【2020年版】東京都港区で不動産売却するコツと地域情報・相場を知ろう
「住み替えのために今住んでいる家を売りたい」「税金対策のために所有不動産を売却したい」など、世の中の不動産市場には常にさまざまな売却ニーズが存在します。そんな中、「家を売りたいけど、まず何をどうすればいいの?」とお悩みの方も多いことでしょう。
一般的に多くの方にとって不動産売却は高額な取引のひとつになるため、不安がつきものです。「不動産がいくらくらいで売れるか見当もつかない」そんな方はまず地域の相場を把握したうえで、信頼できる不動産仲介業者を選定し、所有する不動産価格の査定を依頼しましょう。
売り出し価格や成約価格には、不動産が存在する地域の経済的な発展性や人口の増減状況、不動産の流通状況などが影響します。今回は港区で家の売却を検討している方に向けて、東京都港区エリアの不動産事情に詳しい地元不動産会社ご担当者にお話をおうかがいしました。
今回取材した会社:住友林業ホームサービス株式会社
- 住友林業株式会社の子会社。
- 1964年の設立時の社名は「スミリン土地株式会社」。
- 本社の所在地は東京都新宿区。
- 主に首都圏や近畿地方、東海地方、福岡県の不動産仲介に強みをもつ。
- 取材に応じていただいたのは城南支店長の伊東大輔さん。
売却の流れを把握しよう
「家を売りたいけど、何から始めればいいのかわからない」方には、まず不動産売却の流れと相場を把握することをおすすめします。不動産会社への査定依頼は、その後からでも遅くはありません。まずは不動産売却の大まかな流れを知り、必要な手続きや優先順位を把握しましょう。
不動産売却の基本の流れ
Step1:相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2:不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3:不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4:不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5:売却・引き渡し
▶買い手が見つかれば売却の手続きを行い、不動産を引き渡します。
【売却のコツ①】東京都港区の相場を把握する
編集部
伊東さん、本日はよろしくお願いします!さっそくですが、不動産の売却を検討する際に、売主としては、まず何をするべきでしょうか?
伊東さん
まずは周辺相場を知ることが大事ですね。港区では、築年数が10年から20年となると、高いもので坪400万円ほどが一般的です。
新築や築年数が浅い物件では坪600万円にのぼることもありますね。東京都内でもっとも高いといわれる千代田区に匹敵する水準です。
東京都港区の相場は?
編集部
伊東さん
港区では、広さ60㎡から70㎡、間取は2LDK以上のマンションタイプが主力です。価格帯としては、7,000万円から1億円あたりの物件になりますね。
編集部
同じくらいの広さや築年数でも金額が変わってくる場合は何が影響しますか?
伊東さん
物件のグレードや設備などの仕様によっても、大きく価格は前後しますね。またマンションのブランドも大きく影響するでしょう。
編集部
港区では、主にどのような層の方が家を購入されているのでしょうか?
伊東さん
港区では、ダブルインカムと呼ばれる夫婦共働きで、世帯年収が1,500万円を超える世帯の購入が多い傾向にあります。職業としては、会社経営者、大手ビジネスマン、士業の方も比較的多い購買層です。
売りどきはいつ?
編集部
伊東さん
まさに今が売りどきです。不動産価格はピークアウトしていて、価格調整の局面に来ているのでしょう。
日本の給与所得の問題から、不動産は流通減になるとみています。実際に取引相場は、売り出し価格から5%は下げる必要がでているのです。
バブル崩壊後としては、不動産価格水準は今が一番高い時期です。保有する不動産価値の目減りを防ぐためにも、資産を資本に変えるタイミングは、まさに2020年の今だと思います。
編集部
もうちょっと待ったら高くなる…ということでもないんですね。
伊東さん
これまでは利便性が高く比較的資産価値の高い都心でコンパクトに暮らしたいという需要が多くありました。しかし今は、そういった都心=安心、都心=価格安定といった概念が崩壊しつつあります。
新型コロナウイルス拡大の影響によるリモートワークなどの増加で都心に住む必要性が以前より少なくなった影響が大きいですね。今後もこの影響は続くといって良いでしょう。
- 不動産売却に失敗しないために売主側も周辺の相場をまず把握することが大切
- 港区の主力物件は2LDK以上のマンションタイプで価格帯は7,000万円から1億円
- 売りどきはズバリ今
参考)東京都港区での直近の取引価格情報
中古マンション
| 専有部分面積70㎡ | 専有部分面積75㎡ | 専有部分面積80㎡ | 専有部分面積85㎡ | 専有部分面積90㎡ | 専有部分面積95㎡ | 専有部分面積100㎡ |
---|
駅徒歩10分以内 | 8,900万円 | 9,300万円 | 1億4,000万円 | 1億3,000万円 | 1億5,500万円 | 2億1,000万円 | 2億5,000万円 |
駅徒歩10分以上 | 1億1,000万円 | 6,300万円 | 8,150万円 | 7,950万円 | 8,300万円 | – | 9,800万円 |
戸建て
| 専有部分面積70㎡ | 専有部分面積75㎡ | 専有部分面積80㎡ | 専有部分面積85㎡ | 専有部分面積90㎡ | 専有部分面積95㎡ | 専有部分面積100㎡ |
---|
駅徒歩15分以内 | 1億2,000万円 | 8,750万円 | – | – | – | 1億円 | – |
駅徒歩15分以上 | – | – | – | – | – | – | – |
※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」
【売却のコツ②】東京都港区で高く売るために地域特性を把握する
地域特性を知るメリットとは?
編集部
伊東さん
地域特性を理解すると、どのようなお客様をターゲットとするか販売戦略を練ることができます。
港区はダブルインカムといった比較的世帯収入の高い夫婦世帯や、小さな子どもがいる若年層のファミリー世帯がメインとなっているので、物件として人気が高いのは2LDK、またはそれ以上のマンションタイプです。
逆に単身世帯が多いエリアの場合は、単身向けマンションの需要が高くなります。地域特性による需要の違いにより、同じ物件でも価格設定が変わってくるのです。
編集部
地域の特性を知り、その地域ならではのニーズに合わせた販売戦略を立てることが重要なんですね
東京都港区の街の特性は?
編集部
伊東さん
比較的収入の多い方が住まわれており、物価が高いことから都内の他エリアより治安が安定しています。居住エリアの美観なども、比較的きれいに保たれている地域だと思います。
東京都港区の街の魅力は?
編集部
伊東さん
港区の魅力として、大規模な商業施設やオフィスビルへのアクセスの良さを含めた都心ならではの住みやすい環境が挙げられます。
電車やバスで数分の通勤圏内に数多くのオフィス群や商業施設を含んでいる点は、港区の特徴的な魅力ですね。
編集部
買い物や日常生活での魅力はどのような点がありますか?
伊東さん
日常生活においては、高価なブランド品を扱う店舗が多く存在する中で、昔ながらの風情を残す白金商店街や麻布十番商店街のほか、ビジネスマンの味方となる新橋周辺の飲食店街など、庶民的な一面ものぞかせるのが港区の特徴です。
編集部
その他、港区ならではの魅力的な要素があれば教えてください。
伊東さん
医療施設が充実している点も港区の魅力のひとつでしょう。
東京高輪病院、東京慈恵会医科大学附属病院、 国際医療福祉大学三田病院、北里大学北里研究所病院、東京都済生会中央病院、虎の門病院など、港区6大病院と呼ばれる規模の大きな病院が存在しています。
編集部
都内の中でも比較的物価が高くて住みにくい街というイメージもあるようですが、実は庶民的な部分も多いのですね。行政の面では特色はありますか?
伊東さん
港区の行政は、子供を持つ家庭への助成などのメリットが多いことが特徴として挙げられます。
それを理由に隣接区内から移り住む方も多いようです。行政面のサポートが東京都内の中でも比較的手厚いことが港区の特徴です。
編集部
なるほど、たしかに出産費用の助成など、港区独自の助成システムは話題ですよね。特に子育て世帯への支援が盛んと聞いています。
伊東さん
小中一貫教育に行政として取り組んでいるのも港区ならではですね。
交通の利便性は?
編集部
港区における交通の利便性は、実際のところ人気の要因なのでしょうか?
伊東さん
港区の特徴として挙げられるのが交通の便の良さです。港区内にある新橋駅、浜松町駅、品川駅は、JR東日本の管内でも1日の利用者が多い駅として常にランクインする、東京都内でも主要な駅として位置づけられています。
主要駅があることで、都内の各エリアにアクセスしやすく、通勤時のストレスが軽減される点が、住居エリアとしての魅力を一層アップしていると言えます。
東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線、千代田線、半蔵門線、都営三田線・浅草線に加えてJR山手線と多数の鉄道を利用しやすい環境にあることから、日本国内でも有数の交通アクセスの良さを誇っています。
通勤時以外にも、休日の買い物やおでかけなどで多くの選択肢を持てるので、居住者にとっては大きな魅力です。
編集部
港区には、電車以外の面で居住者の利便性に繋がる要素はありますか?
伊東さん
さらにいえば、バスの利便性という魅力もあります。
例えば、湾岸のタワーマンションなどの多くは海沿いに建設されており、主要駅から遠いため不便かと思われがちです。
しかし、マンション専用のバスが運行されているケースが多く、さらにそのバスの運行本数も多かったりと、通勤や日常生活での不便さを感じさせないほど独自の付加価値をもつ物件も多くみられます。
編集部
JRの新駅として高輪ゲートウェイ駅ができましたが、街の魅力アップに繋がっていますか?
伊東さん
駅が開業したことよりも、周辺の商業施設が今後さらに充実してにぎわいを見せることで市民性が生まれ、今後より一層、街としての魅力が高まってくると思いますね。
- 不動産売却の際にはまず地域特性を知ることで緻密な販売戦略が立てられる
- 港区の特徴は庶民的な一面もある生活圏と医療施設の充実
- 港区の電車とバスによる交通の利便性も優れている
【売却のコツ③】売却を考える際に知っておきたいこと
2~3社の不動産会社から話を聞く
編集部
不動産会社に相談をもちかける場合、1社にのみ相談をするべきでしょうか?それとも、複数の不動産会社に相談するべきでしょうか?
伊東さん
1社のみに相談を持ちかけるだけだと、その会社、またはその担当の偏った話しか聞くことができません。できるだけ多くの不動産会社に話を聞くと良いでしょうね。
とはいえ10社も20社も話を聞いていたら時間がいくらあっても足りないので、最低でも2~3社に相談してそれぞれの会社から複数のアドバイスを聞いておくと良いでしょう。
不動産売却の具体的な方法、ターゲットの絞り込み、宣伝手法、広告の訴求内容、販売期間などについて、より密に細かな販売戦略を立てることが可能になります。
編集部
なるほど。より多角的に検討できるようになりますね!
伊東さん
他にも、複数の不動産会社から話を聞くことで、売主にとって大きなメリットがあるんです。
編集部
伊東さん
複数の不動産会社から少しでも多くの情報を得て、各不動産会社からの情報量や提案量、提案オプションの幅などを冷静に比較検討することが大切です。
より最適な会社選びや売却のタイミングを図ることができ、結果的に高く売ることに繋がります。できるだけ高く売りたい方こそ、ぜひ複数社から話を聞いていただきたいですね。
売却の動機・目的を明確にする
編集部
所有する不動産の条件や環境にあった的確な提案を受けるためには、不動産会社にどのような内容を伝えるべきでしょうか?
伊東さん
なぜ今その不動産を売りに出したいのかという売りたい動機や、いくらで売りたいのかという要望を細かく伝えることが大切です。
住み替えのために家を売りたい方もいれば、新たな資産形成のために売りたい方もいらっしゃいます。そういった動機や販売後に希望するアクションにより、不動産会社側は、どう売るか、いつ売るか、何に注意すべきかなどを踏まえて販売戦略を立てます。
さまざまな仲介取引を経験してきた専門業者ならではの視点からアドバイスもできるようになります。現状の詳細はもちろん、お客様の今後の展望なども含めて、情報をしっかり伝えることが大切ですね。
一般媒介と専任媒介、どちらを選ぶべきか
編集部
いざ家を売ろうとする際に迷ってしまうのが不動産会社の選択です。
その任せ方としては主に、複数の会社に任せる一般媒介と、1社のみに専属で任せる専任媒介という方法がありますが、高額な取引となる不動産の売却を任せるべき不動産会社は、どのような点に注意して選ぶべきなのでしょうか。
関連記事)
一般媒介と専任媒介ってなに?その違いをわかりやすく解説!
伊東さん
一般媒介と専任媒介では、不動産会社にとっておこなう業務内容はどちらも大きく変わりません。ただ社内の人的なリソースの使い方や予算の掛け方は専任媒体のほうが比重が高くなります。
よって、より手厚いフォローを行ってもらえる専任媒介で任せられるような信頼できる不動産会社がすでにあれば、そこを選ぶのもありでしょう。
編集部
そのようなお付き合いがない場合は、どうやって選べば良いでしょうか?
