【2020最新版】岡山県倉敷市で高く不動産を売却するコツと地域情報

倉敷市で不動産売却するコツ
  • 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 倉敷市全体の地価は横ばい傾向だが、エリアによって上昇している
  • 地価は岡山県の中で岡山市、早島町に次いで3位という人気のエリア
  • マンションや土地は下降傾向だが、戸建ては取引件数も多く、売却価格も上がっている

倉敷市は、ギネス世界記録にも認定されている瀬戸大橋(本州の岡山県倉敷市と四国の香川県坂出市を結ぶ)の本州側の玄関口であり、白壁の街並みが残る倉敷美観地区などの文化遺産があるエリアとして、世界的に有名です。

その他にも、ジーンズなどの産業が有名な児島地域、貿易港があり山陽新幹線の停車駅を有する玉島地域、重化学工業地帯がある玉島地域など、様々な顔を併せ持ったエリアとなっています。ここでは、倉敷市の不動産事情や地域特性、不動産を売るときにオススメの方法までご紹介していきます。

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岡山県倉敷市の最近の様子

  • 岡山県内では3番目に地価が高いエリア
  • 地価の減少は下げ止まりの傾向がみられる
  • 岡山しに隣接するエリアの地価が上昇している

岡山県内で岡山市に次いで2位の人口を擁する倉敷市。倉敷市の地価は岡山県内で3位と地価の高いエリアです。倉敷市の公示地価をみると、坪単価17.4万円(5.2万円/㎡)であり、変動率0.3%と若干の上昇傾向です。

過去9年間の地価の変動率を見ると、年々減少率が減っていっていることから、今後の地価が期待できそうなエリアとなっています。しかし、地価は市の中で差があり、岡山市に近いエリアの地価は上昇傾向ですが、市西南部のエリアの地価は下降傾向にあります。

最近の取引物件の特徴として、マンション取引は全体の1割ほどで、戸建ての取引が多くみられます。特に専有面積150平方メートル以上の広々とした戸建て物件が主流となっています。

不動産売却の流れを把握しましょう

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで売却の成功に1歩近づきます。

不動産売却の流れ

Step1:相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2:不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3:不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4:不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5:売却・引き渡し
 ▶買い手が見つかれば売却の手続きを行い、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

岡山県倉敷市の相場を知ろう

  • 倉敷市の地価は直近の7年間でほぼ横ばい
  • 不動産取引件数は増加し、相場も浮揚の気配がある

まずは倉敷市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

岡山県倉敷市の地価・不動産相場の推移

倉敷市の地価は、ここ7年間では、ほぼ横ばいの傾向です(2020年現在)。しかし、10年の歳月を経て2019年に倉敷駅前の区画整理事業が完了し、道路が大幅に拡張され、慢性的な渋滞が緩和されました。このことから今後の地価の上昇が期待されます。

岡山県倉敷市の売却動向や売却相場の動き

基本的には土地・戸建やマンションともに相場は横ばいですが、エリアによっては上昇傾向となっています。2019年の取引件数は5,080件と多く、2018年と比較すると不動産需要は上昇を続けています。

他県と比較すると岡山県の公示地価ランキングは全都道府県中21位で、中国地方の中では広島に次いで2位となっています。バブル崩壊後、大型商業施設の閉館などにより地価が下がり続けていた倉敷エリアですが、近年、天満屋倉敷店の移転をはじめとした大型商業施設の出店が進み、JR倉敷駅を中心に経済が活発化しています。そのため、今後の相場も上昇していく見込みです。

参考)岡山県倉敷市での直近の取引価格情報

前半期と比較して、一戸建ては上昇、マンションと土地は下降しました。保有している不動産がマンションか土地の場合は、再度上がるタイミングを待つか、逆に早めに売却することをおすすめします。

戸建て(駅距離基準値:15)

駅徒歩
10分以内
駅徒歩
10分以上
70㎡
75㎡
80㎡290万円
85㎡
90㎡
95㎡
100㎡

※2019年取引価格中央値

戸建て(駅距離基準値:15)

駅徒歩
15分以内
駅徒歩
15分以上
80㎡400万円
85㎡
90㎡1,500万円
95㎡2,400万円
100㎡2,600万円1,900万円
105㎡1,900万円1,900万円
110㎡2,300万円

