【2020最新版】埼玉県鴻巣市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

埼玉県鴻巣市で高く不動産を売却するコツ
  • 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 都心への交通アクセスに優れた立地条件にあるエリア
  • 土地面積や専有面積の広い戸建て物件が豊富
  • 不動産売却はタイミングが重要

埼玉県鴻巣市は、JR湘南新宿ラインやJR東京上野ラインを利用すれば、池袋駅や上野駅等まで1時間圏内という好立地にある都市です。都内の主要都市部へ勤務する人に加え、埼玉県内に勤務する人からも人気があることが特徴です。

 不動産動向としては、敷地面積が比較的充実した中古一戸建てが多く、東京都内の物件と比較するとリビングや駐車場が広い中古一戸建てが多い状況です。

首都圏を中心とした主要駅への交通利便性の高さを考えると、周辺エリアと同じ価格帯でもより専有面積が広い、またはグレードの高い優良な中古一戸建てを購入できるので、買主にとっては魅力的なエリアといえます。

そんな鴻巣市での不動産売却を検討する際には、今後の周辺状況に応じた相場の変動などもしっかりと考慮して最適な取り引きのタイミングを図る必要性があります。

この記事では、鴻巣市の過去から現在までの不動産動向をご案内します。さらに、鴻巣市ならではの歴史や地域特性についても触れ、このエリアでの不動産売却にとって最良の方法を探っていきます。

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鴻巣市の近年の変化

  • マンションと戸建ての売却価格が上昇している
  • 土地価格は下落傾向にある

鴻巣市の不動産動向を探るため、マンション、戸建ての売却動向を見てみましょう。

鴻巣市における2019年のマンション取引については件数は減少しています。売却価格は前半期は1,442万円でしたが後半期は1,962万円であり520万円の価格上昇がみられました。

価格上昇がみられていることから、売主側が強気で高い売り出し価格で長期的に販売した結果という可能性も考えられる状況です。限られた物件に対して多くの購入希望者がいた場合には需要と供給のバランスから価格が上昇傾向となります。

また、平均専有面積は前年の65㎡から72㎡と、7㎡増加しました。平均築年数は前年の21年から22年と増加している状況です。これは買主側が、多少成約価格が高く、築年数を重ねていたとしても、より広い専有面積の住宅を求めているともいえます。

また、鴻巣市で売却されたマンションで最も多い専有面積の広さは61〜70m²となっており、このなかで最も高かった金額は1800万円、最も安かった金額は400万円と価格に大きな幅が生じています。

ボリュームとして多かった間取りは3LDKで、最も高かった金額は2,200万円で最も安かった金額は400万円となっています。3LDKで400万円の物件が成約しているということは、相当に古い物件や立地条件の悪い物件なども成約に至っている傾向ともいえます。

戸建て物件についても取引件数は減少しています。売却価格は2019年前半期は1,840万円でしたが、後半期は2,618万円と778万円の価格上昇がみられました。また平均専有面積も前年の173㎡から223㎡と50㎡増加している傾向です。

これは戸建て物件についても、供給する側の売り出し物件が少ない、または売り出しているにもかかわらず成約に至らない状況があると考えられます。しかし、鴻巣市には敷地面積が広い中古一戸建てが豊富に存在している状況です。

都心へのアクセスの良さも考慮して、周辺エリアと同じ価格でもより優良な中古一戸建て物件を購入できることが大きな魅力となっているため、今後も比較的活発な取引が期待できるでしょう。

不動産売却の流れを把握しましょう

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得のいく金額で不動産を売却することができます。

不動産売却の流れ

Step1︓相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2︓不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3︓不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4︓不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。

Step5︓売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを⾏い、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。

不動産の売価をエリアの買取相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

鴻巣市の相場を知ろう

  • 地価は3年間下がり続けている
  • 土地取引は件数と面積が共に増加している
  • 鴻巣市は埼玉県全体と比べて地価は低いエリア

まずは鴻巣市の売却動向を簡単につかんでいきましょう!