伊東さん
取引がない場合は、なかなかピンポイントで任せることは難しいですよね。その場合は、やはり複数の不動産会社を訪問して話をしっかり聞いてみることをおすすめします。
その中で、売主の要望を汲みとってその実現へ向けて努力してくれる会社かどうか、デメリットもきちんと伝えながら意思確認を都度してくれる会社なのかを見極めてください。
そういった視点できちんと長期的に活動してくれそうな軸となる会社をまず選び、そのほかにも複数社に展開するという一般媒介の手法をとることをおすすめします。
専任媒介、一般媒介のどちらにせよ、しっかりと話しを聞いてくれて、売主様のご希望に対する提案オプションを豊富に持ち、長く継続してお付き合いができそうな会社かどうかを見極めることが大切ですね。
- できるだけ高く売りたい方こそ、ぜひ複数社から話を聞くべき
- 物件の詳細や今後の展望なども含めて情報を伝えること
- 提案オプションを豊富に持ち、長く付き合える会社を探すこと
最後に住友林業ホームサービス 城南支店長伊東さんより
伊東さん
住友林業ホームサービス 城南支店の伊藤でございます。私たちは、住まいのプロフェッショナルとして、質の高いサービスをご提案ご提供させていただいております。不動産の購入、ご売却、ご相続のご相談に関しましては、ぜひともお声がけくださいませ。
まとめ
- 港区における中古住宅の相場は、7,000万円~1億円
- 港区の中での主要な間取タイプは2LDKマンション
- 港区は高収入な夫婦世帯や若年層ファミリーの人気が高い
今回は、住友林業ホームサービス城南支店支店長の伊東さんに、港区における不動産売却の相場、今後の動向、港区の街の特性、スムーズに売却するための不動産会社選びのポイントなどをうかがいました。今回のお話から、不動産会社を選ぶ際のポイントとして下記の4点が挙げられます。
- 要望を聞いてくれて実現へ向けて努力してくれるか
- 提案のオプションを豊富に持っているか
- デメリットも伝えて、都度意思確認をしてくれるか
- 長く継続してお付き合いできそうか
不動産の売却は一生のうちでも貴重で高額な取引です。そのため、売るタイミングや任せる不動産会社、さらに販売方法を見誤ると大きな損失を抱えてしまう可能性があります。港区で家を売りたい方は、ぜひ上記のポイントをおさえて最良の不動産売却を目指してください。
【2020最新版】大阪府茨木市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう
- 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
- 茨木市では複数箇所で大規模再開発がおこなわれている
- 土地と中古マンションの取引価格は上昇、一戸建ては下落
- 茨木市は不動産取引件数が多くファミリー層にも人気のエリア
茨木市といえば、大阪府のベッドタウンというイメージを持つ人が多いでしょう。茨木市は、大阪府の北部にあります。大阪市と京都市の間に位置し、交通利便性と豊かな自然を兼ね備えた魅力あふれる街です。
土地の6割は樹林地や農地が広がっています。場所によっては採れたての野菜を売っている直売所や古民家カフェが立ち並び、昔懐かしいような環境で暮らすことも可能です。
一方では新駅であるJR総持寺駅も開設され、周辺では大規模再開発も進行中。住戸、公園、医療・福祉、学校などがすべて一体となった再開発により茨木市には新たな賑わいが生まれることが期待されています。
そんな茨木市における不動産情報について、地域特性の詳細や不動産を売却するときのポイント・注意点までを紹介していきます。
茨木市のトピック
- 茨木市は6割以上が樹林地や農地の緑あふれる街
- 新設のJR総持寺駅周辺では大規模再開発が進行中
市全体の6割以上が樹林地や農地である茨木市ですが、再開発も進んでいます。2018年にはJR東海道本線のJR総持寺駅が新設されました。JR総持寺駅前には約18.5haの大規模複合再開発が進行中。
2021年には駅前に「イオンタウン茨木太田」が開業予定です。隣接する「茨木ICO CITY」は、総戸数475戸の住戸、大規模な公園、医療・福祉ゾーン、追手門学院大学の文京ゾーンが集結します。再開発による利便性の向上は、街の将来に対する期待値を上げていくことでしょう。
不動産売却の流れを把握しましょう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得のいく金額で不動産を売却することができます。
不動産売却の流れ
Step1︓相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2︓不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3︓不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4︓不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5︓売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを⾏い、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。
不動産の売価をエリアの買取相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
茨木市の相場を知ろう
- 取引価格は土地と中古マンションは上昇、一戸建ては下落
- 茨木市の地価は微増で大阪府でも高い傾向
まずは茨木市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!
茨木市の地価・不動産相場の推移
2019年の茨木市の地価は、1年前と比較して6.97%上昇しており、2019年現在は69万4,495円/㎡です。大阪市を除外したエリアと比較すると、茨木市は3番目に地価が高いエリアといえます。
2019年の土地と中古マンションの取引価格は上昇、一戸建ては下落しました。保有している不動産が土地か中古マンションの場合は、価格が上がっているうちに売却することをおすすめします。一戸建ての場合は、再度価格が上がるまで待つのもよいでしょう。
茨木市の売却動向や売却相場の動き
2019年の茨木市の土地・中古マンションの相場は、1年前から微増で、大きな変化はありません。一方、中古一戸建ては19%ほど価格が下がっています。土地の相場が最も高額なのは茨木駅周辺で、中古マンションの相場が最も高額なのは彩都西駅周辺でした。
茨木市の不動産取引件数をみてみると、土地・一戸建てが微減し、中古マンションは微増しました。茨木市の不動産取引件数は、全種別を合わせると微減ですが、大阪府72市区町村中10番目の数です。一定して不動産取引が活発なエリアと言えるでしょう。
今後はJR総持寺駅周辺の再開発などが予定されており、さらに注目されることが期待されます。
参考)茨木市での直近の取引価格情報
中古マンションなど(駅距離基準値:10)
| 専有部分面積70㎡ | 専有部分面積75㎡ | 専有部分面積80㎡ | 専有部分面積85㎡ | 専有部分面積90㎡ | 専有部分面積95㎡ | 専有部分面積100㎡ |
---|
最寄り駅徒歩10分以内 | 2,200万円 | 3,700万円 | 3,600万円 | 3,500万円 | 2,850万円 | 2,100万円 | 1,800万円 |
最寄り駅徒歩10分以上 | 2,000万円 | 1,800万円 | 3,000万円 | 2,900万円 | – | 3,000万円 | – |
※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
| 専有部分面積80㎡ | 専有部分面積85㎡ | 専有部分面積90㎡ | 専有部分面積95㎡ | 専有部分面積100㎡ | 専有部分面積105㎡ | 専有部分面積110㎡ |
---|
最寄り駅徒歩15分以内 | 3,100万円 | 3,300万円 | 2,650万円 | 3,700万円 | 4,600万円 | 3,550万円 | 5,000万円 |
最寄り駅徒歩15分以上 | 1,800万円 | 2,300万円 | 3,300万円 | 3,150万円 | 3,400万円 | 3,250万円 | 4,100万円 |
※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」
不動産価格に影響を与えそうな出来事
- 阪急茨木市駅西口は30年におよぶ再開発がおこなわれる予定
- 今後も茨木駅周辺の不動産取引は活発になると考えられる
茨木市にある阪急茨木市駅西口では、大規模な再開発が計画されています。約30年をかけて、10年ごとに再開発を進めていく計画です。
10年後には西口を整備し、東口には医療機関を導入。20年後には、東口を再整備し、交通広場機能の拡充や、中央大通の一方通行化に取り組みます。完成となる30年後には、すべての交通広場機能を駅の東口に集約し、駅の西口は歩行者の空間にする予定です。
長期間にわたる再開発が予定されている阪急茨木市駅周辺は、2019年時点で146もの不動産取引がされており、これは茨木市で最も多い数です。阪急茨木駅周辺は今後も成長が期待される街であり、不動産取引も活発になるでしょう。
【売却のコツ】茨木市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう
- 茨木市は電車も車もアクセスしやすい環境
- なかでも茨木駅は大型商業施設がありファミリーに人気
地域特性を知るメリットとは?
不動産を売却するときには、地域特性に合った販売戦略が必要です。販売戦略とは、例えば、どんなターゲットに、どんな手段(ポータルサイト、チラシに掲載するなど)で、どんな文言で物件の魅力を伝えて購入してもらうかを考えることです。
販売戦略は、仲介を依頼する不動産会社に任せっぱなしにするのではなく、地域特性や不動産の他にはない魅力をアピールするために、売主も一緒に考えることをおすすめします。
どんなに住み慣れた地域であっても、街は日々変化しています。そのため、地域特性は改めて知っておく必要があるでしょう。これが、早く・高く不動産を売却するための近道です。
特に茨木市の場合、再開発が進んでいたり、新駅が誕生したりと将来性が期待できる人気エリアなので、不動産を売るのも競争になると考えられます。所有の不動産を購入してもらうためにも、地域特性から販売戦略を練りましょう。
絶対的な答えはありません。詳しくは地元に詳しいプロである不動産会社の担当者と相談することをおすすめします。
茨木市の地域特性・歴史や魅力
街の歴史と魅力
江戸時代、茨木市はキリスト教禁止の時期に密かにキリスト教を信仰してい「隠れキリシタン」が集まっていました。今でも、茨木市の北部山間部に「隠れキリシタンの里」が残されています。
茨木市は大阪府の三島地域に位置しており、特例市に指定された市です。そのため、教育・交通・街づくりなどに力を入れていることも魅力といえるでしょう。市内には多数の大学があり、文教地区としても人気です。
また、茨木市には4路線(JR東海道本線、阪急京都本線、大阪高速鉄道大阪モノレール線、大阪高速鉄道大阪モノレール彩都線)が乗り入れており、都心部へのアクセスも良好です。
JR茨木駅から新大阪駅までは約10分で、新幹線を使うビジネスパーソンにも便利な駅です。京都方面へもアクセスが良く、JR茨木駅から京都駅までは直通で約22分なので、出勤だけでなく週末のお出かけにも便利な環境といえるでしょう。
ほかにも、茨木市内には名阪高速道路茨木インターチェンジがあります。近畿自動車道、中国自動車道などへのアクセスもスムーズにおこなえるだけでなく、京都・神戸にも行きやすく、自動車ユーザーも満足できる環境と考えてよいでしょう。
茨木市の人口推移
茨木市の人口は、2019年には28万2,824人です。2014年から2018年まで年々人口は増加しており、2018年で高止まりしました。2014年と比較すると、3,556人増加しています。年々人口が増えていることから、住宅需要も増えていると考えられます。
参照:大阪府HP
茨木市で人気のエリアは?
ファミリー層にとって、買い物環境が充実していて、交通利便性がよい街は人気です。茨木市では、「イオンモール茨木」のある茨木駅周辺は需要が高めです。
茨木駅から徒歩7分に位置する「イオンモール茨木」は、4階建ての大型商業施設。アパレルショップや雑貨店、専門店だけでなく、子どもも一緒に楽しめるフードコートや映画館「イオンシネマ茨木」も入っています。
JR東海道本線が乗り入れている茨木駅は、大阪駅まで約14分、新大阪駅までは約9分、京都駅までは約22分という好アクセス。車を持たなくてもさまざまな方面への移動がスムーズな茨木駅は、ファミリー層だけでなく幅広い層からのニーズが見込めます。
参照:茨木三昧!
茨木市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
- 茨木市で取引されている不動産は駅近物件が多い傾向
- 茨木市は農地や水辺など豊かな環境も魅力の街
ポイント・注意点1
茨木市で取引されている不動産は、比較的駅から近い物件が多い傾向があります。最寄り駅からの平均徒歩分数は、土地は13.0分、一戸建ては14.4分、中古マンションは9.1分です。
また、平均面積も土地は222.8㎡、一戸建ては150.4㎡、中古マンションは70.6㎡と、大阪市内よりも広い傾向があります。
緑が豊かで教育環境が良いことから、ファミリー層が多いため、コンパクトサイズよりも広い物件のほうがニーズがあるのです。反対に、コンパクトサイズの物件や駅から遠い物件は、売却価格などでアドバンテージをつける必要があるでしょう。
ポイント・注意点2
茨木市で取引されている不動産は、比較的駅から近い物件が多い傾向がありますが、駅から遠い物件にもメリットは多くあります。茨木市にある「元茨木川緑地」は、「大阪府緑の百選」にも選ばれる水辺の名所です。
全長5㎞にもおよぶ緑地帯では、春には市民さくらまつりが開催される豊かな自然のスポットとして知られています。茨木市北部には緑豊かな田園風景が広がり、自然の中で暮らしたいという方から一定の人気がある街だと考えられます。
まとめ
本記事では、不動産売却の基本的な流れと、茨木市での不動産売却に役立つ相場情報(マンション・戸建て・土地)や地価推移、街の特徴や魅力について紹介しました。
- 茨木市ではJR総持寺駅などで大規模再開発がおこなわれている
- 不動産取引価格は、土地・中古マンションは上昇、一戸建ては下落傾向
- 茨木市はファミリータイプ・駅近物件が多い傾向
- 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事
不動産を高く売るためには、地域特性と相場を把握した上での戦略と、信頼できる不動産会社の協力が必要不可欠です。茨木市での不動産売却をお考えの方は、市況を細かくリサーチしながら、パートナーとなる不動産会社探しを始めましょう。
【2020最新版】栃木県足利市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう
- 毎年坪単価が下がり続けているが、エリアによっては魅力的な価格で売却できる
- 歴史や文化、自然に魅力のある地域なので、不動産情報と組み合わせてアピールしていくことが大切
- 多くの不動産会社があるエリアなので、しっかり比較する必要がある
足利市は、栃木県南西部にある地方拠点都市。商工業都市としても栄えており、全国各地に工業製品を出荷したり、小売店や飲食店が多く立ち並んでいたりするのが特徴です。足利フラワーパークは全国的に有名なランドマークとなっており、県内外から多くの人々が足利市の花を楽しみに足を運んでいます。豊かな山や川に囲まれており、サラリーマン世帯が働きながらゆったりと自然を満喫して暮らすにはうってつけの地域だといえます。
ここでは、足利市の不動産事情や地域特性、不動産を売るときにオススメの方法まで紹介していきます。
足利市の近年の変化
- 足利市は県内でも土地の価格が安め(今後さらに安くなる可能性も)
- 世帯数は増えているので、ターゲットを絞って販売戦略を練っていくことが大切
足利市は、栃木県の中でも土地の価格が安いエリア。栃木県全体で年々土地の価格が下がっているのと同時に、足利市の土地の価格も下がってきています。手頃な価格で不動産を手に入れたいと考えているサラリーマン世帯や、豊かな自然に囲まれて穏やかに過ごしたいと考える高齢世帯の人にとっては、魅力的な不動産となりうるため、売却が難しいエリアではないでしょう。
しかし、新型コロナウイルスの影響で、今後の不動産価値に大きな影響を与える可能性も。短期間で大きく相場が動く可能性もあるため、不動産価格の変化に気をつけて観察し、売却するタイミングを逃さないようにしておくことが重要です。
人口の面では、全国的な少子高齢化・人口減に伴い、足利市の人口も徐々に少なくなってきています。世帯数自体は増えてきているため、どのような層が不動産を取得しようと考えているのか、社会の動向や不動産ニーズを踏まえたうえで販売戦略を練っていくようにしましょう。
不動産売却の流れを把握しましょう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得の行く金額で不動産を売却することができます。
不動産売却の流れ
Step1︓相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2︓不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3︓不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4︓不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5︓売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを⾏い、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
足利市の相場を知ろう
- 土地や一戸建ての購入ニーズは下がっており、マンションの購入ニーズが高まっている
- 築年数25年前後のマンションが人気を集めている
- 駅から徒歩圏内のエリアでは一軒家や不動産も高額で売買できる可能性が高い
まずは足利市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!
