【2020最新版】大阪府枚方市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

枚方市で高く不動産売却するコツ
  • 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 枚方市は、現存する遊園地では日本最古の「ひらかたパーク」が有名
  • 地価は7年前から上昇を続けている
  • 地価は上昇傾向だが、大阪府内ではまだ割安
  • 枚方市駅前の大規模な再開発により、今後の地価も期待できる

枚方市は府内の北東部に位置し京都府、奈良県との府県境にある中核市です。人口は府内で大阪市、堺市、東大阪市、豊中市に次いで第5位で2020年7月現在の人口は40万87人となっています。

枚方市は、市内で標高差が大きく地形の特色も様々です。標高が最も高いエリアは、大阪府と奈良県の県境にある標高100m以上の生駒山が連なる市東端部です。その西側には標高50m〜100mの長尾丘陵、そのさらに西側には標高20m〜50mの香里丘陵が広がります。

標高が最も低い大阪平野は市の中心地となっており、京阪電車の特急が停車する「枚方市駅」があります。 京都と大阪をつなぐ淀川の中間地点に位置する枚方市は、古来から人と物の行きかう交通の要所として注目されてきました。

今では、京阪本線と京阪交野線、JR学研都市線によって大阪中心部へのアクセス至便な、大阪のベッドタウンとして発展を遂げています。「ひらかたパーク」や、TSUTAYAの1号店であるTSUTAYA 枚方駅前本店や、その他にもバレーボールVリーグパナソニックパンサーズの本拠地があるなど、多様な魅力があふれる街となっています。

ここでは、枚方市の不動産事情や地域特性、不動産を売るときに注意すべき点やポイントなどを紹介していきます。

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枚方市の近年の変化

  • 枚方市には日本最古の遊園地「ひらかたパーク」がある
  • 2016年に枚方市駅前に「枚方T-SITE」がオープン
  • 大阪最大級のショッピングモール「くずはモール」がある

枚方市といえば、枚方公園駅近くの「ひらかたパーク」が全国的に有名です。大阪のアミューズメントパークは、USJがオープンしてから閉店が相次ぎ、ひらかたパークも赤字が続いていました。

しかし、2009年4月よりブラックマヨネーズの小杉竜一さんを起用したイメージキャラクター「ひらパー兄さん」が全国的に話題となり、2013年より2代目イメージキャラクター「超ひらパー兄さん」として、地元枚方市出身であるV6の岡田准一さんを起用したことで人気に火が点きました。

その後も数々の話題性のある企画を打ち出し、今や海外からも注目される有名なアミューズメントパークとなっています。

また、2016年に枚方市駅前にオープンした「枚方T-SITE」も注目されています。TSUTAYAの1号店であるTSUTAYA 枚方駅前本店が店内にあり、蔦屋書店、レストランやカフェなどがある大規模な複合商業施設となっていて、枚方市の一大観光スポットです。

その他、2014年にリニューアルオープンした樟葉駅前の「くずはモール」が有名です。2014年時点では大阪府内最大級のショッピングモールで、店内には約240店舗もの専門店があり、都心に行かなくも満足できるショッピングエリアとして、人気を集めています。

枚方市は、遊びも買い物も充実している住環境と言えます。

不動産売却の流れを把握しましょう

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで売却の成功に一歩近づきます。

不動産売却の流れ

Step1:相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2:不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3:不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4:不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5:売却・引き渡し
 ▶買い手が見つかれば売却の手続きを行い、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。

不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

枚方市の相場を知ろう

  • 枚方市の公示価格は上昇を続けている
  • 枚方市の中古マンションは2,000万円〜3,000万円台
  • 枚方市の戸建ては3,000万円〜4,000万円が相場

まずは枚方市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

枚方市の地価・不動産相場の推移

枚方市のの最新の公示地価は14万6,561円/㎡(2020年1月調査)で変動率は1.30%の上昇率です。昨年の公示地価14万3,895円/㎡と比較すると、1.8%の上昇で、2010年の14万1,788円/㎡と比較すると3.3%となり、公示地価が大きく上昇していることがわかります。

