【2020最新版】大阪府東大阪市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

東大阪市はラグビーとモノづくりのまちで有名
  • 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 東大阪市はラグビーとモノづくりのまちで有名
  • 地価は全体的にわずかながら上昇傾向
  • エリアによっては大きく値上がりしているところもある
  • リニア中央新幹線の新駅により地価が左右される可能性も

大阪府の中河内地域に位置する東大阪市は、東大阪市花園ラグビー場を擁する「ラグビーのまち」です。世界中から注目され、日本にラグビーブームを起こした2019年ラグビーワールドカップが開催された場所としても記憶に新しいでしょう。

日本有数の中小モノづくり企業の集積地とも言われ、市の面積に対する工場の割合では全国1位。大阪市や横浜市などの政令指定都市を除くと工場数も抜きん出ています。

市内には、JRは学研都市線とおおさか東線、近鉄は奈良線、大阪線、けいはんな線、Osaka Metro中央線が走っています。高速バスを含めた路線バスも数多く運行中で、市内には中央環状線や大阪外環状線などが走り、交通アクセスにも優れています。

ここでは、東大阪市の不動産事情や地域特性、不動産を売るときに注意すべき点やポイントなどを紹介していきます。

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東大阪市の最近の様子

  • 東大阪市内で最も乗車人数が多いのは近鉄大阪線と奈良線が走る布施駅
  • 近鉄けいはんな線荒本駅周辺では、新都心化計画が進められている
  • 旧荒川庁舎があった近鉄奈良線河内永和駅周辺も再開発エリア

東大阪市は1967年に布施市、河内市、枚岡市が合併し誕生しました。比較的発展していた3市が合併して誕生したこともあり、市の顔となるような中心的な役割を果たす駅がありません。東大阪市内で乗降人員が最も多いのは近鉄大阪線と奈良線が走る布施駅で、近鉄百貨店東大阪店やイオン布施駅前店があり、商店街もあります。

市役所本庁がある近鉄けいはんな線荒本駅周辺では、新都心化計画が進められています。大規模な大阪府立中央図書館の隣には、高さ約100mのタワーマンションのような府営住宅が並んでいます。

また、また旧荒川庁舎があった近鉄奈良線河内永和駅周辺も再開発が進められ、2021年には地上19階建て、高さ60mの大型ホテルの建設が決まっています。

不動産売却の流れを把握しましょう

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで売却の成功に一歩近づきます。

不動産売却の流れ

Step1:相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2:不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3:不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4:不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5:売却・引き渡し
 ▶買い手が見つかれば売却の手続きを行い、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。

不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

東大阪市の相場を知ろう

  • 東大阪市の2020年の公示価格は15万8203/㎡で、昨年より上昇
  • ここ10年の下落から下げ止まり、わずかながら上昇に転じている
  • 市内で公示価格が高いのは近鉄布施駅周辺
  • 近鉄けいはんな線の荒本駅周辺や新石切駅周辺は、大幅に値上がりしている
  • 東大阪市は中古マンションより中古戸建ての取引件数が多い
  • 築年数が古く、駅から遠い物件は1,000万円を切るものもある

まずは東大阪市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

東大阪市の地価・不動産相場の推移

東大阪市の2020年の公示価格は15万8,203円/㎡で、前年比0.66%増とわずかに上昇しています。この10年ほど続いた下落傾向でしたが、この数年でわずかながらも上昇を続け回復傾向にあるようです。年々上昇幅も大きくなっていますので、今後の価格動向に期待が持てます。

公示価格が高いのは近鉄布施駅周辺で、地価は約30万円/㎡となっていますが、前年と比べると横ばいもしくはわずかに下落しています。地価が最も低かったのは近鉄奈良線枚岡駅周辺で、地価は約10万円/㎡前後で前年比約2%減と大きく下落。近鉄けいはんな線の荒本駅周辺や新石切駅周辺は、地価が大きく上昇しています。

