任意売却って何?
任意売却とは、住宅ローンの支払いがなんらかの理由で難しくなり、返済が滞っている場合に利用できるもの。
通常、住宅ローンの支払いが滞ると、「競売」といわれる競りにかけられる。
その前に、持ち主の任意により、ローンを組んでいる金融機関との合意の上で売却を行うのが任意売却だよ。
任意売却では、こちら側の意思を組んで売り出し価格を決められるため、多くの場合で競売よりも高く売ることができるんだ!
競売 | 任意売却 | |
---|---|---|
時間 | 短期間 | 長期間 |
売れる価格 | 相場は定まっていない | 相場価格に近い |
買い手 | 個人・不動産会社 | 個人・不動産会社 |
つまり、高く売りたいなら任意売却の方がいいってことだよね?
うん、その認識で間違いないよ。支払いが立ち行かなくなった場合は、できるだけ自分から任意売却を申し出よう。
任意売却の注意点
任意売却には気を付けるべきポイントがいくつかある。かなり重要なのでよく読むように!
①連帯保証人や連帯債務者に、予め同意を取り付けておく必要がある。
→そうでないと手続きが進められないんだ。
②住宅ローンを3ヶ月以上滞納すると、ブラックリストに載る恐れがある。(信用情報機関に登録される)
→このように信用情報期間に登録されてしまうと、5~7年程度は審査が通らず、大きなローンは組めなくなってしまうよ。
③売却期間が長引くようであれば、競売にかけられてしまう可能性も
→金融機関もいつまでも待ってくれるわけではない。どうしても売れなかった場合には競売にかけられることもあるよ。
なるほど、今後は新型コロナウイルスの影響で、住宅ローンの支払いが厳しい人も多くなりそうだね。
そうなんだ。もし住宅ローンの支払いが難しくなった時は、借金をする前に任意売却という手段があることを知っておこう!
まとめ
- 任意売却とは、住宅ローン等を滞納している場合にのみ適応される特別な売却方法
- 競売は売主の意思に関係なく売却が行われる
- できるだけ希望価格に近い価格で売るなら、任意売却を申し出よう