【2020最新版】京都市南区で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

京都市南区で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場
  • 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 京都市南区の地価は下落傾向
  • 京都市南区は人口・世帯数ともに微増で不動産需要も期待できる

京都府京都市南区といえば、五重塔で知られる東寺がある街です。東寺は世界文化遺産にも登録され、京都のシンボルとして、国内外から多くの観光客が訪れる歴史的観光名所です。

京都市南区は、京都市の南部に位置し、河川が多いのも特徴です。東は鴨川、西は桂川、区の中央部は西高瀬川が流れ、桂川に合流しています。また、京都のオフィス街を含む多くの区と隣接しているため(東山区、伏見区、西京区、向日市、左京区、右京区)、通勤においても非常に便利です。

地価は周辺の区より低く、手が届きやすい価格なのもこれから不動産購入を考えている人にとっては嬉しいところ。大きな商業施設もあるので、ファミリー層にも不動産需要が見込めます。ここでは、京都市南区の不動産事情や地域特性、不動産を売るときにオススメの方法までご紹介していきます。

京都市南区近年の変化

京都市南区近年の変化
  • 桂川では水害の経験を活かし、徹底した対策を実施している
  • 西日本豪雨では浸水被害を免れた

京都市南区は、河川が多いことが特徴です。そのため、近年の豪雨に対する対策がおこなわれています。2013年9月に起きた台風18号では、浸水家屋は93戸、浸水面積は約10haにおよび、周辺の旅館なども大きな被害を受けました。

このことから、国土交通省は2014年から5年計画で、渡月橋から下州の三川合流地点までの約18㎞の河床の土砂を掘削する対策を進めたのです。2018年には西日本豪雨が発生しましたが、土砂の掘削が功を奏し、5年前のような浸水被害は免れました。

近年は豪雨が多く、河川近くに不動産を購入することに不安を覚える人もいますが、桂川では経験を無駄にせず対策をおこなっているため、購入者にとっては安心材料になるでしょう。

不動産売却の流れを把握しましょう

不動産売却の流れを把握しましょう

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得の行く金額で不動産を売却することができます。

不動産売却の流れ

Step1:相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2:不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3:不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4:不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5:売却・引き渡し
 ▶買い手が見つかれば売却の手続きを行い、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。

不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買をおこなうためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

京都市南区の相場を知ろう

京都市南区の相場を知ろう
  • 京都市南区の地価は、2018年と2019年で比べると下落傾向
  • 一戸建てとマンションは価格が上昇傾向
  • 京都市南区の不動産取引件数は減少傾向

まずは京都市南区の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

京都市南区の地価・不動産相場の推移

京都市南区の地価は、2018年と2019年で比べると12.1%低くなっています。2019年時点では24万311円/㎡です。京都市全体の地価は、2019年時点では30万4,079円/㎡であるため、南区は比較的手が届きやすいでしょう。

京都市南区における2018年と2019年の不動産取引総額を比較すると、土地は63.7%減と大幅に下落したものの、一戸建ては22.4%増、マンションは25.1%増と上昇しました。土地の不動産取引総額が下落したのは、2018年に大きな工業地が20億円ほどで取引されていたことが影響していると考えられます。

いずれにせよ、一戸建てとマンションは価格が大幅に上昇しているため、保有している不動産が一戸建てかマンションか土地の場合は、早めに売却するのがおすすめです。

京都市南区の売却動向や売却相場の動き

京都市全体の2019年における不動産取引件数は、合計3,341件でした。1年前の3,405件と比較すると、1.9%減とわずかに減少しています。

一方、京都市南区の不動産取引件数は、2018年は247件だったのに対し、2019年は224件と23件(9.3%)減と小幅ですが減少となりました。隣接する伏見区や右京区などと比べると不動産取引は活発ではありません。

京都市南区において不動産取引件数が多いのは、西大路駅や桂川です。ファミリー層にも人気なので、不動産需要が高いと考えられます。

参考)京都市南区での直近の取引価格情報

中古マンションなど(駅距離基準値:10)

駅徒歩
10分以内
駅徒歩
10分以上
70㎡4,700万円2,100万円
75㎡4,800万円950万円
80㎡4,100万円3,400万円
85㎡5,500万円1,600万円
90㎡
95㎡
100㎡

※2019年取引価格中央値

戸建て(駅距離基準値:15)

駅徒歩
15分以内
駅徒歩
15分以上
80㎡2,450万円3,000万円
85㎡3,000万円1,100万円
90㎡2,950万円1,800万円
95㎡3,300万円1,500万円
100㎡3,900万円
105㎡
110㎡2,000万円1,400万円

※2019年取引価格中央値

不動産価格に影響を与えそうな出来事

不動産価格に影響を与えそうな出来事
  • 京都市南区は、将来的に人口減・高齢化・空き家率上昇という不動産を売りにくい状況になる
  • 京都市南区で不動産売却をするなら早めに動き出した方がよい

京都市南区は、将来的に人口減・高齢化・空き家率上昇という不動産を売りにくい状況になると推測されています。国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(2015年3月推計)」によると、京都市の将来人口は2040年で約134万人と予測されており、今後徐々に減少すると予測されました。

人口構成の内訳をみると、年少人口(0~14歳)や生産年齢人口(15~64歳)は年々減少していくのに対し、老齢人口は徐々に増加すると見込まれています。2040年には京都市人口の約35%が高齢者になると考えられているのです。

高齢化が進むと、空き家率が上昇します。2015年に行われた「住宅・土地統計調査」によると、全国の平均空き家率は13%なのに対し、京都市全体では14%と、全国平均より高いことがわかりました。

また、京都市南区に絞って空き家率を見てみると、16.8%と京都市の中でも高い数値です。さらなる高齢化が予測されている京都市においては、空き家は今後も高くなっていくと考えられます。京都市南区で不動産売却を検討している方は、早めに動き出した方がよいでしょう。

【売却のコツ】京都市南区の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

京都市南区の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう
  • 不動産を売るときには、地域特性に合わせた販売戦略が必要
  • 京都市南区は人口・世帯数ともに微増
  • 交通利便性・買い物環境がよい桂川駅がファミリー層に人気

地域特性を知るメリットとは?

不動産を売る際は、地域の事情に詳しい不動産会社の専門家に任せたいという人も多いでしょう。売却を成功させるためには任せきりにせず、自分も一緒に考えることが大切です。

不動産はただ待っているだけで売れるものではありません。買い手になりそうな人の特徴を分析し、どのような手段を講じれば高く買ってもらえるかなど、不動産会社とともに戦略を立てることが重要です。地域特性を把握しながらそれに基づいた戦略を立てることが、より早く、高い価格での売却を成功させるポイントになります。

横浜市青葉区の場合、地価の上昇率はほぼ横ばいにありますが、駅周辺の人気エリアは上昇傾向にあり、近郊との価格差が大きいのが特徴です。ほかの魅力的な不動産との競争に勝ち抜くためにも、物件に合った売り出し方を検討する必要があります。

京都市南区は、交通アクセスがよく、大きな商業施設があるため、ファミリー層をはじめ幅広い世代からの需要が見込める地域です。地域特性を分析し、どんな層がターゲットとなるかを考えてみましょう。地元に詳しい専門家である不動産会社の担当者ともよく相談して戦略を練ることをおすすめします。

京都市南区の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

京都市南区の九条通より北側は、平安京の南端にあたります。平安京には朱雀大路という大通りがあり、都を南北に分けていました。その東に「東寺」、西に「西寺」が配置されました。

今では「西寺」は失われてしまいましたが、東寺は弘法大師(空海)によってさらなる発展を遂げ、京都でも数少ない平安京創建当時の歴史的建造物として知られています。1994年には世界文化遺産にも登録され、なかでも高さ55メートルの「五重塔」は京都の美しいシンボルとなりました。

都として栄えた北側に対し、南側の地域は、鴨川・桂川という豊かな水源によって、水運と陸路を結ぶ要衝として発展し、さらには農業も発達していきます。現在でも、南区の南側では、良質な京野菜の産地として有名です。

現在では交通網も整備され、東海道本線・JR京都線・烏丸線、近鉄京都線の4路線が通り、様々な方面へのアクセスも良好。ファミリーをはじめ、幅広い世代に人気のエリアとなりました。

京都市南区の人口推移

京都市南区の人口は、2015年には9万9,859人、前回調査のあったその5年前では9万8,744人で、 比較すると1,115人増加となっています。これは、京都市の中では11区中8番目です。同様に、世帯数は4万7,186世帯で、前回調査のあった5年前の4万5,036世帯と比較すると、2,150世帯(4.8%)増加しました。

京都市南区では緩やかに人口・世帯数が増えていると言えます。京都市全体をみても、人口はほぼ横ばい、世帯数はわずかに上昇傾向です。このことから、京都市南区は不動産需要が高まっていると考えられるでしょう。

京都市南区で人気のエリアは?

ファミリー層には交通利便性がよく、買い物環境が充実して落ち着いた暮らしができる街が人気です。京都市南区では、桂川駅周辺がファミリー層におすすめです。

桂川駅の魅力のひとつとして、交通利便性が挙げられます。東海道本線とJR京都線が乗り入れる桂川駅は、京都だけでなく大阪へのアクセスも良好。JR京都駅までは約6分、大阪駅までは約35分なので、通勤はもちろん、通学の選択肢が広がるのも嬉しいポイントです。

桂川駅周辺は再開発が進んでおり、なかでも2014年にオープンした「イオンモール桂川」は、食料品店だけでなく、飲食店、アパレルショップ、スポーツ施設なども入る大型商業施設です。また、名門校の付属校である「洛南高校附属小学校」が開設されたことにより、教育熱心な人々から支持されています。

桂川駅では不動産取引も活発におこなわれており、2019年の取引件数は39件。これは西大路に次ぎ、2番目に多い数字でした。

京都市南区で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

京都市南区で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
  • 京都市は、歴史を守る街として、建築規制や景観規制が厳しい
  • 京都市の規制を熟知した不動産会社とパートナーになることが大切

ポイント・注意点1

京都市は、歴史を守る街として、建築規制や景観規制が厳しいことで有名です。京都市南区は、東」などの歴史的建造物がある地域なので、「歴史遺産型美観地区」に該当します。

美観地区ではさまざまな規制があるため、いざ土地を購入して家を建てようと思っても、思うような設計ができないこともあります。買主にきちんと説明するためにも、京都市ならではの規制を熟知した不動産会社とパートナーになることが大切です。

ポイント・注意点2

京都市には歴史を守るまちづくりのためさまざまな建築規制があるため、他地域より新しいマンションなどは造りにくい状況です。そのため、京都市でマンション購入を希望する方は、中古マンションを中心に検討をおこなうことが考えられます。

マンションを売却する場合は、周辺のライバル物件をよくリサーチして、戦略を立てるようにしましょう。

まとめ

まとめ

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、京都市南区での不動産売却に役立つ相場情報(マンション・戸建て・土地)や地価推移、街の特徴や魅力について紹介しました。

  • 京都市南区の地価は、2018年と2019年で比べると下落傾向
  • 京都市南区は人口・世帯数ともに微増
  • 建築規制・景観規制を熟知した不動産会社とパートナーになることが大切
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

不動産を高く売るためには、地域特性と相場を把握した上での戦略と、信頼できる不動産会社からの協力が必要不可欠です。京都市南区での不動産売却をお考えの方は、京都市南区の不動産売却の市況を細かくリサーチしながら、パートナーとなる不動産会社探しを始めましょう。

いい不動産では、地元で評価の高い不動産会社1社のみをご紹介しております。一括査定サイトのように、複数の不動産会社から営業の電話が来ることはありません。
※一括査定はあくまで査定額を出すのみで、実際に売れる価格とは違います。どこの不動産会社を利用したとしても、売り出し価格は売主様が決めるものなので、査定額で不動産会社を決めることに大きな意味はありません。

【2020最新版】京都市山科区で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

京都市山科区で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場
  • 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 高度経済成長期に京都市中心部や大阪のベッドタウンとして発展
  • 大型商業施設のオープンや、再開発ビルへの大手小売店の出店など、商業エリアの発展が続いている
  • 交通利便性が高く、大阪方面への通勤に便利

京都市山科区は京都市の南東部に位置し、天智天皇陵や山科本願寺、琵琶湖疏水など歴史的建造物が多く立ち並んでいます。

高度経済成長期以降は京都や大阪のベッドタウンとして発展しました。人口はピークアウトしつつあるものの世帯は増加を続けており、京都市中心部や大阪方面への交通アクセスが良好なため、今後も引き続き住宅ニーズが見込める街です。

今回は京都市山科区不動産事情や地域特性、不動産を売却するための方法について解説していきましょう。

京都市山科区の近年の変化

山科区の近年の変化
  • 京都市山科区の相場は京都府の平均より1割ほど低い水準で推移
  • 京都市山科区ではマンションよりも戸建の流通が1.5倍多い

京都市山科区は、京都市の東の端に位置し、滋賀県大津市と隣接する府境に位置しています。東部を大津市、南部を伏見区、北西部を左京区と東山国囲まれ、大阪まで50Km圏内に位置するベッドタウンでもあります。

山科区内では、JR琵琶湖線、京都市営地下鉄東西線、京阪電鉄京津線が利用可能。また、高速道路もの京都の東の玄関口である京都東インターが山科区東部にあり、南部には第二京阪山科インター上り、大阪府東部へのアクセスを容易にしています。

2020年現在の京都市山科区の公示価格は平均13.1万円/㎡で、京都府平均よりも1割ほど低い水準で推移しています。相場については2014年以降は0.3%前後ずつ減少していましたが、2020年に入って減少が止まりました。

京都市山科区はマンションより戸建の流通のほうが多く、戸建の需要が高い地域と言えます。売却にあたってはエリアや物件ごとに地域特性や相場を把握しておきましょう。

不動産売却の流れを把握しましょう

不動産売却の流れ

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得の行く金額で不動産を売却することができます。

不動産売却の流れ

Step1︓相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2︓不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3︓不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4︓不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5︓売却・引き渡し
 ▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを⾏い、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。

不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

京都市山科区の相場を知ろう

山科区の相場
  • 京都市山科区の平均公示価格は平均13.1万円/㎡で約0.02%の上昇
  • 人気エリアはJR・京都市営地下鉄・京阪山科駅周辺や京都市営地下鉄御陵駅周辺

まずは京都市山科区の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

京都市山科区の地価・不動産相場の推移

京都市山科区の公示価格は、2020年と2019年で比べると0.02%高くなっています。2020年時点では平均13.1万円/㎡です。そこから5年前にあたる2015年の平均13.3万円/㎡と比較すると、2%低くなっています。京都府全体の平均地価と比較すると、山科区は地価の低いエリアであると言えるでしょう。