鴻巣市の地価・不動産相場の推移

鴻巣市の住宅地の価格の前年比の変動率は、2018年は0.2%減、2019年は0.1%減でした。住宅地の価格はこの3年では下がり続けています。土地や家の売却を検討している場合は、早めの売却が損失を広げないために大切です。

鴻巣市の土地取引件数は2019年前半期の36件から後半期97件と61件増加し、売却価格は前半期の1,261万円から後半期は208万円と1,052万円の下落がありました。また平均専有面積は前半から後半にかけて290㎡から978㎡と、688㎡増加しています。

土地の価格は県内の平均値といったところですが、交通アクセスを考えると安いといえるかもしれません。そのため今すぐ売却する場合大きなメリットはありませんが、とくにデメリットもないため、今後は売却タイミングがより重要になります。

参照:国土交通省HP

参考)鴻巣市での直近の取引価格情報

中古マンションなど(駅距離基準値:10)

専有部分面積70㎡専有部分面積75㎡専有部分面積80㎡専有部分面積85㎡専有部分面積90㎡専有部分面積95㎡専有部分面積100㎡
駅徒歩10分以内4,900万円2,300万円
駅徒歩10分以上2,100万円

※2019年取引価格中央値

戸建て(駅距離基準値:15)

専有部分面積80㎡専有部分面積85㎡専有部分面積90㎡専有部分面積95㎡専有部分面積100㎡専有部分面積105㎡専有部分面積110㎡
駅徒歩15分以内1,750万円500万円920万円2,200万円2,200万円2,750万円
駅徒歩15分以上459万円490万円550万円1,190万円800万円2,200万円2,300万円

※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」

不動産価格に影響を与えそうな出来事

  • 鴻巣市の北新宿第二地区にて新市街地化と人口増加計画がある
  • 鴻巣駅東口の再開発により周辺の利便性があがり相場へ影響する可能性あり

鴻巣市では、住宅地ゾーンの強化策として北新宿第二地区にて人口増加計画があります。これは行田駅と吹上駅に挟まれた居住向けに利便性の高い北新宿地域に公共施設の整備改善を図り、良好な居住環境を有する宅地の整備を行うという内容です。

2022年末に向けて転入者の増加を目的としており、居住計画人口は5,000人となっています。こうした新市街地の形成により周辺不動産物件の人気や価格にも影響が生じる可能性があるため、鴻巣市で不動産売却を検討する場合は注目すべき開発計画です。

参照:鴻巣市HP

また、鴻巣市内でも人気のエリアである鴻巣駅周辺ではさらに開発が進む見込みです。とくに鴻巣駅東口では、市街地再開発事業により、既存商店街のさらなる活性化と動線強化、行政や経済などの都市機能の集積も進められる予定です。

このような再開発で市民の利便性がさらにあがることで、不動産価格への好影響が期待されますので、今後の開発の進捗には注目すべきでしょう。

参照:第6次鴻巣市総合振興計画

【売却のコツ】鴻巣市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

  • 不動産を売るには地域の特性や居住層の動向を把握することが重要
  • 古くから多くの産業が発達していて交通の利便性も高い
  • 医療や教育などを中心に各種行政支援が充実している
  • 人口は減少傾向にあり、少子高齢化が進んでいる
  • 人気エリアは鴻巣駅、北鴻巣駅、吹上駅の周辺エリア

地域特性を知るメリットとは?

不動産を売るときに、不動産会社に任せっぱなしにする人も多いですが、あなたも一緒になって戦略を練ることで売却成功に一層近づきます。地域特性を把握し、それに沿った戦略を立てることで、不動産をより高値で早く売ることにつながるのです。

そのためには、エリアの特徴から、「自分が持っている不動産を買ってくれそうな相手は誰か」「チラシの文言をどんなものにすれば売れそうか」などを考える必要があります。

鴻巣市は、中古一戸建て物件が豊富なため、埼玉県内でも特にファミリー世帯にとって比較的人気のエリアです。そのため、家を売る際の競合相手が多いといえます。ほかの魅力的な売り出し中の物件に勝る魅力をしっかりアピールする必要があります。

エリアや物件が持つ特徴から、買いたい人がどんな特徴のある購買層なのかを考えてみましょう。また、より緻密な販売戦略を立てるためには、地元での不動産取引経験が豊富な専門家である不動産会社の担当者と相談することをおすすめします。

鴻巣市の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

鴻巣市は、1954年に市として制定されました。地理的には埼玉県中東部に位置しており、元荒川と荒川にはさまれた低地を占め、高崎線や国道17号線が通じています。古くから鴻巣雛(ひな)の産地として知られ、雛人形や五月人形が地域の特産品です。

近年ではプラスチック製品や輸送用機器の工業も盛んに。農村部では米麦中心の農業が営まれ、パンジー、シクラメンなど花の栽培もおこなわれています。南部の馬室(まむろ)などには古墳など歴史的な見どころも多い地域です。

鴻巣市は、埼玉県のほぼ中央部に位置していることから県内各地へのアクセスも良好なエリアといえます。都心方面へもJR高崎線上野東京ラインで鴻巣駅から大宮駅まで約22分、上野駅まで約48分、東京駅まで56分と便利です。

