【2020年版】東京都品川区で不動産売却するコツと地域情報・相場を知ろう
東京都品川区で「家を売りたいけど、何から始めれば良いのかわからない」という方は、まずは不動産を売却する流れと、どれくらいの価格で売却できるかという相場を把握すると良いでしょう。
特に不動産の売却価格は、相場を知っておかないと売却時の査定で不動産会社から提示された金額が適正かどうかを判断することができません。相場を知ったうえで、地域の特性やアピールポイントを理解しておくと、売却交渉の際にプラスに働きます。
今回は、品川区エリアの不動産事情をよく知る地元不動産会社の担当者にインタビューをおこないました。地域をよく知るプロによる売却の流れや相場、最近の市場動向や売却に関するアドバイスをいただいたので、ぜひ参考にしてみてください。
今回取材した会社:住友林業ホームサービス株式会社
- 住友林業株式会社の子会社。
- 1964年の設立時の社名は「スミリン土地株式会社」。
- 本社の所在地は東京都新宿区。
- 主に首都圏や近畿地方、東海地方、福岡県の不動産仲介に強みをもつ。
- 取材に応じていただいたのは城南支店支店長の伊東大輔さん。
売却の流れを把握しよう
「家を売りたいけど、何から始めればいいのかわからない」方には、まず不動産売却の流れと相場を把握することをおすすめします。不動産会社への査定依頼は、その後からでも遅くはありません。まずは不動産売却の大まかな流れを知り、必要な手続きや優先順位を把握しましょう。
不動産売却の流れ
Step1:相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2:不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3:不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4:不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5:売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを⾏い、不動産を引き渡します。
【売却のコツ①】品川区の相場を把握する
編集部
伊東さん、今日はよろしくお願いします!さっそくですが、不動産の売却を考えるとき、まずは相場を調べるところから始めれば良いと聞きましたが、それは合っていますか?
伊東さん
そうですね。不動産売却は、まず売却希望地域の相場を把握することが重要です。
相場を調べる場合、『建物の相場』と『土地の相場』を調べることでおおよその相場を把握できます。
建物の相場を調べる場合は、売却する不動産の新築時の価格、面積、構造、間取りや築年数が近隣で同じような条件の物件があれば、その物件を比較対象にしても良いでしょう。
編集部
伊東さん
品川区は都内でも人気のエリアなので、相場も上位に位置します。売却時に品川区に立地しているのは大きなメリットですね。
ただし、相場には「全体相場」と「地域相場」があるので、それぞれの相場を把握しておくことが大切です。
編集部
伊東さん
全体相場とは、不動産相場全体の価格が上昇しているのか、下落しているのかという社会情勢や経済状況を踏まえた大局的な相場です。
現在、不動産相場は東京オリンピックを目指して上昇してきた経緯があり、高止まりしている感があります。価格調整期に入っており、東京オリンピックの開催後は緩やかにピークアウトしていくでしょう。
日本の不動産相場は景気に左右されやすく、日経平均と連動しているといわれているので日経平均を参考にしても良いですね。
編集部
なるほど。ではもう一方の地域相場とはどんなものですか?
伊東さん
地域相場とは、売却した不動産の立地しているエリアの価格がどういった傾向で推移しているかを示しています。
都内であれば区単位でエリア分けされることが多いですね。品川区は基本的に人気エリアなので、全体相場としてはピークアウトが予想されていますが、地域相場は下落しにくい地域であるといえます。
品川区の相場は?
編集部
伊東さん
品川区は、地域によって相場が大きく変動します。中でも五反田駅の東に位置する東五反田は「城南五山※」の島津山・池田山がある都内有数の超人気エリアなので、相場もそれに比例して高いですね。
品川区にはほかにも御殿山(北品川)と花房山(上大崎)と城南五山のうち4つが立地しており、この地域の相場も高くなっています。
城南五山
城南五山とは、城南地区にある5つの高台の総称。江戸時代は島津藩や池田藩の屋敷があり、昭和以降は高級住宅地として知られている。残りは八ツ山(港区高輪)。
編集部
なるほど。具体的に城南五山エリアの相場はどれくらいですか?
伊東さん
品川駅と五反田駅に挟まれた山手線の内側は、港区などの高級住宅地と相場は変わらず、東五反田のタワーマンションであれば、築10年で坪単価450万円〜500万円近くになります。
編集部
かなりの坪単価ですね。そのほかの地域はどうでしょう?
伊東さん
大井町駅や立会川駅といった京急線沿線のエリアであれば価格は落ち着いてきます。大井町駅の場合、駅周辺でも新築価格で坪単価450万円程度で購入可能です。
また、一般的なファミリーマンションであれば築10年〜20年の物件で坪単価300万円前後で購入可能なので、不動産が購入しやすい地域といえるでしょう。
編集部
伊東さん
大井町駅周辺は数年前まで坪単価300万円程度でした。これが交通網の整備や駅前の再開発などで地下が上昇し、現在ではエリア全体で20%程度は上がっています。
今後も再開発が進むことで、このエリアの地価上昇が期待できるでしょうね。
編集部
伊東さん
品川区は公立校で小中一貫教育を導入していることから、ファミリー層に特に人気です。区全体で教育意識が高いことから、質の高い教育を求めて品川区に流入しているファミリー層が増えています。
2020年の今がまさに売りどき
編集部
品川区の不動産を売却する場合、いつが売りどきと考えられますか?
伊東さん
売りどきという観点からすると、2020年の今が一番の売りどきだといえるでしょう。
全体相場でご説明したとおり、東京の不動産市場はピークアウトしつつあります。東京オリンピックの開催が決定してから都内の不動産需要は過熱気味に上昇し、これに比例して相場も高くなっていたからです。
編集部
東京オリンピックが全体相場の大きなトレンドだったんですね。
伊東さん
東京オリンピックの開催が決定した以降、投資先として都内の不動産が注目され、積極的な売買がおこなわれました。個々のエリアで高値での成約実績が積み上がっていくことで、都内全体の不動産相場が上昇したのです。
結果的になかなか売れない物件でも、緩やかに売却価格が上昇していました。新築マンションの人気は特に高く、不動産市場の景気を示す新築時の成約率は77%と、マンションを建築すれば確実に収益が見込める状況でした。
しかし現在では、新築時の成約率が60%台まで低下していることから、今後は不動産市場のニーズは少しずつ減少してくるものと考えています。
編集部
全体相場として、今後の価格上昇はあまり期待しないほうが良さそうですね。
伊東さん
はい。今後も不動産価格が上がって物件が売却できるかといわれると、やはり厳しいと回答せざるを得ません。
現在の不動産価格は東京オリンピックの特需による原材料の上昇や、人手不足による人件費の高騰で建築価格が過熱気味だったことによるもので、今後は人口減少が本格化していくと見込まれているからです。
編集部
伊東さん
そうですね。10年後には都内でも一部地域で人口減少が始まるため、建物の需要はどんどん減少していくでしょう。
住宅用物件は買い手がつかなければ価格を下げてでも売却する流れになりやすく、一部の地域で売却価格の下落が発生すると周辺地域にも波及していきます。やがて全体相場が下落していき、地価も下落していくでしょう。
編集部
なるほど。長期的に考えると不動産の売却は早く動くに越したことはなさそうですね。
伊東さん
はい。日本の不動産相場は「7年周期」や「10年周期」といわれており、中期的にも今がピークです。また、日本全体の給与所得は伸び悩んでおり、不動産の流通が減少する可能性もあることから、価格が下がる可能性もあるでしょう。
現在が最も不動産価格が高い時期ですので、不動産売却を考えているのであれば早めに動き出すことをおすすめします。
- 山手線内側は、超高級住宅地で相場が坪400万円以上
- 大井町駅周辺は数年前まで坪単価300万円程度だったが、現在は20%ほど上昇
- 都内の不動産相場はピークアウトしつつあるため、今が売りどき
参考)品川区での直近の取引価格情報
中古マンションなど(駅距離基準値:10)
| 専有部分面積70㎡ | 専有部分面積75㎡ | 専有部分面積80㎡ | 専有部分面積85㎡ | 専有部分面積90㎡ | 専有部分面積95㎡ | 専有部分面積100㎡ |
---|
駅徒歩10分以内 | 7,200万円 | 8,050万円 | – | 5,000万円 | – | – | 9,800万円 |
駅徒歩10分以上 | – | 6,100万円 | – | – | – | – | – |
※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
| 延床面積80㎡ | 延床面積85㎡ | 延床面積90㎡ | 延床面積95㎡ | 延床面積100㎡ | 延床面積105㎡ | 延床面積110㎡ |
---|
駅徒歩10分以内 | – | – | 6,500万円 | 4,600万円 | 7,000万円 | – | – |
駅徒歩10分以上 | – | – | – | – | – | – | – |
※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」
【売却のコツ②】品川区で高く売るために地域特性を把握する
地域特性を知るメリットとは?
編集部
不動産を高く売却するために知っておきたい要素はありますか?
伊東さん
売主が物件についてよく知ることで、不動産会社の担当者と協力して売却活動が行えるようになります。売主と担当者がお互いの観点から写真を撮り、キャッチコピーつけるなど魅力的なPRを行うことで高く売れやすくなります。
品川区の街の特性は?