2020年時点の京都市山科区の平均相場は上半期と比較するとわずかながら落ちており、マンションの売却価格は2,438万円と122万円の下落です。また戸建は2,668万円と74万円下落しています。公示地価は上昇しているものの、取引価格が下落しているのがこの地域の特徴です。

京都市山科区の売却動向や売却相場の動き

京都市山科区の売却動向は、マンションよりも戸建の流通が比較的多いのが特徴です。マンションの売却動向は、築年数が古いマンションの流通が大半占め、専有面積は比較的小さめの1DK〜1LDKの物件が中心となっています。

一方、戸建の売却動向は築年数が古いを物件が流通の半数以上を占め、専有面積も比較的狭い物件が中心。人気エリアはJR・京都市営地下鉄・京阪山科駅周辺や京都市営地下鉄御陵駅周辺です。

参考)京都市山科区での直近の取引価格情報

中古マンションなど(駅距離基準値:10)

駅徒歩
10分以内
駅徒歩
10分以上
70㎡
75㎡
80㎡
85㎡
90㎡
95㎡
100㎡

※2019年取引価格中央値

戸建て(駅距離基準値:15)

駅徒歩
15分以内
駅徒歩
15分以上
80㎡1,660万円
85㎡3,400万円
90㎡2,100万円
95㎡1.300万円
100㎡2,800万円
105㎡
110㎡4,000万円

※2019年取引価格中央値

不動産価格に影響を与えそうな出来事

不動産価格への影響
  • イオンタウン山科椥辻のオープンにより周辺の買い物利便性が向上
  • 再開発によって建設された「ラクト山科」に関西最大規模の「無印良品」がオープン

京都市山科区では、2019年12月にイオンタウン山科椥辻がオープンしました。以前は、グルメシティヒカリ屋が立地していましたが、2018年11月30日に閉店。改装によって3階建てにリニューアルされた建物は、食品だけでなく、京都初出店の3店を含む22の専門店が出店する複合商業施設として生まれ変わりました。

イオンタウン山科椥辻は京都市営地下鉄東西線「椥辻駅」から近く、バス停もあることから公共交通機関を利用した買い物にも便利。仕事が終わった帰宅時などに立ち寄ることができ、周辺地域の買い物の利便性が向上するため、地価の上昇も期待できます。

また、1998年に山科駅前の再開発事業によって建設された複合商業施設「ラクト山科」から2019年3月に大手百貨店「大丸山科店」が撤退。後継となるテナントとして小売大手の「無印良品」が入居し、改装工事を終えた同11月にオープンしました。

新たにオープンした「無印良品山科」は山科エリアの発展の核となるテナントと位置付けられ、3フロアにまたがる売り場面積は関西最大規模を誇ります。「食」をテーマにした独自の店舗レイアウトで、地元住民だけでなく京都中心地や滋賀県、大阪からの誘客を見込んでいます。

新たな賑わい拠点ができることで周辺店舗にも波及効果があり、周辺エリアの地価上昇も期待できます。

【売却のコツ】京都市山科区の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

山科区の地域特性
  • 京都中心部や大阪方面へのアクセスが良い
  • 人口は減少しているものの、世帯数は増加傾向
  • 人気エリアは人気エリアはJR・京都市営地下鉄・京阪山科駅周辺や京都市営地下鉄御陵駅周辺に集中

地域特性を知るメリットとは?

不動産の売却を検討している場合、地域相場や不動産を魅力的に売却するノウハウを持っている担当者に任せることができますが、売出価格や内覧対応など売主として対応しなければならない場面もあります。

このような場合に地域や物件についてよく知っている売主が不動産の魅力を最大限にアピールできるような写真やキャッチコピーを作っておくことが大切です。

山科区には東海道山科追分があり、大阪・奈良方面へ向かう奈良街道と東海道が合流する街道町として多くの人が行き交う賑わいのある地域です。

明治時代には、琵琶湖疏水の完成により水の工業利用ができるようになると繊維や染色関係の工場が立ち並び、京都市郊外の工業地として発展しました。近年は京都・大阪へのベッドタウンとして多くの人が生活する住宅地に変貌しています。

京都市山科区の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

山科区は平安京が成立した頃から集落が形成され、天智天皇陵や山科本願寺など、歴史的な遺構も多く残っています。江戸時代に入ると東海道と奈良街道の追分(分岐点)として、多くの人が行き交う街道町として賑わいました。

明治時代に入り琵琶湖疏水が建設されると、琵琶湖疏水を利用した繊維や染め物関係の工場が立ち並び、工業地域として発展していきました。戦後は、繊維業の衰退とともに工場が移転。後上、住宅地とし、大阪のベッドタウンとして発展することで今日の山科区の形が作られていきました。

京都市山科区は、1976年まで東山区の一部でしたが、ベッドタウン化にともなう急激な人口増加により山科区として分区。1997年の京都市営地下鉄東西線の開業により京都市中心部へのアクセスが容易になると、さらに街が発展していきました。

京都市山科区の人口推移

京都市山科区の人口は2010年に13万6,045人、2015年は13万5,471人、2020年には13万4,273人(2020年7月末日現在)と減少傾向にあります。しかし世帯数は増加しており、今後も住宅ニーズの増加が期待できます。

京都市山科区で人気のエリアは?

京都市山科区内には鉄道はJR琵琶湖線・湖西線と京都市営地下鉄東西線・京阪電鉄京津線が乗り入れており、人気があるのはいずれの鉄道線も乗り入れている山科駅が周辺か、京都市中心部に近い京都市営地下鉄東西線の御陵駅に集中しています。

京都市山科区で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

不動産売却のポイント
  • 交通利便性の良さをアピールする
  • 地域ごとに利便性や公共施設の整備に差があることに注意

ポイント・注意点1

山科区は一見すると山に囲まれているため、通勤や通学に不便ではないかと考える方は多いです。しかし、実際には山科駅自体は京都市の中心部や大阪に出やすい街なので、心配する必要はありません。

京都市内でJR琵琶湖線の新快速電車の停車駅があるのは山科駅と京都駅だけであるため、京都市内で大阪方面へ直接アクセス可能な数少ない地域と言えます。京都市は鉄道駅に行きにくい街も多いため、京都市に住むことを希望しており、大阪方面への通勤・通学する必要のある購入者にとっては利便性の高い地域となります。

ポイント・注意点2

京都市は、狭い面積の中に人口が集中しており、建物が密集していることから大規模な道路を建設できず、慢性的な渋滞が発生します。特に、山科区の中心を縦断している国道1号線は京都東インターへのアクセス道路でもあることから、慢性的に渋滞が発生している状況です。

京都市山科区は車を所有せずとも生活が成り立つコンパクトな街ですが、購入希望者が車を所有している場合には、交通事情についてもしっかり説明しておきましょう。

まとめ

不動産売却の基本的な流れ

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、京都市山科区での不動産売却に役立つ相場情報や地価推移、街の特徴などを紹介しました。

  • 高度経済成長期に京都市中心部や大阪のベッドタウンとして発展
  • 大型商業施設のオープンや、再開発ビルへの大手小売店の出店など、商業エリアの発展が続いている
  • 交通利便性が高く、特に大阪方面への通勤に便利
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

不動産を高く売るためには、エリアに対してどんな購入層が考えられるのか、地域特性と相場を把握し戦略を練る必要があります。その際、信頼できる不動産会社からのサポートが欠かせません。

京都市山科区で不動産売却をお考えの方は、該当エリアの不動産売却状況をリサーチした上で、あなたの希望に寄り添ってくれる不動産会社探しを始めましょう。

いい不動産では、地元で評価の高い不動産会社1社のみをご紹介しております。一括査定サイトのように、複数の不動産会社から営業の電話が来ることはありません。
※一括査定はあくまで査定額を出すのみで、実際に売れる価格とは違います。どこの不動産会社を利用したとしても、売り出し価格は売主様が決めるものなので、査定額で不動産会社を決めることに大きな意味はありません。

【2020最新版】大阪市旭区で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

大阪府大阪市旭区で不動産を売却するコツ
  • 不動産を高く売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 2019年におおさか東線・城北公園通駅が開業
  • 2013年から2018年にかけて旭区の地価は下落

大阪市の東北部に位置する旭区。区内には、地下鉄谷町線や京阪電鉄など都心につながる路線が運行しているためアクセスも良好で、子どもを育てやすい静かで落ち着いた住宅区です。

また、少子高齢化に向けた対策や子育て世帯を支援する制度を設けたりと、住民が住みやすい街づくりにも注力しています。ただ一方で、旭区の総人口が減少している懸念点があることも事実です。

そこで今回は、大阪市旭区の不動産事情や地域特性、不動産を売るときにオススメの方法まで紹介していきます。

大阪市旭区の不動産動向

旭区の不動産動向
  • 2019年におおさか東線・城北公園通駅が開業
  • 新大阪駅は8分、京都駅は60分以内で移動可能

2019年3月、大阪市旭区と都島区の間に開業されたおおさか東線・城北公園通駅。新大阪駅から久宝寺駅をつなぐ路線で、城北公園通駅以外にも南吹田駅・JR淡路駅・JR野江駅が新しく開業されました。

おおさか東線・城北公園通駅が開業されたことにより、新大阪駅へは8分で移動することが可能です。また、新大阪駅から御堂筋線に乗り換えれば4分で梅田駅にも行くことも可能なので、通勤通学にも便利です。

ちなみに、旭区内を走行する路線は、おおさか東線以外に大阪メトロ今里筋線・大阪メトロ谷町線・京阪本線があり、買い物に便利な天王寺駅にも乗り換えなしで行くことが可能です。

京阪本線の停車駅である旭区内の森小路駅・千林駅を利用すれば、京都駅まで1時間ほどで移動することができます。大阪方面の主要な駅はもちろん、京都方面までアクセスできるのは区民にとって嬉しいポイントです。

不動産売却の流れを把握しましょう

不動産売却の流れ

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得いく金額で不動産を売却することができます。

不動産売却の流れ

Step1:相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2:不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3:不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4:不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5:売却・引き渡し
 ▶買い手が見つかれば売却の手続きをおこない、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。

不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買をおこなうためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

                           

大阪市旭区の相場を知ろう

旭区の相場
  • 2013年から2018年まで旭区の地価はわずかに下落
  • マンションは2,000万円台が相場で、戸建ては駅徒歩15分以内の物件に人気が集中

まずは大阪市旭区の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

大阪市旭区地価・不動産相場の推移

大阪市旭区の地価は、2018年時点で約21.3万円/㎡。2013年は約21.6万円/㎡なのでわずかに下落しています。

一方、大阪市全体の地価は、2018年時点で23.8万円。旭区の地価は大阪市全体の地価より低いエリアであることがわかります。

ちなみに、2018年時点の旭区の上位価格は27.6万円/㎡で、下位価格は17.7万円/㎡。上位価格と下位価格に大きな差があるので、不動産価格は慎重に決めることが大切です。

大阪市旭区の売却動向や売却相場の動き

マンションの物件価格は、2,000万円台が相場。戸建ては、駅から徒歩15分以内の物件に人気が集中しており、物件の面積は90㎡以上が高く売れる傾向にあります。一方で、駅から徒歩15分以上になると一気に需要が減少。旭区で不動産を売却するなら15分以内が狙い目だと言えます。

参考)大阪市旭区での直近の取引価格情報

中古マンションなど(駅距離基準値:10)

駅徒歩
10分以内
駅徒歩
10分以上
70㎡2,050万円
75㎡2,550万円
80㎡
85㎡
90㎡2,200万円
95㎡
100㎡

※2019年取引価格中央値

中古戸建て(駅距離基準値:15)

駅徒歩
15分以内
駅徒歩
15分以上
80㎡
85㎡1,900万円
90㎡3,700万円
95㎡1,585万円
100㎡3,500万円
105㎡3,200万円3,500万円
110㎡2,600万円

※2019年取引価格中央値

不動産価格に影響を与えそうな出来事

不動産価格への影響
  • 2018年に「旭区将来ビジョン2022」が策定
  • 子育て世代から高齢者まで安全・安心に暮らせる街づくりに注力

「安心して住み続けられるあたたかいまち」を将来像に掲げる旭区。将来像を実現するために2018年に新たな将来のビジョンが策定されました。

まず1つ目が、子育て支援の充実です。子育て世代同士の交流を促進したり子育てに関する情報を発信したり、子どもを育てるうえで役に立つ支援や情報を発信したりしていきます。

従来に比べ、女性の社会進出が著しく、結婚や出産後も働き続ける人も少なくありません。旭区では学校や地域と連携し、働きながら育児をするママでも安心して子育てできる環境の実現を目指しています。

2つ目は、誰もが住みやすい街づくりです。日本全体で少子高齢化が進む中で、住民一人ひとり健康に生きられる環境を整える取り組みを積極的におこなっています。

対象は、主に障害のある方や高齢者。居場所や持ち場を作ったり健康寿命をのばす取り組みや、誰もが自分らしく安心して暮らせる街づくりを目指しています。

最後は、安全に暮らせる街づくりです。地震や台風、河川氾濫など海外と比べて自然災害が多い日本では、安全に暮らせる取り組みの有無も重要なポイントになります。

旭区では、防災意識の向上や防災力の底上げなどを軸に、災害や発生に備えて防災意識の高い街づくりに注力。また、犯罪や交通事故のない街を目指して、街頭犯罪抑止の対策や交通安全対策の強化に努めていくようです。

この新しいビジョンの策定により、共働きで子育てする世代から高齢者まで、安心・安全に暮らせる街になることが期待できます。近年は若い世代を中心に地方移住の関心も高まりつつあるため、都心へのアクセスが良好な旭区への転入も増える可能性があるでしょう。

【売却のコツ】大阪市旭区の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

旭区の地域特性
  • 1960年から一貫して人口減少が続いている状態
  • 高齢者の人口比率は2015年時点で29.4%、大阪市24区で4番目

地域特性を知るメリットとは?