足利市の地価・不動産相場の推移
足利市では、1㎡あたりの土地の価格が30,852円となっており、栃木県の中でも比較的リーズナブルに土地を手に入れられるエリアです。しかし、駅から徒歩圏内のエリアでは高額に売買されているケースもあるため、売りたい土地の場所によっては理想的な価格で土地が販売できる可能性があります。
手頃な価格で土地を手に入れたいと考える人が増えてきてはいますが、できるだけ高額で土地を売却したい場合は、駅からのアクセス面など不動産のリッチをしっかりアピールするように意識しておくと、買い手に土地の魅力が伝わりやすくなるでしょう。
2019年の不動産の売買動向をみてみると、前半期よりも一戸建てと土地の売買価格が大きく下がっています。特に一戸建ての売買価格は834万円と前半期よりも1,000万円近くも下落。取引件数が25件と前半期よりも10件少なくなっていることを考えると、一戸建ての購入ニーズが少なくなってきていると言えるでしょう。
土地に関しては、後半の売買価格が691万円と前半期の約半分の売買価格になっています。取引件数も23件と、前半期よりも37件も少なくなっており、新たに土地を手に入れようと考える人も少なくなっているようです。
一方、マンションに関しては、売却価格が1,045万円と前半期よりも700万円近く上昇。一戸建て・土地に対し、マンションの売買価格が上がっていることから、不動産へのニーズがマンションに向いている流れになっていることがわかります。
売買されたマンションの築年数は前半期よりも11年ほど新しくなっています。築年数の浅いマンションを手に入れたいと考える人は今後も増えていくかもしれません。
足利市の売却動向や売却相場の動き
足利市では、土地の価格が下がってきているだけでなく、土地の売買件数も年々少なくなっています。このことから、足利市で土地を手に入れようと考えている人が毎年少なくなっていると言えるでしょう。
エリアによっては高額で売買されている土地もありますが、売買されている土地のほとんどは2,000万円以内の金額となっており、価格を抑えて土地を手に入れたいという人が増えている印象を受けます。そのため、手頃な価格で質を手に入れたいと考える人にターゲットを絞って、売却戦略を練るようにすると、買い手が見つかりやすくなるでしょう。
一戸建てに関しても、土地と同様に売買価格が下がり続けています。220㎡以上の広さで一軒家を手に入れている人が多いことから、築年数やエリアだけでなく、一軒家の広さが一定以上であれば魅力的な価格で売却できることでしょう。
マンションに関しては、2018年よりも2019年の方が売買価格が大きく上昇しています。特に人気となっているのが51~60㎡の物件。一戸建てと同様に、売却しようとしているマンションの広さによっては、スムーズに買い手を見つけられるようになり、納得いく価格でマンションを手放しやすくなるでしょう。
参考)足利市での直近の取引価格情報
中古マンションなど(駅距離基準値:10)
| 専有部分面積70㎡ | 専有部分面積75㎡ | 専有部分面積80㎡ | 専有部分面積85㎡ | 専有部分面積90㎡ | 専有部分面積95㎡ | 専有部分面積100㎡ |
---|
駅徒歩10分以内 | – | – | – | – | – | – | – |
駅徒歩10分以上 | – | – | – | – | – | – | – |
※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
| 専有部分面積80㎡ | 専有部分面積85㎡ | 専有部分面積90㎡ | 専有部分面積95㎡ | 専有部分面積100㎡ | 専有部分面積105㎡ | 専有部分面積110㎡ |
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駅徒歩15分以内 | – | 300万円 | 530万円 | – | 1,600万円 | 2,400万円 | 2,300万円 |
駅徒歩15分以上 | 590万円 | – | 400万円 | 660万円 | 1,300万円 | 660万円 | 2,300万円 |
※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」
不動産価格に影響を与えそうな出来事
- 栃木県全体の路線価は下げ止まってきている
- 新型コロナウイルスの影響で不動産価格に大きな影響を及ぼすことも
足利市では、路線に面している区域の土地の価格である「路線価」が年々下がっていることが話題になっています。しかし、関東信越国税局によると、栃木県全体の路線価は下げ止まってきているとのことなので、土地の価格が全体的に下がってきている足利市においても、今後は地価が下げ止まってくる可能性があるでしょう。
しかし、新型コロナウイルスによる社会情勢の変化が不動産価格に大きな影響を与える危険性も否定できません。引き続き時代の動向を注視しながら不動産を売却するタイミングを見計らっていきましょう。
参照:国税庁HP
【売却のコツ】足利市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう
- 交通アクセスだけでなく歴史や文化を感じられるところが魅力
- エリアごとの魅力を不動産の魅力と交えて買い手にアピールすると良い
- 人気のエリアでは魅力的な価格で不動産を売却しやすい
地域特性を知るメリットとは?
足利市は、昔からの歴史や自然が残っているエリアです。時代を感じさせる雰囲気に囲まれながら、先人達の歩みに思いを馳せながら生活することができます。JR両毛線や東武鉄道が通っていることや、東北自動車道佐野ICや関東自動車道足利ICにより車での移動もスムーズにできるアクセスの良さは大きな魅力です。地元民だけでなく県内外からも足を運びやすい地域と言えるでしょう。
このような地域特性を理解しておけば、あなたが売却しようと考えている不動産と紐付けて買い手に不動産の魅力をアピールできるようになるでしょう。買い手の心を惹きつけるポイントを理解すれば、希望に近い価格で不動産を売却できる可能性はぐっと上がります。
足利市の地域特性・歴史や魅力
街の歴史と魅力
奈良時代より織物業で栄えてきた足利市は、大正から昭和初期にかけて、絹を素材とした先染めの平織物である「足利銘仙」が人気を集め、日本中に知れ渡るようになりました。そのブームが発端となり町が次々と発展していき、橋や駅の整備、水道・消防設備の強化によってより住みやすい町へと変化していったのです。
戦後は柔軟な伸縮性がある生地である「トリコット」の生産が日本一になり、現在ではアルミや機械金属、プラスチック工業において全国的にシェアの高い町で魅力の多い町と言えます。
足利市の人口推移
足利市によると、足利市の人口は、2020年6月の時点では14万3,878人と毎年減少を続けています。それに対して、世帯数は6万2,098世帯と毎年増え続けており、核家族化が進んでいることが原因だと考えられます。今後は高齢夫婦世帯が増えてくることも予想されているため、不動産を販売する戦略を練る時は、ターゲットを絞ってアピールできるようにしておくと、スムーズに売却できるようになるでしょう。
参照:足利市HP
足利市で人気のエリアは?
足利市では、足利市駅周辺が特に人気のエリアとなっています。このエリアは交通の便が良くスーパーやコンビニなどが近いこともあり、生活に不便を感じにくいからです。また、渡良瀬川など豊かな自然を感じられるスポットがたくさんあるため、落ち着いた環境で暮らしたいという人や子育て世代の人たちから人気を集めています。
足利市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
- 空家率が毎年増え続けているため、一軒家家土地が売れにくい状況にある
- 不動産会社が多いエリアなので相性の合う担当者を見つけることが大切
ポイント・注意点1
足利市で不動産を売却する上で注意しておきたいポイントとして、足利市の空家率が年々増加していることがあります。政府の統計によると、2018年の空家率は19.91%となっており、5年前よりも1.41%増加しているのです。
2003年までは栃木県全体よりも空家率の低い地域ではありましたが、人口の減少や郊外の過疎化が進んでいることから、栃木県の中で空家率の高い地域になったと考えられます。マンションの売買価格や取引件数が増加していることを考えると、今後は一軒家よりもマンションを手に入れたいと考える人が増えてくるでしょう。
ポイント・注意点2
足利市は、他の地域と比べて不動産の数が比較的多いエリアとなっています。たくさんの不動産会社の中からあなたに適した会社を見つけるためには、複数の不動産会社を比較することが大切。足利市の情報についてどれだけ詳しいか、あなたが求めている情報をすぐに集めて提示してくれるのかといった点に気をつけながら、相性の合う担当者を見つけましょう。
まとめ
本記事では、不動産売却の基本的な流れと、足利市での不動産売却に役立つ相場情報や地価推移、街の特徴などを紹介しました。
- 不動産周辺の地域特性をよく理解しておくことが大切
- 買い手が魅力を感じるようなアピール方法を考える
- 地域情報に精通した不動産会社を見つけた方が良い
ここで説明した内容を参考にして、足利市の地域特性を理解した上で買い手にとって不動産が魅力に感じるようなアピールができるよう、画像を準備したり魅力的なキャッチコピーを考えたりするなど、早めに準備を進めていきましょう。
【2020最新版】福島県いわき市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう
- 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
- いわき市は地価が上昇、居住地として人気のエリア
- 駅から遠くても、95㎡以上の物件は取引数が安定
- 温暖な気候で住みやすく、復興需要も続いている
いわき市と言えば、東北地方で最も集客力のあるスパリゾートハワイアンズや、アクアマリンふくしま、いわき湯本温泉などを有し、観光資源にあふれた都市です。また、いわき市は、福島県で最も人口が多く、居住地域としても人気のエリアと言えます。
豊富な観光資源を有し、東京から新幹線で約1時間35分で訪れることができる立地であることから、常に観光客でにぎわいのあるエリアです。また、居住エリアとしての人気が高く、地価が高いことでも有名。今後も地価が上昇すると考えられています。
そんな福島県いわき市エリアにおける不動産情報について、地域特性の詳細や不動産を売却するときの注意点やポイントを紹介していきます。
いわき市の近年の変化
- 観光客数が多く、約700~800万人で推移している
- 駅から少し離れた物件でも売れる傾向
いわき市は、観光地が多いエリアで、2019年の観光客数は約755万人でした。2011年の震災時は約370万人台まで落ち込みましたが、その後2012年~2019年の推移は700~800万人で安定しています。
2020年前半はコロナウイルスの影響で観光施設は休館を余儀なくされましたが、5月中旬からアクアマリンふくしま、7月にスパリゾートハワイアンズが営業再開。今後も観光客数は回復すると見込まれます。
2019年の取引物件の特徴は、専有面積95㎡を超える広め物件の取引数が多くみられます。駅から10分以内とそれ以上かかる物件に大きな金額の差がないことも特徴で、物件購入者のニーズに合わせた物件が売れている傾向です。
不動産売却の流れを把握しましょう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得いく金額で不動産を売却することができます。
不動産売却の流れ
Step1︓相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2︓不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3︓不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4︓不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5︓売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを⾏い、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。
不動産の売価をエリアの買取相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
いわき市の相場を知ろう
- 2020年のいわき市の地価は微増
- 福島県内では、3番目に地価が高いエリア
- 中古マンション、一戸建てともに物件の大きさによる需要がある
まずはいわき市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!
いわき市の地価・不動産相場の推移
いわき市の2020年時点の地価を見てみると、平均4万4,952円/㎡です。2013年から2020年まで継続して上昇傾向。この5年で合計11.96%上昇しています。いわき市のある福島県全体の2020年公示地価平均4万715円/㎡よりも地価が高いエリアです。
いわき市の不動産相場は、地価と同じく上昇傾向にあります。2019年の取引価格は、中古マンション、戸建て共に専有面積80㎡以下の物件の取引価格が前年よりも上昇。特に目立っていたのが駅から離れた立地の取引価格の上昇で、前年の約2倍になっています。
これは、いわき市全体の世帯人数の減少傾向により小型物件のニーズの高まっていることが考えられますが、同時に駅から遠い立地でも不動産売却がしやすい時期に突入しているということです。
地価の上昇率が微増にあり、上げとまったとも考えられる今が、不動産売却のチャンスではないでしょうか。いわき市内の所有物件をお持ちの方は、早めの売却戦略を練っておくことをおすすめします。
いわき市の売却動向や売却相場の動き
2018年と2019年の取引価格中央値を比較すると、中古マンションでは駅から10分以上の物件の取引金額が2倍近くに上昇し、10分以内の物件も上昇傾向。専有面積70㎡の小さめの物件の取引が多い傾向にあります。
中古戸建は、駅から15分以上の専有面積80㎡の物件の取引金額が2倍近くに上昇。駅から15分以内の専有面積100㎡以上の物件も上昇傾向で、15分以上は取引相場が安定。しかし、専有面積80~95㎡の物件は立地にかかわらず取引金額が低くなっています。
いわき市の売却相場の動きとして、駅からの近さよりも物件の大きさに焦点を当てた物件購入者が多く、取引金額が増加傾向にあるといえるでしょう。
参考)いわき市での直近の取引価格情報
中古マンションなど(駅距離基準値:10)
| 専有部分面積70㎡ | 専有部分面積75㎡ | 専有部分面積80㎡ | 専有部分面積85㎡ | 専有部分面積90㎡ | 専有部分面積95㎡ | 専有部分面積100㎡ |
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駅徒歩10分以内 | 2,400万円 | – | – | – | – | – | – |
駅徒歩10分以上 | 2,000万円 | – | – | – | – | – | |
※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
| 専有部分面積80㎡ | 専有部分面積85㎡ | 専有部分面積90㎡ | 専有部分面積95㎡ | 専有部分面積100㎡ | 専有部分面積105㎡ | 専有部分面積110㎡ |
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駅徒歩15分以内 | – | – | – | 800万円 | 2,700万円 | 2,700万円 | 1,200万円 |
駅徒歩15分以上 | 1,500万円 | 1,100万円 | 400万円 | 1,150万円 | 2,300万円 | 2,700万円 | 2,300万円 |
※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」
不動産価格に影響を与えそうな出来事
- 2015年の地価上昇全国ランキング10位以内をいわき市が独占
- 復興事業による雇用の増加、今後も継続される
- 公共事業の多い浜通りエリアの地価が上昇している
いわき市の近年の不動産価格に影響を与える変化は、2011年東日本大震災による移住者の増加があげられます。震災後の2015年は、住宅地の地価上昇率の全国ランキングでは、上位10位をいわき市が独占。
被災者を仮説住宅で受け入れることで、人口の増加と住宅地の需要が顕著な地域でした。その後、仮設住宅からいわき市内へ移住した人が増えたことで不動産取引価格にも影響を与えています。
また、復興需要が追い風となっており、復興事業による雇用が増え、復興特別所得税は2037年まで継続。予算は減少傾向にはありますが、今後も雇用面の安定が見込まれることで、不動産価格も安定すると予測されます。
いわき市では、公共事業の多い浜通りのエリアを中心に土地価格が上昇しており、この傾向はまだ続くでしょう。
しかし、いわき市の人口は減少傾向にあり、同時に家を買う世代(30代前後)の人口も減少していることから、需要が減り地価が下がる可能性もあります。不動産価格が上昇傾向のうちに、売却の戦略を練ることが重要です。
【売却のコツ】いわき市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう
- 地域特性を知った上で、不動産売却の戦略を練ることが重要
- 観光施設が多く、温暖な気候に恵まれたエリア
- 人口は減少傾向にあるが、世帯数は増加している
地域特性を知るメリットとは?