編集部
伊東さん
品川区内のどの地区も利便性が高いため、都心に住みたいというニーズに対応できます。
最近の20代〜30代は「狭くても良いので、通勤時間が短く効率的に時間を使える場所に住みたい」という価値観を持っている人も多く、品川区での不動産売却は立地の面では難しくないといえるでしょう。
編集部
利便性の高さは、品川区の大きな特性といえるのですね。
伊東さん
ただし、この価値観も時代が変化することで変わる可能性があります。最近は、オンラインで人と交流することが当たり前になったので、ネットワークで繋がることができれば都心に住む必要がないのではないかと考える若者も増えてきました。
このように、対面でのコミュニケーションや働き方が必須ではなくなると、都心人気の状況が覆ってしまうので、社会情勢や価値観の変化には敏感になっておきたいところですね。
編集部
なるほど。相場だけでなく社会情勢を把握しておくのも重要ですね。
伊東さん
はい。どれだけ品川区が都心に近くて人気のエリアであっても、長期的に不動産市場は、人口減少によって下落していくことが見込まれます。
将来的な不動産売却を検討している場合には、売却時期を慎重に見定めておきましょう。
街の魅力は?
編集部
そのほかに、品川区の住環境における魅力があれば教えてください。
伊東さん
公小中一貫教育を全国で初めて公立校で導入するなど、充実した教育環境があることです。単に9年間同じ学校に通うだけではなく、提供しているカリキュラムにも特徴があります。
編集部
伊東さん
社会を生き抜く力を身につけるために5年生から「ビジネスプログラム」を提供し、経済や消費に関する勉強やビジネススキルを身につける授業をおこないます。
さらには、個人に関するお金の知識を学び、ライフイベントに資金面でどう備えておくかを知ることができるのです。
編集部
公立校で金融知識まで教育するんですか!私たちの時代には考えられませんね。
伊東さん
そうですね。このように、従来型の教育とは一線を画した教育方針が受け入れられているだけでなく、革新的な制度も取り入れています。
例えば、学校ごとに特徴を持たせたうえで「学校選択制」によって区内に設定されたブロック内で好きな学校に進学できる制度や、幼稚園と連携して小学校にスムーズな入学を支援する「幼保連携」など、先端的な教育環境を導入しているのが全国的にも有名ですね。
編集部
公教育の充実が子育て世代の流入を促進しているんですね。
伊東さん
品川区は、2006年に施設一体型の「小中一貫教育」を公立学校として全国で初めて導入したことから教育分野で注目されるようになりました。
小中一貫教育は、小学校と中学校の区別なく9年間の教育を切れ目なく提供することを目的に導入されており、教育効果の向上や「中1ギャップ※」の解消が期待される新しい教育制度です。
小中一貫教育をはじめとした特徴ある公教育が、品川区の魅力を引き上げているんですよね。
中1ギャップ
小学校から中学校への進学に伴う環境変化や学習様式の変化に順応できない状況を指し、引きこもりやいじめの原因として問題視されている。
交通の利便性は?
編集部
伊東さん
品川区は、都内でも特に交通利便性が高い地域で、区内にJR・東急・京急・都営地下鉄・東京メトロ・りんかい線・東京モノレールと非常に多くの鉄道が通っており、都心だけでなく新幹線の駅や空港にも乗り換えなしで移動可能です。
また、道路網も第一京浜・第二京浜を中心とした幹線道路網が充実しており、首都高の出入り口も多いことから車での移動も便利な地域でしょう。
あえていうなら荏原地区の道路網が課題ですが、戸越公園駅周辺の住宅密集地で道路設置による地域の再開発がおこなわれており、「補助第29号線」の建設によって地域が再開発されるだけでなく、この地域の交通利便性が向上することも期待されています。
- 品川区は大きく5つのエリアに分かれており、地域ごとに特性がある
- 小中一貫教育など、質の高い教育が魅力
- 交通利便性が高く、今後の再開発によて更なる利便性向上が期待できる
【売却のコツ③】売却を考える際に知っておきたいこと
売却の動機・目的を明確にする
編集部
これから不動産売却を考えている人に、何かアドバイスはありますか?
伊東さん
そうですね。大きくは「売却の動機・目的を明確にすること」と「2〜3社から話を聞くこと」の2点です。また、一般媒介と専任媒介の違いについても知っておいた方が良いでしょう。
編集部
なるほど。まずは「売却の動機・目的を明確にする」という点について教えてください。
伊東さん
売却の目的は、基本的に住み替えか資金調達です。どちらを目的にするかで販売期間やPR方法が大きく異なるので、目的を最初に決めておくと売却の相談がスムーズに進みます。
編集部
伊東さん
品川区の物件の多くは、売り出しから売却までおおよそ3ヵ月程度で成約して引き渡しされます。売主の意向によりさらに高く売れる購入希望者を探す場合は、3ヵ月から6ヵ月かけて売却します。
住み替えや資本調達が目的で、売却までの期限が定まっている場合には、この期間を基準として売り出し期間を設定すると良いでしょう。
また、時間をかけてでも高く売却することが目的の場合は、個人ではなく法人への売却も検討することをおすすめします。
編集部
伊東さん
はい。例えば、坪単価100万円の土地を300坪所有している場合、個人がこの土地を購入して活用することは難しいですが、不動産会社であれば土地を2つに分けて売却や賃貸することも可能です。
会社によってはその土地にビルを建ててマンションやオフィスとして活用することもできます。ビルが建つことで土地の坪単価が100万円から200万円、300万円に上昇する可能性が高まるのです。
編集部
法人も売却対象にすることで、不動産活用の幅が広がるのですね。
伊東さん
はい。売却対象の間口を広げることで購入希望者が複数現れたり、場合によっては購入者を入札によって競争させ、より高い金額で売却したりすることも可能です。
このように、目的が明確になれば目的に応じた売却戦略を立案することが可能になるため、まずは不動産売却の目的を明確化しましょう。
2~3社の不動産会社から話を聞く
編集部
伊東さん
自分の知りたいことやわからないことに明確に答えてくれる相手を選ぶことですね。また、効果的なPRを懸命になって考え、複雑な権利関係についてもしっかりと説明してくれる不動産会社がベターです。
とにかく、石橋を一緒に叩いて渡ってくれるような、お互いに信頼しながら進められる不動産会社を見つけることが重要でしょうね。
編集部
なるほど。不動産会社がどんなPR方法を提案してくるかがひとつのポイントになりそうですね。
伊東さん
そうですね。居住中のマンションを売却したいと考える場合に弊社で提案するとすれば、建物はコンディションによって販売の方法も変わるので、明らかにクリーニングが必要な物件の場合、クリーニングを自社負担で行って極力物件が魅力的に映るように工夫します。
編集部
伊東さん
はい。居住中の物件であれば、普段使わないものを段ボールに入れて預かり、プロの清掃会社を入れて掃除をするだけでも見違えるようになります。
それをプロのカメラマンに撮ってもらうだけで見栄えが良くなり、内覧希望者の増加が期待できるのです。
編集部
なるほど。より高く不動産を売却するために、さまざまな工夫をするんですね。
伊東さん
このようなPR方法を提案するのが不動産会社の役割です。今回紹介した方法が有効な場合もあれば、ほかの方法で建物を良く見せる場合もあります。物件ごとに最適なPR方法を提案できるので、PR方法をポイントとして不動産会社を選んでも良いでしょう。
一般媒介契約と専任媒介契約、どちらを選ぶべきか
編集部
伊東さん
媒介契約には「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」という3種類の契約があります。
専属専任媒介契約は、売主が自分で購入希望者を探すことも禁じられており、知り合いに売却する場合でも不動産会社を経由する必要があるなど厳しい条件があるためおすすめしません。
編集部
なるほど。では「一般媒介契約」と「専任媒介契約」のいずれかの契約で仲介を依頼するのが一般的なんですね。それぞれの特徴は何でしょうか?
伊東さん
一般媒介契約は、複数の不動産会社に情報を掲載できるので、露出を高めることで購入希望者をより広く集めることが期待できる方法です。
ただし、契約先によっては情報をただデータベースに掲載するだけで、実際に販売活動を行ってくれない場合もあります。従って、一般媒介契約をおこなう場合には、契約先をしっかりと判断できる知見が求められます。
編集部
伊東さん
専任媒介契約は、1社の不動産会社と契約して不動産売却の仲介を依頼します。
不動産会社は売主からの期待を一身に受けるため、一般媒介契約よりも熱心に販売活動をおこなうでしょう。こちらは専属専任媒介契約とは違って、自分で購入希望者を探すことができます。
編集部
伊東さん
実際のところ、一般媒介と専任媒介では、基本的に提供されるサービスの内容はほとんど変わりません。市場にいる購入希望者の総数は契約形態で変わるわけではないのです。
過去には物件のデータベースを個別で持っていたことから、購入希望者も各不動産会社を回りました。しかし最近は、インターネットの発達で購入希望者が容易に物件情報にアクセスできるようになったため、購入希望者へのアプローチという点では一般媒介と専任媒介の差がなくなったのです。
編集部
それでは、より熱心に販売活動を行う専任媒介の方が売却の可能性が高くなりますね。
伊東さん
そのとおりです。多くの不動産会社は、継続的に経費が発生する一般媒介よりも、専任媒介のほうに経営資源を投入する傾向があります。
このような状況では、より熱心で効果的なPR方法を立案してくれる専任媒介契約の方が成功率が高まりますし、おすすめもしています。
関連記事)
一般媒介と専任媒介ってなに?その違いをわかりやすく解説!