不動産を売る際は、地域の事情に詳しい不動産会社の専門家に任せたいという人も多いでしょう。売却を成功させるためには任せきりにせず、自分も一緒に考えることが大切です。

不動産はただ待っているだけで売れるものではありません。買い手になりそうな人の特徴を分析し、どのような手段を講じれば高く買ってもらえるかなど、不動産会社とともに戦略を立てることが重要です。地域特性を把握しながらそれに基づいた戦略を立てることが、より早く、高い価格での売却を成功させるポイントになります。

不動産の立地条件を分析し、どんな層がターゲットとなるかを考えてみましょう。地元に詳しい専門家である不動産会社の担当者ともよく相談して戦略を練ることをおすすめします。

大阪市旭区の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

大阪市の東北部に位置する旭区は、弥生時代にはすでに集落が発生していました。稲作も始まりましたが、近くの淀川がたびたび氾濫して農作物に影響を及ぼすこともあったそうです。

1600年には、豊臣秀吉によって京街道の整備や淀川の堤の改築など、住民が安全に暮らすためのさまざまな事業を開始。当時秀吉によっておこなわれた治水工事の名残が現在も守口市役所の南側に保存されています。

1925年に旭区の区域が大阪市に編入され、1932年に東成区の北半分が分離されて旭区が誕生しました。1943年には、大阪市で区の再編成を実施。旭区の南半分が分区されて、現在の旭区の区域になりました。

そんな現在の旭区は住宅地と知られる地域です。都心へのアクセスが良好なため、都会の喧騒から離れて自然の中で子育てしたい人には最適なエリア。また、自然スポットが数多く点在するのも魅力のひとつです。

全国各地から観光客が訪れる「城北公園」。季節に合わせたイベントが数多く解されており、春には満開の花桜も楽しめます。また、地元の人に長年愛されてきた「大宮神社」も旭区を代表する観光スポット。

鬼門守護・厄除祈願・家内安全・商売繁盛などに御利益があると言われる由緒ある神社です。1月には大宮えびす祭、夏には地車が見られ、子どもからお年寄りまで楽しめるイベントが定期的に開催されています。

大阪市旭区の人口推移

大阪市旭区の総人口は2015年時点で9.1万人で、5年前と比べると0.9%減少。旭区の人口がピークだった1960年の14.3万人から、一貫して減少傾向が続いている状態です。

また、高齢者の人口比率をみると、2015年時点で29.4%で大阪市24区内では4番目に高い数値。2017年時点での高齢者比率は、30%まで上昇しているので確実に高齢化が進んでいることがわかります。

さらに15歳から64歳までの人口も減少傾向で、2010年で62.4%だった人口比率が2015年には60.2%。今後も減り続けることが考えられます。

ただ、旭区では2018年に「旭区将来ビジョン2022」が策定。また、近年は生活費がかかる都心を離れて、地方移住に興味を抱く人も増加しています。住民が安心して住める街づくりに力を入れているので、人が増える可能性は大いにあるでしょう。

大阪市旭区で人気のエリアは?

旭区で需要が高いのは、関目高殿駅周辺と清水駅の周辺です。まずは関目高殿駅周辺。近くに大型の商業施設がないため静かで落ち着いた地域です。それでいて、駅周辺にはスーパーやコンビニなどがあり、日用品や食材の買い物に困ることはありません。

関目高殿駅から天王寺や梅田など主要な駅にも乗り換えなしで行けるため、通勤通学にも便利。また、駅から7分の場所に育児中の方が利用できる「高殿マシュマロkid’s」があるので、子育て中のママの強い味方になるはずです。

次に、清水駅周辺ですが、こちらも関目高殿駅周辺と同じく静かな住宅街です。ボランティア団体によりパトロールが行き届いているため治安も良好です。安心して子育てできる環境だと言えます。

駅周辺にスーパーやコンビニはないものの、駅から徒歩10分の場所には商店街があるため買い物に困ることはないでしょう。また、駅周辺に子育てサロンがあり、子どもを持つ親同士の交流の場所も開かれています。

大阪市旭区で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

不動産売却のポイント
  • 希望売却価格より少し高めの金額に設定する
  • 不動産スタッフと協力して売却活動をおこなう

ポイント・注意点1

希望売却価格より少し高めで売り出すのも物件を高く売る方法のひとつになります。なぜなら、買い手に値段交渉をされることが多いからです。希望価格より高く設定しておくことで、価格交渉をされても損をすることはありません。

逆に、買い手は価格を下げてもらったことで売却の意欲が湧くはず。ひとつの販売戦略なので積極的に取り入れることが最適です。ただ、価格設定は相場価格を知ったうえで決めましょう。

相場から極端に離れていては、買い手から興味すら向けられないかもしれません。専門的な知識や豊富な経験を持つ不動産会社の担当者と相談して決めることが一番です。

ポイント・注意点2

無駄なコストをかけないために個人で不動産売却を考えている人も多いですが、特に初めて売却をする方は不動産会社に依頼すべきと言えます。なぜなら金銭面や契約でトラブルが発生した際に、ひとりで解決するのは困難だからです。

また、不動産会社のスタッフであれば専門的な知識や豊富な経験があるため、売却活動における有益な情報をもらえるはず。売却価格や売り出すタイミングなども相談できるので、強い味方になってくれるでしょう。

もし、金銭面が気になるなら、割引サービスを提供する不動産会社も多くあります。不動産売却を考えているなら、まずは信頼できる不動産会社選びから始めましょう。

まとめ

不動産売却の基本的な流れ

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、大阪市旭区での不動産売却に役立つ相場情報(マンション・戸建て・土地)や地価推移、街の特徴や魅力について紹介しました。

  • 2019年におおさか東線・城北公園通駅が開業
  • 2013年から2018年にかけて旭区の地価は下落
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

天王寺や梅田など主要な駅にも乗り換えなしで行ける利便性の高い大阪市旭区。また、緑も豊富で落ち着いているので、子育て世帯から高齢者まで快適に暮らせる環境が整っています。

ただ、旭区の総人口の減少や高齢者率の上昇は不動産売却において考慮すべきポイントです。旭区での不動産売却を考えているなら、協力して売却活動がおこなえる不動産会社を探しましょう。

専門的な知識と豊富な経験を備える不動産会社のスタッフは、不動産売却において強い味方になってくれるはずです。

【2020最新版】大阪市住吉区で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

大阪府大阪市住吉区で不動産を売却するコツ
  • 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 住吉区の空き家率は19.8%で2033年には30%を超える予測
  • 2017年から2020年まで住吉区の総人口は緩やかに減少している
  • 住吉区の地価は、2013年から2018年にかけて緩やかに下落

大阪の南部に位置し、堺市と隣接する住吉区。宮内には住吉大社や神社仏閣など歴史をある建造物が点在しており、古い町並みを維持する活動も積極的におこなわれています。

住吉区から梅田駅へは乗り換えなしで行けるほどアクセス良好で、通勤通学にも大変便利なエリアです。今回はそんな大阪市住吉区の不動産事情や地域特性、不動産を売るときにオススメの方法まで紹介していきます。

大阪市住吉区の不動産動向

住吉区の不動産動向
  • 住吉区の空き家率は19.8%で2033年には30%を超える予測
  • 空き家問題を解消すべく「住吉区空家等対策推進ネットワーク会議」を設立

全国的に空き家率の増加が問題視されていますが、2013年時点でその割合は13.5%。大阪市だけで言えば17.2%で、住吉区は大阪市の平均を大きく上回る19.8%となることがわかりました。

全国はもちろん、大阪市と比べても住吉区の空き家率は高い結果になっています。このままの状態が進めば、2033年には30%を超える可能性が高いとの予測も立てられるほどです。

こうした空き家問題を受けて、住吉区は「住吉区空家等対策推進ネットワーク会議」を設立。2019年には、具体的な行動指針となる住吉区空家等対策アクションプランを策定して、空き家の活用を促進するなどの取り組みをおこなっています。

空き家率の増加は不動産売却においてマイナスに働くことも多く、売りたいのに売れない状況が続くことも考えられます。ただ物件が売れない理由には、交通アクセスが不便だったり見栄えが悪かったりなど、何らかの原因があることも事実です。

物件を確実に売るためには、買い手に興味を持ってもらうための販売戦略をしっかり立てることが求められます。

不動産売却の流れを把握しましょう

不動産売却の流れ

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得のいく金額で不動産を売却することができます。

不動産売却の流れ

Step1:相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2:不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3:不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4:不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5:売却・引き渡し
 ▶買い手が見つかれば売却の手続きをおこない、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。

不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買をおこなうためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

大阪市住吉区の相場を知ろう

住吉区の相場
  • 2013年から2018年まで地価は緩やかに上昇
  • マンションは駅から10分以内、戸建ては駅から15分以内の需要が高い

まずは大阪市住吉区の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

大阪市住吉区地価・不動産相場の推移

大阪市住吉区の地価は、2018年時点で約23.9万円/㎡。2013年は約24.1万円/㎡なので、緩やかに下落しています。

一方、大阪市全体の地価は、2018年時点で23.8万円なので、住吉区の地価は、大阪市内の中でも地価が高いエリアであることがわかるでしょう。

ちなみに、2018年時点の住吉区の取引上位価格は35.8万円/㎡で、下位価格は15.7万円/㎡。上位価格と下位価格に大きな差があるため、不動産価格は慎重に決めることが大切だと言えます。

大阪市住吉区の売却動向や売却相場の動き

大阪市住吉区の中古マンションは、駅から徒歩10分以内の物件に人気が集中。物件の面積は広ければ広いほど不動産価格も高くなっています。一方、10分を超える物件の需要は減少。不動産価格も駅近物件に比べて低いため、10分以内の物件が高く売るためのキーワードになることがわかります。

そして中古の戸建てですが、15分以内の物件に人気が集中しており、15分を超えると一気に需要がなくなることが判明しています。物件の面積は、マンションと同様に広いほうが人気が高くなるようです。

参考)大阪市住吉区での直近の取引価格情報

中古マンションなど(駅距離基準値:10)

駅徒歩
10分以内
駅徒歩
10分以上
70㎡3,050万円2,700万円
75㎡3,300万円2,600万円
80㎡3,700万円
85㎡4,600万円
90㎡4,500万円
95㎡6,800万円3,100万円
100㎡

※2019年取引価格中央値

戸建て(駅距離基準値:15)

駅徒歩
15分以内
駅徒歩
15分以上
80㎡2,300万円
85㎡2,900万円
90㎡
95㎡3,400万円
100㎡3,750万円
105㎡4,250万円
110㎡4,100万円

※2019年取引価格中央値

不動産価格に影響を与えそうな出来事

不動産価格への影響
  • 2016年に阪堺電車・住吉公園駅が廃止
  • 主要な梅田や難波駅には30分以内で移動できる

日本一終電の早い駅と呼ばれた阪堺電車・住吉公園駅が廃止となり、103年の長い歴史に幕を下ろしました。1913年に開業した住吉公園駅は、住吉公園から住吉駅の区間を運行。最盛期には1日に200本の電車が走り、最短1分間隔で列車が到着していました。

ただ、2014年のダイヤ改正により1日に4~5本の電車運行に減便。2015年時点で、1日の利用客は70~100人に。廃止になった理由は利用者数の減少はもちろん、安全な運行を維持するには巨額の費用が必要になったため、やむなく廃止の決断が下されました。

ただ、都心へのアクセスはJR・御堂筋線・南海高野線・阪堺電車が運行しており、梅田や難波駅には30分以内で移動することが可能。都心へのアクセスは良好なので、ビジネスマンや学生などの通勤通学にも便利なエリアだと言えます。

【売却のコツ】大阪市住吉区の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

住吉区の地域特性
  • 住吉区は交通アクセスが良く、大阪市内でもかなり治安が良いエリア
  • 2017年から2020年まで住吉区の総人口は緩やかに減少している
  • 75歳以上の人口が2025年までに1.25%増加

地域特性を知るメリットとは?

始めて不動産売却をする人は、わからないことも多いため不動産の担当者に任せる人も少なくありません。ただ、売り主だからこそ伝えられる物件の魅力もあります。

特に、住吉区は人口減少や空き家率の高さなど、不動産売却において不利な状況のため、売り主自身が魅力的なキャッチコピーをつくったりアピールポイントを考えたりすることが大切です。

売り主が地域の特性をしっかり理解していれば、買い手がほしい情報を直接伝えられるため購入への不安も軽減されます。不動産会社の担当者と協力しながら、より高く売るための売却活動をおこなっていきましょう。

大阪市住吉区の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

住吉神社を中心として多くの人が住吉区を訪れるようになった江戸時代。住吉神社以外にも熊野街道や紀州街道沿いには人が絶えず訪れ、旅人が必ず足を留める場所になりました。

明治時代以降は廃仏毀釈により住吉神社の寺院が失われたり、高野鉄道や阪堺線の開通で街道沿いの賑わいが消えたりするなど、街の衰退化が進んでいました。

ただ一方で、鉄道駅を中心に住宅地の開発が積極的におこなわれ、大阪市のベッドタウン化が広がっていきます。その後、大阪市は区分けされ「住吉区」が誕生。新たに開通した鉄道沿いには住宅街が広がり住吉区にも独自の文化が生まれました。

さらに、住吉区は大阪市内の中でも治安が良いエリアとして有名。観光地がほとんどないことや住吉区の北部に広がる高級住宅街でパトロールが強化されていることなどが挙げられます。

共働きの子育て世代も増えているため、子どもを一人にする時間も増えがちです。治安の良いエリアであれば、安心して子育てでき、不動産売却において大きな魅力だと言えます。

大阪市住吉区の人口推移

2020年時点の総人口は、約15.3万人。人口の内訳は男性が約7,100人、女性は約8,100人で、女性の方が数が少し多くなっています。2017年時点で総人口は約15.4万人なので、緩やかに減少。

ただ、住吉区の人口は2025年には14.4万人、2040年に12.5万人なることが予測されています。また、2015年に約2万人だった75歳以上の人口は、2025年には2.7万人になるという推計も出ています。

住吉区では、少子高齢化が確実に進んでいることがわかります。さらに、2017年時点の高齢者の世帯数は2.5万で、うち夫婦世帯は26%。高齢者の独居世帯は46%になることが判明しました。

大阪市住吉区で人気のエリアは?

