【2023最新版】長野県長野市で高く不動産を売却するコツと地域情報

長野市で不動産売却するコツ
  • 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 長野市は都市機能をしっり持ちつつも大自然へのアクセスも容易
  • 地価の変動率は小さく、安定した人気を誇る
  • ワークライフバランスの観点から今後ますます注目される地域

長野市は善光寺の門前集落に始まり北国街道の宿場として成長しました。明治以降には長野県の県都として発展。戦後は中央集中型経済の地方分散や高速交通網の整備、高度情報化社会の到来にともない、地方中核都市として躍進をとげました。1998年には冬季オリンピックの開催都市として世界にその名を広めました。

ここでは、長野市の不動産事情や地域特性、不動産を売るときにオススメの方法までご紹介していきます。

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長野市の最近の様子

  • 長野県の県庁所在地として発展
  • マンション相場は比較的高い
  • 住みやすい街へと認知が進んでいる

長野県の中心地である長野市は県庁所在地であり、商業地としても発展しています。近年は取引件数が年間3,500件前後で推移しており、マンションの売却相場は県内で比較すると高い傾向がみられます。新幹線の発着駅でもある長野駅を中心に立地適正化計画も順調に進み、ますます住みやすい街へと変化を遂げています。

不動産売却の流れを把握しましょう

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで売却の成功に1歩近づきます。

不動産売却の流れ

Step1:相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2:不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3:不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4:不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5:売却・引き渡し
 ▶買い手が見つかれば売却の手続きを行い、不動産を引き渡します。

不動産を売却する際は、「自分の不動産はいくらぐらいで売れるのか」という、ある程度の相場を把握しておきましょう。高く設定しすぎると中々売れず、低く設定しすぎても損をしてしまいます。プロのアドバイスを聞きながら、売価の設定や注意事項なども確認しながら慎重に進めていきましょう。

長野市の相場を知ろう

  • 長野県長野市の地価はやや上向きに安定している
  • 戸建ての取引価格は上昇している
  • エリアによって人気に差が生まれ、価格が二極化している

まずは長野市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

長野県長野市の地価・不動産相場の推移

長野市の地価は、1年前と比較して上昇しています。加えて、ここ5年の変動率は小さく、地価が安定したエリアと言えます。長野市と同じ鉄道路線における土地相場と比較すると、長野市は北陸新幹線(計画区間含む)沿線の平均地価より高くなっています。

長野県全体からみると長野市の地価は比較的高い水準で安定状態にあると言えますが、広域にまたがる長野市の中では、立地適正化計画が進みつつあるのにともない、整備が進んだ人気のエリア以外では地価の下落が続いています。今後は地価の二極化が進んで行くことも予想されるでしょう。

長野市の売却動向や売却相場の動き

長野市で取引されている物件の売却動向を見てみましょう。「取引価格」は2019年第1四半期〜2019年第4四半期の平均値、「取引件数」は同期間の合計件数をみてみると、一戸建てについては価格は上昇し、件数は減少となりました。マンションと土地はどちらも下落しました。

参考)長野県長野市での直近の取引価格情報

戸建て(駅距離基準値:15)

専有部分面積80㎡専有部分面積85㎡専有部分面積90㎡専有部分面積95㎡専有部分面積100㎡専有部分面積105㎡専有部分面積110㎡
駅徒歩15分以内1,900万円1,900万円2,300万円2,700万円2,650万円3,150万円2,150万円
駅徒歩15分以上2,450万円500万円1,550万円2,200万円2,400万円2,400万円2,850万円

※2019年取引価格中央値

中古マンションなど(駅距離基準値:10)

専有部分面積70㎡専有部分面積75㎡専有部分面積80㎡専有部分面積85㎡専有部分面積90㎡専有部分面積95㎡専有部分面積100㎡
駅徒歩10分以内2,600万円3,250万円2,250万円3,300万円3,000万円
駅徒歩10分以上2,100万円1,700万円2,200万円

※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」

不動産価格に影響を与えそうな出来事

  • 2021年の善光寺御開帳に合わせた大型の再開発が続いている
  • 東京まで90分の好アクセスで、首都圏からの移住が期待される

長野市では、2021年の善光寺御開帳に合わせた大型の再開発が相次いでいます。その一つが今年の5月にオープンした「セントラルスクゥエア」という大型公園施設です。これは1998年長野五輪の表彰式会場を公園として再整備し、イベント会場として利用できるようにリニューアルしたものです。将来的には、長野市の新しい街のシンボルとして、人々の憩いの場所になることでしょう。

新型コロナウィルス感染症について

長野市に限らないことですが、新型コロナウィルス感染症の影響は避けられないでしょう。まだ不透明な点が多く、アフターコロナ時代の生活環境がどのような方向に進んでいくのかは言い切れないところもありますが、地方都市としてはポジティブに捉えられる面もあります。

なぜなら、三密の回避やリモートワークの推進などの観点により、地方都市への移住に目を向ける人達が今後一定数出現することが期待できるからです。東京へ90分で行くことができる長野市は、リモートワークを考える上で一つの選択肢となり得るでしょう。

【売却のコツ】長野市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

  • 長野市は善光寺の門前集落として栄えた
  • 長野市の人口は減っているが、世帯数は増加している
  • 東京からの移住や二拠点生活の推進を図っている

地域特性を知るメリットとは?

