【2020最新版】大阪市北区で高く不動産を売却するコツと地域情報

大阪市北区で不動産売却するコツ
  • 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 関西を代表する繁華街である大阪市北区
  • 再開発が現在進行形で進んでいる
  • 大阪市北区は全体的に地価が上昇中

大阪市北区は、西日本最大のターミナル駅である大阪駅を有し、1920年代よりターミナルデパートが展開され繁華街として発展する一方、都市化に伴い高層ビル群が形成され、オフィス街としての側面も帯びるようになりました。

このように、都会的な面がある一方で、江戸時代からの市街地である区東部の天満には日本一長い商店街である天神橋筋商店街が発達し、戦災を部分的に免れた長柄・中崎町・中津などには長屋が密集するなど、下町的な情緒も残る地域です。ここでは、大阪市北区の不動産事情や地域特性、不動産を売るときにオススメの方法までご紹介していきます。

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大阪市北区の最近の様子

  • 2025年の大阪万博に向けて、建設ラッシュが続いている
  • マンションやホテルなどの需要が高く、地価も上昇している

2013年にグランフロント大阪(うめきたプロジェクト一期)が開業した大阪市北区ですが、まだまだ再開発が続きます。

大阪市は2025年に万博開催が決定していて、万博開催地である人工島、夢洲と、大阪市北区をつないで、来場者が回遊できるようにする計画を立てています。大阪市北区周辺は建設ラッシュが続き、実際に行ってみると、非常に勢いがあるのを肌で感じることができます。

不動産取引件数は大阪市24区内で中央区に次いで2番目に多いです。マンションやホテル用地、商業地などの需要が高いため、地価がじわりじわりと上昇しています。

不動産売却の流れを把握しましょう

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで売却の成功に1歩近づきます。

不動産売却の流れ

Step1:相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2:不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3:不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4:不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5:売却・引き渡し
 ▶買い手が見つかれば売却の手続きを行い、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

大阪市北区の相場を知ろう

  • 大阪市北区では2013年から地価は連続して上昇している
  • 大阪市では中央区の次に地価が高い地域
  • 物件はワンルームなど単身者向けの間取りが人気

まずは大阪市北区の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

大阪市北区の地価・不動産相場の推移

最新公示地価は平均324万6705円/㎡(2020年)。最新基準地価は平均320万3625円/㎡(2019年)。2013年あたりから地価は上昇を続けています。大阪市全体でみても中央区に次いで2番目に地価が高いエリアです。

大阪市北区の売却動向や売却相場の動き

金利低下と外国人観光客数の増加、さらには商業地を中心に再開発が進んだことにより、それに合わせて不動産需要も上昇してきました。駅から徒歩6分未満の比較的駅に近い物件が増えたことが、価格上昇の要因のひとつになったと思われます。

一戸建ての購入希望者も堅調で、成約件数や実際の販売価格も上昇傾向にあります。マンションの広さ別でみると取引件数が多いのは、21〜30m²となっており、最高値は2,200万円/最安値は300万円です。また、間取り別にみると1K〜1DK、最高値は3,100万円/最安値は300万円となっております。

参考)大阪市北区での直近の取引価格情報

中古マンション(駅距離基準値:10)

駅徒歩
10分以内
駅徒歩
10分以上
70㎡4,100万円4,250万円
75㎡5,200万円3,200万円
80㎡6,450万円5,0,00万円
85㎡6,050万円
90㎡11,250万円
95㎡7,450万円2,500万円
100㎡7,500万円

※2019年取引価格中央値

戸建て(駅距離基準値:15)

駅徒歩
15分以内
駅徒歩
15分以上
80㎡5,500万円
85㎡
90㎡560万円
95㎡
100㎡14,500万円
105㎡
110㎡2,400万円

※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」

不動産価格に影響を与えそうな出来事

  • 新型コロナウイルスの影響によるインバウンドの停滞が不安材料
  • 相場が落ち着くとすれば、不動産を買いたい人にはチャンス

今後も大阪市北区の再開発は続きます。2021年に開館予定の大阪中之島美術館、2023年には大阪駅の地下新駅開業、その後も、うめきたプロジェクト二期や旧大阪中央郵便局跡地の再開発などが予定されております。

しかし、大阪市は順調なインバウンド需要を背景に、成長を続けてきましたが、2020年の新型コロナウイルスによる影響が長期化することで、商業地などはある程度の影響を受けると思われます。上昇傾向だった地価ですが、新型コロナウイルスの影響で落ち着くとなれば、不動産を購入したい方にとっては絶好のチャンスになるでしょう。

不動産市況が活発になる要素はまだあると前向きに捉えることもできるでしょう。現在は先行き不透明な面がまだまだ多いので、不動産市況をこまめに確認する事が不可欠です。

【売却のコツ】大阪市北区の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

  • 大阪市北区は2040年頃まで人口は上昇傾向と予測されている
  • 大阪市北区は交通の便が非常に良いのがポイント
  • エリアによっては治安があまり良くない場所もあるので注意

地域特性を知るメリットとは?