住吉区の北部に位置する帝塚山は高級住宅街と言われており、住吉区で人気の高いエリアになります。

従来は、農村が広がる緑豊かな地域でしたが、明治時代から大正時代にかけて土地が整理され住宅街へと変貌を遂げました。また大阪の人口が急激に増え、人から逃れるように富裕層が帝塚山に屋敷や別荘を次々と構えたため、最終的に高級住宅街になったと言われています。

また、帝塚山は美しい景観を維持するため「聖天山風致地区」に指定されており、基準を満たしていない建築物を建てることはできません。それにより今でも景観が保たれ、多くの人の憧れの土地となっています。

近くに大きな道路も通っていないため、静かで落ち着いた環境が整っているのが大きな魅力。帝塚山内には、帝塚山古墳や万代池公園、安倍晴明神社など子どもからお年寄りまで楽しめるスポットも点在しています。

大阪市住吉区で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

不動産売却のポイント
  • 汚れやキズが目立つ部分はリフォームする
  • 長期的な視点で不動産の売却活動をおこなう
  • 個人売却はメリットもあるが不動産会社に依頼するのがおすすめ

ポイント・注意点1

不動産売却をするにあたり、内装をリフォームするか悩む方も多いはずです。現在は、中古物件を安く購入して自分の好みに合わせてDIYする人も少なくありません。若者をターゲットにするなら、あえてリフォームせずに売り出すこともひとつの戦略だと言えます。

ただ、古い町並みが残る住吉区は、古い物件も多く汚れやキズなどが目立つ場合も少なくありません。初見の印象を良くするためにも事前にリフォームをしておくことがおすすめです。

また、リフォームにかかった費用は物件価格に上乗せされるのが通常ですが、リフォームをしたからといって必ずしも物件を評価されるとは限りません。平均相場を確認しつつ、不動産会社の担当者に相談して価格を決めましょう。

ポイント・注意点2

余程の理由がない限り、物件売却を急がないようにしましょう。なぜなら、買い手側から価格交渉を受けることが多いからです。早く売却したいと考える売り主は、その焦る気持ちから買い手の希望価格で売却を決めてしまうことも。

実際にはもっと高く売れたであろう物件を安く売ってしまっては、売り主の高い利益も見込めなくなります。急にお金が必要になったなど特別な理由がない限り、長期的な視点で不動産売却の計画を立てることが大切です。

一般的な売却期間は、3か月から1年と言われています。居住年数や立地など物件の条件によって売れる時期は大きく異なりますが、売却までに1年は要することも踏まえて、早めに準備を進めることが望ましいでしょう。

ポイント・注意点3

不動産会社に頼らず、個人で不動産売却を考える人も少なくありません。個人で売却するメリットとしては、手数料を節約できることです。通常、不動産会社を通して物件売却の活動をおこなう場合、仲介手数料が発生します。

手数料は販売価格に対して最大で3%。当然のことながら売値が高ければ高いほど手数料も高くなります。個人で不動売却をおこなえば、手数料が一切かからないので費用を抑えたい人は個人売買する人も多いです。

ただ、不動産売却は大きなお金が動くので、価格や契約書などでトラブルが発生する可能性があります。いざトラブルに巻き込まれたときは全て自分で対処することは困難です。

特に初めて不動産売却をする人は、わからないことだらけなのでもしもの時に備えて、不動産会社に依頼することが一番です。手数料が無料、あるいは割引を提供する不動産会社も多いので、まずは手数料が安い不動産会社を探してみましょう。

まとめ

住吉区の空き家率は19.8%で2033年には30%を超える予測

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、大阪市住吉区での不動産売却に役立つ相場情報(マンション・戸建て・土地)や地価推移、街の特徴や魅力について紹介しました。

  • 住吉区の空き家率は19.8%で2033年には30%を超える予測
  • 2017年から2020年まで住吉区の総人口は緩やかに減少している
  • 住吉区の地価は、2013年から2018年にかけて緩やかに下落
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

昔ながらの古い町並みが広がり、落ち着いた環境が整っている大阪市住吉区。少子高齢化が進んでいるものの都心へのアクセスも良好なので、しっかり販売戦略を立てられれば物件が売れる可能性があります。

ただ、有効的な販売戦略を立てるには、専門的な知識や豊富な経験を持つ不動産会社の協力は欠かせません。まずは、大阪市住吉区のエリア情報に詳しい不動産会社を探してみましょう。

【2020最新版】東京都西東京市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

西東京市で高く不動産を売却するコツ
  • 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 西東京市は、都心へのアクセスが抜群
  • レジャー施設、自然公園が充実していて、ファミリー層が住みやすい
  • 地価は低めだが、上昇傾向にある

西東京市といえば、21世紀最初に誕生した都市です。21世紀になったばかりの2001年1月に、田無市と保谷市が合併し、西東京市が生まれました。東京都の多摩地域の東部に位置していて、練馬区、東久留米市、小平市、小金井市、武蔵野市と埼玉県新座市に接しています。

西東京市には「多摩六都科学館」「田無神社」などの観光スポットや、「西東京いこいの森公園」などの自然環境も充実しており、小さい子どものいるファミリー層に魅力のある子育てがしやすいエリアです。

交通のアクセスも良く、西武新宿線と西武池袋線合わせて、5つの駅(田無駅・ひばりが丘駅・保谷駅・東伏見駅・西武柳沢駅)があり、新宿や池袋に乗り換えなしで行くことができます。通勤通学には大変便利です。

東京都内では地価が平均より低い地域ですが、上昇傾向にあるため今後も地価は上がっていくことが予想されます。そんな西東京市における不動産情報について、地域特性の詳細や不動産を売却するときのおすすめの方法までを紹介していきましょう。

西東京市のトピック

東京都西東京市のトピック
  • 2023年「西東京市第2次総合計画」で「6つのまちづくり」を実施

西東京市では、2019年~2023年に「西東京市第2次総合計画(後期基本計画)」を実施しており、「6つのまちづくり」という目標を設定。「みんなでつくるまちづくり」として持続発展し続けることや、「創造性のあるまちづくり」として創造性豊かな子どものたちが育つために「子育ての支援の拡充」などの政策にも力を入れています。

また「環境にやさしいまちづくり」として公園についての取り組みや「活力と魅力のあるまちづくり」として地域性を活かすブランド化の事業などもあり、今後も西東京市の人気につながっていくでしょう。

不動産売却の流れを把握しましょう

不動産売却の流れを把握しましょう

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得の行く金額で不動産を売却することができます。

不動産売却の流れ

Step1:相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2:不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3:不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4:不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5:売却・引き渡し
 ▶買い手が見つかれば売却の手続きを行い、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。

不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

西東京市の相場を知ろう

東京都西東京市の相場を知ろう
  • 2020年の西東京市の地価は上昇
  • 東京都平均よりも、地価が低い
  • 取引数は土地、マンション、一戸建ての全てで減少している

まずは西東京市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

西東京市の地価・不動産相場の推移

西東京市の地価は、2019年と2020年で比べると2.08%高くなっています。2020年時点では、 31万8,666円/㎡。そこから5年前にあたる2015年と比較すると、約10%上昇しています。地価は東京都全体の平均値よりも低めです。

2019年下半期(7月~12月)時点の不動産価格を、上半期(1月~6月)と比較すると、西東京市では土地の価格は下落しました。一方、同じように一戸建てとマンションの売却価格を前半期と後半期で比較すると、一戸建ては下落、マンションは横ばいの傾向です。

ただし、土地、一戸建ての下半期に売却された物件の平均専有面積が狭い傾向があるので、その影響で平均売却価格が下がった可能性も考えられます。このことから、保有している不動産が土地や一戸建ての場合は専有面積と売却価格の動向の確認をしながら、再度上がるタイミングを待つか、逆に早めに売却するなどの戦略を取りましょう。

西東京市の売却動向や売却相場の動き

西東京市の不動産の売却数を2018年と2019年で比較してみると、土地、マンション、一戸建て全てで減少傾向。マンションの売却が減少幅が狭いものの、土地、一戸建ては半分程度まで減少している結果となっています。

また、一戸建ては前年よりも取引物件の数自体が少なくなっていて、取引数が減少。このことから、築年数にもかかわらず売却が成立しやすいという側面も考えられるでしょう。

不動産の売却相場の動きを2018年と2019年で比較すると、マンションは相場が上昇傾向にあり、85㎡以下の物件を中心に取引が成立。一戸建ては条件にかかわらず上昇、下落入り混じった相場となっていますが、大幅な上昇下落がないため、安定していると考えられます。

特に一戸建てで、駅から近い物件の相場が安定していることから、駅周辺の物件を購入したいと考えている人が多いようです。

参考)西東京市での直近の取引価格情報

中古マンションなど(駅距離基準値:10)

駅徒歩
10分以内
駅徒歩
10分以上
70㎡3,800万円3,950万円
75㎡3,950万円3,800万円
80㎡3,300万円
85㎡4,500万円
90㎡
95㎡
100㎡

※2019年取引価格中央値

戸建て(駅距離基準値:15)

駅徒歩
15分以内
駅徒歩
15分以上
80㎡3,850万円4,000万円
85㎡4,100万円4,000万円
90㎡5,150万円4,900万円
95㎡5,250万円4,300万円
100㎡4,900万円4,300万円
105㎡4,500万円5,600万円
110㎡5,100万円5,200万円

※2019年取引価格中央値

不動産価格に影響を与えそうな出来事

不動産価格に影響を与えそうな出来事
  • 2022年の生産緑地問題の影響を受ける可能性がある
  • 生産緑地問題と電車相互乗運転が地価上昇につながる

西東京市のある東京都は「生産緑地」の一番多い地域として、2022年の生産緑地問題の影響を受けることが想定されます。「生産緑地」として税制優遇を受ける代わりに、農地等から宅地に転用ができず、売買できないという制限が2022年で解除されるのです。

西東京市でも100ha以上の面積の「生産緑地」をかかえているため、この「生産緑地問題」が不動産に影響を与える可能性があると言えるでしょう。

そこで、西東京市が注目を集める要因として、西東京市エリアを通る電車の路線の相互運転(東京メトロ副都心線、東武東上線、西武有楽町線・池袋線、東急東横線横浜高速みなとみらい線)があります。

この相互運転は2013年時点ですでに開通していますが、2022年以降に宅地が増える際に、その利便性から相互運転の路線沿いの駅である西東京市の「ひばりが丘駅」「保谷駅」の注目度が上がると予想されます。

2022年以降には、生産緑地のすべてが一気に宅地へ転用されるわけではありませんが、西東京市は影響を受ける可能性が高いと考えられるので、地域の動向を確認しながら、慎重に不動産売却を検討していきましょう。

【売却のコツ】西東京市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

東京都西東京市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう
  • 購買者のニーズに合わせた販売戦略が販売価格を上げるコツ
  • 観光スポットや、緑豊かな公園が多くファミリー層に適している
  • 人口は減少傾向にあるが、世帯は増加している

地域特性を知るメリットとは?

不動産を高く売るときに、地域特性を知っておくことは販売戦略を立てる上でのメリットとなります。不動産会社に任せておくだけではなく、自分でリサーチをして戦略を練っておくことが、不動産の売却価格を上げることにつながるといっても過言ではありません。

不動産会社も不動産を売る専門家としてのノウハウはありますが、その戦略の方向性が合っているかを売主として確認することが大切です。

たとえば、売却したい不動産を買いたいと考える購入者はどんな層なのか、その層に届ける手段としてはどんな広告方法があるかなど、自分で戦略をもって不動産会社へ提案できるくらいのリサーチをしておくと良いでしょう。

不動産会社の担当者だけでなく、売り主が自ら魅力的なキャッチコピーをつくったり、写真を撮影したり、アピールポイントを考えたりして不動産会社の担当者と協力しながら売却活動を行うことでより高く売れやすくなるのです。また、複数の不動産会社に見積もりを取るなど、常にアンテナを張っておくことも重要だと言えるでしょう。

特に、西東京市は、東京都の中では地価が低い傾向にあるものの、地価は若干上昇しているため安定しています。今後の外的要因から、地価の上昇の可能性もあるでしょう。

西東京市の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

西東京市の歴史は、2001年に田無市と保土谷市が合併して誕生したことから始まり21世紀になってからできた比較的新しい都市です。合併した田無市は、江戸時代に青梅街道の宿場町として栄えていた都市で、保谷市も江戸時代に新田開発で発展した歴史のある都市であるなど、市ができる前から長く続いています。

そして現在の西東京市は、多摩地域5番目の人口規模を有する市として発展。今後も新しい歴史を重ねていくでしょう。

西東京市の魅力は、観光スポットがある点です。市内にある「多摩六都科学館」には、世界最大級のドームと世界記録を有するプラネタリウムがあるほどで、「西東京いこいの森公園」など緑あふれる公園もあり、子育てに適したエリアと言えるでしょう。

さらに、西東京市は練馬区に接している都市なので、東京都心のアクセスが良いのはもちろん、相互直通運転(東京メトロ副都心線、東武東上線、西武有楽町線・池袋線、東急東横線横浜高速みなとみらい線)があることで、埼玉や神奈川方面へのアクセスが良いことも魅力です。

西東京市の人口推移

西東京市の2020年7月時点の人口は20万2,611人で、2019年7月の20万4,260人より1,649人減少。西東京市は、人口が減少傾向にあります。

世帯数は増加傾向で、2020年は10万127世帯。2019年の世帯数は9万8,622世帯だったので、1,505世帯増加しました。人口が減少していて、世帯数が増加しているため、世帯人数の減少が深刻となっています。

西東京市で人気のエリアは?

西東京市では「田無駅」周辺エリアが人気です。田無駅は西東京市で一番乗降客数が多い駅で、西東京市の中心地となっています。また、2018年から2019年にかけて「ひばりが丘駅」の乗降客数が伸びており、田無駅と約1,000名の差まで迫ってきています。ここでも相互乗り換えの効果があると言えるでしょう。

田無駅とひばりが丘駅の中間に「西東京いこいの森公園」があり、散策や自然観察だけではなく、バーベキューやスケートを楽しめる施設があります。さらに、田無駅の南側には「東京都立小金井公園」があり、面積は西東京いこいの森公園の約2倍の広さを誇るなど、子育て世代のファミリー層には魅力的なエリアです。

また、西東京市には5つの駅(田無駅・ひばりが丘駅・保谷駅・東伏見駅・西武柳沢駅)があるため、駅チカ物件も多いと考えられます。この場合は駅へのアクセスの良さをアピールすることで売却の可能性を上げていきましょう。

西東京市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

東京都西東京市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
  • 新型コロナウイルスは西東京市の不動産価格にも影響
  • 西東京市は空き家に力を入れていて、市独自の条例がある

ポイント・注意点1

西東京市不動産の不動産も、新型コロナウイルスの影響を受けると考えられます。西東京市では、4月からの自粛期間中には不動産の動きが止まり、ほぼ件数の動きがない状態でしたが、5月以降に不動産取引は再開しました。

特に新築住宅の登録件数が増えはじめていますが、新築住宅は不動産会社所有となっていることがほとんどのため、価格の動向に注目しましょう。

新築住宅が売れない場合、一般的な不動産会社は価格を大幅に下げる傾向があります。しかし、土地、中古一戸建て、中古マンションは個人で所有しているケースも多いため、価格は下がりにくいと考えられます。不動産会社の不動産価格に対して、個人所有の不動産価格がどのように動くのかを見極める必要があると言えるでしょう。

今後の不動産市場の動き次第で、不動産価格が変動する可能性が大いにあるため不動産動向をこまめに確認して、後悔のない不動産売却を行ってください。

ポイント・注意点2

西東京市では、2019年7月に「西東京市空き家等の対策の推進に関する条例」が施行されました。西東京市では、国の「空家等対策の推進に関する特別措置法(空家法)」で定められた内容の他にも、独自規定として、「支援、緊急安全措置、空き家等に係る軽微な措置、相続人不明時等の措置」の条例をを追加しています。

このことから、西東京市が特に空き家対策に力を入れていることがわかります。管理が難しい空き家に関しては早めの対処が必要です。西東京市のホームページには空き家に対する相談窓口が掲載されています。