不動産を売る際は戦略を不動産会社に任せっぱなしにするのではなく、あなたも一緒になって考えることで売却成功に近づきます。地域特性を把握し、それに沿った戦略が立てられれば、早く高く売れることにつながります。

そもそも不動産を売却する時に、ただ待っているだけでは売れません。お持ちの不動産を買ってくれそうな相手は誰か、どんな手段(ポータル、チラシ、文言、特徴など)なら買ってくれそうかなど、戦略性を持つ必要があります。

特に長野市の場合、人気エリアなので家を売る環境は競争的であるとも考えられます。他の魅力的な家を出し抜いて買ってもらう為にも、販売戦略は重要です。エリアの特徴から、買いたい人がどんな特徴か考えてみましょう。詳しくは、地元に詳しい専門家である不動産会社の人と相談することをおすすめします。

長野市の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

長野市は前述のとおり、善光寺の門前集落として始まりました。善光寺門前町は、信濃に最初にできた町だと言われています。それが鎌倉時代に発達し、「後丁」が設置され信濃の政治の中心となりました。

江戸時代、遠来客の善光寺往生は、松本経由で北上する善光寺街道と、追分で中山道と分かれる北国街道が二大幹線でした。この北陸道と連結する北国街道が、加賀百万石はじめ北陸諸大名の参勤交代路線となり、善光寺通過が町発展の基礎となりました。

そこに市場という要素が加わって人口も増え、繁栄していきました。江戸時代の長野は、現在の大字長野にあたる狭い地域であり、善光寺町(俗称)と呼ばれていました(正式名称は長野村)。明治7年に長野町と名が変わり、同30年に市制が敷かれたことで長野市が誕生しました。

近年は、当地の持ち味を生かした商業が盛り上がりをみせ、観光資源・善光寺・まつりを柱にした商店街、地域の活性化がみられます。一方、市街地から少し足を延ばして郊外に向かうと、里山の風景や自然に触れることができます。有形無形の財産を上手に活用することで、長野市ならではの魅力が創りだされていると言えるでしょう。

長野市の人口推移

2020年1月1日時点での長野市の総人口は 375,811人。2015年では 384,409人であったので比較すると8,598人減少しており、人口比では 2.23%の減少となります。他方、世帯数は 161,517世帯で、5年前の157,268世帯と比較すると、4,249世帯増加しており、比率にして2.70%増加しています。これは他地域からの移住者などの影響もあって長野市の住宅需要が増えていると言えるのではないでしょうか。

長野市による移住の推進

長野市は東京へ90分でアクセスできるという利点を活かして、空き家情報や改修等補助制度を整備し、積極的に移住、もしくは長野と東京の二拠点生活の推進を図っています。都会へのアクセスがよく、なおかつ大自然を満喫しながらのんびり生活できる点が長野市の魅力です。

長野市で人気のエリアは?

ファミリー層には、子育てや通勤がしやすく、落ち着いた暮らしができるエリアが人気です。長野駅の東口方面では土地区画整理事業がひと段落するところまで来ており、道路幅も広く、公園などが整備された関係で需要が高まり、市外から引っ越してくる方も増えました。

そのため、東口での土地価格は上昇傾向にあり、その影響は国道18号線沿いまで広範囲に及んでいます。このエリアには学校や図書館や美術館などの教育・文化機能施設のほか、郵便局やスーパーマーケット、薬局やコンビニなど生活に必要な施設も充実しています。

長野市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

  • 持家の需要は低調だが、賃貸と分譲の物件は人気
  • 最新の路線価では対前年0.1%の下落で、25年連続下落している

ポイント・注意点1

信濃毎日新聞によると、県建築住宅課がまとめた2019年度の県内の新設住宅着工戸数は、前年度比0.3%増の12,426戸でした。増加は2年ぶり。利用別では、持家が1.4%減の6,868戸、賃貸が6.7%増の3,765戸、分譲が1.9%増の1,783戸。

近年は、少子高齢化やライフスタイルの多様化を背景に、持家の需要が低調な一方、賃貸と分譲は堅調に推移しています。2020年3月の新設住宅着工戸数は、前年同月比11.6%減の873戸。2カ月連続で前年水準を下回りました。

利用別では、持家が0.6%減の486戸、賃貸が38.0%増の265戸、分譲が48.1%減の122戸でした。このように直近のデータからも賃貸の需要が高まっていると言えるでしょう。

ポイント・注意点2

関東信越国税局が2020年7月1日に公表した路線価によると、長野県内標準宅地(約5,300地点)の2020年分の対前年の平均変動率は、0.1%の下落でした。計算方法を見直した10年以前を含め、下落は25年連続となります。

ただ、マイナス幅は前年と比べて 0.2ポイント縮小しました。県内10税務署別の最高路線価は、長野市南長野の長野駅前通りが3.5%上昇。1992年以来28年ぶりに上昇しました。同通りは県内の最高路線価で、1平方メートル当たり295,000円。19年まで5年連続で横ばいでした。

長野駅周辺では近年、外国人観光客の増加や郊外からの住み替え需要を受けてビジネスホテルやマンションの建設が相次ぎ、上昇につながったとみられます。

まとめ

  • 長野市の土地相場はわずかに上昇している
  • エリアによって価格が二極化しているので、注意が必要
  • 近年では賃貸物件が人気
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、長野市での不動産売却に役立つ相場情報(マンション・戸建て・土地)や地価推移、街の特徴や魅力について紹介しました。

不動産を高く売るためには、地域特性と相場を把握した上での戦略と、信頼できる不動産会社からの協力が必要不可欠です。長野市での不動産売却をお考えの方は、長野市の不動産売却の市況を細かくリサーチしながら、パートナーとなる不動産会社探しを始めましょう。

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