※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」

不動産価格に影響を与えそうな出来事

  • JR倉敷駅の南側エリアの再開発がスタート
  • 大型マンションの建設も予定されている

倉敷市の一大観光地、白壁の街並みが有名な倉敷美観地区から徒歩15分にあるJR倉敷駅。倉敷の観光への入り口となる駅として他県からの往来も多く、三井アウトレットパーク倉敷やアリオ倉敷などの大型商業施設もあるため、賑わうエリアとなっています。

倉敷市内でも一番地価の高いエリアですが、計画から25年越しの2019年、ついにJR倉敷駅の南側エリア(阿知3丁目)の再開発の工事がスタートしました。完成は2021年6月を予定しており、そのエリアの広さは約1.7ha(ヘクタール)で、総事業費は157億円です。

ホテル、商業施設などの複合施設が建設され、171戸建てのマンションも建設予定と大規模な再開発が進んでいます。そのため、倉敷市の価格は今後も上昇していくことが期待されています。ただ所在地が倉敷市の物件でも、市内の細かいエリアによって需要の違いもありますから、事前にしっかりとした調査をする必要があります。

【売却のコツ】岡山県倉敷市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

  • 倉敷市は出生率も全国平均より高く、人口は順調に増えている
  • 江戸の街並みを残す美観地区など、観光スポットも多い
  • 国から特区認定を受け、独自の英語教育プログラムを実践している

不動産会社を売る際の戦略を不動産会社に任せっぱなしにするのではなく、あなたも一緒になって考えることで売却成功に近づきます。地域特性を把握し、それに沿った戦略が立てられれば、早く高く売れることにつながります。

そもそも不動産を売却する時にただ待っているだけでは売れません。お持ちの不動産を買ってくれそうな相手は誰か、どんな手段(ポータル、チラシ、文言、特徴など)なら買ってくれそうかなど、戦略性を持つ必要があります。

特に倉敷市の場合、人気のエリアなので家を売る環境は競争的であるとも考えられます。他の魅力的な家を出し抜いて買ってもらう為にも、販売戦略は重要です。エリアの特徴から、買いたい人がどんな特徴か考えてみましょう。ただし絶対的な答えは無いので、詳しくは地元に詳しい専門家である不動産会社の人と相談することをおすすめします。

地域特性を知るメリットとは?

特に岡山県倉敷市の場合、比較的物件も多く動いています。自分の不動産を購入してもらうためにも販売戦略はとても重要です。エリアの特徴から、買いたい人がどのような層か考えてみましょう。ただし絶対的な答えは無いので、詳しくは地元に詳しい専門家である不動産会社の人と相談することをおすすめします。

岡山県倉敷市の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

倉敷市は、古墳時代から大きな力をもつ吉備国のエリアにあり、古代から開発が進む歴史のある街です。7世紀後半に備前国、備中国、備後国に三分され、倉敷は備中国の一部として、瀬戸内海に面した交通拠点の要となりました。

倉敷は城下町ではなかったものの、大阪や上方への物資輸送の拠点となる重要な地だったことから、徳川政権の直轄地「天領」として代官所が置かれ、江戸時代を通じて発展を続けました。当時の街並みを残す、倉敷川の畔から鶴形山南側の街道一帯にある、白壁の蔵屋敷や海鼠(なまこ)壁の土蔵が立ち並ぶそのエリアは、1969年に倉敷市の条例に基づき美観地区として定められています。

また、日本最初の西洋美術館である大原美術館、代官所跡地に建てられた旧倉敷紡績工場の建物を改修・再利用した複合文化施設である倉敷アイビースクエアも建設され、観光の名所として注目を集めています。

その他にも、1988年に開通した瀬戸大橋(倉敷と坂出をつなぐ)の中国地方側の着岸地であることから、海だけでなく陸上の交通の要のエリアにもなっています。瀬戸大橋は「世界一長い鉄道道路併用橋」として2015年にギネス認定されており、世界に誇る観光エリアとなっています。

