれているのも大きな魅力です。さらに、春や夏は琵琶湖の花火大会や夏祭り、秋は湖国三大祭のひとつである大津祭など、家族で楽しめる季節のイベントも多く開催されています。

参照:大津市文化財活性化事業

大津市の人口推移

大津市の人口は約34万人で、滋賀県の他の都市は草津市約13万人、守山市約8万人、栗東市約7万人なので人口が非常に多いことがわかります。また、人口が増える理由としては転出者より転入者が増えているからです。急激に人口が増加しているわけではないですが、1日約2人のペースで少しずつ人口が増えています。

男女比率を見てみると、男性約17万人、女性は約18万人なので、女性が若干多い傾向。そんな人口増加に伴いマンションやビルが大幅に建設されているので、不動産の需要が高いことがわかります。

参照:大津市HP

大津市で人気のエリアは?

滋賀県で住みやすい街で知られる大津市は、年々人口も増加している人気の街です。そんな大津市の中でも特に注目を集めるのが、中心部の「浜大津」になります。

浜大津には京阪京津線と石山坂本線が通る浜大津駅があり、駅周辺には魚屋や青果店など商店街もあるので買い物に便利な環境が整っています。

また、大津市在住なら誰でも利用できる遊び場や大型の滑り台もあるので、子どもが遊べる場所も充実。琵琶湖観光の玄関口と言われる大津港があり、一見賑やかイメージですが、子どもがいるファミリー層も住みやすい環境です。

大津市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

  • 不動産売却は余裕を持って計画的に進める
  • 売却費用を最小限に抑えたいならリフォームしない
  • 複数の不動産会社に査定を依頼する

ポイント・注意点1

売却するときは、余裕を持ったスケジュールで売却を進めるのがおすすめです。不動産を売却する理由は人それぞれですが、期限がある場合は売却したい気持ちが高まって安い価格で売ってしまうケースが目立ちます。

売れ残らないように早めに売りたい気持ちがあるのはわかりますが、一般的に売却当初は安い価格での申し入れが来ることが多く徐々に金額が高くなっていきます。余裕を持ったスケジュールの方が希望価格で販売できる可能性は高いです。

期限があるとどうしても焦って売却を決めてしまいがちなので、半年から1年など余裕を持って売却を進めることが大切になります。

ポイント・注意点2

不動産を高く売るためにリフォームをする人も多いですが、その費用は売却価格に上乗せされるため、単純に売却の金額が高くなってしまいます。売却にかかる費用を最小限にしたいなら、手を加えずに売り出すのもひとつの方法です。

また、近年は自分でカスタマイズをしたいと考える人も増えているので、「そのままの状態で十分」と考える人も少なくありません。逆に「リフォームしていない分安く価格を設定している」など営業トークにも活かせます。

ただ、内覧のときに不快に思わせるような汚れや破損があった場合は、部分的に改装をおこなう方法もおすすめです。それだけで全体的な印象も変わるので、念入りにチェックしましょう。

ポイント・注意点3

不動産売却を進めるにあたり、重要なのが適正な売却価格を決めることです。不動産が売れるかどうかも大きく左右するので、慎重に販売価格を決める必要があります。

そして、販売価格を決める際に役立つのが、複数の不動産会社に査定を依頼して、平均値を知ることです。特に不動産売却が初めての人は、平均値がわからないことも多いので不動産会社が出した販売価格で決めてしまう人が少なくありません。

後から後悔しないためにも、1社に絞らず複数の不動産会社に査定を依頼して比較してみることがおすすめです。その中で売却価格を決めましょう。

まとめ

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、大津市での不動産売却に役立つ相場情報(マンション・戸建て・土地)や地価推移、街の特徴や魅力について紹介しました。

  • 京都や大阪など主要駅に乗り換えなしで行ける
  • 県外から移住する人も増加中
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

古い歴史がある大津市は、自然に溢れ歴史的な建造物が数多く点在するエリアになります。交通アクセスも良好で、京都や大阪まで通勤通勤する学生やビジネスマンも非常に多いです。

また、近年は県外から移住する人も増えているので、人口増加に伴いマンションやビルの建設も増えています。そんな大津市では、不動産を売却する環境が整っているといえます。

ただし、不動産売却に良好な地域は、競争率が高くなるのでしっかりとした販売戦略を立てることが必要です。

自分で地域の特性や相場価格を調査した上で、不動産会社と相談し効果的な販売戦略を考えていきましょう。不動産会社のスタッフは不動産売却のプロです。今までの経験や知識を活かして少しでも理想に近づく価格や売却方法で売り出してくれるでしょう。

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