所有不動産が空き家で、売却までに時間がかかり、不安を感じる場合は相談してみると良いでしょう。

まとめ

まとめ

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、西東京市での不動産売却に役立つ相場情報や街の魅力や人気エリア、地価推移や今後の不動産売却のポイントについて紹介しました。

  • 西東京市は、都心へのアクセスがよい
  • レジャー施設、自然公園が充実していて、ファミリー層に人気
  • 地価は低めだが、上昇傾向
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

不動産をより高く売るためには、事前に自分でリサーチすることが大切です。その土地では、どんなニーズがあり、どんな購入者がいるのかを自分でも確認してみましょう。さらに、地域特性や相場を把握しておく必要があるのですが、その部分では不動産会社のサポートを受けることをおすすめします。

西東京市で不動産売却をお考えの方は、信頼できる不動産会社へ依頼できるように、まずは該当エリアの不動産に強い不動産会社を探しましょう。

いい不動産では、地元で評価の高い不動産会社1社のみをご紹介しております。一括査定サイトのように、複数の不動産会社から営業の電話が来ることはありません。
※一括査定はあくまで査定額を出すのみで、実際に売れる価格とは違います。どこの不動産会社を利用したとしても、売り出し価格は売主様が決めるものなので、査定額で不動産会社を決めることに大きな意味はありません。

【2020最新版】東京都日野市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

不動産を売却するコツ
  • 不動産を高く売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 2019年7月に日野市がSDGs未来都市に選定されている
  • 2013年から2018年まで日野市の地価は緩やかに上昇

東京のほぼ中央に位置する日野市は農業中心の宿場町として栄えてきましたが、近年は水と緑に恵まれた住宅都市として発展しています。そんな日野市においては緩やかに人口が増加。新宿など主要な都市にも30分以内に行けるアクセスの良さから、不動産売却において注目を集めています。

そこで今回は、日野市の不動産事情や地域特性、不動産を売るときにオススメの方法まで紹介していきます。

日野市の近年の変化

日野市の近年の変化
  • 2019年7月に日野市がSDGs未来都市に選定
  • 待機児童ゼロを目指す子育て支援計画を実施

2019年7月、日野市は東京で初となる「SDGs未来都市」に選定されました。SDGsとは、未来に向けてより良い環境を整えていくことを目指す取り組みで、SDGs未来都市に選定されると国からサポートを受けられます。

これによりSDGs未来都市に選ばれた都市は、独自の地域経済や社会の活性化を図り、住民が安心して暮らし続けられる街づくりを進めることになりますが、日野市では高校生を中心とした活動「ひのミラ」がスタート。

日野市に移住者を増やす取り組みや地域コミュニティの活性化、環境に配慮したオーガニックコットンの栽培など、社会・環境・経済の3つのキーワードを軸にした活動が積極的におこなわれています。

また、政府が推奨する働き方改革の影響により女性の社会進出も著しく、現在は仕事と育児を両立する働くママも増加傾向に。そんな共働き夫婦の負担を軽くするために、日野市の子ども・子育て支援事業計画「新!ひのっ子すくすくプラン」が2015年に策定されました。

これにより、待機児童ゼロや子育てしやすい街を目指すべく、保育園・保育所の拡充はもちろん、子どもの年齢に応じた情報を無料で発信する「ぽけっとなび」や、育児を手助けしてくれる「ファミリー・サポート・センター」、放課後に子ども教室が開催される「ひのっち」など、育児の支援をするサービスが展開されています。

このように日野市では住みやすい街づくりや子育てしやすい環境が整えられているため、共働きで子育てする世代の移住者が増える可能性が高いです。また、住み心地が良ければ定住を考える人も増えるので、不動産売却において有利に働くことが考えられるでしょう。

不動産売却の流れを把握しましょう

不動産売却の流れ

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得行く金額で不動産を売却することができます。

不動産売却の流れ

Step1:相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2:不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3:不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4:不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5:売却・引き渡し
 ▶買い手が見つかれば売却の手続きをおこない、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。

不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買をおこなうためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

                           

日野市の相場を知ろう

日野市の相場
  • 2013年から2018年まで日野市の地価は緩やかに上昇
  • マンションより戸建てに人気が集中

まずは日野市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

日野市の地価・不動産相場の推移

日野市の地価は、2018年時点で18.8万円/㎡。5年前は17.1万円/㎡のため、緩やかに上昇していることがわかります。一方で、東京都全体の平均地価は、57.2万円/㎡。東京都全体と比べると日野市は地価が低いエリアです。

ちなみに、2018年時点の日野市での物件取引価格は10.3万円/㎡から25.5万円/㎡となっています。上位価格と下位価格に大きな差があるので、不動産価格は慎重に決めましょう。

日野市の売却動向や売却相場の動き

日野市の中古マンションは、駅から徒歩10分以内で70㎡の物件に人気が集中。駅から徒歩10分以内の物件に比べて価格は下がりますが、駅から10分を超えても70〜75㎡の広さがある物件の場合には需要があることもわかります。

戸建てに関しては駅から15分以内の物件が好まれており、100〜105㎡の広さの需要が高まっているようです。駅から15分離れた物件に需要があるということは、車を保有するファミリー層が多いことがわかります。

参考)日野市での直近の取引価格情報

中古マンションなど(駅距離基準値:10)

駅徒歩
10分以内
駅徒歩
10分以上
70㎡4,200万円2,900万円
75㎡2,200万円
80㎡
85㎡
90㎡
95㎡
100㎡

※2019年取引価格中央値

戸建て(駅距離基準値:15)

駅徒歩
15分以内
駅徒歩
15分以上
80㎡3,900万円3,000万円
85㎡3,600万円1,850万円
90㎡3,800万円3,350万円
95㎡3,500万円3,650万円
100㎡4,300万円3,800万円
105㎡4,300万円3,400万円
110㎡3,400万円1,975万円

※2019年取引価格中央値

不動産価格に影響を与えそうな出来事

不動産価格への影響
  • 2025年に開業を想定した新駅の事業を断念
  • 交通アクセスが良く新宿まで約30分で移動可能

日野市は、中央線の豊田から八王子間に新駅となる「西豊田駅」を2025年に開業する想定で事業を進めていましたが、2019年11月に断念することを発表しました。

日野市の住民からは新駅の開業を強く願う人もいましたが、ミニバスの再編や大型バスの一般路線化など公共交通の充実を図ることで住民の理解を得られました。都心へのアクセスは日野駅、豊田駅から、JR中央線の特別快速を利用すれば新宿まで約30分で移動することができます。

JR中央線以外にも多摩都市モノレールや京王線の駅も点在しているため、都心へのアクセスは良好。ビジネスマンや学生の通勤通学にも困ることはありません。

【売却のコツ】日野市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

日野市の地域特性
  • 2015年から2019年まで総人口は緩やかに増加
  • 2040年の高齢化率が2010年から1.5倍増加する予測

地域特性を知るメリットとは?

日野市はSDGs未来都市に選定されたことにより、住みやすい街づくりの都市計画に注力。ただ、過去5年にわたり人口は増加しているものの、今後少子化や高齢化が進むことは間違いありません。

そんな将来を見据えて、共働きで子育てする世代を取り込む施策も数多くおこなわれています。取り組みの結果、子育て世代の不動産売却が活発になる可能性が高いです。

不動産を少しでも高く売りたいなら、この流れに合わせたセールスポイントが必要になります。特に初めて不動産売却をする方は、専門的な知識や経験豊富な不動産会社のスタッフに頼ることもひとつの方法です。

ただ、スタッフに任せっきりにするのではなく、売り主が自分で魅力的なキャッチコピーをつくったりアピールポイントを考えたりすることで、買い手と密なコミュニケーションを取れます。

売却につながる可能性も高いので、まずは自分でリサーチしてみることがおすすめです。そして、不動産会社の担当者と協力して販売戦略を練り、高く売れる売却活動をおこないましょう。

日野市の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

東京都心から35km離れた日野市。市内の北部には多摩川、中央部には浅川が流れ、緑豊かな丘陵と自然に湧き出る湧水の台地が広がる、起伏に富んだ変化の多い地形が大きな特徴です。

日野市は、1970年代からベッドタウン化で住宅開発が進み人口が急激に増加し、工業団地が多く建設されました。ただ一方で、「多摩の米蔵」 と言われるなど農業中心の宿場町でしたが、住宅開発の影響により緑地が減少。

1970年代半ばからは自然環境を守る市民活動が活発化し、自然環境の実態調査をおこなったり市民団体間のネットワーク組織を結成したりするなど、活動の幅を拡充する動きが広がりました。 

1992年には、さまざまな市民活動家が集まり独自で「市民版 日野・まちづくりマスタープラン 〜市民がつくったまちづくり基本計画」 を提言。市民活動の高まりを受けて市も連携を図るようになり、1994年に「日野市市民参加の推進に関す る要綱」が制定されました。 

市民活動を中心にさまざまな取り組みがおこなわれてきた日野市。自然環境に関する取り組みはもちろん、自然体で子育て世代を支援する街づくりにも注力しているので今後は都心からの移住者が増えることが予測されます。

日野市の人口推移

日野市における総人口は年々緩やかに増加。2015年時点で18.1万人だった人口は、2019年時点では18.5万人にまで増える結果になりました。ただ、人口構成をみると、0歳から14歳は1,100人減っているのに対して65歳以上の人口は、2,800人も増加しており、着実に少子高齢化が進んでいるのがわかります。

少子高齢化が進む中で、人口推計によると2040年の高齢化率は2010年の1.5倍増えることが判明。労働人口である15歳から65歳未満の人口は2割も半減することが予測されています。転入数・転出数の推移はともに減少傾向ですが、2013年以降は転入者が増加。八王子市からの転入が多く、30代の転入が多くなっています。

日野市で人気のエリアは?

都心へのアクセスも良く、通勤通学に便利な日野市。市内のバスを利用すれば隣町の立川にも移動できるため、車を所有しない人にも快適な環境が整っている街です。日野市の中でも、買い物にも便利な豊田駅周辺は需要が高めです。駅近くには、イオンモールやスーパー、ドラッグストアなど生活に欠かせないアイテムが何でも揃うため、買い物で困ることはありません。

また、ほどよい自然に恵まれているため子どもがいる家庭にも最適。季節に合わせた自然の遊びを満喫することができます。近隣の立川や八王子市に比べて犯罪率も低いため、小さな子どもがいても安心して生活することが可能です。

日野市が取り組む子育て支援により、育児を手伝うファミリー・サポートや一時預かりのサービスもあるので、共働きの子育て世帯も安心して仕事と育児を両立することができます。

日野市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

不動産売却のポイント
  • 日野市のターゲット層は「30代・子育て世帯」
  • 日野市の生活費を伝えて実際に住んだときのイメージを想像させる

ポイント・注意点

日野市の総人口は2015年以降緩やかに増加し続けており、県外からの転入者数も増加。特に、転入する人は30代が多いため、将来を見据えて定住を検討する人が多いことも予測されます。

また、日野市で子育て支援制度に注力するなど、専業主婦世帯はもちろん共働き夫婦でも子育てしやすい街づくりを目指す取り組みも活性化しているため、子どもを持つ世帯の転入も将来的に増える可能性も高いです。

こうした日野市の流れを踏まえて、ターゲット層や販売価格など販売戦略を立てることがポイントです。ターゲット層に合わせて物件の魅力を伝えられるように準備しておきましょう。

ポイント・注意点

近年は、場所を選ばず働けるリモートワークを取り入れる企業も増えているので、生活費を抑えられる地方移住への関心も高まっています。

特に、日野市は県外からの移住者も増えているため、物件売却においてリモートワーク普及の風潮はプラスに働くことは間違いありません。自宅でも働きやすい環境が手に入ることを伝えられると買い手側の売却意欲が刺激されるはずです。

また、リモートワークで働く人は、自宅だけでなく、カフェなどで環境を変えて働きたい人も少なくありません。物件周辺で、Wi-Fi環境があるカフェなども事前に調べておくと良いでしょう。

さらに、生活コストを抑えるために地方移住を考える人も少なくありません。都心の生活費と日野市での生活費のおおよその差額を伝えられると、実際に住んだときのイメージができて購入につながる可能性が高まります。

まとめ

不動産売却の基本的な流れ

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、日野市での不動産売却に役立つ相場情報(マンション・戸建て・土地)や地価推移、街の特徴や魅力について紹介しました。

  • 2019年7月に日野市がSDGs未来都市に選定されている
  • 2013年から2018年まで日野市の地価は緩やかに上昇
  • 不動産売却を成功させるには、地元に詳しく取引実績の多い不動産会社を見つけることが大事

新宿まで約30分で移動できるアクセスの良さで人気の高い日野市。総人口は緩やかに増加しており転入者数も順調に増えていることから、不動産売却に有利な状況が整っているといえます。

ただ、物件は売りに出せば簡単に売却できるものではないため、しっかり販売戦略を練ることが大切です。不動産売却を検討しているなら、まずは知識と経験豊富な不動産会社を探しましょう。

いい不動産では、地元で評価の高い不動産会社1社のみをご紹介しております。一括査定サイトのように、複数の不動産会社から営業の電話が来ることはありません。
※一括査定はあくまで査定額を出すのみで、実際に売れる価格とは違います。どこの不動産会社を利用したとしても、売り出し価格は売主様が決めるものなので、査定額で不動産会社を決めることに大きな意味はありません。

【2020最新版】千葉県流山市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

千葉県流山市で高く不動産を売却するコツ
  • 不動産を高く売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 2013年から2018年までに流山市の地価は、緩やかに上昇している
  • 2013年から5年間で総人口が、1.9万人増加

「都心から一番近い森のまち」をキャッチフレーズに進化を続ける流山市。

人口減少や緑減少など不動産売却にとっては不利な状況が続いていましたが、共働きの子育て世代を取り込む都市計画により人口増加率は6年連続で第1位。都心からの転入者も安定的に増加しており、流山市は今後も注目が高まるエリアだと言えるでしょう。

そこで今回は、流山市の不動産事情や地域特性、不動産を売るときにオススメの方法まで紹介していきます。

流山市の近年の変化

流山市の近年の変化
  • 3つのマーケティング戦略で都市計画を図っている
  • 共働きの子育て世代をターゲットにした街づくりに注力

流山市は、「人口減少」と「緑の減少」という大きな課題を抱えていました。そんな課題を解決するために、2003年に日本で初めて役所内にマーケティング課が設置。流山市の再生化を図る3つの軸でマーケティング戦略が練られました。

1つ目が、「都心から一番近い森のまち」のキャッチコピーを具体化する施策です。2005年に開業したつくばエクスプレスにより、宅地開発が相次ぎ緑地が失われつつあった流山市周辺で緑を回復するために、「流山グリーンチェーン認定制度」が設けられました。