JR高崎線新宿湘南ラインを使えば、池袋駅まで約48分、新宿駅まで約50分。休日は、新宿・湘南ラインを利用して、横浜や鎌倉、熱海方面へも乗りかえなしで出かけることができるので、アクティブに余暇を過ごしたい若い世代にも人気です。

また、自動車を利用したアクセスも良好で、国道17号線により大宮方面、群馬方面へのお出かけもスムーズなエリアであるといえます。圏央道の桶川北本ICや桶川加納IC、白岡菖蒲IC、関越自動車道の東松山IC、東北自動車道の羽生ICはとも共に30分以内でアクセスできる交通網です。

現在、新大宮バイパスから熊谷バイパスを結ぶ上尾道路も事業が進められており、鴻巣市へのアクセスや市内の道路ネットワークはさらに魅力を増しています。

参照:鴻巣市役所

鴻巣市の人口推移

鴻巣市の人口は、2015年の国勢調査では11万8,072人となっており、前回調査の2010年と比較すると1,567人の減少で、人口比では1.31%の減少です。鴻巣市の人口は2000年をピークにゆるやかに減少している傾向にあります。

また、鴻巣市の世帯数は、1980年時点で2万3,588世帯に対し、2015年時点では4万5,043世帯と年々ゆるやかに増加してきた経緯があります。しかし、不動産売却を検討する際に注視すべきは、近年における鴻巣市の1世帯あたりの人員や年齢構成の変化です。

1世帯あたりの人員数は、1980年時点での3.68人から、2015年時点では2.58人と減少をたどっています。また、年齢構成比率は、年齢65歳以上が1980年時点では7%だったのに対し2015年時点では26%と大幅な増加傾向です。

一方で、年齢15歳未満は1980年時点では26%だったのに対し2015年時点では12%と大きく減少しています。このように、近年の鴻巣市の居住年齢層は、シルバー世代と子ども世代の比率が完全に逆転しており、少子高齢化が急速に進んでいる状況です。

所有する不動産物件がマンションや戸建ての場合は、こうした居住層の変化や動向にあわせて売り出し前に工夫することが、より良い不動産売却の近道となります。

少子高齢化に応じたリフォームやリノベーションによる間取りの変更や、シルバー世代に対応する各所のバリアフリー化など、ターゲットに響く明確な付加価値を加えて、ほかの販売物件との差別化を図ることもぜひ視野に入れましょう。

鴻巣市で人気のエリアは?

駅周辺の商業施設が充実していることから日常の買い物などに便利という理由で鴻巣駅周辺エリアの人気が高い状況です。そのほかには、住宅地として整備されていて比較的治安が良く住みやすい環境であるという理由で、北鴻巣駅を最寄りとするエリアも人気があります。

また、吹上駅を最寄りとするエリアは、バス便が多く地元スーパーなども多く存在していること、さらに駅前に警察署や街の公共施設があり治安や機能面で優れている点で、子どもがいる家族を中心とした世帯からの人気が高いエリアです。

鴻巣市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

  • 世情や売却タイミングにより物件のアピールポイントを柔軟に考えよう
  • 不動産売却を成功するには優秀な不動産会社を見つけることが重要

ポイント・注意点1

鴻巣市は、池袋を経由して都内各地のオフィス街へと通勤する層が多く居住するエリアです。しかし、2020年に入り新型コロナウイルスの影響によりリモートワークを推進する企業が増えたため、従来より自宅で過ごす時間の割合が増加しています。

このような働き方の変化や今後の世の中の動向によっては、自宅でも快適に仕事ができる不動産環境がより求められるかもしれません。時代の変化に合わせて不動産のアピールポイントを柔軟に考え直していくことで、新たな付加価値を見出すことが可能です。

ポイント・注意点2

鴻巣市は他地域と比べ、不動産会社が多いエリアです。選択肢が多い分、よりよい不動産会社を見つける難易度は上がるでしょう。不動産売却を成功させるためには、鴻巣市での取引実績が豊富で、さまざまな販売戦略を一緒に練って実行してくれる、優秀で信頼できる不動産会社を見つけることが重要なポイントです。

まとめ

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、鴻巣市での不動産売却に役立つ相場情報や地価推移、街の特徴などを紹介しました。

  • 池袋や都心へのアクセスが便利なエリア
  • 比較的安くて広い戸建て物件が豊富で人気
  • 宅地開発や駅前の再開発などで魅力が増える可能性もあり
  • 不動産を売るには、地域の特性を知っていることが重要
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

不動産を高く売るためには、地域特性と相場を把握したうえでの詳しい戦略と、信頼できる不動産会社との協力体制を構築することが大切です。

埼玉県鴻巣市での不動産売却をお考えの方は、不動産売却の市況を細かく調べながら、パートナーとなる不動産会社探しを始めましょう。

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