不動産を高く売るためには、地域特性を知ることが不可欠です。そのためには、不動産会社にまかせておくだけではなく、自分でリサーチをする必要があります。
不動産会社も不動産を売る専門家としてのノウハウはありますが、その売却戦略の方向性が合っているかを売主として確認できることが大切です。
たとえば、売却したい不動産を買いたいと考える購入者はどんな層なのか、その層に届ける手段としてはどんな広告方法があるかなど、自分で戦略をもって不動産会社へ提案できるくらいのリサーチをしておくと良いでしょう。
売主自ら、魅力的なキャッチコピーをつくったり、写真を撮影したり、アピールポイントを考えたりして、売却活動を行うことでより高く売れやすくなります。複数の不動産会社に見積もりを取るなど、常にアンテナを張っておくことも重要でしょう。
特にいわき市は、県内でも地価が高いエリアのため、買い手が多く販売戦略によって販売価格が大きく変わってくる可能性があります。地域特性を知り、取引情報を集めることで、不動産が高く売れる確率が上がるというメリットがあるのです。
もちろん、戦略をもとに担当の不動産会社に客観的な意見をもらうことで、戦略の精度も上がります。主体性のある戦略を考えながらも、不動産会社に相談の上での不動産の売却をしていきましょう。
いわき市の地域特性・歴史や魅力
街の歴史と魅力
718年に石城国が誕生し、その後1602年に磐城平藩が成立したのが「いわき」という地名の由来です。また、11世紀の中ごろには、岩城氏が統治することとなり、現在の「いわき」市への基礎づくりが始まったとされています。
現在のいわき市は、観光施設が豊富。スパリゾートハワイアンズやアクアマリンふくしまなどの大型レジャー施設をはじめ、豊かな自然に囲まれた土地を活かした観光スポットも人気を博しています。
いわき駅付近には、磐城平城跡があり、丹後沢公園や源氏によって建てられた飯野八幡宮などを徒歩で散策できるコースも。となりの内郷駅の近くには、県内唯一の国宝建造物である「願成寺白水阿弥陀堂」など、周遊しやすい観光スポットも充実しています。
東京から新幹線で約1時間35分ほどの好立地として、観光人口も年間700万人ほどと魅力のあるエリアといえるでしょう。
また、いわき市は年間の日照時間が長く、1日の平均気温が最も高いことで知られています。立地も沿岸部であることが幸いして、福島県内の内陸部と比較して、冬は冷えにくく、夏は暑くなりにくいため、年間の寒暖の差が小さい住みやすい地域なのです。
いわき市の人口推移
いわき市の2020年の人口33万7,765人で、2019年より2,796人減少しています。国勢調査結果の変更から2016年に2万4,075人増を記録していますが、実際の数値は1998年の36万661人をピークに毎年0.1~1.1%の減少。
震災の翌年の2012年は2.5%減少しましたが、2018年からの直近3年間は毎年0.8%の微減が続いています。減少傾向はありますが、いわき市は福島県内で1位の人口を誇るエリアです。
また、世帯数は増加傾向で、2020年は14万3,500世帯。2019年より596世帯増加しています。2020年が1世帯当たり2.38人と、2019年からは0.03人の減少。5年前の2015年と2020年を比較すると世帯数は1万3512世帯増、1世帯当たりの人員は0.15人減少しています。
いわき市で人気のエリアは?
いわき市では「浜通り」エリアが人気です。浜通りは、相馬市からいわき市まで続くエリアですが、最も人口が多いのがいわき市で、ファミリー層にも人気があります。
東北でありながらも沿岸部であるため温暖な気候で住みやすく、海に面した立地を活かした海水浴場やレジャー施設も多いため、子育てに適している土地といえるでしょう。また、地価の高い「いわき駅」周辺は、市の中心地区でありながら、太平洋に面した浜通りの一大拠点となっています。
いわき駅から東京駅までは、新幹線で約1時間35分、在来線のJR常磐線でも約2時間。さらに車でも常磐自動車道で3時間ほどとアクセスが良く、東北地方の中でも随一の東京へのアクセスの良さが魅力です。いわき駅周辺の人気の理由といえるでしょう。
いわき市は、福島県の約7割を占めるほどの広い面積のため、移動手段に車は必須といえますが、スーパーや大型商業施設、コンビニなども豊富で、買い物に困ることはありません。自然に囲まれた温暖な地域でののんびりとした暮らしが楽しめるエリアです。
いわき市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
- 新型コロナウイルスによる観光施設への影響を踏まえる必要がある
- 地価が高いエリアなので、不動産会社の比較検討が重要
ポイント・注意点1
不動産売却を考えるうえで、新型コロナウイルスの影響による、いわき市内の観光施設や商業施設の動向を見極めることが必須です。いわき市も観光施設の休業や外出自粛制限の影響を受け、2020年度の観光人口は大幅に減ることが予測されます。
2020年の地価公示価格はいわき市全域では微増の地域が多いですが、今後商業施設の経営状況によっては、大幅な減少に転じる可能性も否めません。
人気エリアのいわき駅周辺や浜通りエリアの物件に人気が集中している側面はありますが、いわき市内の不動産の価格は上げどまりつつあるかもしれません。いわき市内の土地をお持ちの方は、早めの売却戦略をたてておくことをおすすめします。
ポイント・注意点2
不動産売却をする際の不動産会社の選定は慎重に行うことが大切です。いわき市の不動産業者数は、福島県宅建協会によると167件。いわき市の1万世帯あたり約11.6店舗の不動産業者がいる計算となり、比較できる不動産会社が多いといえるでしょう。
参照:福島県宅地建物取引業協会
いわき市は福島県全域よりも地価が高いため、売主に有利な条件で売ることができる可能性が大きいと考えられますが、不動産売却にかかわる不動産会社選びも重要です。
いわき市は、比較検討できる不動産会社が多いので、複数の不動産会社の見積もりを取り、より良い条件で売ることができる不動産会社を選ぶようにしましょう。
まとめ
本記事では、不動産売却の基本的な流れと、いわき市での不動産売却に役立つ相場情報や街の魅力や人気エリア、地価推移や今後の不動産売却のポイントについて紹介しました。
- いわき市の不動産売却の相場、不動産売却のポイントを紹介
- 不動産売却の前のリサーチが不可欠
- 所有物件をより高く売るには、視野を広くもった不動産比較が重要
- 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事
大切な所有不動産を売るためには、地域特性のリサーチが不可欠です。所有している物件の立地や広さなどから戦略を立てて売却をしましょう。
また、不動産を高く売るためには信頼のできる不動産会社を探すことも重要です。いわき市は不動産会社を比較できる立地にあるので、視野を広くもって不動産会社を探すことをおすすめします。
【2020最新版】茨城県つくば市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう
- 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
- つくば市の不動産相場は茨城県内でも最高水準
- つくばエクスプレス沿線を中心に相場が上昇
- つくば市の外縁部や築10年以上のマンション売却の場合には注意が必要
国内最大の学術都市である筑波研究学園都市がある街として知られている茨城県つくば市。東京一極集中を是正するために周辺地域の街が様々な行政機能を分散して受け入れている「業務中核都市」に指定され、国立大学や研究機関など多くの学術機関を受け入れている街です。
もともと、学術都市としての色合いが強い街ですが、2005年に首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが開業したことで、東京からのベッドタウンとしての機能も持つようになりました。
ベッドタウン化に伴って人口も増加しており、今後はつくばエクスプレスの駅周辺の再開発も計画されていることから、今後の地価上昇が期待されます。今回はつくば市における不動産情報について、地域の特性や不動産売却する際のおすすめの方法などを紹介していきます。
近年の相場傾向
- つくば市の相場は茨城県平均のおよそ2倍
- 不動産相場は県内2位で、都心までの良好なアクセスが人気
つくば市は、茨城県の中で高い水準で相場が推移しているエリアです。近年の茨城県の不動産相場は下落する一方で、県内の平均坪単価は全国的に見ても低い相場。一方、つくば市の市内平均坪単価は茨城県の平均と比較すると高水準で推移しています。
つくば市の不動産相場は県内では守谷市に次ぐ2位に位置し、県庁所在地の水戸市よりも高い相場です。都心までのアクセスが1時間を切る交通利便性の高い地域でありながら、首都圏と比較すると相場が比較的安いことから、ファミリー世帯などに人気のエリアといえます。
不動産売却の流れを把握しよう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得のいく金額で不動産を売却することができます。
不動産売却の流れ
Step1:相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2:不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3:不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4:不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5:売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを⾏い、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。
不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
つくば市の地価・不動産相場を知ろう
- つくば市の平均相場はほぼ横ばい
- 人口増加数と増加率が県内トップクラスで今後も増加が期待できる
- 公示地価はつくばエクスプレス沿線での上昇が顕著
まずはつくば市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!
近年の地価・不動産相場の推移
つくば市の地価は、2018年と2019年で比べると0.33%高くなっています。そこから5年前にあたる2014年と比較すると、5.77%高くなっています。茨城県全体で比較しても、地価は高いエリアであるといえます。
2019年時点の地価を見てみると、つくば市の平均売却価格は前半期と比較してマンションは74万円、戸建は262万円増加しています。戸建ての場合は専有面積が96㎡増加していることが要因と考えられます。一方、土地の売却額は614万円の下落で、相場の上昇が期待できることから、余裕があれば売却時期をずらすのも選択肢の一つです。
つくば市の売却動向や売却相場の今後
つくば市の売却動向は人口の増加に比例して好調です。売買されているマンションの平均的な売却動向は築年数11年で、専有面積は80㎡の2LDK〜3LDKの物件が多く、平均価格2,800円台で取引されています。
また、戸建の場合の取引平均は築年数16年で、専有面積347㎡と比較的広く、売却価格は3,500万円がひとつの基準になります。つくば市の売却相場はマンション・戸建ともに上昇しており、今後も人口増加に伴う住宅需要の増加が見込めるため、売却相場も引き続き上昇することが期待できます。
都心へのアクセスに優れている土地が人気
つくば市の2020年の公示価格の坪単価は1年前と比べてほぼ同水準です。しかし、つくば駅周辺や研究学園、みどりのといった人気エリアは地価が上昇しています。特につくばエクスプレスの沿線で地価の上昇が目立ち、つくば駅前の竹園や吾妻などは対前年比4%以上の地価上昇を記録。都心へのアクセスに優れている土地がつくば市内で人気といえるでしょう。
今後も人口増加によって都内への通勤者向けの住宅需要は継続すると見込まれており、つくばエクスプレスの駅周辺の地価は今後も上昇すると考えられます。
参考)茨城県つくば市での直近の取引価格情報
■中古マンションなど(駅距離基準値:10)
| 駅徒歩 10分以内 | 駅徒歩 10分以上 |
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70㎡ | – | – |
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75㎡ | 4,200万円 | 1,600万円 |
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80㎡ | 3,100万円 | 2,400万円 |
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85㎡ | 3,500万円 | 3,000万円 |
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90㎡ | 3,400万円 | – |
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95㎡ | 4,000万円 | 3,900万円 |
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100㎡ | – | 2,300万円 |
---|
※2019年取引価格中央値
■戸建て(駅距離基準値:15)
| 駅徒歩 15分以内 | 駅徒歩 15分以上 |
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80㎡ | – | 620万円 |
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85㎡ | – | 700万円 |
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90㎡ | – | 1,900万円 |
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95㎡ | – | 425万円 |
---|
100㎡ | 2,600万円 | 2,150万円 |
---|
105㎡ | 3,900万円 | 2,550万円 |
---|
110㎡ | 3,500万円 | 3,000万円 |
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国土交通省「土地総合情報システム」より
不動産価格に影響を与えそうなトピック
- つくば市には日本有数の学研都市である筑波研究学園都市がある
- 老朽化したエリアやつくば駅周辺の再開発が計画されている
- 再開発によって、生活利便性の向上や相場の上昇が期待できる
つくば市は1960年代に日本有数の学研都市を目指して建設された筑波研究学園都市が中心となってまちづくりが進んだ街です。2005年につくばエクスプレスが開通すると地域のあり方も変化し、つくばエクスプレスの駅周辺に新市街地が形成される一方で、筑波研究学園都市一帯の施設は老朽化が進行。
それに伴いバリアフリー化も進み、若年ファミリー層の流入による子育て施設も充実。時代に合致したまちづくりが求められるようになりました。
つくば市では現在、つくば駅周辺の再開発事業によって新たな地域の魅力を創出することを計画しています。市民の生活利便性を向上させるため、駅周辺にあるつくばセンタービルやセンター広場のリニューアル、中央公園のリニューアルを軸に、起業家や研究者の交流拠点、研究機関の窓口機能として、本来の国内有数の先端都市としての強みも最大限に生かしたまちづくりが期待できるでしょう。
【売却のコツ】高く売るために地域特性を把握しよう
- 国内有数の学研都市で、先端技術と豊かな自然が融合する街
- 人口増加数と増加率が茨城県トップクラス
- つくばエクスプレスの開業により都心のベッドタウンとして発展
地域特性を知るメリットとは?