東大阪市の売却動向や売却相場の動き

東大阪市では、中古マンションよりも中古戸建ての取引件数が多くその差は約4倍です。中古マンションは近鉄奈良線の河内小阪駅や若江岩田駅周辺の物件が多く、2LDKや3LDKのファミリータイプが中心で価格は1,500万円〜2,000万円台となっています。

築年数が古い物件も多いものの、駅から5分程度という物件が多いのが特徴です。中古一戸建ては近鉄けいはんな線新石切駅、奈良線だと東花園駅や瓢箪山駅、若江岩田駅周辺の取引件数が多いです。

駅から徒歩数分で築年数が浅く、90㎡以上の広い物件は3,000万円前後となっています。築年数が古かったり駅から15分以上かかるといった条件が重なると、1,000万円を切る物件も多く見られました。

参考)東大阪市での直近の取引価格情報

中古マンション(駅距離基準値:10)

駅徒歩
10分以内
駅徒歩
10分以上
70㎡2,200万円1,650万円
75㎡2,000万円1,950万円
80㎡2,150万円1,800万円
85㎡980万円
90㎡2,500万円
95㎡
100㎡

※2019年取引価格中央値

戸建て(駅距離基準値:15)

駅徒歩
15分以内
駅徒歩
15分以上
80㎡1,400万円790万円
85㎡2,400万円2,200万円
90㎡2,550万円2,600万円
95㎡2,800万円2,700万円
100㎡3,100万円3,150万円
105㎡3,100万円2,000万円
110㎡1,800万円3,100万円

※2019年取引価格中央値

不動産価格に影響を与えそうな出来事

  • 2025年大阪・関西万博が夢洲地区で開催される予定である
  • 2024年までにOsaka Metro中央線の延伸が決まっている
  • 2040年にリニア中央新幹線の新駅候補として学研都市が挙がっている

大阪府では夢洲地区で2025年に大阪・関西万博が開かれることが決定しており、万博閉幕後はIR統合型リゾートが計画されています。

2024年までに、東大阪市内を走る近鉄けいはんな線と直通運転を行っているOsaka Metro中央線の延伸が決まっています。また近鉄けいはんな線は、現在の終点である学研奈良登美ヶ丘駅(奈良県)より先の延伸をめぐり誘致合戦が行われています。

2040年に名古屋~新大阪間の延伸が予定されているリニア中央新幹線の新駅の候補には学研都市エリアも含まれています。

再開発が進められている近鉄奈良線河内永和駅は、2019年におおさか東線が全線開業し、奈良から新大阪まで1本で繋がりました。2021年に建設されるホテルは、大阪都心部にも新大阪駅にもアクセスしやすく、そして奈良への観光客の取り込みも期待されています。

【売却のコツ】東大阪市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

  • 地域の人の生活パターンや行動様式についても調べておく
  • 東大阪市は人口が減少しており、高齢者の割合が高くなっている
  • 最も人口が多い年齢層は60〜65歳
  • おすすめの住エリアは、近鉄奈良線河内小阪駅周辺

地域特性を知るメリットとは?

不動産物件を売却する時に、物件の地域特性を抑えておくことはとても重要です。東大阪市の場合、比較的物件も多く動いています。東大阪市の地域性や人々の行動エリア、生活パターンなどを分析し、買いたい人がどのようなペルソナか、しっかり考えておきましょう。

ただし、インターネットだけで調べていると情報が偏ることも多いので、なるべく地元の不動産会社の営業マンやその土地で不動産物件の売買をしたことがある人の話も聞くとよいでしょう。

東大阪市の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

東大阪市には遺跡や古墳も多く見られ、旧石器時代から集落があったことが分かっています。奈良時代には生駒山のふもとの入江は「草香江」と呼ばれ、万葉集にも歌われました。

江戸時代には、毎年のように洪水を繰り返していた大和川の付け替え工事が行われ、新しい畑や水田を作る新田開発が盛んになりました。新田開発により木綿が栽培され、河内木綿の名が全国に広がりました。