- 売却の目的を明確にし、2〜3社から話を聞く
- 内覧や写真撮影前にクリーニングを入れる
- 最も効果的な販売戦略をプランニングする不動産会社と専任媒介契約を結ぶ
最後に伊東さんより
伊東さん
住友林業ホームサービス城南支店では、お客様の物件をより高く売却するためのさまざまなご提案をさせていただきます。
品川区など城南地区で不動産の売却をご検討の場合には、ぜひともお声がけください。不動産のプロがご納得いただける販売戦略を立案いたします。
まとめ
- 山手線内側は、超高級住宅地で相場が坪400万円以上
- 大井町駅周辺は数年前まで坪単価300万円程度だったが、現在は20%ほど上昇
- 都内の不動産相場はピークアウトしつつあるため、今が売りどき
- 品川区は大きく5つのエリアに分かれており、地域ごとに特性がある
- 小中一貫教育など、質の高い教育が魅力
- 交通利便性が高く、今後の再開発によて更なる利便性向上が期待できる
- 売却の目的を明確にし、2〜3社から話を聞く
- 内覧や写真撮影前にクリーニングを入れる
- 最も効果的な販売戦略をプランニングする不動産会社と専任媒介契約を結ぶ
今回は、住友林業ホームサービス城南支店支店長の伊東大輔さんにお話しをいただきました。品川区における不動産売却の相場、品川区の街の特性、より高く売るためのポイントについて、最後に要点をおさらいしましょう。
不動産売却は高額取引になるため、売り時や販売方法を間違えると大きく損をしてしまう可能性があります。品川区で家を売りたい方は、上記のポイントを踏まえて後悔のない不動産売却のための戦略を練ってください。
【2020年版】東京都世田谷区で不動産売却するコツと地域情報・相場を知ろう
不動産の売却する機会は、一生のうちでも限られた数しかありません。慣れない不動産売却をおこなう場合、相場を把握しておかないと良い値付けができず、高く売却できる機会を逃してしまう可能性があります。
世田谷区で「家を売りたいけど、何から始めれば良いのかわからない」という方は、まずは不動産相場や売却を希望するエリアの特性を把握することから始めましょう。
そこで、世田谷区の不動産事情をよく知る地元密着の不動産会社の担当者にインタビューをおこない、相場や地域特性について解説していただきました。不動産売却に慣れていない場合は、まず売却の流れや相場の把握から進めていくと良いでしょう。
今回取材した会社:住友林業ホームサービス株式会社
- 住友林業株式会社の子会社。
- 1964年の設立時の社名は「スミリン土地株式会社」。
- 本社の所在地は東京都新宿区。
- 主に首都圏や近畿地方、東海地方、福岡県の不動産仲介に強みをもつ。
- 取材に応じていただいたのは自由が丘支店長の真鍋雄一さん。
売却の流れを把握しよう
「家を売りたいけど、何から始めればいいのかわからない」という方には、まず不動産売却の流れと相場を把握することをおすすめします。
不動産会社への査定依頼は、その後からでも遅くはありません。まずは不動産売却の大まかな流れを知り、必要な手続きや優先順位を把握しましょう。
不動産売却の基本の流れ
Step1:相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2:不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3:不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4:不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。Step5︓売却・引き渡し
Step5:売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを⾏い、不動産を引き渡します。
【売却のコツ①】世田谷区の相場を把握する
編集部
真鍋さん、本日はよろしくお願いします!では、まずは現在の不動産相場の全体感について教えてください。
真鍋さん
全体的な課題として、『旧耐震※』の建物は買い手がつかなくなることが挙げられます。
理由として、2020年からメガバンクを中心とした金融機関が旧耐震の建物に対する融資をやめてしまったからです。従って、旧耐震の建物を買いたいと考えていても、資金調達が難しくなるリスクがあります。
旧耐震(旧耐震基準)
旧耐震(旧耐震基準)とは、1981年まで適用されていた建物の耐震基準で、震度5程度の揺れでも建物が倒壊しない強度が求められる。現在は1981年以降に適用されている新耐震(新耐震基準)が建物設計の基準となっており、震度6〜7程度でも倒壊しない強度が求められている。
編集部
真鍋さん
そのとおりです。ですから旧耐震の物件を保有している場合には、すぐに売却を始めていかないと買い手が見つからず、いつまでも建物が売れないリスクがあるので注意してください。
世田谷区の相場は?
編集部
真鍋さん
世田谷区は幅広い層に人気があります。とはいえ、やはり人気の中心はファミリー層で、マンションであれば3LDK程度の間取りを求める人が多いですね。
ここ10年で坪単価は上昇しており、東京都全体の坪単価平均に比べると1割ほど高くなっています。
編集部
やはりファミリー層からの人気が根強い地域なのですね。
真鍋さん
はい。世田谷区は緑や公園が多くあり、子育て環境が充実していることから、23区内で子どもを養育する条件が整っているエリアといえますからね。
世田谷区区の中でも特に人気のエリアは?
編集部
都内でも面積が広い世田谷区ですが、特に人気のエリアはどこですか?
真鍋さん
世田谷区は、東京都の平均と比べると1割ほど高く、坪単価は276万円です。エリア別に見てみると、都心に比較的近いエリアは高い傾向にあります。
具体的には代田で坪単価350万円、池尻や三軒茶屋で坪単価310万円です。一方、都心から離れていても玉川や等々力などの人気エリアでは相場が高く、それぞれ坪単価310万円程度と、都心近くの相場とあまり変わりません。
編集部
そうですか。人気エリアであれば都心との距離に関わらず相場が高いのですね。
真鍋さん
玉川や等々力だけでなく、京王線沿線の千歳烏山、小田急線沿線の成城学園など鉄道会社が開発した高級住宅地も、都心から離れているにも関わらず人気が高いエリアです。
編集部
真鍋さん
そうですね。ただしエリアによっては下北沢など単身者に人気のエリアや、玉川のようにパワーカップル※に人気のエリアなどがあります。
エリアによって客層が異なるため、不動産を売却する地域によってどの客層が多いかを見極める必要があるでしょう。
パワーカップル
パワーカップルとは、三菱総合研究所が2018年に定義した高年収世帯の呼称。夫の年収600万円以上、妻の年収400万円以上がパワーカップルの基準で、共働き世帯の1.8%がパワーカップルであるとされている。
生産緑地法の影響により、地域相場の先行きが不透明に
編集部
世田谷区の不動産を売却するのはいつ頃が良いでしょうか?
真鍋さん
売却を希望するのであれば、すぐにでも売りに出すことをおすすめします。特に旧耐震の建物は、先ほど紹介したとおり買い手がつかなくなるリスクがあるからです。
また、それ以外の物件でも不動産相場の先行きが不透明なため、相場が高水準で推移しているうちに売却するのが良いでしょう。
編集部
真鍋さん
世田谷区の人口は増加の一途を辿っており、東京都内で最も人口が増加している地域です。しかし、将来的にみると東京都の人口は2025年をピークに減少に転じます。人口減少が進むにつれて住宅需要は落ち込んでいくことが見込まれており、都内全体の不動産相場の下落が予想されるのです。
地域相場は全体相場の影響を受けるため、世田谷区も東京全体の不動産相場が下落すれば、その影響を受けることは避けられないでしょう。
編集部
世田谷区は『生産緑地法※』の影響が大きいといわれていますが、実際にはどうでしょう?
生産緑地法
生産緑地法とは、都市部の農地を守るために市街化区域内で「生産緑地地区の指定」を受けた農地の税金を優遇する制度。期間は1992年から30年間だったが、2017年には「特定生産緑地制度」の創設によって、引き続き農業を続ける場合には10年ごとに税制優遇を継続して受けられるようになった。
真鍋さん
一時期は非常に問題視されましたが、生産緑地法の制定時に不動産所有者だった方も世代交代が進み、だいぶ落ち着いてきました。
また、敷地の一部で実際に農産物を生産して延長申請できるように対策している所有者もいるなど、それぞれが2022年の期限切れに備えています。
今後も世田谷に住み続けようと考えている場合には大きな影響はありませんが、やはり農地を宅地にして売却しようと考える不動産所有者も多くいます。
売却を考えているのであれば、早いに越したことはないということは、念頭に置いておいた方が良いでしょうね。
- 世田谷区の相場は都内平均より約1割高い
- 都心に近いエリアや、高級住宅地の相場は世田谷区の平均坪単価より2〜3割高い
- 東京都の不動産相場の先行きは不透明なため、できるだけ早く売りに出す
参考)世田谷区での直近の取引価格情報
中古マンションなど(駅距離基準値:10)
| 専有部分面積70㎡ | 専有部分面積75㎡ | 専有部分面積80㎡ | 専有部分面積85㎡ | 専有部分面積90㎡ | 専有部分面積95㎡ | 専有部分面積100㎡ |
---|
駅徒歩10分以内 | 6,200万円 | 6,200万円 | 6,300万円 | 7,600万円 | 8,900万円 | 1億500万円 | 7,300万円 |
駅徒歩10分以上 | 5,200万円 | 5,650万円 | 6,000万円 | 5,600万円 | 8,200万円 | 5,900万円 | 8,050万円 |
※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
| 延床面積80㎡ | 延床面積85㎡ | 延床面積90㎡ | 延床面積95㎡ | 延床面積100㎡ | 延床面積105㎡ | 延床面積110㎡ |
---|
駅徒歩10分以内 | 6,000万円 | 6,800万円 | 7,000万円 | 8,000万円 | 7,800万円 | 8,300万円 | 8,100万円 |
駅徒歩10分以上 | 4,500万円 | 6,600万円 | 6,100万円 | 5,500万円 | 6,650万円 | 7,300万円 | 7,800万円 |
※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」
【売却のコツ②】世田谷区で高く売るために地域特性を把握する
地域特性を知るメリットとは?