この制度は緑の豊富な物件を作るように働きかける運動で、独自の条件をクリアした物件のみ認定を受けられます。

ほかにも、認定された物件を購入する際は、金融機関から住宅ローンの金利が優遇されるなど買い手に嬉しいメリットも。また、東京大学の調査によれば、認定を受けた物件は不認可のものより約494万円も高く売れる傾向にあることが判明しました。

2つ目の戦略は、人口が減少する中で定住する人口を増やすということです。定住者を増やすために共働きの子育て世代にターゲットを絞り、快適に暮らせる環境づくりに力を入れています。

3つ目は、市民と連携して集客力のあるイベントの実施。本物のジャズを楽しめる「流山ジャズフェスティバル」や森の駅前広場でおこなわれる「森のナイトカフェ」など、家族世帯が楽しめるさまざまなイベントが定期的に開催されています。

近年では、マーケティングを駆使した都市計画に注目が集まり、メディアからの取材も増えている流山市。10年先を見据えた都市計画により、今後定住人口が増えていくことが予測されています。

不動産売却の流れを把握しましょう

不動産売却の流れ

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得いく金額で不動産を売却することができます。

不動産売却の流れ

Step1:相場を調べる

 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2:不動産会社に査定を依頼する

 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3:不動産会社と契約を締結する

 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4:不動産の売却を始める

 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5:売却・引き渡し

 ▶買い手が見つかれば売却の手続きをおこない、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。

不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買をおこなうためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

                           

流山市の相場を知ろう

流山市の相場
  • 2013年から2018年まで地価は緩やかに上昇している
  • マンションより戸建ての物件に人気が集中している

まずは流山市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

流山市の地価・不動産相場の推移

流山市の地価は、2018年時点で12.3万円/㎡。5年前の2013年の12.1万円/㎡と比べると、若干ですが上昇しています。ちなみに、2018年時点の流山市の取引価格は21.4万円/㎡~51.9万円/㎡と、大きな差があるので、不動産価格は慎重に決めましょう。

流山市の売却動向や売却相場の動き

中古マンションは駅から徒歩10分以内の物件に人気が集中しており、10分を超えると一気に需要が軽減。物件の面積は、70〜85㎡の広さが好まれていることがわかります。

一方、中古の戸建ては駅近に関係なく全体的に需要がありますが、物件の面積は100〜110㎡の広さに人気が集中。ファミリー層からの関心が高まっていることがわかります。

参考)流山市での直近の取引価格情報

中古マンションなど(駅距離基準値:10)

駅徒歩
10分以内
駅徒歩
10分以上
70㎡2,600万円1,180万円
75㎡1,750万円1,800万円
80㎡2,500万円1,500万円
85㎡2,250万円
90㎡
95㎡
100㎡

※2019年取引価格中央値

中古戸建て(駅距離基準値:15)

駅徒歩
15分以内
駅徒歩
15分以上
80㎡1,085万円2,800万円
85㎡550万円1,200万円
90㎡2,700万円
95㎡3,800万円3,450万円
100㎡3,700万円2,350万円
105㎡4,500万円2,950万円
110㎡4,100万円4,100万円

※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」

不動産価格に影響を与えそうな出来事

不動産価格への影響
  • 2010年から2020年で認可保育園数は4.5倍増加
  • 共働きの子育て世代の転入や定住者が増加する可能性が高い

ターゲット層になる子育て世代が快適に暮らせる街づくりを目指す流山市は、子育て支援への取り組みの一貫として、認可保育園などの新設や増設があります。2010年から2020年で認可保育園の数は4.5倍まで増加。

共働き世代で子どもがいる場合、認可保育園の数を気にする人も少なくありません。共働き夫婦でも住みやすい環境を整えられていると言えます。

さらに、親が迎えにいくまで一時的に預かってくれる駅前送迎保育ステーションを流山おおたかの森駅と南流山駅に設置。共働き夫婦の時間的負担を軽減させることに成功しています。

子育て支援に力を入れることで、共働きの子育て世代の転入や定住を考える人が増加する可能性が高まります。

【売却のコツ】流山市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

流山市の地域特性
  • 2013年から2018年で総人口は1.9万人増加
  • 共働きの子育て世代の転入も著しく増加

地域特性を知るメリットとは?

地域の特性は、物件をよく知る売り主に直接聞きたいと考える買い手も少なくありません。特に、共働きで子どもがいる家庭は育児しやすい街であるかも重要な判断基準になります。その不安を解消させるために、自分でもしっかり情報を集めておくことが大切です。

流山市は、子育て世帯が快適に過ごせる街づくりに注力するエリアになります。買い手のライフスタイルに合わせて、魅力的なキャッチコピーをつくったりアピールポイントを考えたりすることで購入への後押しをすることができるでしょう。

初めて物件売却をおこなう人は、わからないことだらけで不動産会社の担当者に丸投げする方も多いです。ただ、物件の魅力を一番知っているのは売り主であることは間違いありません。

経験や知識が豊富な担当者と協力して、売却活動をおこないましょう。そうすれば、より高値で物件が売れる可能性も高まります。

流山市の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

千葉県の北西部に位置する流山市は、白みりんの発祥の地として有名な街です。1814年には、長年酒造りを営んでいた当主により白みりんが誕生しました。現在は、「飲めるみりん」の製作に注力。国産もち米100%の「古式作り流山極上本みりん」が誕生し、流山ブランドとして全国に広げようとしています。

1868年には、流山町が県庁所在地に選出。そんな流山市は1960年代前後から宅地開発が始まり、1973年には武蔵野線が開業。その後、約20分で秋葉原へ行ける南流山駅が開設されました。

2005年には、市を横断するつくばエクスプレスが開通して、南流山駅・流山セントラルパーク駅・流山おおたかの森駅が新しく開設。都市へのアクセスもさらに良好になりました。

JR武蔵野線を利用すれば、さいたま新都心や幕張などへのアクセスも良く、常磐道流山インターチェンジを使えば羽田空港まで1時間程度で移動できるようになっています。

流山市の人口推移

2018年4月時点の総人口は、18.6万人。人口の内訳は男性が9.2万人、女性が9.4万人になります。2013年4月時点の総人口が、16.7万人なのでここ5年間で1.9万人も増加。

また、2013年4月時点では転出数が転入数を上回っており全体では人口が21人減る結果に。一方で2018年4月時点では、転入数が約2,200人、転出数が約1,200人。総人口は、992人も増加することとなりました。

人口が増加した理由としては、2005年のつくばエクスプレス開業と子育て支援の施策強化が挙げられます。その結果、流山市の子育て世代の人口割合が一気に増加。また、出生率も2017年時点で1.63%も増加し、千葉県内で第2位に高い出生率となりました。

総務省の労働力調査によると、女性の社会進出が著しく、2018年以降は共働き世代が年々増加していることが判明。ただ、育児と仕事を両立する働くママは心身ともに負担が大きいので、物件を購入するうえで子育て支援の内容も重要な判断ポイントになります。

流山市が子育て支援に注力する限り今後も共働き世代の転入が増えることが予測できるので、働くママへのアピールポイントを考えておくことは必要不可欠だと言えるでしょう。

流山市で人気のエリアは?

都心から近いベッドタウンとして宅地開発が盛んにおこなわれている流山市。そんな流山市の中でも近年特に人気を集めるエリアが、流山おおたかの森駅の周辺になります。

人気の理由は、利便性の高さ。つくばエクスプレスを使用すれば秋葉原へ約25分で行けて、北千住駅から東京メトロ千代田線に、新御徒町駅から都営地下鉄大江戸線に乗り換えることも可能です。

また、駅周辺には複合施設「流山おおたかの森S・C」があり、ロフトや食品館イトーヨーカドーなど日常で必要なものは何でも揃えられます。わざわざ遠くのスーパーまで買い出しに行く必要もなく、時間に追われる働くママには最適です。

また、複合施設の向かいには、内科や外科はもちろん皮膚科や小児科が入居する「流山おおたかの森メディカルモール」があるので、子どもが体調を崩したときにも安心。

駅周辺は住宅開発も進んでいるので、不動産購入の需要が高まる可能性は高いです。売り主にとって売りやすいタイミングだと言えます。

流山市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

不動産売却のポイント
  • 子育て世代に刺さるアピールポイントを考える
  • リフォームしてキレイな状態で売り出す

ポイント・注意点1

 流山市は共働きの子育て世帯の転入・定住を目的とした取り組みをおこなっていることから、今後子どもを持つ家庭の不動産購入の需要が高まることが予測されます。

そのため、子どもを持つ家庭や共働き夫婦に刺さるアピールポイントを考えておくことが大切です。都心へのアクセスの良さや市が取り組む子育て支援の内容など、子育て世代が流山市に不動産を購入することでのメリットをまとめましょう。

もし買い手が都心からの転入を考えている場合は、生活費がどのくらい異なるのか調べておくのもおすすめです。子どもを育てるためにはお金がかかるので金銭面に不安を抱くママも少なくありません。

不安が解消されれば購入に一歩近づけるので、都心から少し離れた場所に定住することへのプラス面をたくさん伝えて買い手の購買意欲を掻き立てましょう。

ポイント・注意点2

近年は、物件を安く購入して自分でリフォームする人も増えているため、売りたい物件をあえてリフォームせずに売り出すこともあります。ターゲット層が若い世代であれば効果的に働きますが、共働きで子どものいる世帯の場合は購入してからリフォームを考える余裕はありません。

そのため、リフォームしてキレイな状態で売り出すのがおすすめです。内見も実際に生活後のイメージを膨らませやすいですし、荷物だけ運べばすぐに生活できる空間は魅力的に映ります。

物件のターゲット層で売り出し方にも違いが出るので、闇雲に売るのではなくターゲット層を明確にしてから販売戦略を立てていきましょう。

まとめ

不動産売却の基本的な流れ

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、流山市での不動産売却に役立つ相場情報(マンション・戸建て・土地)や地価推移、街の特徴や魅力について紹介しました。

  • 2013年から2018年までに流山市の地価は緩やかに上昇
  • 2013年から5年間で総人口が1.9万人増加している
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

流山市が取り組む都市化計画や子育て支援により、総人口は増加。また、都心へのアクセスも良いことから順調に転入数も増加しており今後もさらに増えていくことが考えられます。

不動産売却においてはプラスに働く環境が整っているので、ターゲット層を明確にして準備をしっかり整えれば高く売れる可能性も高いです。まずは、地元に詳しい経験豊富な不動産会社のスタッフを探して、販売戦略を立てましょう。

【2020最新版】東京都東村山市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

東京都東村山市で高く不動産を売却するコツ
  • 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 東村山市は地価が低めで、居住地として人気のエリア
  • レジャー施設、自然公園が充実していて、ファミリー層が住みやすい
  • 地価は上昇傾向にある

東村山市といえば、名誉市民となった志村けんさんの「東村山音頭」で有名な街で、東京都の多摩地域に位置しています。東京都の東久留米市、清瀬市、東大和市、小平市と埼玉県所沢市に接していることで、東京だけでなく埼玉へのアクセスも良い立地です。

「西武遊園地駅」があり、近くには所沢市の「西武ゆうえんち」があるため、レジャー施設へのアクセスも良好。自然公園である「北山公園」や「八国山緑地」、多摩湖に面した「都立狭山公園」など緑も多く、子育てがしやすいエリアです。

市内には西武池袋線、西武新宿線などの駅が9つあり、新宿やさいたま市内へ約30分程度でアクセスできるため、ベッドタウンとしても魅力があります。

東京都内では地価が平均より低い地域ですが、上昇傾向にあるため、今後も地価が上昇していくと考えられるでしょう。この記事では、東村山市での不動産売却に役立つ、地域特性の詳細や不動産売却のコツについて紹介していきます。

東村山市のトピック

東京都東村山市のトピック
  • 2024年新宿線東村山駅周辺の「連続立体交差事業」で高架化が完了
  • 「東村山駅」周辺の地価動向に注目

新宿線東村山駅付近では「連続立体交差事業」で踏切の工事が進んでいます。この工事では、府中街道などの5か所の踏切がなくなり、交通渋滞が解消されることが期待されるメリットがあり、2024年に完了予定です。

このように東村山駅周辺の渋滞が解消されることで、居住地として再注目される可能性があります。東村山市の中で「東村山駅」周辺の地価は市内の平均値程度で、地区によって地価が高い地域もありますが、現状の地価はあまり高くありません。そのため踏切の高架化などで、交通の便が良くなることで地価の上昇が期待できます。

不動産売却の流れを把握しましょう

不動産売却の流れを把握しましょう

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得の行く金額で不動産を売却することができます。

不動産売却の流れ

Step1:相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2:不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3:不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4:不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5:売却・引き渡し
 ▶買い手が見つかれば売却の手続きを行い、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。

不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買をおこなうためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

東村山市の相場を知ろう

東京都東村山市の相場を知ろう
  • 2020年の東京都東村山市の地価はやや上昇傾向
  • 東京都平均よりも、地価が低いエリア
  • 取引数は土地が増加、マンションと一戸建ては減少している

まずは東村山市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

東村山市の地価・不動産相場の推移

東村山市の地価は、2019年と2020年で比べると0.69%高くなっています。2020年時点では、 21万9,500円/㎡。そこから5年前にあたる2015年と比較すると、約4%上昇しています。地価は東京都全体の平均値よりも低いエリアです。

2019年下半期(7月~12月)時点の不動産価格を、上半期(1月~6月)と比較すると、東村山市では土地の価格は上昇しました。一方、同じように一戸建てとマンションの売却価格を上半期と下半期で比較すると、一戸建ては下落、マンションは上昇傾向です。

ただし、一戸建てでも後半期に売却された物件の平均専有面積が狭い傾向があるため、その影響で平均売却価格が下がった可能性も考えられます。このことから、保有している不動産が一戸建ての場合は専有面積と売却価格の動向の確認をしながら、再度上がるタイミングを待つか、逆に早めに売却するなどの戦略を取りましょう。

東村山市の売却動向や売却相場の動き

東村山市の不動産の売却数を2018年と2019年で比較してみると、土地は増加、マンション、一戸建ては減少傾向。特にマンションの売却数の減少幅が大きい結果となっています。また、土地は前年よりも取引物件の専有面積が広くなっているのにもかかわらず、取引数が増加。面積に関係なく売却が成立しやすいといえるでしょう。

不動産の売却相場の動きを2018年と2019年で比較すると、マンションは専有面積75㎡以下で相場が下落、80㎡以上では上昇傾向。一戸建ては駅徒歩15分以内、専有面積85㎡以上で相場が上昇しています。特に一戸建てで、駅から近い物件の相場が上昇していることから、駅周辺の物件を購入したいと考えている人が多いようです。

参考)東村山市での直近の取引価格情報

中古マンションなど(駅距離基準値:10)

駅徒歩
10分以内
駅徒歩
10分以上
70㎡2,900万円2,100万円
75㎡2,600万円1,800万円
80㎡3,200万円
85㎡3,400万円
90㎡3,800万円
95㎡
100㎡

※2019年取引価格中央値

戸建て(駅距離基準値:15)

駅徒歩
15分以内
駅徒歩
15分以上
80㎡2,050万円2,900万円
85㎡3,500万円2,300万円
90㎡3,700万円3,150万円
95㎡3,650万円3,000万円
100㎡3,600万円2,400万円
105㎡3,950万円3,550万円
110㎡2,000万円

※2019年取引価格中央値

不動産価格に影響を与えそうな出来事

不動産価格に影響を与えそうな出来事
  • 2022年の生産緑地問題の影響を受ける可能性がある
  • 不動産売却動向を慎重に見極める

東村山市のある東京都は「生産緑地」が一番多い地域として、2022年の生産緑地問題の影響を受けることが想定されます。「生産緑地」とは、農地を宅地へと転用することによる住環境の悪化、地盤保持などの社会問題を解決するために、農地として保存することが指定された地域です。

生産緑地には税制優遇(固定資産税の減額)がある一方で、生産緑地の指定後30年間は農地等から宅地に転用できず売買できないという制限がありました。30年後にあたるのは2022年。東村山市でも100ha以上の面積の「生産緑地」をかかえているため、この「生産緑地問題」が不動産に影響を与える可能性があるといえるでしょう。

2022年以降には、多くの農地が宅地化されると予測されますが、生産緑地の全てが一気に宅地へ転用されるわけではありません。地域の動向を確認しながら、慎重に不動産売却を検討していきましょう。

【売却のコツ】東村山市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

東京都東村山市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう
  • 購買者のニーズに合わせた販売戦略が販売価格を上げるコツ
  • レジャー施設や、緑豊かな公園が多い子育てに適したエリア
  • 人口、世帯数は増加傾向にある

地域特性を知るメリットとは?