不動産を売却しようと考えている場合、地域の実態や土地や建物の価値について詳しい不動産会社の担当者に任せるのも方法のひとつです。しかし、不動産会社の担当者に任せてばかりでは、あなたが思った通りの不動産売却ができなくなってしまう可能性があります。土地や建物の情報をよく知っている売主が、不動産の魅力を最大限にアピールできるような写真やキャッチコピーを作るのも大切なポイントです。
つくば市は国内有数の研究学園都市であり、中心地はアカデミックな雰囲気と都会的な街並みの融合した先進的なまちづくりが進んでいます。一方で、かつては緑豊かな農村地帯だったことから、中心地を少し離れると日本の原風景ともいえる景色が広がり、このような自然に囲まれたエリアで暮らすことも可能です。
つくば市は、つくばエクスプレスの開通によって都心まで約45分でアクセスできるようになり、結婚や出産を機に都心からの移住者が増えています。県内で最も人口が増加しているエリアなので、今後も住宅需要の上昇に伴う相場と需要の増加が期待できます。
つくば市の街の魅力
■つくば市の地域特性
日本有数の研究学園都市であるつくば市には、筑波大学やJAXAなどおよそ150の民間研究機関や企業が立地しており、2万人近い研究者が市内で研究開発や高等教育に従事しています。
参照:つくば市役所
「世界の明日が見える街」をスローガンに、市内の研究の成果をまちづくりに取り入れているのが特徴です。たとえば、つくば市で栽培されているパン用の小麦には市内の研究機関で開発された品種が用いられています。国の「科学の街・国家戦略総合特区」に指定されているつくば市は、社会導入前の各種実証実験や子どもたちへの科学教育を充実するなど、明確な方針のまちづくりが進んでいます。
このように、先端技術を取り入れることに熱心な地域なので、新技術にいち早く触れたい場合や、新たなライフスタイル創出のための社会実験に興味がある方や、子どもへの科学教育を充実させたいファミリーに世帯とっては魅力的な地域といえるでしょう。
■つくば市の人口推移
つくば市の人口推移は2010年には21万4590人で、2015年には226,963人に増えています。その後も人口は増加傾向にあり、2020年の人口は238,008人(令和2年3月1日時点)。
つくば市の人口増加数は茨城県内で最も高く、人口減少の続く茨城県の中で成長を続ける地域といえます。今後もつくば駅周辺の再開発など利便性の高い街づくりを継続していくことから、引き続き人口増加が見込まれます。
参照:つくば市役所
※2010年・2015年は10月1日現在
■つくば市の交通利便性
2005年までは都心にアクセスする公共交通機関は高速バスだけでしたが、つくばエクスプレスが開業したことで一気に交通利便性が高くなりました。つくばエクスプレスは秋葉原とつくば間を約45分で結ぶことから、同沿線は都心の新たなベッドタウンとして注目を集め、タワーマンションや新興住宅地の建設が進んでいます。
つくばエクスプレス沿線エリアだけが茨城県内で人口増加していることからも、その効果の大きさがうかがえます。また、学研都市であることから、地方都市の中では高速バス網も充実しており、首都圏方面のバスや成田空港や羽田空港への空港リムジンバスだけでなく、名古屋や京都、大阪などへの高速バスも定期運行しています。
高速道路網も常磐自動車道と圏央道のインターチェンジがそれぞれ市内にあるため、首都圏への移動も都市間の移動も良好な環境にあるといえるでしょう。
つくば市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
- つくばエクスプレス沿線以外の市内外縁部は相場が下落傾向
- 築10年以上のマンションの販売価格が大幅に下落するので要注意
ポイント・注意点1
つくば市はつくばエクスプレスの沿線の相場は高水準で推移していますが、沿線以外の郊外は地価が下がっています。人口増加や再開発計画など地価上昇が期待できる要素は多いですが、エリアによっては高値で売却できない可能性があります。所有している不動産がつくばエクスプレス沿線でない場合には、売却方法を工夫したり、売却価格をしたりするなどの対策が必要です。
ポイント・注意点2
マンションの売却価格が築年数によって大きく変動するのもつくば市の特徴です。特に、築年数10年以内で1LDKから2LDK程度の50〜70㎡のマンション売却価格は平均4,000万円ですが、築11年〜20年のマンションの場合1,650万円台まで大幅に下落します。一戸建ての売却ではこのような下落は発生しないため、特に築年数の古いマンションを売却する場合には、価格設定を慎重に行う必要があるでしょう。
まとめ
本記事では、不動産売却の基本的な流れと、つくば市での不動産売却に役立つ相場情報や地価推移、坪単価、街の特徴などを紹介しました。
- 人口増加数と増加率が茨城県トップクラスで今後も増加が期待できる
- つくばエクスプレスの開業により都心のベッドタウンとして発展
- つくばエクスプレス沿線以外の市内外縁部は相場が下落傾向
- 築10年以上のマンションの販売価格が大幅に下落するので要注意
- 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが重要
不動産を高く売るためには、エリアに対してどのような購入層が考えられるのか、地域特性と相場を把握し戦略を練る必要があります。その際、信頼できる不動産会社からのサポートは欠かせません。つくば市で不動産売却をお考えの方は、該当エリアの不動産売却状況をリサーチしたうえで、あなたの希望に寄り添ってくれる不動産会社を探しましょう。
【2020最新版】群馬県前橋市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう
- 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
- 前橋駅周辺の地価は上昇している
- 再開発で商業施設が新しくできるなど、経済活動が活発に
- マンションや一戸建てよりも土地の売却価格が上がっている
群馬県の県庁所在地である前橋市は、県内で2番目に人口が多く、中核市でありながら市内には日本三大河川の利根川が流れ、日本百名山である赤城山も望むことができる自然豊かなエリアです。レジャー施設なども充実しており子育て世代にも人気。また、幹線道路に囲まれており、自動車における交通網も充実しています。
ここではそんな前橋市の不動産事情や地域特性、不動産を売却する流れなどを紹介していきます。
前橋市の近年の変化
県内トップクラスの人口を誇る前橋市。近年の土地の査定額は県平均に比べ、高値で取引されています。そんな前橋市は全国的にも有名な農業都市でもあり、キュウリやバラなどの生産量は日本随一。赤城山麓では畜産も盛んで、全国トップレベルの乳量を誇る”酪農県”でもあります。一方、市街地では再開発の計画もあり、地価にも今後影響があるかもしれません。
しかし、前橋市の取引物件の平均坪単価は2018年と比較して微減しています。ただ、前橋駅周辺など都心へのアクセスがしやすいエリアは、主に若年層からのニーズが高く地価も市内では高水準です。
不動産売却の流れを把握しましょう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得行く金額で不動産を売却することができます。
不動産売却の流れ
Step1:相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2:不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3:不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4:不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5:売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを⾏い、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
前橋市の相場を知ろう
- 一戸建てと土地は上昇、マンションは下落傾向
- 市街地より前橋駅周辺の地価が上昇している
- 中央前橋エリアが市内トップの地価
まずは前橋市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!
前橋市の地価・不動産相場の推移
前橋市の地価は、2018年と2019年で比較すると0.05%の下落。小幅な値動きになっています。2019年時点の平均地価は 55,018円/㎡(181,878円/坪)で、5年前と比べると、0.96%下がっています。ただ、群馬県全体の平均地価と比較すると、地価は高いエリアであるといえます。
前橋市の不動産取引を2019年第1四半期から2019年第4四半期の平均値で確認していきます。前半期と比較すると、一戸建てと土地の価格は上昇し、マンションは下落しました。保有している不動産がマンションの場合は、再度上がるタイミングを待つか、逆に早めに売却すると良いかもしれません。
前橋市の売却動向や売却相場の今後
前橋市の近年の地価相場を比べると、ほぼ横ばいに近いですが下落しています。前橋市のある群馬県の地価はここ7年間で前橋市以上に下落しており、県全体で比べると前橋市はニーズがあるエリアだと分かります。
前橋市の中で比べると、昔からの市街地エリアよりも駅前の需要が増えています。現在は中央前橋エリアが市内トップの地価であるものの、地価の上昇率としては前橋駅周辺のほうが上昇しているのです。これは東京などへの交通アクセスが至便な土地のニーズが高まっているからでしょう。関東圏では、ほかに宇都宮市や高崎市などの都市でもその傾向があります。
参考)前橋市での直近の取引価格情報
■中古マンションなど(駅距離基準値:10)
| 専有部分面積70㎡ | 専有部分面積75㎡ | 専有部分面積80㎡ | 専有部分面積85㎡ | 専有部分面積90㎡ | 専有部分面積95㎡ | 専有部分面積100㎡ |
---|
駅徒歩10分以内 | ¥11,000,000 | – | – | – | – | – | – |
駅徒歩10分以上 | ¥10,000,000 | ¥20,000,000 | – | – | – | ¥25,000,000 | – |
※2019年取引価格中央値■戸建て(駅距離基準値:15)
| 延床面積80㎡ | 延床面積85㎡ | 延床面積90㎡ | 延床面積95㎡ | 延床面積100㎡ | 延床面積105㎡ | 延床面積110㎡ |
---|
駅徒歩10分以内 | ¥11,000,000 | – | – | ¥15,500,000 | ¥18,000,000 | ¥26,000,000 | ¥24,500,000 |
駅徒歩10分以上 | ¥9,000,000 | ¥8,250,000 | ¥12,000,000 | ¥10,500,000 | ¥17,000,000 | ¥24,000,000 | ¥21,000,000 |
※2019年取引価格中央値参照:国土交通省「土地総合情報システム」
不動産価格に影響を与えそうなトピック
- 道路建築などの新しい公共事業は見込みにくい
- 人口が減少傾向にあり、地価が上がりにくい一因に
- 空き家率が全国平均よりも高い
- 前橋駅周辺は地価が上がっている
群馬県内では地価が高い前橋市ですが、県全体の地価は公共事業の増減で変化が見られます。その傾向は前橋市にも同様に及んでいます。特に近年は公共事業が減っており、その影響による地価下落が続いています。すでに幹線道路は多く、自動車における交通網には優れている土地柄ですが、その分新しい公共事業は望めないかもしれません。
また、人口が減少傾向にあることも地価が上がりにくい一因になっています。人口が減ることで当然購入希望者の絶対数は減り、親の土地を売却したい人が増える、という構図になります。さらに、空き家率は2018年の調査によると15.9%。そこから5年前にあたる2013年の13.3%と比べても上がっており、これは全国平均よりも高い数値です。
現在前橋市周辺に土地があり、今後売却予定があるのであれば、これ以上下落してしまう前に売却することを考えてもよいかもしれません。
参照:前橋市空家等対策計画
近年、比較的地価が上がっているのは前橋駅周辺です。都心部に出やすいエリアは今後も需要があるものと考えられます。このように、たとえ同じ前橋市内の物件であっても、エリアごとに需要の違いがあるため、事前にしっかりと調査をする必要があります。
【売却のコツ】地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう
- 前橋市は古墳が多く、古くから栄えた街
- 農業や畜産業などが全国トップクラス
- 行政や文化の中心地
- 子育て世代への支援が手厚い
- 人口10万人当たりの医師数が多く、医療設備も充実
地域特性を知るメリットとは?
専門家でない限り、不動産売買に慣れているという人は多くありません。そのため、売却する際に不動産会社に丸投げしている人も少なくありません。しかし、不動産会社だけに任せるよりも、その物件や地域の特性について誰よりも詳しいあなたも一緒になって戦略を練ると、満足のいく売却成功に近づきます。地域特性をふまえた戦略を立てて、より高値で早く売れるようにしましょう。
たとえばエリアの特徴から、不動産の購入者層やその人が気になりそうな文言などを考えます。特に前橋市の場合、空き家も多く人口も減少傾向にあるため不動産購入の需要よりも供給のほうが高くなって、売るのが難しくなることが予想できます。
しかし前橋市は自然の豊かさや都心へのアクセスの良さなどの”長所”があります。そういった点をアピールポイントとして「東京にも出やすいうえに自然豊かな環境で子どもを育てられる」などとファミリー層に打ち出すこともできるでしょう。
自分の不動産を魅力的に訴求できるかはどうかは重要なポイントなので、まずは地元に詳しく、かつ不動産売買の専門家である不動産会社のスタッフと相談して考えることをおすすめします。
地域特性や歴史。前橋市の魅力を知る
■街の歴史と魅力
前橋市は群馬県の中南部にある都市です。市周辺には700ほどの古墳があったといわれるほど、古代からの歴史深い土地として知られています。今までに発見されている貴重な出土品も、それを証明しています。律令時代にはこの地域の中心地として栄え、いち早く仏教が広まりました。
江戸時代ごろから農業が盛んになり、明治時代には製糸産業が盛んになり、その後「県都前橋生糸の市」とうたわれるほど全国的にも有名になりました。
前橋市から見て赤城山麓の反対側には群馬県の商都として栄える高崎市があります。前橋市には県庁があり、日本銀行の支店や医療設備なども集中していて昔から行政の中心部として栄えていました。高崎市は東山道や鎌倉街道をはじめ、中山道や三国街道、日光例幣使街道などが通り、昔から交通の要衝でした。
あらゆる面で比較の対象にされやすいこの2都市は「行政や文化の中心は前橋、交通や商業の中心は高崎」というようにもいわれています。レジャー施設も多く、観光地としても人気がある前橋市。自然も豊かで川の伏流水が豊富なため、市の中心部でも水道水には綺麗な地下水が使われています。
また、子育て世代への支援も手厚く、人口10万人当たりの医師数が多く医療設備も充実しています。このような点もファミリー層のニーズが高い要因といえるでしょう。
■前橋市の人口推移
前橋市の2015年時点の人口は336,154人です。 前回調査があった2010年は340,291人でした。比較するとー4,137人で、比率では-1.22%と減少傾向にあります。人口は減少しましたが、世帯数は2.68%増加しており、新しく世帯を持つ層に不動産購入のニーズが一定数あるといえるでしょう。
参照:前橋市HP
前橋市で不動産売却する際のポイント・注意点
- 不動産取引数は県内1位
- 前橋市では今後人口が減少するという見通しがある
- 30代〜のファミリー層も減少の見込み
ポイント・注意点1
群馬県内での地価の最高価格地点は高崎市で、その次が前橋市です。ただ不動産取引件数では前橋市が一番多く、約4,000件の取引がありました。その次が約3,700件の高崎市です。隣接しているこの2つの市は県内でも人口が多く、それだけに不動産取引も活発だといえます。
不動産取引の件数が多いということは、購入を検討している人の数も多いと捉えることもできます。ただ、その分ライバルとなる物件も多いということにもなります。空き家の割合も高止まりしており、今後売却しようとしている人も増えると考えられます。ライバル物件に埋もれてしまわないよう、自分の不動産をどのように売り出すのか、しっかりと戦略を練りましょう。
ポイント・注意点2
前橋市のこれから先の人口を試算したデータがあります。そのデータでは、今後前橋市の人口は減少していくという見通しがされています。
国立社会保障・人口問題研究所によると、2025年までに13,000人減少する想定のようです。また、自然が多く子育て支援も手厚いためファミリー層に人気があるものの、30代の人口も2025年までに8,000人減少するとなっています。売却する予定の不動産があるのであれば、購入対象者層である世代が減少する前に売ることも考えたほうがよいでしょう。
参照:国立社会保障・人口問題研究所
まとめ
本記事では、不動産売却の基本的な流れと、前橋市での不動産売却に役立つ相場情報や地価推移、坪単価、街の歴史などを紹介しました。
- 前橋市は県内でも地価が高いエリア
- 市街地よりも前橋駅周辺の地価上昇が顕著
- 地域特性に合った販売戦略が売却成功への近道
- 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが重要
購入層をイメージしながら地域の特性と相場を把握し戦略を練ると、不動産を高く売れる可能性が高まります。前橋市の場合は人口減少が予想されているため、その前に売りぬくことが得策かもしれません。
また、不動産取引の際には、不動産会社の協力も重要です。前橋市で不動産売却を考えているのであれば、同地域の不動産売却の動向や傾向を調べたうえで、あなたが信頼できると思える不動産会社探しを始めましょう。
【2020最新版】埼玉県草加市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう
- 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
- 草加市は人口、地価ともに上昇傾向
- 駅から近い物件の取引価格が安定している
- 東京への通勤・通学に便利で、ファミリー層が増えている
草加市は、埼玉県の南東部に位置する都市で、東京都足立区に接している都会的なエリアです。東京へのアクセスも良く、日比谷線を利用すると上野駅までは約10分、秋葉原駅まで約13分と通勤・通学面での魅力も大きいといえるでしょう。
また、草加市には東京ドーム4個分の面積を誇る「そうか公園」があるなど、子育てに適したエリアでもあります。大型ショッピングセンターやスーパーなども充実していて、待機児童数も年々減少傾向にあることから、ファミリー層に人気です。
そんな草加市エリアにおける不動産情報について、地域特性の詳細や不動産を売却するときのおすすめの方法などを紹介していきます。
草加市の近年の変化
- 草加市の人口は増加傾向にある
- 平均年齢は45.4歳で、通勤を視野に入れた人口増加が考えられる
- 駅の近い物件の取引価格が上昇傾向にある
草加市は人口が増えているエリアで、2020年1月時点では前年よりも1.157人増加し、24万9645人になっています。年間増加率0.47%と微増ではありますが、戦後人口が増えてから、ほぼ毎年人口が増えているめずらしいエリアといえるでしょう。
増加の内訳は、自然減(死亡による減少)が568名を、社会増(転入による増加)1725名が上回っています。平均年齢も45.4歳と、働く世代の人口が多いため、東京や埼玉の主要都市への通勤を視野に入れた転入が人口増加の理由のようです。
また、人口増加に伴い地価も上昇傾向にあり、とくに草加駅周辺では人気が集中。草加市全域でも駅に近い物件の取引価格が上昇傾向にあります。不動産を所有している方にとっては売却に適した時期に突入していると考えられるでしょう。
参照:草加市の人口
不動産売却の流れを把握しましょう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得のいく金額で不動産を売却することができます。
不動産売却の流れ
Step1︓相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2︓不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3︓不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4︓不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5︓売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを⾏い、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。
不動産の売価をエリアの買取相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
草加市の相場を知ろう
- 2020年の草加市の地価は上昇している
- 埼玉県内では、13番目に地価が高いエリア
- 駅から近いエリアの取引価格が安定している
まずは草加市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!