編集部
売主も、不動産売却を予定している地域の特性を把握しておいたほうが良いのですか?
真鍋さん
そうですね。不動産会社の担当者は地域特性についてよく知っていますが、売主も物件や地域特性をよく知ることで、売却活動を行う際に魅力的なキャッチコピーをつくったり、目を惹く写真を撮影できるようになります。ぜひ、地域特性については知っておいていただきたいですね。
編集部
世田谷区は、人口の多さに反して人口密度が少なくゆったりした地域のイメージがありますが、実際にはどんな地域特性がありますか?
真鍋さん
世田谷区は人口約92万人と23区の中でも最多で、地方部の政令指定都市と遜色ない人口規模のエリアです。
面積は58㎢と都内2位の広さですが、人口密度は13位と他の地域に比べても少なく、ゆったりと生活できる地域であることが特徴といえます。世田谷区は、エリアが広いのでさまざまな特性を併せ持つ地域といえるでしょう。
編集部
真鍋さん
世田谷区は、豊かな公園や自然が魅力です。駒沢オリンピック公園や砧公園といった都市公園だけでなく、等々力渓谷や多摩川河川敷などさまざまな公園や自然があります。
世田谷区では、2027年までに区内の『みどり率※』を33%まで向上させる『世田谷みどり33』を掲げて緑化を推進しているのです
みどり率
みどり率とは、世田谷区が独自に掲げる緑化基準で、樹林地、農地、公園、河川・水路などの水面を合わせた「みどり」の面積が地域面積に占める割合を示している。
編集部
それほど地域の緑化に対して積極的に取り組んでいるんですね。
真鍋さん
はい。世田谷区は歴史的にも緑地保全に熱心な地域で、大正時代の『玉川全円耕地整理事業』以降、常に拡大する東京都市圏の中で豊かな緑を守り続けている地域です。
世田谷区の自然が豊かなのは、常に緑地計画によって自然を守り続けてきたからでしょう。
編集部
世田谷区では、今後の不動産価値に影響を与えそうな出来事はありますか?
真鍋さん
やはり、『生産緑地法』の指定が解除される影響は無視できないでしょう。
1992年に農業を続けることを条件に30年間の期限で指定された生産緑地は、固定資産税が減額されて相続税の納税猶予も受けられる制度です。2022年の期限切れを目前に売却や相続が進んでいます。
編集部
なるほど。生産緑地の指定が解除されるとどんなデメリットがあるのでしょう?
真鍋さん
やはり、税金が上がるのが一番大きな影響です。例えば土地の評価額が1,000万円である場合、生産緑地の固定資産税は数千円でした。しかし、2022年以降に指定を外れると、宅地並みの固定資産税を支払うことになります。
数千円だった固定資産税が5〜6倍に跳ね上がるため、費用負担が大きくなってしまうのです。また、これまで支払いが猶予されていた固定資産税も宅地と同じだけの相続税がかかるようになります。
編集部
それだけデメリットが大きいと、社会問題にもなりそうですね。
真鍋さん
特に世田谷区には農地が多いため、生産緑地法の影響を最も大きく受けるといわれています。
2017年の生産緑地法の改正で『特定生産緑地制度』が創設され、特定生産農地に指定されれば10年ごとに更新して税制優遇が受けられることになりました。多くの農地は特定生産緑地に移行するでしょう。
編集部
もしも対策が可能であれば、不動産相場への影響は限定的になるのですか?
真鍋さん
正直にいえば先行きは不透明です。相続などによって土地を持ち続けることに愛着のない所有者であれば、この機会に土地を売却してしまおうと考えるでしょう。ですから、最近は生産緑地でもアパートや戸建ての建築案件が少しずつ増えています。
編集部
不動産売却においては、どんな影響がありそうですか?
真鍋さん
ひとつめの影響は、売却価格の下落です。住宅の供給が増えることで値下げ競争に進展すると売却価格は低下してしまいます。ここまで上昇基調にあった世田谷区の不動産価格がどう変動するかの予想は難しいところですが、下落すると考えておいたほうが良いでしょう。
ふたつめの影響は流通が滞ることです。購入希望者が2022年に不動産価格が変動して状況がはっきりするまで買い控えを起こし、地区全体の不動産流通が滞ってしまった場合、売却を希望しても買い手が見つからなくなってしまいます。だからこそ、早めに売却を始めることが大切なのです。
街の魅力は?
編集部
真鍋さん
子育て環境の充実が挙げられます。世田谷区は都内一の出生数で、待機児童問題はありつつも、国の基準よりも充実した保育士を配置することで質の高い保育環境を提供しています。
また、子育て支援施設の建設や充実した制度など、子育て世代への支援は手厚いですね。
編集部
具体的には、子育て世帯に対してどんな支援があるのでしょう?
真鍋さん
例えば、妊娠するとまずは妊娠届けを役所に提出して母子手帳の交付を受けますが、世田谷区の場合は母子手帳と同時に『母と子の保健バッグ』がもらえます。
バッグには検診の受診票や歯科検診票だけでなく、『さんさんサポート』という家事や育児支援を受けられる事業の利用権などのクーポンが入っているのです。
それだけでなく、子育て支援アプリの登録案内などが入っており、さまざまな行政メニューがわかるようになっています。
編集部
真鍋さん
それだけではありません。区の総合支所や保健センターで面談に行くと『せたがや子育て利用券』というクーポンが発行され、区が運営している一時預かりや産後ケア、ベビーシッターや家事代行サービスを一定額まで無料で利用できる制度もあるのです。
また、世田谷版ネウボラ制度によって、区は新生児の誕生から小学校入学まで継続的に子育てをサポートします。
交通の利便性は?
編集部
真鍋さん
世田谷区は世田谷区は23区最大の人口を擁し、「世田谷」「北沢」「烏山」「砧」「玉川」の5地域で形成されています。豊かな自然に囲まれた世田谷区は、豊富な鉄道網と高速道路網で交通利便性も高い区です。
都心から放射状に延伸する鉄道網が区内全域を網羅しています。近年は私鉄とJRやメトロ、都営地下鉄が相互乗り入れ運転をおこなっていることから、新宿や渋谷などの副都心から20分圏内、都心にも30分〜40分でアクセスできるのが魅力です。
編集部
鉄道の利便性は非常に高いですね。ほかの交通についてはどうでしょうか?
真鍋さん
道路網は、環状七号・八号線が南北を縦貫し、東西を国道20号線(甲州街道)や国道246号線(玉川通り)が走っています。
地形に高低差があり、大通りは渋滞が頻発するため、道路網の整備は今後の課題です。一方で、高速道路へのアクセスは東名高速の東京インターチェンジがあり、区外に出ればすぐ中央道の高井戸インターがあります。首
都高速も池尻インターを使えば都心にすぐアクセスできるため、利便性が高いといえるでしょう。
- 世田谷区は緑地保護に熱心で、2027年には区内の33%を緑地にする計画を立案
- 『生産緑地法』の指定解除により固定資産税が増加する可能性がある
- 交通利便性が高く、鉄道・道路網共に充実している
【売却のコツ③】売却を考える際に知っておきたいこと
早く売りたいならすぐに売却をスタートさせる
早く不動産を売却したい場合、すぐに動き出すことが大切です。マンションだけでなく、戸建ての場合も解体せずにそのまま売却をスタートした方が、早く買い手が見つかる可能性があります。不動産会社への買取も選択肢のひとつですが、実際にどう動けば良いかを真鍋さんにアドバイスしてもらいましょう。
編集部
すぐに不動産を売却したいと考えている人に向けて、何かアドバイスはありますか?
真鍋さん
すぐに売りに出すことをおすすめします。早く動き出し、早期に売却できる可能性を高めるのが最も大切です。買取は売却価格が下がってしまうので、高く売りたい場合にはおすすめできませんが、事情があって早く物件を売りたい方に対しては買取も提案します。
買取を提案するのは、相続で得た物件を売却する際に相続人が遠方で、内覧や売却交渉が難しいケースが挙げられます。このような場合、まずは査定をして現在の不動産の価値を理解していただくところから始めていきます。
高く売りたいならリフォームの費用はかけない
編集部
少しでも高く売りたいと考える方へのアドバイスは何かありますか?
真鍋さん
売却する物件にリフォームなどの費用をかけないことです。費用をかけても、買主がメリットに感じるかどうかは、売りに出す前にはわかりません。
買主が喜ぶかどうかわからないリフォームやクリーニングをおこなうのであれば、その分の費用を売却交渉時に値下げし、交渉を有利に運んだほうが高く売却できる可能性が高まります。
編集部
真鍋さん
はい。売却した物件をどうするかは買主に決めてもらったほうが良いでしょう。
買主のニーズはさまざまなので、まずはそのままの状態で売りに出してから個別の交渉で調整していったほうが費用も手間もかかりません。
敷地面積を把握して売却を進めよう
編集部
世田谷区で物件を売却する場合、気をつけておくべきことはありますか?