不動産を高く売るときに、地域特性を知っておくことはメリットとなります。不動産会社に任せておくだけではなく、自分でリサーチをして戦略を練っておくことが、不動産の売却価格を上げることにつながるといっても過言ではありません。

不動産会社も不動産を売る専門家としてのノウハウはありますが、その売却戦略の方向性が合っているかを売主として確認できることが大切です。

たとえば、売却したい不動産を買いたいと考える購入者はどんな層なのか、その層に届ける手段としてはどんな広告方法があるかなど、自分で戦略をもって不動産会社へ提案できるくらいのリサーチをしておくと良いでしょう。

不動産会社の担当者だけでなく、売り主自ら、魅力的なキャッチコピーをつくったり、写真を撮影したり、アピールポイントを考えたりして、不動産会社の担当者と協力して、売却活動をおこなうことでより高く売れやすくなるのです。

特に、東村山市は東京都の中では地価が低い傾向にあるものの、やや上昇傾向にあります。今後の外的要因から、地価がますます上昇する可能性もあるでしょう。

地域特性を知り、取引情報を集めることで、不動産が高く売れる確率が上がるというメリットがあります。もちろん、戦略をもとに担当の不動産会社に客観的な意見をもらうことで、戦略の精度が上がるため、主体性のある戦略を考えながらも、不動産会社に相談の上での不動産の売却をしていきましょう。

東村山市の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

東村山市は、鎌倉時代に鎌倉街道の「上ツ道」が通っていた地域として栄えていました。なかでも久米川は宿駅として重要視されました。1590年には徳川家康が江戸に入り、開拓がはじまったことから、東村山市のある武蔵野地域の新田開発されました。

明治時代には、現在は東村山市にあたる「南秋津、久米川、野口、廻り田村、大岱村」は神奈川県だったいう歴史もあります。その後、1889年に東村山村が成立。1942年には東村山町となり、1964年に東村山市となりました。

現在の東村山市の魅力は、緑が多い立地にあります。先述のとおり、緑豊かな「八国山緑地」や、多摩湖に面した「都立狭山公園」があり、子育てに適した地域と言えるでしょう。さらに2016年に、東村山市のブランドメッセージを「たのしむらやま」と決定。街の魅力を再発見するという街づくりのプロジェクトを進めています。

東村山市の人口推移

東村山市の2020年1月時点の人口は15万1,255人で、2019年1月の15万789人より466人増加。東村山市は、人口が増加傾向にあります。

世帯数は増加傾向で、2020年は7万3,418世帯。2019年の世帯数は7万2,676世帯だったので、742世帯増加しました。人口、世帯ともに増加していますが、世帯数の方が増加しているため、世帯人数は減少しています。

東村山市で人気のエリアは?

東村山市では八坂、久米川、小平駅周辺が人気です。隣接したこれらの地域には東京都心方面へ向かう西武鉄道新宿線などの駅が集中していて、その便利さから人気を独占しています。自然豊かな子育てに適した環境と、ベッドタウンとしての需要が重なり、働き盛りの若い世代の移住などが増える可能性もあります。

東村山市には9つの駅があるため、駅に近い物件が多いです。駅への近さや物件の価格などから、購買者のニーズに合わせた提案ができれば売却チャンスが増えると考えていいでしょう。

東村山市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

東京都東村山市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
  • 2021年オリンピックによる不動産動向を確認しながら売却をする
  • 自治体の「東村山市空き家対策」の窓口を利用する

ポイント・注意点1

東村山市の住宅は、2021年の東京オリンピックの影響を受けることが考えられます。オリンピックの施設を建設するために人件費や建設費用が高騰し、その影響で、東京都心のマンションの値段が上昇傾向にあるのです。東村山市では、当初オリンピックが予定されていた2020年の前年から地価が下がり始めるという予測もありましたが、2020年現在も地価が上がっています。

また、オリンピックが終わった2022年以降には地価が下がると言う予測もあります。しかし、1964年の東京オリンピックでは、オリンピック終了後も好景気が続いていたという実績があるため、オリンピックが終わった後にも価格が一気に下落する可能性は低いかもしれません。

2021年の東京オリンピック前後の不動産動向をこまめに確認して、後悔のない不動産売却をおこないましょう。

ポイント・注意点2

東村山市では、自治体が「東村山市空き家対策」として、空き家の相談窓口を設置。対象者は、現在空き家を所有している人や、今後空き家を相続する予定の人など、空き家関連の相談を原則無料で受け付けています(東村山市在住または所有物件が東村山市にある方が対象)。

窓口に相談に訪れた「空き家の所有者」と、自治体が提携している「NPO法人 空家・空地管理センター」などをつなぐ窓口なので、建築士や弁護士などの専門家に相談することもできます。空き家にまつわるさまざまな相談に応じてもらえる窓口なので、東村山市で所有している物件について、売却をする前に疑問や不安を感じたら相談してみましょう。

まとめ

まとめ

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、東村山市での不動産売却に役立つ相場情報や街の魅力や人気エリア、地価推移や今後の不動産売却のポイントについて紹介しました。

  • 東村山市は地価が低めで、居住地として人気
  • レジャー施設、自然公園が充実していて、ファミリー層が住みやすい
  • 地価は上昇傾向にある
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

不動産を高く売るためには、エリアに対してどんな購入層が考えられるのか、地域特性と相場を把握し戦略を練る必要があります。その際、信頼できる不動産会社からのサポートは欠かせません。

東村山市で不動産売却をお考えの方は、該当エリアの不動産売却状況をリサーチした上で、あなたの希望に寄り添ってくれる不動産会社探しを始めましょう。

いい不動産では、地元で評価の高い不動産会社1社のみをご紹介しております。一括査定サイトのように、複数の不動産会社から営業の電話が来ることはありません。
※一括査定はあくまで査定額を出すのみで、実際に売れる価格とは違います。どこの不動産会社を利用したとしても、売り出し価格は売主様が決めるものなので、査定額で不動産会社を決めることに大きな意味はありません。

【2020最新版】東京都調布市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

東京都調布市で高く不動産を売却するコツ
  • 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 東京都の多摩地域26市内比で不動産価格が高め
  • 線路跡地の再開発がおこなわれている

調布市は東京都の中でもほぼ中央部に位置している市です。23区との境にある調布市は、東京都心部にも行きやすいのが魅力。新宿駅までは最短で15分ほどで行けるくらい交通の便が良いため、通勤通学にも便利です。

市内には多摩川が流れており、レジャースポットとして親しまれています。「自然豊かな場所でのびのびと子育てをしたいけれど通勤に時間がかかるのはちょっと……」というファミリー層からの需要の見込める地域であると言えるでしょう。ここでは、調布市のトピックや地域特性、不動産を売るときの流れなどを紹介していきます。

調布市のトピック

東京都調布市のトピック
  • 調布駅から新宿駅まで最短15分
  • 駅の地下化で踏切問題が解消された

調布市は、京王線で調布駅から新宿駅まで最短15分で行ける距離感です。調布市の南には多摩川が流れており、多摩川緑地公園という自然豊かな大きい公園も。子育て支援や医療体制などが充実しており、子育てしやすい場所としてファミリー層に根強い人気です。

そんな調布市では、京王電鉄と協力して再開発が進められています。以前はこの周辺に「開かずの踏切」と呼ばれる踏切がありました。その問題を解消するために2012年から調布駅やその近くの布田駅、国領駅を地上ではなく地下に作り直したのです。

その結果、踏切の問題が解消され、以前よりもスムーズに道を通れるようになり、このあたりの土地の利便性が向上しました。

不動産売却の流れを把握しましょう

不動産売却の流れを把握しましょう

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得のいく金額で不動産を売却することができます。

不動産売却の流れ

Step1:相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2:不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3:不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4:不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5:売却・引き渡し
 ▶買い手が見つかれば売却の手続きをおこない、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。

不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買をおこなうためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

調布市の相場を知ろう

東京都調布市の相場を知ろう
  • 調布市の不動産相場は上昇傾向
  • 不動産取引数も増えている

まずは調布市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

調布市の地価・不動産相場の推移

国土交通省が2020年に発表した公示地価から、調布市の不動産相場の推移を確認しましょう。調布市の住宅地の平均価格は、2018年と2019年で比べると1.9%高くなっています。なお、2019年時点の住宅地の平均価格は33.8万円/㎡でした。

商業地の平均価格も、2018年と2019年の比較では3.8%アップ。つまり住宅地でも商業地でも前年度より不動産相場が上がっています。そのため、調布市では不動産購入ニーズが高まっていると考えられるでしょう。東京都内で23区以外の市部の不動産価格を比較した場合、調布市は相場が高めであると言えます。

調布市の売却動向や売却相場の動き

調布市での近年の不動産売却動向を確認していきましょう。調布市では、新築不動産も中古不動産でも取得数がともに増加傾向に。なお、新築と中古で取引件数を比べたときには、新築のほうが取引件数が多くなっています。

また、調布市では住宅を新築着工する戸数が住宅の滅失戸数を大きく上回っています。つまり住宅の総件数が上がり続けているということです。建てられている物件はマンションなどの共同住宅が7割ほど、一戸建が3割ほどの割合で、ほぼ一定の割合で推移しています。

調布市にある不動産の1住宅当たりの平均延べ面積は62㎡。この数値は多摩地域内26市の中で一番少ない値です。 地価相場も高めであり、不動産取得数も多い調布市は不動産のニーズが見込める地域だと言えるでしょう。

参考)調布市での直近の取引価格情報

中古マンションなど(駅距離基準値:10)

駅徒歩
10分以内
駅徒歩
10分以上
70㎡4,200万円3,600万円
75㎡3,900万円4,400万円
80㎡7,500万円
85㎡
90㎡3,500万円
95㎡
100㎡

※2019年取引価格中央値

戸建て(駅距離基準値:15)

駅徒歩
15分以内
駅徒歩
15分以上
80㎡4,500万円4,200万円
85㎡4,600万円4,300万円
90㎡5,550万円4,850万円
95㎡5,350万円4,400万円
100㎡5,750万円4,500万円
105㎡5,200万円5,600万円
110㎡6,800万円

※2019年取引価格中央値

不動産価格に影響を与えそうな出来事

不動産価格に影響を与えそうな出来事
  • 調布駅など、付近の駅が地下に作り直された
  • 線路跡地の再開発計画が進行中

調布市周辺では2012年から京王線の駅の地下化が実行されています。電車が地下を通るようになったことで、不動産取引にもその影響がありそうです。

地上にもともとあった線路は必要のないものとなり、現在使われていない土地が増えることとなりました。その跡地を使って商業施設や住宅などを建築する計画が進行しています。それによる街自体の活性化も期待できると言えるでしょう。

【売却のコツ】調布市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

東京都調布市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう
  • 不動産会社と一緒に販売戦略を練ることが大事
  • 行楽地や郊外の住宅地として人気に
  • 調布市の人口は増加している

地域特性を知るメリットとは?