草加市の地価・不動産相場の推移
草加市の2020年時点の地価を見てみると、2019年から約1.92%上昇しており、平均15万312円/m²です。2020年はやや上げどまった印象もありますが、上昇傾向にあるエリアといえるでしょう。直近の5年では地価が約6.99%の上昇をしています。
草加市のある埼玉県全体の2020年公示地価平均16万1,670円/m²で、埼玉県の主要都市と比較すると地価が低いエリアです。埼玉県全体の地価は約1.24%の上昇なので、草加市の上昇率の方が高い傾向にあります。
草加市の不動産相場も地価と同様に上昇傾向にあり、マンション、戸建てともに、駅から近い物件の取引価格が上昇し、安定しています。
保有している不動産がマンションか一戸建ての場合は、さらに価格が上がるタイミングを待つこともできますが、上げどまりつつあるとも考えられるので、売却の戦略は早めに練っておいた方が良いでしょう。
草加市の売却動向や売却相場の動き
2018年と2019年の取引価格中央値を比較すると、中古マンションの取引価格は駅から10分以内の物件がわずかに上昇し、10分以上の物件も上昇傾向にあります。また、専有面積80㎡以内の物件の取引が成立している傾向です。
また、中古戸建は、駅から15分以内の専有面積95㎡以下の物件の取引金額が上昇しています。駅から15分以上の専有面積100㎡以下の物件は微減少傾向にありながらも、ほぼ取引相場が安定。
しかし、専有面積105㎡以上の物件の取引価格は金額の差が縮まっており、面積が大きい中古戸建ては立地に差がなくなっていると考えられます。
草加市の売却相場の動きとして、戸建ての105㎡以上の物件では、立地による物件価格の差が縮まっていることから、駅から近いことを目的とした購入者よりも、物件自体を重視した購入者が増えている傾向にあるといえるでしょう。
参考)草加市での直近の取引価格情報
中古マンションなど(駅距離基準値:10)
| 専有部分面積70㎡ | 専有部分面積75㎡ | 専有部分面積80㎡ | 専有部分面積85㎡ | 専有部分面積90㎡ | 専有部分面積95㎡ | 専有部分面積100㎡ |
---|
駅徒歩10分以内 | 2,600万円 | 2,600万円 | 3,300万円 | – | – | – | – |
駅徒歩10分以上 | – | 2,500万円 | 2,700万円 | – | – | – | – |
※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
| 専有部分面積80㎡ | 専有部分面積85㎡ | 専有部分面積90㎡ | 専有部分面積95㎡ | 専有部分面積100㎡ | 専有部分面積105㎡ | 専有部分面積110㎡ |
---|
駅徒歩15分以内 | 1,900万円 | 1,600万円 | 2,400万円 | 4,200万円 | 3,500万円 | 3,500万円 | 4,200万円 |
駅徒歩15分以上 | 730万円 | 1,350万円 | 1,650万円 | 2,750万円 | 3,000万円 | 3,250万円 | 3,250万円 |
※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」
不動産価格に影響を与えそうな出来事
- 人口の社会増が自然減を上回るエリア
- 保育園の定員数増加で待機児童数が減少傾向
- 家を買うファミリー層の増加が期待できる
草加市の不動産価格に影響を与えそうな状況としては、社会増と呼ばれる転入による人口増加があげられます。草加市は、市内を南北に縦断している東武伊勢崎線(スカイツリーライン)の草加駅と、獨協大学前駅を有しており、東京へのアクセスが快適です。
草加市は、都内や埼玉県の主要都市と比較しても地価が安いエリアとして注目が集まっています。隣接する足立区の「見沼代親水公園駅」(舎人ライナー)が最寄駅になる駅もあるなど、目的によって居住地に魅力を感じる人が多いといえるでしょう。
また、東京や埼玉県の主要都市への通勤を考えたベッドタウンとしての需要も大きく、今後も比較的若い世代のファミリー層の転入が増加が期待されます。
草加市は子育てに関わる相談窓口を多数設けており、なかでも子育てのポータルサイト「ぼっくるん」では行政だけでなく、民間の情報も合わせて紹介し、街ぐるみの子育てを支援できる体制が整っているのです。
育児のしやすさが移住を後押しする可能性があり、不動産価格に影響を与える要因の1つと考えられるでしょう。
草加市は、主要駅周辺の土地価格が上昇しており、この傾向は続くことが予想されます。人口増加にともない家を購入するファミリー層の増加が期待できるエリアです。不動産価格が上昇傾向にあるうちに、売却戦略を練っておくようにしましょう。
【売却のコツ】草加市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう
- 地域特性を知った上で、不動産売却の戦略を練ることが重要
- 東京へのアクセスが良い「埼玉都民」エリア
- 人口、世帯数ともに増加傾向にある
地域特性を知るメリットとは?
地域特性を知っておくことは不動産を高く売るときに大きなメリットとなります。不動産会社にまかせておくだけではなく、自分でリサーチをして戦略を練っておくことが、不動産の売却価格を上げることにつながるといっても過言ではありません。
不動産会社も不動産を売る専門家としてのノウハウはありますが、その売却戦略の方向性が合っているかを売主として確認できることが大切です。
たとえば、売却したい不動産を買いたいと考える購入者はどんな層なのか、その層に届ける手段としてはどんな広告方法があるかなど、自分で戦略をもって不動産会社へ提案できるくらいのリサーチをしておくと良いでしょう。
不動産会社の担当者だけでなく、物件をよく知る売主だからこそ伝えることができる内容が、購入者の気持ちに響きます。
売主自ら魅力的なキャッチコピーをつくったり、写真を撮影したり、アピールポイントを考えたりするほか、不動産会社の担当者と協力して売却活動を行うことで、より高く売れやすくなるのです。
また、視野を広く持ち複数の不動産会社に見積もりを取るなど、常にアンテナを張っておくことも重要だといえるでしょう。
草加市は、人口増加傾向の都市のため、買い手が多く、販売戦略によって販売価格が大きく変わる可能性があります。地域特性を知り、取引情報を集めることで、不動産が高く売れる確率が上がるというメリットがあるのです。
もちろん、戦略をもとに担当の不動産会社に客観的な意見をもらうことで、戦略の精度も上がります。主体性のある戦略を考えながらも、不動産会社に相談の上で不動産の売却をしていきましょう。
草加市の地域特性・歴史や魅力
街の歴史と魅力
草加市は、江戸時代、日光街道で江戸から2つ目の宿場町草加宿として栄えたことが有名です。草加市が市制を導入した時の人口は3万4878人でした。
その後、松原団地の造成や、東武伊勢崎線と営団地下鉄(現東京メトロ)日比谷線の相互直通運転開始により東京へのアクセスの良さが手伝い、現在の人口の約24.9万人にまで増加しました。
草加市の一番の魅力は、住みやすさにあります。東京都足立区と接している立地から、東京へのアクセスの良さが魅力です。それでいて、さいたま市内よりも地価が低く、家を購入するハードルも低いため、転入による人口増加が進んでいます。
待機児童問題も市の政策である保育園の定員増により改善傾向。都市部にありながらも自然豊かな立地で、「そうか公園」「まつばら綾瀬川公園」などもあり、育児に適した環境といえるでしょう。
また、子どもが中学、高校と進学する際には、都内への通学も視野に入れた選択ができるので、進学先の幅が広がることも魅力ではないでしょうか。
草加市の人口推移
草加市の2020年の人口は24万9,645人で、埼玉県内では6番目に人口が多いエリアです。2019年と比べると1,157人の増加。2020年の増加率は0.47%で、5年前の2016年からの動向を見ても毎年約0.2~0.4%のゆるやかな増加をしています。
また、世帯数も増加傾向で、2020年は11万3,081世帯。2019年より0.48%増加しています。人口の増加と世帯数の増加がほぼ同じ割合の増加となっていることから、単身での転入よりもファミリー層や家族としての転入が多いようです。
参照:草加市HP
草加市で人気のエリアは?
草加市では「草加駅」周辺と「獨協大学前駅」周辺のエリアが人気です。両駅は東京へのアクセスが良く、通勤で利用する人が多いため、人気が集中しています。地価の上昇率も顕著で、2019年から2020年にかけて草加駅から300mほどの氷川エリアでは地価が約4.8%も上昇した土地もありました。
草加駅周辺ほどの上昇幅とはならなくても、2020年は草加市のほぼ全域で地価が上昇しています。隣接の東京都足立区や埼玉県の他の都市へのアクセスなどのメリットが大きいため、草加市のどのエリアにも注目されるチャンスがあるといえるでしょう。
また、通勤だけでなく子育てにもアクセスの良さは関係する部分があり、レジャー施設の東武動物公園や東京スカイツリーにも電車一本で行けるという環境の良さもあります。電車やバスが充実していることもあり、子育て世代にはうれしいエリアです。
草加市は、都会にも近く、スーパーや大型ショッピング施設もあり、大きな公園で自然を感じることができる環境もあります。そんな草加市に魅力を感じるファミリー層は多く、今後も居住地としての人気を獲得していくでしょう。
草加市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
- 地価は上昇傾向にあるが、予期せぬ事態での下落に備えた事前の戦略を
- 地価が高いエリアなので、不動産会社の比較検討がポイント
ポイント・注意点1
草加市の不動産売却を考えている場合に、地価の上昇のタイミングを見極めることがポイントです。全国的に新型コロナウイルスの影響で、商業施設や観光施設が打撃を受けました。
しかし草加市は観光施設が少なく、雇用による不動産への影響は少ないと考えられます。また、リモートワークが進み、働き方が変化しつつあることで、都内のファミリー層が郊外への移住を検討した際に、草加市が候補にあがる可能性もあるでしょう。
2020年時点で、草加市の地価は上昇傾向にあり、今後もプラスになる側面が多いように感じられますが、人口の増加もゆるやかであり、何をきっかけに人口減少や地価の下落につながるか分からない状況です。
人気エリアの草加駅周辺は地価が下がりにくいとは考えられますが、草加市内の不動産の価格は上げどまりつつあるかもしれません。草加市内の土地をお持ちの方は、状況に応じて売却ができるように、あらかじめ売却戦略を立てておくことをおすすめします。
ポイント・注意点2
不動産売却をする際の不動産会社の選定は慎重に行うことが大切です。草加市の不動産業者数は、埼玉県宅建協会によると168件(2020年時点)。草加市の1万世帯あたり約14.8の不動産業者がいる計算となり、比較できる不動産会社が多いといえるでしょう。
草加市は埼玉県では地価が高いエリアなので、売主に有利な条件で売ることができる可能性が大きいと考えられます。しかしそのためには不動産売却にかかわる不動産会社選びも重要です。
その点で草加市は、比較検討できる不動産会社が多いので、複数の不動産会社の見積もりを取り、より良い条件で売ることができる不動産会社を選ぶようにしましょう。
まとめ
本記事では、不動産売却の基本的な流れと、草加市での不動産売却に役立つ相場情報や街の魅力や人気エリア、地価推移や今後の不動産売却のポイントについて紹介しました。
- 草加市の不動産価格の相場、不動産売却のポイントを紹介
- 不動産会社の比較ができる立地で、不動産売却に有利
- 事前のリサーチをして、後悔のない売却を目指す
- 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事
大切な所有不動産を売るためには、地域特性のリサーチが不可欠です。所有している物件の立地や広さなどから戦略を立てて売却をしましょう。
また、草加市は不動産会社を比較できる立地にあり、不動産売却がしやすいエリアであるといえます。所有不動産をより高く売れるように、事前のリサーチと信頼のできる不動産会社を見つけて、後悔のない不動産売却を目指しましょう。
【2020最新版】神戸市垂水区で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう
- 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
- 2019年の一戸建ての売却価格が下がっているが、郊外でのニーズが高まる可能性がある
- 単身世帯や高齢夫婦世帯が増えているため、ターゲットを絞った戦略が不可欠
- 神戸市の方針によっては不動産価値が大きく変化する可能性も
神戸市垂水区は、神戸市を構成する9つの行政区のひとつで、神戸市の南西にあります。明石海峡大橋の起点もあり、市街地でありながら自然環境にも恵まれたエリアとなっています。
垂水区内には高丸団地や明舞団地、多聞団地といった住宅地が多く存在しており、経済が栄えている街でありながらもベッドタウンとして多くの人が居住している区域でもあるのです。
ここでは、神戸市垂水区の不動産事情や地域特性、不動産を売るときに注意すべき点やポイントまで紹介していきます。
神戸市垂水区の近年の変化
- マンションの売却価格は神戸市内で安い方
- 賃貸マンションの家賃相場は市内で最も安いため、今後の相場の変化に注意が必要
神戸市垂水区は、2019年の時点で神戸市内の行政区の中ではマンションの売却価格が安い区域となっています。垂水区は東灘区・灘区と比較すると約半額で売却されている物件もあり、神戸市内でも区域によって不動産価値に大きな差があるのが特徴です。
また、2019年の賃貸マンションの家賃相場をみると、垂水区は神戸市内で最も家賃相場が安いエリアとなっています。家賃相場が安いということは、マンションの価格も同じように安くなる可能性があるということです。
売却しようと考えている不動産がマンションの場合、今後の家賃相場や売却価格の推移に注意しておく必要があります。しかし、手頃な価格の中古マンションに魅力を感じる人も少なくないため、買い手が見つからず困るということはないでしょう。
不動産売却の流れを把握しましょう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得のいく金額で不動産を売却することができます。
不動産売却の流れ
Step1:相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2:不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3:不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4:不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5:売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを行い、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。
不動産の売価をエリアの買取相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
神戸市垂水区の相場を知ろう
- 2019年は一戸建ての売却価格が後半にかけて大きく下がっている
- エリアによっては高額で売買されている不動産もある
- 不動産売買の動向を注視しながら売却タイミングを掴んでいくことが大切
まずは神戸市垂水区の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!