真鍋さん
世田谷区は、景観保持やミニ開発を防ぐために『敷地面積の最低限度』の制度を導入しています。この場合、ミニ開発とされる狭小住宅の建築ができません。
世田谷区の場合、地域によって最低60㎡〜100㎡以上の敷地面積が必要なので、それ以下の面積の土地を売却しようとしてもなかなか売れないのです。
従って、売却を検討している土地について、最低限その敷地面積は把握しておくようにしましょう。
- すぐに売り出すことで、早く売却する可能性を高める
- 高く売りたい場合は、リフォームやクリーニングにコストを使わず利益を残す
- 『敷地面積の最低限度』に該当しないか注意する
最後に真鍋さんより
真鍋さん
当店は物件の種別を問わず、どんな物件でもご対応いたします。特により高い価格で不動産を売却する方法や、さまざまな税制度の中で最も損をしない方法での売却や相続を得意としています。
不動産をより高く売却したい場合や、税制度を知らずに損をしたくないと考えている場合には、ぜひ一度ご相談ください。当店が、最も得する形での不動産売却方法をご提案します。世田谷区で不動産の売却をご検討の場合には、ぜひ住友林業ホームサービス自由が丘支店にお声がけください。
まとめ
- 東京都の不動産相場の先行きは不透明なため、出来るだけ早く売りに出すのがおすすめ
- 世田谷は緑が豊かなエリアだが、交通利便性も高い
- 世田谷の出生数は都内一で、子育て支援制度が手厚い
- 『生産緑地法』の指定解除による不動産相場の変動に注意する
- 高く売りたい場合は、リフォームやクリーニングにコストを使わず利益を残す
- 『敷地面積の最低限度』に該当しないか注意する
今回は、住友林業ホームサービス自由が丘支店の真鍋雄一さんにお話しをいただきました。世田谷区における不動産売却の相場、世田谷区の街の特性、より高く売るためのポイントについて、最後に要点をおさらいしておきましょう。
不動産売却は高額取引になるため、売り時や販売方法を間違えると大きく損をしてしまう可能性があります。世田谷区で家を売りたい方は、上記のポイントを踏まえて後悔のない不動産売却のための戦略を練ってください。
【2020最新版】福岡市早良区で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう
- 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
- 福岡市早良区の地価は年々上がり続けている
- 福岡県全体でみても地価の高いエリア
- 土地、マンションや一戸建てともに上昇傾向にある
福岡市早良区は福岡市を構成する7つの行政区のひとつで、福岡市では最も広い区になります。福岡市の中心からやや西にある、南北に細長い地形をした地域です。
大きく北部・中部・南部に分かれ、博多湾に面する北部地区は開発が進み、都市機能が充実しています。 中部は、閑静な住宅地が広がり、南部はのどかな農業地帯で、自然風景が広がっています。
そんな福岡市早良区における不動産情報について、地域特性の詳細や不動産を売却するときの注意点やポイントを紹介していきます。
福岡市早良区の不動産動向
- 2014年以降土地の価格が上昇傾向にある
- 駅から徒歩3分未満の物件数が大きく増加
福岡市早良区は、福岡県の他の県と比較して地価が高いエリアです。土地の価格は2014年以降毎年上昇しており、2019年の土地価格は17万8,987円/㎡ で、5年前の2014年と比較すると、地価は27.4%も増加しています。
上昇の要因は、駅から徒歩3分未満の駅に近い物件数が増加しているためです。特に西新や藤崎など早良区の商業や行政の中心といえるエリアは人気が高く、他のエリアも上昇傾向にあり、早良区は全体的に不動産を売却しやすい地域と言えるでしょう。
参照: 国土交通省「都道府県地価調査データ」
不動産売却の流れを把握しましょう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得のいく金額で不動産を売却することができます。
不動産売却の流れ
Step1:相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2:不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3:不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4:不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5:売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを⾏い、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。
不動産の売価をエリアの買取相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
福岡市早良区の相場を知ろう
- マンションと一戸建て、土地ともに売却額が増えている
- 取引件数は全体に減少傾向にある
- 不動産の需要は高くなっている
まずは福岡市早良区の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!
福岡市早良区の地価・不動産相場の推移
福岡市早良区の地価は、2019年では17万8,987円/㎡ です。福岡県全体と比較しても常に高い地価をキープしており、近年はさらに上昇傾向にあります。この傾向は今後も続くと予想されるでしょう。
2019年後半期(7月~12月)時点の不動産価格と、前半期(1月~6月)と比較すると、福岡市早良区は前半期と比較して、マンション、一戸建て、土地すべての売却価格が上昇しており、ちょうど売り時である可能性が高いでしょう。
参照: 国土交通省「土地総合情報システム」
福岡市早良区の売却動向や売却相場の動き
福岡市早良区では地価が上昇しており、実際の不動産の売却価格も上昇傾向。また福岡市早良区は人口、世帯数ともに増加傾向にあり、住宅需要は増えているといえます。
一方で、2018年の空き家率は9.17%で、前回調査のあった2008年の10.78%と比較すると1.61%の減少です。福岡県全体と比較しても常に低い状態をキープしており、この点でも不動産を売りやすい状況と言えるでしょう。
参考)福岡市早良区での直近の取引価格情報
中古マンションなど(駅距離基準値:10)
| 駅徒歩 10分以内 | 駅徒歩 10分以上 |
---|
70㎡ | – | – |
---|
75㎡ | – | 2,850万円 |
---|
80㎡ | – | – |
---|
85㎡ | – | – |
---|
90㎡ | 4,000万円 | – |
---|
95㎡ | – | – |
---|
100㎡ | – | – |
---|
※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
| 駅徒歩 15分以内 | 駅徒歩 15分以上 |
---|
80㎡ | – | – |
---|
85㎡ | 3,050万円 | 3,400万円 |
---|
90㎡ | – | – |
---|
95㎡ | – | 1,500万円 |
---|
100㎡ | 3,450万円 | 2,800万円 |
---|
105㎡ | – | 3,500万円 |
---|
110㎡ | 3,600万円 | – |
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※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」
不動産価格に影響を与えそうな出来事
- 発展を続けるももちシーサイドエリア
- 子どもの教育がしやすい文教地区
- 積極的に子育て支援の取り組み
西部のももちシーサイドエリアは副都心としての機能が充実し、さらに発展が予想されている地域です。天神からバスで約15分とアクセスが良く、福岡タワーや福岡PayPayドーム、博物館などがあり、大企業の自社ビルも数多く建ち並んでいます。
福岡PayPayドームの近くには、大型商業施設2棟や劇場が建設され、28階建てツインタワーマンションも近々完成の予定です。観光地としてだけでなく、居住地としても人気のエリアで、これからますます不動産の需要が見込まれるでしょう。
西新地区周辺は学校や図書館などが集まった文教地区で、周辺の小・中学校に比べて生徒の学力平均が高く、教育環境も良いことで知られています。子どもの教育を目的に転入してくる子育て世帯が多いのが特徴です。
福岡市早良区では子育て支援も積極的におこなっています。保護者向けの交流サロンや子育てサークルなど親子で楽しめる施設や集まりを設け、教育に適した環境づくりに取り組んでいるため、ファミリー層からの高い需要が見込めます。
【売却のコツ】福岡市早良区の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう
- 不動産の魅力を最大限にアピールすることが大切
- 駅から離れたエリアは、それに変わるアピールポイントを考える必要
- 藤崎、西新地区のような利便性の高いエリアが人気
地域特性を知るメリットとは?
不動産会社を売る際は、地域の事情に詳しい専門家である不動産会社に任せるという方法もあります。しかし、売却を成功させるためにはただ任せきりにするのではなく、一緒に考えることが大切です。
特に、物件についてよく知っているのは売主なので、積極的にアピールポイントを考えることが成功につながります。魅力的なキャッチコピーをつくる、写真を撮影するなど、できるだけ協力していくことが成功の秘訣です。
不動産はただ待っているだけで売れるものではありません。買い手になりそうな相手はどのような人か、どのような手段なら買ってもらえるかなど、不動産会社とともに戦略を立てることが大切です。
地域特性を把握して、それに基づいた戦略を立てることが、より早く、高い価格での売却につながるでしょう。福岡県早良区の場合、地価は全体的に上昇傾向があります。しかし、近郊など人気エリアから外れるエリアは上昇率が低く、他の魅力的な不動産との競争に勝ち抜くためにも、販売戦略は重要です。
エリアの特徴から、買いたい人がどのような特徴かを考えてみましょう。絶対的な答えがあるわけではないので、地元に詳しいプロである不動産会社の担当者とよく相談し、戦略を練ることをおすすめします。
福岡市早良区の地域特性や魅力
街の歴史と魅力
福岡県早良区には数多くの遺跡があり、古くから朝鮮半島との交流があったことを表す青銅器なども出土しています。明治時代には北部に路面電車が走り、住宅地が形成されていきます。1982年、西区の一部と旧早良町が合併し、早良区が誕生しました。
早良区には近代的都市に発展した北部や豊かな自然が広がる南部など、多様なエリアが存在します。中でも博多湾沿岸エリアには人気スポットが多く、「シーサイドももち」には福岡市のランドマークともいえる高さ234mの福岡タワーがあり、絶景スポットとして観光客に人気です。
近郊には川や渓谷など憩いの場所も多く、国宝の梵鐘がある西光寺など観光名所も点在しています。
福岡県早良区の人口推移
福岡県早良区の人口は、2015年には21万7,877人、 前回調査のあった5年前では21万1,553人で、 比較すると6,324人増えています。 福岡県の中では72市区町村中6番目で、人口の多い地域と言えるでしょう。
また、世帯数は9万5,735世帯で、 前回調査のあった5年前の9万254世帯と比較すると、5,481世帯(6.07%)増えています。人口も世帯数も増え続けており、住宅需要は増える傾向があるといえるでしょう。
参照:福岡市平成27年国勢調査
福岡市早良区で人気のエリアは?