不動産会社を売る際は不動産会社に任せっぱなしではなく、あなたも一緒に考えることでさらに売却成功に近づくでしょう。その地域の特性に沿った販売戦略を立てられるかが、早く高く売れるかに影響すると言えます。

不動産を売却する時には、買ってくれそうな相手は誰か、どんな条件なら買ってくれそうかなど、戦略性を持つ必要が出てくるのです。

調布市は需要のある地域なので、購入を検討している人は多いものの、その分不動産売却を希望している人もいます。家が売れるかは競争的であるとも考えられるため、自分の不動産を選んでもらうためにも、販売戦略は重要です。

エリアの特徴から、ターゲットになりそうな購入者層を考えてみましょう。詳しくは専門家である不動産会社の人と相談することをおすすめします。

調布市の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

調布市は多摩川が形成した段丘が2つと沖積低地から形成された市です。これらの境には崖があり、古くからその場所を「はけ」と呼んでいます。そこから湧き出す水などを活用し、はるか昔から人々の暮らしが営まれてきました。

調布市には縄文時代の生活を確認できる遺跡が、飛田給や下布田、東原などに残っています。とくに下布田遺跡には2,500年ほど前の縄文時代終末期の祭りに関係する遺構・遺物などが複数発見され、国の史跡にも指定されているのです。国の重要文化財になっている土製耳飾りも出土しており、このころからすでに栄えていたことがうかがえます。

4世紀以降にはたくさんの古墳が作られるようになります。またこの時代の掘立柱建物が建設されていた跡なども残されていますが、現在は古墳の墳丘部分が削られているため、傍目から見てわかりやすいものはありません。

鎌倉時代以降からは、多摩川周辺は何度も合戦の舞台になります。国の史跡となっている深大寺城の跡も、もともとは合戦の準備のために戦国時代に作られたものです。

その後、江戸時代に入ると徳川家康が全国の交通網を整えます。調布市あたりにも江戸と諏訪を結ぶ甲州街道が通り、国領や下布田、上布田、下石原、上石原が宿場となりました。なお有名な新選組の近藤勇もこのあたりの出身であり、生家跡も残されています。

1913年には京王線の笹塚~調布間が開通。その後もどんどん路線を伸ばし、交通アクセスが便利になった調布市は、行楽地や郊外の住宅地として注目されるようになったのです。その後、関東大震災があった際に人々がたくさん移住し、工場の進出も増えました。

1931年には甲州街道が舗装されます。その4年後には稲城村と調布町の間の多摩川原橋が架橋。これらによって交通が発展し、産業開発にも大きく貢献することになりました。太平洋戦争が始まると、調布市は何度か空襲を受けます。しかしそれでも人口は増え続け、街の発展も大きく進み続けていきました。

1965年ごろからは団地が造られるようになります。人口も急増し、10万人を突破した調布市は全国でも人口増加率上位の都市に選ばれる市に。このころから、調布市では都市計画や総合計画をたてて環境整備を始めました。

交通アクセスの改善で人気が出た調布市は、現在でも都心への行きやすさが良好なエリアです。多摩川が流れ、都心近くでありながら美しい自然が残る場所として多くの人に選ばれています。

深大寺も、現在は市民の憩いの場として人気です。また調布市では数多くの映画制作もされていたほど景観の良い街でもあり、現在も街の魅力を輝かせています。

調布市の人口推移

調布市の人口は、2015年には22万9,061人でした。 前回調査のあった5年前にあたる2010年では22万3,593人で、比較すると5,468人増となっています。 また、人口比では2.45%増加と上昇傾向です。

同様に、世帯数は11万581世帯で、5年前の前回調査の10万7,919世帯と比較すると、2,662世帯増でした。人口も世帯数も上昇傾向にあり、調布市は安定した人口動態だといえます。

調布市で人気のエリアは?

調布市は子育てや通勤がしやすく、落ち着いた暮らしができるとしてファミリー層に人気です。調布市の中で、2020年の周辺公示地価が最も高く、不動産購入を検討している人からの注目が集まっていたのは調布駅周辺でした。なお、近辺で地価が最も低かった駅は深大寺駅でした。

調布駅の近くには大型商業施設である「パルコ」や「東急ストア」、「西友」などがあります。様々な飲食店や青果店などもあり、買い物に便利な点などが支持を集める理由の一つです。

調布市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

東京都調布市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
  • 駅周辺の商業地の不動産価格がとくに上昇
  • 調布市は不動産会社の店舗数が多い

ポイント・注意点1

調布市では、ここ数年間市内のほぼ全域で不動産価格が上昇している状態です。売却したい不動産がある人はチャンスであると言えるでしょう。さらに細かいエリアで確認をしていくと、住宅地よりも商業地のほうが不動産価格の上昇がずっと大きいことがわかります。とくに駅から徒歩5分以内のアクセス便利な地域での上昇が顕著です。

これは駅の地下化にともなう再開発事業に関係があります。2017年に「トリエ調布」ができるなど、商業地では開発によって街が活性化されたため、その周辺に住宅を持ちたいと考える人が増えているようです。

ポイント・注意点2

調布市では、不動産会社とのマッチングの難易度が他地域よりも高いと考えられます。1万世帯あたりの不動産会社の店舗数を計算すると、約12.1店舗となります。これは全国的に見ても多いと言える数字です。

調布市は不動産会社が過剰な地域なので、いい不動産会社を選ぶためには多くの不動産会社から自分に合ったところを探し出す必要があります。しっかりと情報収集をおこなって、相談できる不動産会社を見つけておきましょう。

まとめ

まとめ

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、調布市で不動産売却をするときに役立つ相場情報や地価推移、街の特徴や魅力などを紹介しました。

  • 東京都の多摩地域26市で比べても不動産価格が高め
  • 線路跡地の再開発がおこなわれている
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

不動産を高く売るためには、地域特性と相場を把握した上で販売戦略を練ることが重要です。さらに信頼できる不動産会社の協力も必要不可欠といえます。調布市での不動産売却を考えているのであれば、調布市の不動産売却の市況をしっかりとリサーチしながら、頼れる不動産会社探しを始めましょう。

【2020最新版】横浜市港北区で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

横浜市港北区で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場
  • 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 横浜市港北区の地価は上昇傾向にある
  • 住みやすいエリアが多く高く売れる要素がある
  • 不動産の需要は高い傾向にあ

横浜市港北区は横浜市を構成する18の行政区のひとつ。市の北東部に位置しており、市内における人口・世帯数ともに最も多い地域です。 新横浜駅を中心とする南部は新横浜都心として位置づけられ、マンションなどの新興住宅地が広がっています。

東急東横線の沿線を中心とする東部は一戸建て住宅を中心とした住宅地や商業地です。新たな開発も進められており、今後ますますの発展が予想されます。

この記事では、そんな横浜市港北区における不動産売却に役立つ地域特性の詳細や、不動産を売却する際のコツについて紹介していきます。

横浜市港北区の不動産動向

横浜市港北区の不動産動向
  • 横浜市港北区の地価は神奈川全体でも高い
  • 交通の便がいい地域は地価が高め

横浜市港北区は、神奈川全体の中でも地価が高めです。地価は2013年以降、上昇傾向にあり、2020年の土地価格は37.7万円/㎡ 。前年と比較して2.44%増加しており、上昇傾向は今後も続くと予想されます。

最も高いエリアは新横浜で、地価平均は80.3万円/㎡ 。前年からの上昇率は6.09%です。次いで日吉が高く、地価平均は44.3万円/㎡ となっています。東海道新幹線・JR横浜線・横浜市営地下鉄が交わる新横浜駅周辺はダントツに高く、次に高いのが東急東横線の日吉駅周辺と、交通の便がいいエリアほど地価も高くなっています。

不動産売却の流れを把握しましょう

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得のいく金額で不動産を売却することができます。

不動産売却の流れ

Step1相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5売却・引き渡し
 ▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを⾏い、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。

不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

横浜市港北区の相場を知ろう

横浜市港北区の相場
  • 一戸建ての売却額が増えている
  • 取引件数はほとんど変動がない 
  • 不動産の需要は増えている 

まずは横浜市港北区の売却動向を簡単につかんでいきましょう!

横浜市港北区の地価・不動産相場の推移 

横浜市港北区の地価は、2020年で37.7万円/㎡です。2013年以降順調に上昇を続けており、この傾向は今後も続くと予想されるでしょう。

2019年後半期(7月~12月)時点の不動産価格と、前半期(1月~6月)を比較すると、横浜市港北区は前半期と比較して、一戸建ての価格は上昇しているものの、マンション、土地の売却価格は下落しています。

保有している不動産がマンション、または土地の場合は再度上がるタイミングを待つか、逆に早めの売却を検討するのもひとつの手です。ただし価格は、マンションの場合は専有面積や築年数、土地の場合は専有面積などの要因によって大きく変化するため、常に動向を追いながら適切な判断をくだすことが必要です。

横浜市港北区の売却動向や売却相場の動き

横浜市港北区の地価は上昇傾向にあります。実際の不動産の売却価格ではマンションと土地の売却価格が下落し、一戸建てが上昇していますが、専有面積や築年数の影響も考えると、ここ数年の不動産価格は安定しているといえるでしょう。また横浜市港北区は人口、世帯数ともにゆるやかな増加傾向にあり、住宅需要は増えていると考えられます。

さらに、横浜市港北区は今後も開発が続き、交通網もさらに増えることが予定されています。この点でも不動産を売りやすい状況といえるでしょう。

参考)横浜市港北区での直近の取引価格情報

中古マンションなど(駅距離基準値:10)

駅徒歩
10分以内
駅徒歩
10分以上
70㎡4,600万円3,850万円
75㎡3,600万円2,750万円
80㎡4,350万円4,050万円
85㎡4,500万円3,050万円
90㎡3,200万円4,900万円
95㎡4,600万円4,300万円
100㎡3,800万円1,300万円

※2019年取引価格中央値

戸建て(駅距離基準値:15)

駅徒歩
15分以内
駅徒歩
15分以上
80㎡4,200万円3,900万円
85㎡4,500万円4,100万円
90㎡4,500万円4,900万円
95㎡4,400万円5,000万円
100㎡4,800万円5,300万円
105㎡5,450万円4,600万円
110㎡4,400万円6,600万円

※2019年取引価格中央値

不動産価格に影響を与えそうな出来事

不動産価格に影響を与えそうな出来事
  • 鉄道の相互乗り入れで利便性が高まる 
  • 自然と融合する暮らしに住宅需要は上昇

横浜市港北区では南北に縦断する東急東横線が使えます。東京メトロみなとみらい線との相互乗り入れにより利便性が高く、住みたい沿線ランキングでも上位にランクインするほど人気の高い地域です。

JR東海道新幹線JR横浜線横浜市営地下鉄ブルーラインが交わる新横浜駅は2022年中には東急線との接続を予定しており、横浜市営地下鉄は2030年に「あざみ野~新百合ヶ丘」間を延伸する予定です。今後さらに開発が進むことが予想され、不動産の需要も高まっていくことが期待できます。

横浜市港北区には大倉山公園をはじめ緑の多い公園が多く、鶴見川沿いはサイクリングロードや遊歩道が整備され、自然と触れ合える環境です。利便性と緑豊かな環境での暮らしが共存しており、高い人気を誇ります。横浜市による都市計画は今後も続く予定。それに応じて、マンションや一戸建ての供給も増えていくことが想定されます。

【売却のコツ】横浜市港北区の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

  • 不動産の魅力を最大限にアピールすることが大切
  • 駅から離れたエリアは、それに変わるアピールポイントを考える必要 
  • 新横浜、日吉のような利便性の高いエリアが人気

地域特性を知るメリットとは?

不動産を売る際は、地域の事情に詳しい不動産会社の専門家に任せたいという人も多いでしょう。売却を成功させるためには任せきりにせず、自分も一緒に考えることが大切です。

不動産はただ待っているだけで売れるものではありません。買い手になりそうな人の特徴を分析し、どのような手段を講じれば高く買ってもらえるかなど、不動産会社とともに戦略を立てることが重要です。地域特性を把握しながらそれに基づいた戦略を立てることが、より早く、高い価格での売却を成功させるポイントになります。

ほかの魅力的な不動産との競争に勝ち抜くためにも、物件に合った売り出し方を検討する必要があります。地域特性を分析し、どんな層がターゲットとなるかを考えてみましょう。地元に詳しい専門家である不動産会社の担当者ともよく相談して戦略を練ることをおすすめします。

横浜市港北区の地域特性や魅力

街の歴史と魅力

港北区は江戸時代ごろまでは農村地帯として栄えていた地域でした。港北区としては1939年に戸塚区と同時に誕生。現在の港北区、緑区、青葉区、都筑区を合わせた区域から始まっています。

1908年にJR横浜線、1926年に東急東横線が開通したことにより市街化が開始され、東急東横線の各駅周辺で宅地開発がおこなわれました。戦後から高度経済成長期にかけては農地から宅地や工場へと転換が進み、1964年には東海道新幹線の開通により新横浜駅が開業。新横浜駅周辺の整備が開始しました。

市による都市開発も急ピッチで進められ、新横浜駅を中心に小机、新羽を含む地域は新横浜都心として位置づけられるようになりました。日産スタジアムが建設されるなど、大規模な施設の建設や基盤の整備が進められてきました。

横浜市港北区の人口推移

横浜市港北区の人口は2015年の調査では344,172人、 前回調査のあった5年前では329,471人で、14,701人増えています。 この数字は神奈川県の中では58市区町村中トップです。

世帯数は163,519世帯で、 前回調査のあった5年前の154,733世帯と比較すると8,786世帯(5.68%)増加しています。 横浜市港北区は人口も世帯数も増えており、住宅需要は高い傾向にあると言えるでしょう。

横浜市港北区で人気のエリアは?

横浜市港北区で人気なのは新横浜駅と日吉駅の周辺です。新横浜駅はJR東海道新幹線・JR横浜線・横浜市営地下鉄ブルーラインが乗り入れ、さらに東急線と接続を予定するなど、交通の利便性にすぐれています。駅の北側はビジネス街で商業施設が立ち並び、南側は閑静な住宅街が広がっています。

駅から少し離れるとマンションとともに緑豊かな公園や遊歩道が広がっています。自然に囲まれた環境で、のびのびとした子育てがしたいという方には魅力的な地域であると言えます。

日吉駅は東急東横線、目黒線と横浜市営地下鉄グリーンラインの3路線が乗り入れ、東急東横線の特急なら渋谷駅まで17分の立地です。慶應大学のキャンパスがあり、学生で賑わう街でもあります。駅周辺は商店街が多く活気に満ちており、駅から少し離れたところは自然豊かな住宅街が広がっています。治安も良く、安心して暮らせるエリアです。

横浜市港北区で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

横浜市港北区で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
  • 能力の高い不動産会社を選ぶことがポイント
  • 上昇率の低いエリアは積極的なアピールなどの戦略が必要

ポイント・注意点1

より高い価格で不動産を売却するためには、不動産会社選びが大切なポイントになります。数多い不動産会社の中から、不動産の価値を正しく評価して適切な購入者を探してくれる会社を選ぶことが必要になるでしょう。

能力の高い不動産会社を見つけるためには、不動産売買の実績だけでなく、必要な情報をすばやく提供してくれる対応力があるかどうかを見極める必要があります。事前に情報収集をおこない、担当者の対応などもしっかりチェックして、自分の状況に合った不動産会社を選ぶようにしましょう。

いい不動産では、そんな良い不動産会社選びをサポートしていますので、ぜひまずはお気軽にご相談ください。

ポイント・注意点2

横浜市港北区の地価は上昇傾向にあり、人口も世帯数も増え続けていることから、住宅需要が増え続けている状況です。とはいえ、人気エリアと近郊とでは上昇率に開きがあり、売りたい不動産の立地条件によっては、その魅力をより積極的にアピールする必要があるでしょう。

まとめ

本記事では、横浜市港北区における不動産売却の基本的な流れと、街の特徴や魅力、不動産売却における地域特性、不動産売却に役立つ情報について紹介しました。

  • 横浜市港北区は売りやすく不動産需要が高い傾向にある
  • 交通が便利で住みやすく、高く売れる要素が多い
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

不動産を高く売るためには、横浜市港北区の不動産売却における市況や相場を把握したうえで、信頼できる不動産会社を見つけることが大切です。不動産の持ち主として不動産会社と協力し、積極的にアピールすることも必要になります。

横浜市港北区での不動産売却をお考えの方は、地域の特性をしっかり分析しながら、良きパートナーとなる不動産会社探しをおこないましょう。

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