特に枚方市駅の地価がここ8年間大きく上昇しているため、枚方市の今後の地価も期待されます。

枚方市の売却動向や売却相場の動き

枚方市の不動産売却動向を国土交通省のデータから調べてみると、2020年第一四半期(過去1年間のデータを含む)の取引件数は3,240件となっています。市の中心部である枚方市駅と隣の枚方公園駅や御殿山駅、くずはモールがある樟葉駅と隣の牧野駅の徒歩15分以内が人気の取引となっているようです。

しかし、駅近だけに限らず駅から30分~60分ほど離れたエリアの取引も多く、また、その他の駅でも取引が多くみられます。 ここ数年の中古マンションの主な取引は2LDK~4LDKと広さは様々で、中古戸建ても面積50㎡~90㎡の取引もあれば、100㎡以上のゆったりした住居の取引も多くみられます。

価格帯は大阪の中心部と比較すると、まだまだ割安感があり、中古マンションは2,000万円〜3,000万円台、戸建ても3,000万円〜4,000万円程度が相場となっています。

参考)枚方市での直近の取引価格情報

中古マンション(駅距離基準値:10)

駅徒歩
10分以内
駅徒歩
10分以上
70㎡2,350万円1,700万円
75㎡2,500万円1,200万円
80㎡2,950万円880万円
85㎡3,000万円1,850万円
90㎡2,600万円2,290万円
95㎡2,600万円3,700万円
100㎡

※2019年取引価格中央値

戸建て(駅距離基準値:15)

駅徒歩
15分以内
駅徒歩
15分以上
80㎡1,400万円950万円
85㎡2,500万円1,650万円
90㎡2,000万円1,600万円
95㎡2,750万円2,450万円
100㎡3,500万円2,750万円
105㎡3,300万円3,250万円
110㎡3,600万円1,500万円

※2019年取引価格中央値

不動産価格に影響を与えそうな出来事

  • 枚方市では京阪枚方市駅の再開発が進行している
  • 2025年までに地上29階の建物ができるなど、駅前が大きくリニューアル予定
  • 2021年度に方市総合文化芸術センターも開業する

枚方市では、京阪枚方市駅の再開発が進んでいます。2020年3月に「枚方市駅周辺地区市街地再開発組合」が設立され、本格的に動き出しました。最も規模が大きい場所で地上29階の建物ができる計画で、事業費は433億4,600万円となっており、2025年にすべてが完成する予定です。

また、枚方市駅北側には、2018年から着工している「枚方市総合文化芸術センター」が2021年度に開館予定です。建物の規模は地上5階で、大ホール、小ホール、イベントホールや美術ギャラリーなどが設置されるそうで、新しい文化の発信地としも期待されています。 このように、枚方市は今後のさらなる発展に伴い人気が期待できます。

【売却のコツ】枚方市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

  • 枚方は東海道の宿場町として繁栄した
  • 枚方市では少子高齢化もによる人口の減少が進んでいる
  • 一番人気のエリアは、再開発が進む枚方市駅周辺

地域特性を知るメリットとは?

近年商業施設も多く開業し、街としてのにぎわいがある枚方市の場合、比較的物件も多く動いています。自分の不動産を購入してもらうためにも販売戦略はとても重要です。枚方市のエリアの特徴から、買いたい人がどのような層か考えてみましょう。

エリアの詳しい情報は、地元に詳しい専門家である不動産会社の人と相談することをおすすめします。

枚方市の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

大阪府の北東部、京都府や奈良県の境に位置する枚方市。その地名は古く、日本書紀などにもその名が登場しています。現存する最古の遊園地「ひらかたパーク」が有名です。

豊臣秀吉の時代に淀川堤防道が大阪から京都へ向かう京街道として使われるようになりました。1601年には、徳川家康により京街道は東海道の一部となり、枚方宿は東海道の宿場町となりました。また舟運の中継港でもあり中継港としても栄えた地域でした。