福岡市早良区の中心となるのは西新・藤崎・室見エリアです。福岡の中心である天神エリアからは約10分、博多エリアからは約15分、福岡空港から約20分とアクセスが良く、通勤や通学に便利。商店街も多く、非常に住み良い環境です。
藤崎や西新は屈指の文教地区として知られ、東大に多数の合格者を輩出する進学校・修猷館高校をはじめとして福岡県内でも学力の高い学校が集まっています。子どもの教育に熱心なファミリーが集まるエリアとしても有名です。
福岡市早良区で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
- 能力の高い不動産会社を選ぶことが大切
- 上昇率の低いエリアは積極的にアピールする戦略が必要
ポイント・注意点1
福岡市早良区の地価は上昇傾向にあり、住宅需要は増えている状況です。とはいえ、人気の場所と近郊とでは上昇率に開きがあるため、売りたい不動産の立地によっては、その魅力をより積極的にアピールする必要があることを念頭に入れましょう。
ポイント・注意点2
不動産売却をする際の不動産会社の選定は慎重におこなうことが大切です。福岡市早良区には多くの不動産会社が立地しているため、比較検討にも時間を要するでしょう。
希望通りの形で不動産売却を実現するためには、さまざまな販売戦略を親身になって一緒に考えてくれる、この地域での取引実績が豊富な不動産会社を見つけることが重要なポイントです。情報収集をおこない、安心して任せられる不動産会社を探しましょう。
まとめ
本記事では、福岡市早良区における不動産売却の基本的な流れと、街の特徴や魅力、不動産売却における地域特性、不動産売却に役立つ情報について紹介しました。
- 福岡市早良区は売りやすい傾向にある
- 住みやすい環境で、高く売れる要素が多い
- 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事
不動産を高く売るためには、福岡市早良区の不動産売却における市況や相場を把握した上で、信頼できる不動産会社を見つけることが大切です。不動産の持ち主として不動産会社と協力し、積極的にアピールすることも必要になります。
福岡市早良区での不動産売却をお考えの方は、地域の特性をしっかり分析しながら、パートナーとなる不動産会社探しを行いましょう。
【2020最新版】神戸市須磨区で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう
- 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
- 神戸市須磨区の地価は上昇傾向にある
- 兵庫県全体では地価の高いエリア
- 須磨区の人気エリアとそれ以外では地価に開きがある
神戸市須磨区は、神戸市の西部に位置し南側は海に面しています。中央部にある山々から南は阪神・淡路大震災による被害から復興を遂げた住宅地で、北部には住宅や公園・公共施設などが計画的に配置され、調和のとれた新興住宅地があります。
さらに近郊には田園風景を残す農業地域があり、さまざまな景色が森や川、海に囲まれている自然に恵まれた地域です。そんな神戸市須磨区における不動産情報について、地域特性の詳細や不動産を売却するときの注意点やポイントなどを紹介していきます。
神戸市須磨区の不動産動向
- 神戸市須磨区の地価は高めの傾向にある
- 取引件数は少なめで価格の変動が大きい
神戸市須磨区の住宅地価格の変動率は、2018年は0.2%増、2019年は0.1%増と、わずかながらも上がり続けています。世帯数も増え続けている状況があり、不動産は売りやすい地域と言えるでしょう。
ただし、神戸市須磨区は売買の取引件数は下がっている傾向にあり、価格の変動が大きいため、依頼する不動産会社とも相談しながら、売却の時期を見極める必要があるでしょう。
不動産売却の流れを把握しましょう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得のいく金額で不動産を売却することができます。
不動産売却の流れ
Step1:相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2:不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3:不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4:不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5:売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを⾏い、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。
不動産の売価をエリアの買取相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
神戸市須磨区の相場を知ろう
- マンションと一戸建ての売却額が上がっている
- 土地の売却価格は下落傾向にある
- 不動産の需要は一戸建てやマンションへ向いている
まずは神戸市須磨区の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!
神戸市須磨区の地価・不動産相場の推移
神戸市須磨区の地価は、2019年で13万8,663円/㎡となり、1年前と比較するとわずかに上昇。しかし、5年前の2014年は14万4,364円/㎡でしたので、3.97%下落していることになります。
2019年の不動産価格は、マンションと土地はともに上昇、一戸建ては下落しました。しかし、マンションも土地も上昇割合は高くはなく、一戸建ての価格も築年数によるわずかな差にすぎません。ほぼ価格の変動はないといってもいいでしょう。
保有している不動産が一戸建ての場合は上がるタイミングをチェックしつつ、マンションや土地も変動の状況を確認しながら売却に最も適した時期を見極めるようにしてみてください。
参考: 国土交通省「都道府県地価調査データ」
神戸市須磨区の売却動向や売却相場の動き
神戸市須磨区では近年、地価はわずかに上昇しているものの、5年前と比べると下落。しかし、ニュータウンや駅に近い地域は上昇傾向にあり、場所ごとに状況は異なります。
神戸市須磨区では、子育てを支援する環境づくりや、歴史・文学にゆかりのある史跡・名所、自然環境の魅力をさらに高める取り組みなどの計画を策定し、多くの人が「住みたい、住み続けたい」と思うまちづくりを目指しています。
今後、不動産の需要が増える可能性は十分にあるため、売却に向けた戦略を練ることで、より高い売却につなげることができるでしょう。
参考)神戸市須磨区での直近の取引価格情報
中古マンションなど(駅距離基準値:10)
| 駅徒歩 10分以内 | 駅徒歩 10分以上 |
---|
70㎡ | 2,400万円 | 430万円 |
---|
75㎡ | 3,100万円 | – |
---|
80㎡ | – | – |
---|
85㎡ | – | – |
---|
90㎡ | – | – |
---|
95㎡ | – | – |
---|
100㎡ | – | – |
---|
※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
| 駅徒歩 15分以内 | 駅徒歩 15分以上 |
---|
80㎡ | – | – |
---|
85㎡ | 2,350万円 | – |
---|
90㎡ | – | – |
---|
95㎡ | – | – |
---|
100㎡ | 2,300万円 | 520万円 |
---|
105㎡ | – | – |
---|
110㎡ | 4,400万円 | 500万円 |
---|
※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」
不動産価格に影響を与えそうな出来事
- 子育て・教育環境が充実
- 「まち育てサポーター」を公募し、まちづくりを推進
神戸市須磨区は、私設のこども図書館や子育てサロンなどが多く、子育てをする母親が集まって情報交換できる場が整えられています。子育ての環境が充実しているエリアといっていいでしょう。
教育施設も充実しており、公立の小中学校とともに伝統ある私立校も。高校では共学の進学校である須磨学園中学・高校をはじめ、いくつもの進学校やスポーツ強豪校、国際色のある高校など多彩で、進学に際して選択肢が多いのも特徴です。
ニュータウンでは人口減少や少子高齢化の進行による地域の担い手不足を解消するための取り組みも。まちづくりに関して経験や知識を持つ民間の人材を「須磨区まち育てサポーター」として公募する活動をしています。
このように、住み良い環境を目指す取り組みが積極的におこなわれることで、不動産の需要も高まる可能性があるでしょう。
参照:神戸市HP
【売却のコツ】神戸市須磨区の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう
- 不動産の魅力を最大限にアピールすることが大事
- 人気エリア以外は、積極的なアピールポイントを考える必要
- 都心へのアクセスが良い3つのエリアが人気
地域特性を知るメリットとは?
不動産会社を売る際の戦略は、不動産会社に任せきりにするのではなく、自分も一緒になって考えることが売却成功の秘訣です。買ってくれそうな相手は誰か、どのような手段なら買ってくれそうかなど、具体的な戦略を立てる必要があります。
不動産会社と協力しながら売却活動を行う際にも、売主が自ら魅力的なキャッチコピーをつくったり、写真撮影したりするなど行動してみましょう。地域特性を把握し、それに沿った戦略が立てられれば、より高い売却につながるでしょう。
特に神戸市須磨区の場合、駅に近い物件は人気で価格が上昇しているものの、それ以外は下落しています。あまり価格が上昇していない地域の不動産の場合は特に、ほかの魅力的な不動産との競争に勝ち抜くための販売戦略が重要です。
対象地域の特徴を分析し、買いたい人がどのような特徴か考えてみましょう。ただし、「こうでなければ」という確実な答えはありません。詳しくは地元に詳しい専門家である不動産会社の担当者とじっくり相談することをおすすめします。
神戸市須磨区の地域特性や魅力
街の歴史と魅力
神戸市須磨区は縄文時代から人が居住していたとされる地域です。平安時代には「源氏物語」に描かれ、平安末期には源平合戦の舞台にもなりました。菅原道真が大宰府へ左遷される際に須磨に立ち寄り、それを慕った松が京から飛んできたという伝説も。須磨区にはこの伝説由来の「飛松」という地名が残されています。
また、須磨区には阪神間で唯一の自然海岸である白砂青松の須磨海岸や、須磨海浜公園をはじめとする緑豊かな美しい公園がたくさんあり、自然の中で子育てするには申し分のない環境にあります。
須磨アルプスや妙法寺川といった自然環境も身近にあり、板宿駅から神戸三宮まで30分という大都市にありながら自然とともに暮らせる魅力のある地域です。
神戸市須磨区の人口推移
神戸市須磨区の人口は、2015年には16万2,468人、 前回調査のあった5年前では16万7,475人で、 比較すると5,007人減となっています。須磨区では震災以降の人口減少が回復しておらず、将来的にもさらに減少すると予測されています。
2015年の世帯数は7万3,278世帯で、 前回調査のあった5年前の7万1,657世帯と比較すると1,621世帯の増加。 神戸市須磨区は人口は減り続けているものの、世帯は増えている状況です。人口の減少も大幅ではないため、住宅需要は増えていると考えていいでしょう。
参照:神戸市統計報告平成28年度
神戸市須磨区で人気のエリアは?