神戸市垂水区の地価・不動産相場の推移
兵庫県では南側になるほど地価が高くなる傾向があります。垂水区においても、兵庫県の山間部よりも土地の価格は高くなっているところが多いといえます。2019年時点の垂水区の地価は11万6,516円/㎡で、3年連続して地価が上昇している状況です。
ただし、2019年時点では、マンションと一戸建ての売却価格が大きく減少しています。特に一戸建てでは2019年前半期よりも800万円近く取引金額が下がっているため、一戸建てを売却しようと考えている人は、今後の動向に注意する必要がありそうです。
一方、2019年の土地の売却に関しては、取引件数が減少しているにもかかわらず、売却価格は2,000万円近く上昇しています。同じ垂水区内であってもエリアによっては高額に取引できる可能性もあるため、しっかり情報を仕入れておきましょう。
神戸市垂水区の売却動向や売却相場の動き
神戸市垂水区の土地の価格は横ばいですが、2017年以降は売却価格が大きく上下しています。年度によって売却価格に大きな差が出ているということは、しばらく待てば魅力的な価格で売れるようになる可能性があるということです。
一方、神戸市垂水区の一戸建てについては、神戸市の中でもベッドタウンであることから、ニーズは高まっています。垂水区の中でもJRから徒歩圏内のエリアになると、神戸市中心部へのアクセスも良くなることから、売却価格が高くなりがちです。
マンションに関しては売却価格が22万円/㎡と、神戸市全体のマンションの売却価格と比べると手頃ですが、2018年の相場と比べると3.5万円程度上昇しています。マンションへの需要が高まっているため、今後さらに高値で売却できる可能性もあるでしょう。
参考)神戸市垂水区での直近の取引価格情報
中古マンションなど(駅距離基準値:10)
| 駅徒歩 10分以内 | 駅徒歩 10分以上 |
---|
70㎡ | 3,150万円 | 1,400万円 |
75㎡ | – | 1,500万円 |
80㎡ | 2,050万円 | 1,800万円 |
85㎡ | 2,000万円 | 1,750万円 |
90㎡ | – | – |
95㎡ | 1,100万円 | 2,350万円 |
100㎡ | – | 1,800万円 |
※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
| 駅徒歩 15分以内 | 駅徒歩 15分以上 |
---|
80㎡ | 200万円 | 4,750万円 |
85㎡ | 415万円 | 940万円 |
90㎡ | 530万円 | 1,120万円 |
95㎡ | 3,900万円 | 2,950万円 |
100㎡ | 4,700万円 | 3,100万円 |
105㎡ | 3,450万円 | 3,400万円 |
110㎡ | 3,700万円 | 2,950万円 |
※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」
不動産価格に影響を与えそうな出来事
- 垂水駅北側の再開発が計画されている
- 住みやすい街づくりが進むことで不動産価値が高まると予想される
神戸市垂水区では、神戸市の都市計画として「垂水中央東地区第一種市街地再開発事業」に取り組むことになっています。主な開発地域は、JR・山陽電鉄垂水駅の北側が予定されており、駅周辺の低利用地が再開発による活性化が期待されています。
また、老朽化した建物への対策や狭小地の整備も進めていくことで、安心して暮らせる地域づくりを目指す方針です。これにより、垂水区で不動産を取得しようと考える人が増えることが予想され、不動産価値がさらに上昇していく可能性があるといえます。
【売却のコツ】神戸市垂水区の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう
- 各地へのアクセスが良いため、駅周辺が人気のエリアとなっている
- 単独世帯・高齢夫婦世帯が増えているため、ターゲットを絞った販売戦略が重要
- 地域の特性を理解した上で計画的に売却を進めていく必要がある
地域特性を知るメリットとは?
神戸市垂水区は、阪神淡路大震災で被災した人たちの避難地域として人口が増えた地域でもあります。また、JR神戸線と山陽電車が走っており、明石駅や三宮駅までのアクセスも便利で、ビジネスだけでなく通学面でも暮らしやすい地域です。
このような地域特性を活かしながら、あなたの売却しようとしている不動産が持っている魅力を含めて買い手にアピールしていくことで、より望ましい価格で不動産を売却できるようになるでしょう。
神戸市垂水区の地域特性・歴史や魅力
街の歴史と魅力
神戸市垂水区は、古墳時代の竪穴式住居などが多く確認されており、先人たちが古くから街を築き上げてきた歴史が伺えます。明治時代になると資産家が別荘を各地に建設して、日本人だけでなく外国人の来客を招いて、町を発展させてきたのです。
現在では明石海峡大橋を始め、アウトレットモールの「マリンピア神戸」や、神戸の自然を満喫できる「アジュール舞子海水浴場」など、県内外の人々が楽しめるエリアへと成長しています。
神戸市垂水区の人口推移
神戸市垂水区の人口は、2015年に21万9,474人、世帯数は9万5,347世帯でした。世帯数の内訳としては、単独世帯や高齢夫婦の世帯が増えてきており、このような特性を踏まえて不動産の売却相手を絞っていくのも方法のひとつだといえます。
神戸市垂水区で人気のエリアは?
神戸市垂水区では、垂水駅周辺が特に人気のエリアとなっています。このエリアは大型スーパーや商店街が集中しており、日常生活で必要なものは垂水区周辺ですべてそろうため、不自由なく生活できるようになっていることが、人気の秘訣だといえます。
神戸市垂水区で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
- 神戸市の方針によっては不動産価格に大きな影響を与える可能性がある
- 多くの不動産会社からあなたに合った担当者を見つけることが不可欠
ポイント・注意点1
神戸市で不動産を売却する上で注意しておきたいポイントとして、神戸市が駅周辺のタワーマンション建設に否定的な考えを持っていることがあります。
周辺地域の過疎化や市全体の人口減少に歯止めをかけ、街全体を持続的に発展させていくためには、郊外へ人を招き入れる必要があるからです。
需要の高いマンションを規制するのは異例ですが、このような不動産の規制があることによって、不動産の価値が地域ごとによって大きく変わってくる可能性が高くなります。
今後の不動産価格の推移や神戸市の動向を注視しながら、適切なタイミングで不動産を売却できるようにしておきましょう。
ポイント・注意点2
神戸市垂水区には、全国的にみて不動産会社が非常に多い地域です。多くの選択肢の中から、信頼できる会社を見つけ出す必要があります。
納得のいく不動産売買をするには、あなたと相性の良い担当者を見つけられるかどうかにかかってきます。地域の特性についてよく理解しているか、あなたの不動産の魅力を最大限にアピールしてくれるか、注意深く確認しましょう。
まとめ
本記事では、不動産売却の基本的な流れと、神戸市垂水区での不動産売却に役立つ相場情報や地価推移、街の特徴などを紹介しました。
- 地域特性を踏まえた販売戦略を練っていく必要がある
- 時代の変化にタイムリーに対応できるようにしておく
- 買い手に不動産の魅力が伝わるようなアピール方法を考える
- 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事
新型コロナウイルスの影響によって、予想していなかったような価格の変動が起こる可能性があります。時代の変化にタイムリーに対応し、売却するタイミングや価格設定を間違えないよう、早めに売却準備を進めておくことが大切です。
売却に関して不動産会社にすべてまかせるというのもありますが、できれば売り手であるあなた自身でも、売りたい不動産がより魅力的にみえる画像を準備したり、魅力的なキャッチコピーを考えたりすれば、より納得のいく不動産売却につながるでしょう。
【2020最新版】福岡市中央区で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう
- 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
- 福岡市中央区の不動産価格は上昇傾向
- 人口上昇率は市内トップクラスで今後の不動産需要も期待
- 交通利便性・生活利便性・豊かな自然が魅力の街
福岡市中央区は、西日本における中枢拠点として発展を遂げています。繁華街やオフィス街で賑わう天神地区では、2024年までにビルを30棟建て替え予定。道路の整備、新たな交通システムの導入など、街をあげた大規模再開発になると期待されています。
そんな福岡市中央区における不動産情報について、地域特性の詳細や不動産を売却するときの注意点やポイントなどを紹介していきます。
福岡市中央区のトピック
- 天神エリアでは大規模再開発がおこなわれている
- 新たな交通網の運行やビル建て替えが計画され、雇用も増える見込み
福岡市中央区の天神地区では、「天神ビッグバン」と呼ばれる大規模再開発が進んでいます。「天神ビッグバン」とは、天神地区をアジアの拠点都市とするために、付加価値の高いビルへの建て替えや道路整備をおこなう計画のことです。
2024年までに30棟のビル建て替えが計画されています。これにより、周辺エリアの不動産ニーズも上昇すると考えられます。また、都心循環BRTというバスと鉄道をスムーズにつなぐ新たな交通網も計画中のため、天神エリアはさらに便利になるでしょう。
不動産売却の流れを把握しましょう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得のいく金額で不動産を売却することができます。
不動産売却の流れ
Step1︓相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2︓不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3︓不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4︓不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5︓売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを⾏い、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。
不動産の売価をエリアの買取相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
福岡市中央区の相場を知ろう
福岡市中央区の地価・不動産相場推移
福岡市中央区の地価は、1年前と比較して11.1%上昇しており、2019年現在は49万7,659円/㎡です。福岡市全体の地価を平均すると、2019年は19万2,728円/㎡なので、中央区は福岡市全体の中でも地価は高いエリアと言えるでしょう。
1年前と比較して、2019年1年間における福岡市中央区の土地・一戸建て・中古マンションは、すべて平均総取引価格が上昇しています。全体としては26.3%の上昇率で、なかでも土地の価格上昇が著しい結果となりました。
福岡市内の平均総取引価格を見ると、中央区の上昇率は西区に続いて2番目です。福岡市中央区の不動産の売却を検討している方は、早めに売却することをおすすめします。
福岡市中央区の売却動向や売却相場の動き
福岡市中央区の1年間の不動産取引件数は、1年前の718件と比較すると578件と140件ほど減少しています。一方で、大濠公園駅周辺や天神駅周辺のエリアでは、民間ビル建て替えなどの再開発にともない、不動産取引が活発になっています。
また、福岡市中央区の不動産取引価格は平均約6,923万円。1年前と比較すると、26.3%上昇しています。福岡市内で見てみると、中央区は博多区に続き2番目に取引価格が高い区です。なお、博多区の不動産取引価格相場は約7,757万円と、かなり高額です。
博多区に負けず劣らず、交通の便や商業施設などが充実している中央区のほうが、1,000万円近く安く購入することができるので、博多区から流入するケースも考えられるでしょう。
参考)福岡市中央区での直近の取引価格情報
中古マンションなど(駅距離基準値:10)
| 専有部分面積70㎡ | 専有部分面積75㎡ | 専有部分面積80㎡ | 専有部分面積85㎡ | 専有部分面積90㎡ | 専有部分面積95㎡ | 専有部分面積100㎡ |
---|
駅徒歩10分以内 | 3,200万円 | 3,700万円 | 3,900万円 | 4,550万円 | 4,700万円 | 4,700万円 | 4,300万円 |
駅徒歩10分以上 | 3,150万円 | 2,500万円 | 3,100万円 | 3,400万円 | 4,700万円 | 3,500万円 | – |
※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
| 専有部分面積80㎡ | 専有部分面積85㎡ | 専有部分面積90㎡ | 専有部分面積95㎡ | 専有部分面積100㎡ | 専有部分面積105㎡ | 専有部分面積110㎡ |
---|
駅徒歩15分以内 | – | – | – | – | – | – | 8,800万円 |
駅徒歩15分以上 | – | 3,200万円 | 3,600万円 | 3,100万円 | 3,950万円 | – | 4,700万円 |
※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」
不動産価格に影響を与えそうな出来事
- 唐人町駅周辺は再開発がおこなわれた
- タワーマンションや大型商業施設が完成し、新たな賑わいが生まれた
地下鉄空港線唐人町駅の周辺でも再開発がおこなわれています。唐人町駅周辺といえば、緑豊かな大濠公園や福岡ドームがありるエリア。繁華街ほどの賑わいはありませんが、落ち着いた住宅街として人気の街です。
そのような唐人町駅近くに、商業と住宅の複合再開発がおこなわれました。商業施設の2018年11月に開業した「MARK IS 福岡ももち」は、天神以西では市内最大規模の商業施設です。
隣接した敷地には28階建て・総戸数584戸のタワーマンション「ザ・パークハウス 福岡タワーズ」が建築中。2020年12月に全棟完成予定です。総敷地面積は九州最大級の5万4,000㎡におよび、唐人町駅周辺の賑わいが増しています。
落ち着いた環境の中に便利な大型商業施設が誕生し、住みやすさが向上した唐人町駅。一方で、新築分譲マンションは高額なため、中古マンションなどの不動産への流入も期待できます。唐人町駅周辺は、今後も不動産取引が活発になると考えられるでしょう。
【売却のコツ】福岡市中央区の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう
- 福岡市中央区は大濠公園などの豊かな自然も魅力
- 人口は過去10年で増えており、福岡市内でもトップクラスの上昇率
地域特性を知るメリットとは?