大正に入ると近代産業工場が建てられ、明治から戦前にかけて軍需産業が盛んになりました。戦後は跡地が工場や住宅団地となり、ベッドタウン化により1950年代から1970年代に掛けて急激に人口が増加しました。

その後、工場や百貨店の撤退もありましたが、駅前の再整備が行われ駅前に活気が戻りました。今後も商業施設やホテル、オフィスなどが入る高層ビルの建設が予定されています。

枚方市の人口推移

2015年の国勢調査の結果、2015年の時点での枚方市の総人口は40万6,133人と5年前の調査よりも1,015人減少していることがわかりました。また、世帯数においては17万6,645世帯と、5年前の調査よりも7,637世帯増えています。

枚方市では2014年までは出生数が死亡数を上回る自然増が続いていましたが、2015年以降、死亡数が出生数を上回り、2016年では 175人の自然減となっています。枚方市では都市開発も進んでいる一方で、町の少子高齢化も進行しているといえます。

枚方市で人気のエリアは?

枚方市は中学3年生まで医療補助がでるなど子育てしやすい街としても有名です。大学が駅の近くにあり、保育園や学校施設なども数多くあり、子育て世代からも選ばれています。大学病院、市役所もあることからあらゆる世代が住みやすい地域と言えます。

なかでも一番の人気エリアは枚方市駅です。京阪電車の特急が停車するため、大阪駅まで乗り換え1回の45分ほどで移動ができ、通勤などの移動にも便利です。

枚方市駅の近くには淀川が流れ、川沿いは自然があふれています。また、駅前には「枚方T-SITE」があり、隣の駅には「ひらかたパーク」があるため、ショッピングもレジャーも充実しています。

枚方市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

  • 枚方市は同じ市内でもエリアによって地価の動きは異なっている
  • 早く不動産を売却したい時は買取も選択肢に
  • 物件を高く売却するには自分の目的にあった不動産会社を選ぶ

ポイント・注意点1

枚方市は枚方市駅の再開発により街の活性化が進んでいるため、各所で地価が上昇しています。しかし、交通の利便性が低い山沿いや、駅から遠い場所では地価の下落傾向もみられます。

このように、同じ市内でも上昇している地域か下降している地域かにより、売り時は変わってきます。早く売りたい場合は、買取も選択肢に入れたり、まだ住んでいる状態のまま市場に出したりするなど、工夫が必要です。

お持ちの不動産の立地によって売却のタイミングも変わってきますので、不動産売却の際には、地域情報の確認や周辺物件の価格値動きに注意するとよいでしょう。

ポイント・注意点2

枚方市は、大阪にも京都にもアクセスしやすい地域として古くから栄えてきた特色のある街です。そのため、地域密着型の不動産会社も非常に多く、特定のエリアを得意とした不動産会社もあれば、戸建ての販売を得意としている会社、マンションの販売を得意としている会社など、様々な強みを持つ不動産会社があります。

物件を高く売却するために、ご自身の持つ不動産の売却の動機・目的を明確にし、その強みを活かした売却ができる不動産会社を選ぶことが大切なポイントとなります。

また、いい不動産会社を選ぶために、一社だけではなく複数の不動産会社と面談をして、担当者の対応を確認し、査定額を比較するなどして信頼できる不動産会社を見つけることが重要です。

まとめ

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、枚方市での不動産売却に役立つ相場情報(マンション・戸建て・土地)や地価推移、街の特徴や魅力について紹介しました。

  • 枚方市は、枚方市駅周辺の地価や樟葉駅周辺の地価が上昇中
  • 物件相場は大阪市の中で12位と比較的安価だが、今後の価格が非常に注目されている
  • 交通の利便性が低いエリアは価格が下落しているので注意が必要
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

不動産を高く売るためには、地域特性と相場を把握した上での戦略と、信頼できる不動産会社からの協力が必要不可欠です。枚方市での不動産売却をお考えの方は、枚方市の不動産売却の市況を細かくリサーチしながら、パートナーとなる不動産会社探しを始めましょう。

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