神戸市須磨区は古くからの歴史がある須磨浦と、商店街で賑わう板宿、住宅や公園・公共施設などが計画的に配置されたニュータウンである北須磨という、3つのエリアが人気です。
須磨浦は歴史的史跡が多く、海や山に隣接して風光明媚な土地柄。レクリエーションも豊富で穏やかに暮らすには最適な地域です。板宿は大都市・神戸三宮へのアクセスが良く、利便性が高いことで人気があります。商店が多く賑わいがあり、下町的な暮らしができます。北須磨は自然と街が調和し、利便性も高いことで人気上昇中です。これらのエリアは今後も地価の上昇が予想され、より高い売却が期待できるでしょう。
神戸市須磨区で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
- 人気のエリアは地価が上昇
- 能力の高い不動産会社選びがポイント
ポイント・注意点1
神戸市須磨区の地価はわずかに上昇傾向にありますが、人気エリアとそうでないエリアとでは地価に開きがあるのが特徴です。交通アクセスのいい板宿周辺やニュータウンでは上昇率が高く、人気エリアから外れた場所は下落傾向に。
人気のエリアは計画的なまちづくりも進み、これからも上昇傾向にあるでしょう。これらのエリア以外に不動産をお持ちの方は、積極的なアピールを考えることが必要になります。
ポイント・注意点2
不動産売却をする際の不動産会社の選定は慎重におこなうことが大切です。神戸市須磨区には、多くの不動産会社が立地しているため、比較検討にも時間を要するでしょう。
希望通りの形で不動産売却を実現するためには、さまざまな販売戦略を親身になって一緒に考えてくれる、実績豊富な不動産会社を見つけることが重要です。能力の高い不動産会社を見つけるために、不動産売買の実績はもちろん、必要な情報を提供してくれる対応力があるかどうかをしっかり見極めましょう。
情報収集をしっかりおこないながら、最適な不動産会社を選ぶことこそが売却成功への近道です。
まとめ
本記事では、不動産売却の基本的な流れと神戸市須磨区における街の地域特性や魅力、不動産売却に役立つ情報について紹介しました。
- 神戸市須磨区の地価はわずかな上昇傾向にある
- 住みやすい環境づくりへの取り組みがおこなわれている
- 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事
不動産を高く売るためには、神戸市須磨区の不動産売却における市況や相場を把握しながら、信頼できる不動産会社を見つけることが必要になります。売却に向けて自分自身が積極的に動くことも大切です。
不動産売却をお考えの方は、この記事も参考にして地域の特性をしっかり分析し、良きパートナーとなる不動産会社探しをおこないましょう。
【2020最新版】大阪府堺市西区で高く不動産を売却するコツ
- 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
- 堺市西区は、難波・大阪まで約40分の通勤圏内の立地
- 立地のわりに地価が安い
- 共働きファミリー層の子育てに適したエリア
堺市西区は、政令指定都市を構成する区として都市部に位置していながら、海に面している、堺泉北港や堺泉北臨海工業地帯を有する地域です。自然豊かな浜寺公園ではバーベキューやプールの集客でにぎわっています。
交通の便も良く、西区中心部の上野芝駅から難波駅まで約35分、大阪駅まで約40分と通勤圏内にある都市です。大阪市内と比較して堺市は地価が安く、中でも西区は関西の主要駅までのアクセスが良いため、マイホームの購入を検討する方も多いでしょう。
そんな堺市西区における不動産情報について、地域特性の詳細や不動産を売却するときの注意点やポイントを紹介していきます。
堺市西区の不動産動向
- 堺市西区の住宅着工数が減少傾向
- 共働きのファミリー層の住宅ニーズが高まる
堺市西区の不動産動向としては、住宅着工戸数が減少傾向にあります。これは、堺市全域でも同じ動きとなっていますが、家を買うファミリー層の人口が減少していることが要因の1つでしょう。
ただし都市部への通勤を考えたファミリー層は駅の近くのマンションを選択することが考えられます。近年は共働き世帯が増えているため、通勤の便利さを考える方は増加するのではないでしょうか。
また、堺市西区の世帯数は増加しています。今後、小型物件の需要はさらに高まるでしょう。実際に、2018年、2019年の駅から近い物件の取引が成立していることからも、人口減少の中でも不動産のニーズがあります。
不動産売却の流れを把握しましょう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得のいく金額で不動産を売却することができます。
不動産売却の流れ
Step1:相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2:不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3:不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4:不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5:売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを⾏い、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。
不動産の売価をエリアの買取相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買をおこなうためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
堺市西区の相場を知ろう
- 堺市西区の地価は継続して上昇傾向
- 駅から近い一戸建て、マンションの価格の取引数が安定
- ファミリー層向けの広さの物件が人気
まずは堺市西区の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!
堺市西区の地価・不動産相場の推移
堺市西区の2020年時点の地価を見てみると、2019年から約1.84%上昇しており、平均13万362円/㎡です。2014年から2020年まで継続して上昇傾向。毎年約0.1~0.7%上昇していましたが、2020年の上昇率が一番大きい結果となっています。
堺市西区の不動産相場は、地価と同じく上昇傾向にあります。2019年は、中古マンション、戸建て共に駅から近い物件の取引があり、取引価格は前年よりも上昇傾向。また、駅から離れている一戸建てでは、2019年は小型物件の取引が成立しています。
地価の上昇率が直近で最高を記録していることもあり、不動産売却の検討をすべき時期にさしかかっています。堺市西区内に所有物件をお持ちの方は、早めの売却戦略を練っておくと良いでしょう。
参照:国土交通省HP
堺市西区の売却動向や売却相場の動き
2018年と2019年の取引価格中央値を比較すると、中古マンションでは駅から10分以内の物件の取引があり、2019年は専有面積70~75㎡の小型物件が80㎡の物件より取引金額が高い傾向です。
また、中古戸建も、駅から15分以内の物件の取引が成立しています。専有面積90~95㎡の物件の取引金額が上昇。駅から15分以上の物件では、専有面積80~85㎡の物件の取引があり、100㎡の取引金額は上昇傾向にあります。
堺市西区では、駅から近い物件の取引が成立しており、マンションでこの動向が顕著です。戸建ては駅から遠くてもファミリー向けの大きさの物件(100㎡前後)の取引金額が上昇しており、ファミリー層の購入が増加傾向にあると考えられます。
参照:国土交通行政関係資料
参考)堺市西区での直近の取引価格情報
中古マンションなど(駅距離基準値:10)
| 駅徒歩 10分以内 | 駅徒歩 10分以上 |
---|
70㎡ | 1,950万円 | – |
---|
75㎡ | 2,400万円 | 1,300万円 |
---|
80㎡ | 1,700万円 | – |
---|
85㎡ | 4,000万円 | – |
---|
90㎡ | – | – |
---|
95㎡ | 1,700万円 | – |
---|
100㎡ | – | – |
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※2019年取引価格中央値
※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
| 駅徒歩 15分以内 | 駅徒歩 15分以上 |
---|
80㎡ | 1,265万円 | 700万円 |
---|
85㎡ | 900万円 | 1,700万円 |
---|
90㎡ | 2,200万円 | 2,300万円 |
---|
95㎡ | 3,200万円 | 2,400万円 |
---|
100㎡ | 3,200万円 | 2,600万円 |
---|
105㎡ | 2,750万円 | 1,100万円 |
---|
110㎡ | 2,450万円 | – |
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※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」
不動産価格に影響を与えそうな出来事
- 2022年の生産緑地問題の影響を受ける可能性がある
- 地域の動向を見極めながら不動産売却を検討する
堺市は、2022年の生産緑地問題の影響を受けると考えられます。生産緑地とは、住環境の維持や地盤保持などを目的とした地域です。生産緑地の指定後30年間は宅地に転用できず、売買もできないという制限がありました。
しかし、2022年に生産緑地指定から30年を迎えることになります。大阪府は、東京都に次いで2番目に生産緑地の面積が広く、大阪府の中でも堺市はもっとも生産緑地の多い街であり、堺市の不動産に影響を与える可能性は大きいと考えられるでしょう。
2022年以降は、多くの農地が宅地化されると予測されますが、生産緑地の全てが一気に宅地へ転用されるわけではありません。地域の動向を確認しながら、慎重に不動産売却を検討していきましょう。
参照:国土交通省都市局
【売却のコツ】堺市西区の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう
- 売主だから伝えることができるアピールポイントを考えて売却活動を
- 人口は減少傾向だが、世帯数は増加傾向
- 上野芝駅や浜寺公園駅など駅から近いエリアが人気
地域特性を知るメリットとは?