なお、このとき鴻池善右衛門が開発した「鴻池新田」は現在に名を残し、豪壮な会所が残されています。東大阪市内には司馬遼太郎記念館、東大阪市花園ラグビー場 、腫れ物の神様として知られる石切劔箭神社があります。大阪市街や奈良観光も視野に入れ、東大阪市では観光振興計画を策定し観光まちづくりを進めています。

東大阪市の人口推移

2015年の国勢調査の結果、2015年の時点での総人口は50万2,784人と5年前の調査よりも6,749人減少していることがわかりました。また、世帯数においては22万3,485世帯と、5年前の調査よりも5,723世帯増えています。

東大阪市でも高齢者の割合が高くなっています。最も人口が多い年齢層は60〜65歳ですが、その次に多いのは40〜45歳の年齢層です。40代以上の世代は、市内に10年以上住んでいる割合が半数以上となっています。

東大阪市で人気のエリアは?

東大阪市でおすすめのエリアは、近鉄奈良線河内小阪駅周辺です。駅前には昔ながらの商店街があり、銀行、コンビニ、スーパー、飲食店など生活に必要なものは全てそろっています。

また、河内小阪駅周辺には塾やダンススクール、保育園など子育て環境が充実していることもありファミリー層に人気となっています。また、JR環状線の乗換駅でもある鶴橋駅や、ビジネス街や繁華街でもある大阪難波駅にも乗り換えなしで1本で行くことができます。

また、近鉄奈良線の東花園駅も人気です。花園ラグビー場がある花園公園には東大阪市民美術センターやプラネタリウムでもあるドリーム21、多目的球技場やドックラン、大きな遊具のある公園もある一日遊べる公園となっています。

近くには生駒山や恩智川があり、豊かな自然を感じられます。駅前には商店街、近くにはショッピングセンターがあり、子育て環境がいいとファミリー層が増えています。

東大阪市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

  • 東大阪市の中には大きく地価が上昇しているところもあります
  • 大阪市に隣接する便利な場所だが、不動産物件の値段はお手頃
  • 東大阪市内で物件を探しているのはファミリー層が多い
  • 相談したい時に気軽に相談できる相性のいい不動産会社を選ぶ

ポイント・注意点1

東大阪市の地価はわずかながら上昇傾向にありますが、交通アクセスのいい地域は大きく地価を上げているところも多いです。市の東側は大阪市に隣接し、便利な環境にありながらも市内に比べると物件の値段は抑えられています。

東大阪市内で物件を探している方はファミリー層が中心のため、ファミリー層が求める物件の強みをアピールしましょう。 住み続けていると意外と気づいていない強みがあることも考えられますので、不動産会社はもちろん、他の地域に住んでいる方の話や実際に不動産売却を経験した方の話を聞いてみるのもおすすめです。

ポイント・注意点2

不動産の売却を検討し始めたら、不動産会社の情報収集も重要になります。物件をできるだけ高値で売却したいと考えるなら、物件の強みを見抜くだけでなく自分に合った不動産会社を選びが欠かせません。

売却後のことも含めて相談できるなどの能力的な面ももちろんですが、相談したいと思った時に相談できるなど自分との相性が大きく左右する部分もあるでしょう。いい不動産会社を選ぶためには、多くの不動産会社から自分に合ったところを探し出さなくてはなりません。

まとめ

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、東大阪市での不動産売却に役立つ相場情報(マンション・戸建て・土地)や地価推移、街の特徴や魅力について紹介しました。

  • 東大阪市はエリアによっては大きく上昇
  • 3LDKで1,500万円〜2,000万円台の物件が多い
  • 大阪市に隣接する便利な場所だが、不動産物件の値段はお手頃
  • ファミリー層に強い不動産会社探しが重要
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

不動産を高く売るためには、地域特性と相場を把握した上での戦略と、信頼できる不動産会社からの協力が必要不可欠です。東大阪市での不動産売却をお考えの方は、東大阪市の不動産売却の市況を細かくリサーチしながら、パートナーとなる不動産会社探しを始めましょう。

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