岡山県倉敷市の人口推移

倉敷市の人口は、国勢調査があった2015年には47万7,118人。前回調査のあった5年前は47万5,513人で、比較すると+1,605人と緩やかな増加傾向です。 人口比では、0.3%増加となっています。

また、人口動態統計によると、倉敷市の2012年~2019年における赤ちゃんの出生数は、年平均で4,373人。人口千人当たりでは9.14人(全国平均7.88人)となり、全国平均を上回っています。2019年の合計特殊出生率も1.64(全国平均1.44)と高い数字です。県内で人口が一番多い岡山市と比較しても出生率、合計特殊出生率ともに上回り、倉敷市は子育てしやすい街といえます。

岡山県倉敷市で人気のエリアは?

倉敷市は子育てしやすい街としても有名です。全国の中核市(法定人口が20万人以上)の中で、倉敷市の幼稚園数は第1位(保育園数は第8位)、放課後児童クラブ数も第3位と子育て支援の環境が整った街となっています。

また、国から特区の認定を受け、倉敷市独自のカリキュラムのもと、グローバル人材を育てる英語教育にも力をいれています。そのような学校環境が一番整っているJR倉敷駅周辺が一番人気の高いエリアとなっています。

倉敷駅周辺は、土地の再開発が進み街の利便性も高い上、複合文化施設のアイビースクエアや、倉敷市立美術館、倉敷民藝館などの文化面も恵まれています。また、アンデルセン広場や倉敷未来公園など自然も豊かなエリアです。さらに、倉敷ジャンクションが近く、岡山市や四国地方へのアクセスがしやすいため、通勤もしやすいと子育て世代のファミリー層から絶大な人気を集めています。

岡山県倉敷市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

  • 倉敷駅前の再開発に伴い、アクセスの良いエリアの地価は上昇
  • ファミリー層の人気が高い茶屋町にも注目
  • 倉敷市内の事情に詳しい不動産会社を探す

ポイント・注意点1

日本一降水量が少なく「晴れの国」としての愛称で親しまれる岡山県。移住先としても人気で、Jタウン研究所が2018年に「住みたい都道府県」を調査したところ、1位に選ばれたほど人気の県です。

その中心地である岡山市の再開発やJR倉敷駅の再開発に伴い、それぞれにアクセスしやすいエリアの地価が上昇しています。特に近年注目を集めているのは、倉敷市で2番目に地価の上昇率が高い茶屋町地区です。4年前から地価は緩やかに上昇し続けています。

茶屋町駅は、JRの快速電車が停車し、岡山駅まで20分で移動できることから、岡山都市圏のベッドタウンとして小さいお子さんがいるファミリー層から人気を集めています。特に駅徒歩15分以内の物件の地価の上昇率が高く、200㎡前後の戸建ての宅地開発がすすめられています。駅近くに保育園や幼稚園も多く、ここ10年の人口増加率は10%を超えており、今後も人口の増加に伴い、地価の上昇が予想されます。

ポイント・注意点2

再開発が進むエリアのベッドタウンの地価が上昇傾向にあることから、不動産をお持ちの方は、お持ちの不動産がどのエリアに該当するのか価格動向はどのような状況か不動産会社と相談・確認をおこなうといいでしょう。売却をお考えの方は、上げ止まるタイミングで売却できるようにチャンスを伺ってください。

不動産売却の成功には、能力の高い不動産会社を見つけることが必要不可欠です。しっかりと情報を集め、相談できる不動産会社を見つけることが理想的な不動産売却への第一歩です。何店舗かの不動産会社に電話をし、安心できる雰囲気の不動産会社を探しましょう。

まとめ

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、岡山県倉敷市での不動産売却に役立つ相場情報(マンション・戸建て・土地)や地価推移、街の特徴や魅力について紹介しました。

  • 倉敷市は駅前の再開発も順調で、地価は好転が期待される
  • 子育てのしやすい町としてファミリー層に人気
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

不動産を高く売るためには、地域特性と相場を把握した上での戦略と、信頼できる不動産会社からの協力が必要不可欠です。岡山県倉敷市での不動産売却をお考えの方は、岡山県倉敷市の不動産売却の市況を細かくリサーチしながら、パートナーとなる不動産会社探しを始めましょう。

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