不動産を売るときには、販売戦略を練ることが必要です。不動産売却において大切なことのひとつは、その戦略を、仲介を依頼する不動産会社に任せっぱなしにするのではなく、売主も一緒に考えること。
なぜならば、実際に所有していた売主であるあなたは、不動産や地域特性をよく知っている可能性が高いからです。とはいえ、長く住んでいたエリアであっても、街の環境は日々変化してきます。そこで大切なのは、地域特性を改めて知っておくこと。
地域の特性やどんなエリアが人気があるのかという知見は、購入ターゲットを探し出したり、どんな手段(ポータル、チラシ、文言、特徴など)で伝えていくかという販売戦略に繋がります。これが、早く・高く不動産を売却するための近道です。
特に福岡市中央区の場合、天神エリアを中心に大規模な再開発が進む人気エリアなので、不動産を売却する環境は競争的であるとも考えられます。他のライバル物件よりも優位に立ち、購入してもらうためにも、販売戦略は重要です。
地域の特性から、購入したい人はどんな人か考えてみましょう。ただし、絶対的な答えはありません。詳しくは地元に詳しいプロである不動産会社の担当者と相談することをおすすめします。
福岡市中央区の地域特性や魅力
街の歴史や魅力
福岡市中央区は、7世紀後半から11世紀にかけて、大陸から訪れる人々を招く迎賓館の役割を担っていました。その名残が「鴻朧館(こうろうかん)」です。その後、徳川幕府の成立にともない黒田長政が「福岡城」を築城。
以来270年間、藩置県が廃止されるまで福岡藩の城下町として発展を遂げていきました。明治22年に福岡市が発足。天神エリアは「九州一の商業地域」として発展することとなり、今では西日本における行政・経済・文化の中枢拠点となっていったのです。
天神エリアの繁華街のイメージがある福岡市中央区ですが、自然が多いことも人気の理由です。なかでも有名なのは大濠公園。福岡城の外堀を改良してつくられた大濠公園は、豊かな水と緑が溢れる都会のオアシスです。
また、桜の名所である西公園も人気です。西公園は福岡県内で「日本さくらの名所100選」に唯一選ばれた公園で、春には約1,300本の桜が咲きます。園内には3箇所の展望台があり、天気が良い日には博多湾や志賀島、能古島を望むことができます。
他にも、整備された海浜が魅力の地行兵の海兵公園や、那珂川・樋井川など、水の自然にも溢れています。のびのびと暮らしたい人にとって、交通や買い物の利便性だけでなく、自然も享受できることは魅力のひとつと言えるでしょう。
福岡市中央区の人口推移
福岡市中央区の人口は、2019年には20万1,440人、 10年前は17万6,356人でしたので、 比較すると2万5,084人の大幅増で、上昇率は14.2%です。2019年の福岡市全域の人口は14万467人で、10年前よりも9.7%ほど上昇しました。
人口が増えている福岡市の中でも、福岡市中央区は博多区に続く2番目の上昇率です。世帯数は12万3,845世帯で、 10年前の10万5,012世帯と比較すると、1万8,833世帯の増加で、増加率は17.9%です。
福岡市中央区は、福岡市の中でも人口増加が急速なうえ、天神駅を中心に雇用を増やしていく予定のため、今後も住宅需要増加が期待できると言えるでしょう。
参照:福岡市HP
福岡市中央区の人気エリアは?
大東建託株式会社賃貸未来研究所が2019年におこなった調査「街のすみここちランキング」では、福岡県の中で上位5位が福岡市中央区の駅周辺地区でした。
第1位に輝いたのは六本松駅。緑豊かな大濠公園やオフィス街の赤坂も近く、2017年には「六本松421」がオープンしました。第2位は大濠公園駅、第3位は赤坂駅が続きました。交通利便性・落ち着いた環境・生活利便性を満たすエリアが人気です。
参照:いい部屋ネット
福岡市中央区で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
- 福岡市中央区はエリアによってターゲットが異なる
- 新築分譲マンションもライバルになるのでリサーチが必要
ポイント・注意点1
福岡市中央区で取引されている土地と一戸建ては、平均面積が広めという傾向があります。2019年の福岡市中央区で取引された土地は平均325.1㎡、一戸建ては245.2㎡という結果になりました。
一方で、中古マンションは平均46.0㎡とコンパクトサイズ。一人暮らしからカップル向けのサイズです。中古マンションの平均面積を駅ごとに見てみると、天神・天神南・渡辺通・薬院などのエリアでは30㎡前後の単身向けが多いことがわかりました。
桜坂・狭山・別府などのエリアは60㎡~70㎡のファミリー向けマンションが多く取引されています。福岡市中央区は、同じ行政区でもエリアによって購入してくれるターゲットが異なるため、不動産会社としっかりリサーチをする必要があるでしょう。
ポイント・注意点2
福岡市中央区は、常に開発がおこなわれており、一定数の新築マンションが流通しています。2020年7月時点では、中央区で37件の新築分譲マンションが販売されていました。
所有の中古マンションを売却するときには、新築分譲マンションを含めてライバル物件をリサーチし、優位に立てるようにしましょう。不動産売却を成功させるためには、綿密に情報収集をおこない、相談できる不動産会社を見つけておきましょう。
まとめ
本記事では、不動産売却の基本的な流れと、福岡市中央区での不動産売却に役立つ相場情報(マンション・戸建て・土地)や地価推移、街の特徴や魅力について紹介しました。
- 福岡市中央区の不動産価格は上昇傾向
- 人口上昇率は市内トップクラスで今後の不動産需要も期待できる
- 天神地区ではビルの建て替えや新交通網を含む街づくりをおこなう大規模再開発が進行中
- 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事
不動産を高く売るためには、地域特性と相場を把握した上での戦略と、信頼できる不動産会社からの協力が必要不可欠です。
福岡市中央区での不動産売却をお考えの方は、福岡市中央区の市況を細かくリサーチしながら、パートナーとなる不動産会社探しを始めましょう。
【2020最新版】千葉市若葉区で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう
- 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
- 新たに世帯を持った層が不動産を購入する可能性が高い
- 坪単価は大きく変化していないが相対的に安くなっている
- 賃貸マンションが値下がりしておりマンション価格に影響する可能性がある
千葉市若葉区は、中心部へのアクセスが良いだけでなく、自然環境が豊かで、古くからの時代を感じさせてくれる遺跡などを楽しめる地域でもあります。そのため、働きながらゆったりとした環境で暮らしたいという人から人気を集めている場所です。
ここでは、千葉市若葉区の不動産事情や地域特性、不動産を売るときの注意点やポイントを紹介していきます。
千葉市若葉区の近年の変化
- 千葉市若葉区の土地の価値は10年程度横ばい
- 世帯数が増えているため新世帯向けの販売戦略が重要
千葉市若葉区は、2010年以降で土地の価格がほとんど変わっていない地域です。千葉県全体の土地の価格が2018年よりもわずかに上昇していることから、千葉市若葉区の土地の価格は総体的に下がっていることになります。
実際、千葉県若葉区の土地の値段の相場は7万9,315円/㎡となっており、千葉県全体の土地の値段が12万円前後であるため、手頃な価格の土地であるといえるでしょう。
千葉県若葉区の人口は2015年には15万1,078人と5年前よりはわずかに減少しているものの、世帯数は6万2,773世帯と5年前よりも1200世帯以上増加しています。
このことから、新たに世帯を持った層が不動産を購入しようと考えるケースが増えると予想されるため、ターゲットを絞った販売戦略を練る方法を検討しましょう。
不動産売却の流れを把握しましょう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得のいく金額で不動産を売却することができます。
不動産売却の流れ
Step1:相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2:不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3:不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4:不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5:売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを⾏い、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。
不動産の売価をエリアの買取相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
千葉市若葉区の相場を知ろう
- 土地の価格は千葉県の中でも手頃な価格
- マンションの売却価格が今後も上昇していくと考えられる
- 不動産のエリアや築年数によっては高額で売却できることも
まずは千葉市若葉区の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!
千葉市若葉区の地価・不動産相場の推移
千葉市若葉区の土地の価格は千葉県内でも手頃な価格になっています。しかし、都賀駅周辺では7,000万円を超える価格で土地が取引されている事例もあり、同じ若葉区の中でもエリアによっては魅力的な金額で売却できる可能性があるのです。
地価の推移としては千葉県全体の推移と比較すると安定している地域ではあるため、市場の動向を注視しながら慎重に売却する時期を見極めていきましょう。
千葉市若葉区のマンションと一戸建ての相場はどちらも上昇傾向にあります。しかし、土地に関しては売却価格、取引実績とも減少しています。土地の売却を考えている方は、今後の変化を注視して値上がりするタイミングで行動に移すと良いでしょう。
千葉市若葉区の売却動向や売却相場の動き
千葉市若葉区の土地の価格は横ばいになっていますが、売却価格でみると、2018年は1,800万円程度で売却されているのに対して、2019年は売却価格が1,200万円まで落ち込んでいます。
年度によって土地の売却価格が大きく変化することから、今後の不動産価格の推移をしっかりと分析していきましょう。もし自分自身で市場の分析が難しいようであれば、不動産会社に協力を依頼するのも方法のひとつです。
一方、千葉市若葉区の一戸建ては過去5年で売却価格が少しずつ上昇してきています。このエリアでは新築3年未満の一戸建てや駅からアクセスの良い物件が人気を集めているため、売却価格が高くなりやすい傾向にあります。
また、千葉市若葉区のマンションに関しては売却価格が上がっています。千葉県全体のマンションの売却価格が上昇していることも考えると、今後さらに高値でマンションが取引されることが予想できそうです。
参考)千葉市若葉区での直近の取引価格情報
中古マンションなど(駅距離基準値:10)
| 専有部分面積70㎡ | 専有部分面積75㎡ | 専有部分面積80㎡ | 専有部分面積85㎡ | 専有部分面積90㎡ | 専有部分面積95㎡ | 専有部分面積100㎡ |
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駅徒歩10分以内 | – | 820万円 | – | – | – | 1,100万円 | – |
駅徒歩10分以上 | 790万円 | 1,600万円 | – | – | – | 1,900万円 | – |
※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
| 延床面積80㎡ | 延床面積85㎡ | 延床面積90㎡ | 延床面積95㎡ | 延床面積100㎡ | 延床面積105㎡ | 延床面積110㎡ |
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駅徒歩15分以内 | – | – | 2,800万円 | 2,550万円 | 2,200万円 | 2,600万円 | 3,000万円 |
駅徒歩15分以上 | – | 320万円 | 2,200万円 | 1,300万円 | 3,600万円 | 2,500万円 | – |
※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」
不動産価格に影響を与えそうな出来事
- 千葉市内ではマンションの売却価格は中間程度
- 賃貸マンションの相場が千葉市内で最安、マンション販売価格への影響も
千葉市若葉区は、2019年のマンションの売却価格が千葉市全体でみるとリーズナブルな値段になっています。とはいえ、花見川区や稲毛区よりも相場が高くなっているため、思った以上にマンションが安く値付けされてしまう心配はないでしょう。
しかし、賃貸の面でみると、千葉市若葉区の賃貸相場は千葉市の中で最も安くなっており、不動産の購入を検討している人の中には賃貸マンションを優先的に選ぶ人が増えてくる可能性があります。
築年数や不動産の規模にもよりますが、場合によってはマンション価格が下落する可能性もあるため、不動産情報をタイムリーに入手して、適切な時期に販売できるような準備を進めておくことが大切です。
【売却のコツ】千葉市若葉区の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう
- 今後の都市開発によって不動産の価値が上がる可能性がある
- 通勤だけでなく通学しやすい地域特性があり、子育て世代に適したエリア
- 人口が減少しているが世帯数は増加しているため、販売対象を絞った戦略も必要
地域特性を知るメリットとは?
多数の住宅団地が立ち並ぶ千葉市若葉区。泉中央病院や千葉中央メディカルセンターなど、地域医療を支える重要な拠点が存在している地域でもあります。
また、総武本線や成田線など都心から千葉県各地へと結ぶ重要な公共交通機関も整備されている場所で、通勤や通学、レジャーなどを楽しむにはうってつけです。
このような地域特性を活かしながら、あなたが売却しようとしている不動産と結びつけておけばで、買い手に対してしっかり魅力をアピールできるようになります。
千葉市若葉区の地域特性・歴史や魅力
街の歴史と魅力
千葉市若葉区は、戦後になって都賀駅として発展してきました。東金街道沿いの旧泉町が編入されることで成り立った地域。2つの地域が合わさった形となっているため、それぞれ生活圏が異なっているのが特徴です。
都心に近いエリアとして時代とともに人口が増加し、1992年には千葉市の政令指定都市として若葉区が成立しました。通勤通学に便利であるとともに、ショッピングや移動にも便利なので高齢者世帯も住みやすい地域となっているのが魅力です。
千葉市若葉区の人口推移
千葉市若葉区の人口は、2015年は15万1,078人となっており、5年間で500人程度の人口減少がみられています。一方で、世帯数は6万2,773世帯と5年間で約2%増加しているため、少子高齢化の影響を大きく受けているようです。
新たな世帯が増えていることを考えると、今後は新世帯向けに不動産の魅力をアピールするなど、対象を絞った販売戦略が大切になってくるでしょう。
千葉市若葉区で人気のエリアは?
千葉市若葉区では、都賀駅周辺が特に人気です。学校が集中しているため、子育て世帯には暮らしやすい環境です。公園も多いため子どもだけでなく大人も、気分転換しながらのびのびと暮らせるところも魅力です。
また、JR総武本線や千葉都市モノレールも停車すること、千葉駅まではバスでも行けることから、遠方への通勤や通学にも便利な地域です。
千葉市若葉区で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
- 不動産価値の変化をタイムリーに把握しておくことが大切
- 納得のいく売却をするためには能力の高い不動産会社を選ぶ必要がある
ポイント・注意点1
近年問題視されている空き家率について注視することは、今後不動産売買をスムーズに行えるかどうかに関わります。千葉市若葉区においては、2018年の空家率が5.7%と5年間で約8%も減少している状況です。
世帯数が年々増加していることやマンションの売却価格が上昇していることを踏まえると、今後はマンションを中心とした不動産の価格が上昇していくことが見込めます。
ただし、人口減少に歯止めがかからなかった場合や新型コロナウイルスの影響などにより、不動産価値が大きく変動する可能性があるため、時代の変化とともに不動産価値の変化をタイムリーに把握しておきましょう。
ポイント・注意点2
あなたが納得のいく価格で不動産を売却するためには、能力の高い不動産会社をみつけることが重要になります。千葉市若葉区においては、不動産会社の数が1万世帯あたり約6.6店舗存在しているため、全国的にみて不動産会社の店舗数が多い地域です。
能力の高い不動産会社をみつけるためには、複数の不動産会社を比較することが大切です。地域情報に精通しているか、必要な情報をすぐに提供してくれるか、といった内容を確かめた上で、正式に不動産の売却サポートを依頼するようにしましょう。
まとめ
本記事では、不動産売却の基本的な流れと、千葉市若葉区での不動産売却に役立つ相場情報や地価推移、街の特徴などを紹介しました。
- 不動産が持つ魅力を明確にしておく
- 不動産会社と一緒に販売戦略を練っていく
- ターゲットを明確にして売却準備を進めていく
- 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事
不動産を高く売るためには、あなたが売却しようとしている不動産に、どのような魅力があるのかを明確にしておくことが大切です。買い手に伝わるような画像やキャッチコピーを考え、不動産会社の担当者と一緒に戦略を練っていくようにしましょう。
不動産会社に売却までの一連の流れを任せるのもひとつの方法です。しかし、不動産会社によっては売却しようとしている不動産の魅力や、地域の特性を踏まえたアピールができない可能性もあります。
どのような層を対象として不動産の購入を促していくのか、交渉の段階で譲れるポイントと譲れないポイントはどこなのか、といった内容をはっきりさせた上で、納得のいく不動産売却を目指しましょう。