特に大阪市北区の場合、比較的物件も多く動いています。自分の不動産を購入してもらうためにも販売戦略はとても重要です。エリアの特徴から、買いたい人がどのような層か考えてみましょう。ただし絶対的な答えは無いので、詳しくは地元に詳しい専門家である不動産会社の人と相談することをおすすめします。

大阪市北区の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

大阪市北区は、古くから関東と関西の中継港として栄えた要所です。1583年に羽柴秀吉によって大阪城の築城が開始されたことによって、大阪城の城下町として、たくさんの商人が集まる賑やかな商業都市へと成長していきました。

当時の大阪の街は本町通りを境に北組と南組に分けられ、その後、北組の一部が分離して天満組となりました。北組・南組・天満組の3つの町組は合わせて「大阪三郷」と呼びます。天満組の場所が、今では大阪市北区の付近になります。

明治維新以降、大坂三郷は北、東、南、西の四大組に改編されました。これが今の大阪市の全身となります。1871年には廃藩置県が実施されるなど、何度かの行政改革を経て、四大組は1879年から組みではなく、「区」と呼ばれるようになりました。

1874年には大阪・神戸間の鉄道開通にともない、「大阪駅」が梅田の地に開業しました。その後も阪神電気鉄道、阪急電鉄が開業し、梅田は大阪市の中心的な場所になるなど、最近ではますます北区の発展が進んでいます。

大阪市北区の人口推移

2015年の国勢調査によると、北区の総人口は123,669人でした。長らく人口は右肩下がりでしたが、1990年代以降の都心回帰の流れを受けて回復。2005年の国勢調査で100,385人となり、およそ35年ぶりに人口が10万人の大台に達しました。

その後も区内では都心型の超高層マンションの建設が盛んで居住人口は増え続け、2018年には133,123人となりました。同様に世帯数についてですが、2015年は74,007世帯に対し、 前回調査のあった2010年は65,204世帯であり、比較すると8,803世帯の増加となりました。比率でいうと13.50%増加となります。

国立社会保障・人口問題研究所が、今年発表した人口予測によると、2040年まで増え続ける見通しのようです。以上のことから、大阪市北区の住宅需要は増えているといえるでしょう。

大阪市北区で人気のエリアは?

繁華街のイメージがある大阪市北区ですが、住みやすさはどうなのでしょうか?交通の利便性でいうと『北区は車がなくとも生活できる』といっても過言ではありません。電車だけでも環状線と地下鉄で19駅あり、バスもたくさん走っているため移動に不便さはありません。

その他にも大阪市内へのアクセスはもちろん、大阪駅からJRで一駅移動するだけで新幹線に乗ることも可能です。飲食店や商業施設も豊富にあり、徒歩圏内に必要なものがそろっているため買い物に不便はないでしょう。

治安については大阪駅周辺の繁華街の治安は良いとは言えません。しかし住宅街や商店街が広がる、天神橋筋6丁目駅や南森町駅は、比較的治安が良いので、人気のエリアです。南森町駅周辺では警察のパトロールがしっかりしています。住宅の郵便受けにパトロールの結果を報告する書面を入れる活動をしており、住民の意識改善に成功しています。

大阪市北区で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

  • インバウンド需要の浮沈には注意が必要
  • 不動産会社の数も多いので、きめ細かく相談できる会社を見つけよう

ポイント・注意点1

大阪市北区での不動産売却で押さえておきたいポイントは、やはり新型コロナウイルスによって外国人観光客が減ったことによる商業地への影響です。また、これまでは外国人観光客のニーズを当て込んで、商業地でホテルの建設ラッシュがありました。そのために土地価格が上昇してきた側面もあります。その流れが滞ってくると、商業地の土地価格は下落する可能性があります。

しかし、外国人観光客の増加もあって盛り上がっている大阪市である一方で、住宅地の土地価格に最も影響を与えてきたのは超低金利です。この金利はこれ以上に下がりようがありません。短期的にみると、地価は今が1番高い時期と言えるかもしれません。

ポイント・注意点2

大阪市北区は、大規模なビジネス・商業エリアであるため、不動産会社の数もかなり多くなっています。いざ手持ちの不動産を売ろうと思ってもいい不動産会社を選ぶのが大変と言えます。

とはいえ、不動産会社が余っていても、不足していても、不動産売却に成功するには、能力の高い不動産会社を見つけることが重要です。きめ細かく相談できる不動産会社を見つけておくことをおすすめします。

まとめ

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、大阪市北区での不動産売却に役立つ相場情報(マンション・戸建て・土地)や地価推移、街の特徴や魅力について紹介しました。

  • 大阪市北区は開発ラッシュで、不動産物件は活発
  • 景気を支えてきたインバウンド需要の落ち込みが懸念材料
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

不動産を高く売るためには、地域特性と相場を把握した上での戦略と、信頼できる不動産会社からの協力が必要不可欠です。大阪市北区での不動産売却をお考えの方は、大阪市北区の不動産売却の市況を細かくリサーチしながら、パートナーとなる不動産会社探しを始めましょう。

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