不動産を高く売るときに、地域特性を知っておくことはメリットとなります。不動産会社にまかせておくだけではなく、自分でリサーチをして戦略を練っておくことが、不動産の売却価格を上げることにつながるといっても過言ではありません。
不動産会社も不動産を売る専門家としてのノウハウはありますが、売主自身が売却戦略の方向性が合っているかを確認することが大切です。
売却したい不動産を買いたいと考える購入者はどんな層なのか、その層に届ける手段としてはどんな広告方法があるかなど、自分で戦略をもって不動産会社へ提案できるくらいのリサーチをしておくと良いでしょう。
売主自ら、魅力的なキャッチコピーをつくったり、写真を撮影したり、アピールポイントを考えたりして、不動産会社の担当者と協力して売却活動をおこなうことでより高く売れやすくなるのです。また、視野を広く持ち、複数の不動産会社に見積もりを取るなど、常にアンテナを張っておくことも重要です。
堺市西区は、大阪府内の平均よりは地価が低いエリアなので、人口減少傾向があっても、転入による不動産の需要が予測されます。販売戦略によっては、売却価格が大きく変わってくる可能性もあるでしょう。
地域特性を知り、取引情報を集めて戦略を考えた上で、信頼できる不動産会社に相談することをおすすめします。
堺市西区の地域特性・歴史や魅力
街の歴史と魅力
堺市西区は、平安~江戸時代に紀州街道や熊野街道(小栗街道)を中心に商業町として栄えました。現在も一部で歴史的な街並みの面影が残っています。また、1873年には「浜寺公園」が日本最初の公園のひとつとして指定されました。
1929年の阪和線開通によって市街化されたことで徐々に街が賑わい、1958年の臨海工業地の埋立てが始まり、製造業地区へと発展した経緯があります。
堺市西区は、西部が大阪湾に面しており、臨海部には工場が集積しています。また、臨海部の堺泉北港だけでなく、浜寺水路、石津川や百済川等の河川、鶴田池や万崎池等の多数のため池など水辺を活かした街並みも魅力となっています。
交通のアクセスの良い立地でありながら、自然豊かな魅力あふれる土地は、子育てをする共働きのファミリー層の居住地として注目度の高いエリアと言えるでしょう。
堺市西区の人口推移
堺市西区の人口は、2020年6月時点で13万4,921人、2019年6月は13万5,485人だったため、 比較すると564人の減少。世帯数は増加傾向で、2020年6月時点で5万6,783世帯。2019年6月の5万6,444世帯からの1年で339世帯増加しています。
堺市西区で人気のエリアは?
堺市西区の人気のエリアは、上野芝駅周辺です。堺市西区の中心部と言えるエリアで、なんばや大阪へのアクセスも良いため人気を集めています。
上野芝駅はJR阪和線が乗り入れており、西区で一番大阪市方面に近い立地の駅のため、大阪駅や難波駅へのアクセスも約35~40分です。
また、南海鉄道の諏訪ノ森駅と浜寺公園駅も地価が上昇。海に近く、緑豊かな浜寺公園周辺のエリアであることから、子育てに適した立地としてファミリー層からの人気が高まっていると考えられます。
堺市西区で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
- 2025年大阪万博の影響で地価が高騰
- 不動産会社の数が多いエリアなので、リサーチや相見積もりを取る
ポイント・注意点1
堺市西区のある、大阪府では2025年に大阪万博を開催することとなりました。その影響もあり、大阪府の不動産価格は上昇傾向にあります。大阪府の坪単価は111万2,260円で、前年より約2.08%の上昇。2016年から毎年約1.0~2.0%ずつ上昇傾向にあります。
2018年に万博の誘致が決定してからは、商業用の不動産投資が最高値を記録。大阪府は、大阪万博にあわせて鉄道などのインフラ整備を行う予定なので、これにともない不動産売却価格が高まる可能性があります。
この流れにのって、2025年までは不動産価格の高騰が予測されるので、現時点で売却したいと考えている所有不動産がある場合には、2025年を意識した早い時期の売却を検討すると良いでしょう。
ポイント・注意点2
堺市西区は立地のわりに地価が低いエリアなので、今後購入者のニーズが高まることが予測されます。そのため、売主に有利な条件で不動産売却ができるのではないでしょうか。しかし高く売るためには不動産売却にかかわる不動産会社選びも重要です。
西区には多くの不動産会社が立地しているため、比較検討にも時間を要する可能性がありますが、希望通りの売却を実現するためにも、不動産会社の選定は慎重におこないましょう。
まとめ
本記事では、堺市西区での不動産売却の相場や地価の動向などを、不動産売却の基本的な流れを踏まえて紹介しました。
- 本記事では、堺市西区の不動産売却の相場、地価動向を紹介
- 不動産売却前に地域特性のリサーチをする
- 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事
不動産を売却する際には、事前に地域特性や不動産動向のリサーチに加え、信頼のおける不動産会社探しが欠かせません。売主としての戦略を考え、的確なアドバイスをくれる不動産会社を見つけましょう。
【2020最新版】三重県桑名市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう
- 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
- 桑名市は地価が高く、居住地として人気のエリア
- 駅から近い物件の取引価格が安定
- レジャー施設が多く、子育て支援も充実
桑名市といえば、国内最大級のレジャー施設ナガシマスパーランドやなばなの里、国の重要文化財の六華苑で有名です。市内中心部の桑名駅から名古屋駅まではJR線や近鉄で約30分の距離にあり、都市部へのアクセスも良いエリアと言えるでしょう。
桑名市は豊富な観光資源と中部地方の中心部である名古屋までのアクセスが良い地域にあり、居住地としても人気。子育て支援の取り組みが充実しているため、ファミリー層の転入も多い地域です。
三重県の中では地価が高く、人口も安定して増加傾向にある地域であるため、今後も地価が上昇することも考えられるでしょう。そんな桑名市における不動産情報について、地域特性の詳細や不動産を売却するときの注意点やポイントを紹介していきます。
桑名市のトピック
- 2020年8月に中心部の桑名駅舎がリニューアル
- 都市部へアクセスの良い主要幹線が集中するエリア
- 駅から近い物件に人気が集まっている
桑名市の中心部の桑名駅では、2020年8月に新しい桑名駅舎と自由通路が完成、駅構内がリニューアル。市民の満足度が低かった桑名駅周辺を整備することで、東西市街地の新たな人の流れを作り出すことを目的としています。
今後も市と民間事業者が協力しながら、駅周辺を再構築する流れとなるでしょう。それにともない桑名駅周辺での地価の変動も予測されます。
桑名市は高速道路や鉄道など都市部へのアクセスの主要幹線が集中しており、人口の社会増(転入での増加)が多くなっています。駅から近い物件に人気が集中している側面があるため、今後の桑名駅の動向に注目が集まるでしょう。
近年の取引物件の特徴は、専有面積80㎡以下の小さめの物件で取引が成立。特に駅から10分以内物件の取引金額が安定しているため、都市部への通勤しやすさと世帯人数によるニーズに合った物件が売れている傾向にあります。
参照:桑名市HP
不動産売却の流れを把握しましょう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得のいく金額で不動産を売却することができます。
不動産売却の流れ
Step1:相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2:不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3:不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4:不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5:売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きをおこない、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。
不動産の売価をエリアの買取相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買をおこなうためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
桑名市の相場を知ろう
- 2020年の桑名市の地価は微減
- 三重県内では、3番目に地価が高いエリア
- 中古マンション、一戸建てともに駅から近い物件の価格が安定している
まずは桑名市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!
桑名市の地価・不動産相場の推移
桑名市の2020年時点の地価をみてみると、平均5万3,577円/㎡。三重県全体の2020年公示地価平均4万5,040円/㎡よりも地価が高いエリアです。桑名駅周辺は軒並み上昇しており、エリアによって上昇と下落が入り混じった結果となっています。
桑名市の不動産相場は、地価と同様に安定しつつあり、下げ止まっていると考えられます。2019年取引価格は、中古マンション、戸建てともに駅から近い物件で価格が安定しており、少し上昇傾向。
地価の下落率が減少傾向にあり、下げ止まったとも考えられるので、桑名市内の所有物件をお持ちの方は、今後の上昇を考えた不動産売却の戦略を練っておくほうが良いでしょう。
桑名市の売却動向や売却相場の動き
2018年と2019年の取引価格中央値を比較すると、中古マンションでは駅から10分以内の物件の取引価格がわずかに上昇。駅から10分以内で85㎡以上、95㎡以上の大きめの物件も取引成立が増加しています。駅から10分以上の物件の取引価格も上昇傾向です。
また、中古戸建ては、駅から15分以内の物件は取引金額が安定していて、若干の上昇。駅から15分以上の物件は平米数によって上昇と下落の差が大きく、購買者のニーズによって取引が成立している傾向にあります。
桑名市の売却相場の動きとして、駅から近い物件が若干上昇しながら安定している傾向です。また、中古戸建ては物件購入者のニーズに合う物件の取引が増加傾向にあるといえるでしょう。
参考)桑名市での直近の取引価格情報
中古マンションなど(駅距離基準値:10)
| 駅徒歩 10分以内 | 駅徒歩 10分以上 |
---|
70㎡ | 2,800万円 | 1,400万円 |
---|
75㎡ | 3,400万円 | 1,450万円 |
---|
80㎡ | – | – |
---|
85㎡ | 3,400万円 | – |
---|
90㎡ | – | – |
---|
95㎡ | 1,700万円 | – |
---|
100㎡ | – | – |
---|
※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
| 駅徒歩 15分以内 | 駅徒歩 15分以上 |
---|
80㎡ | 1,400万円 | – |
---|
85㎡ | – | 2,600万円 |
---|
90㎡ | – | 2,800万円 |
---|
95㎡ | – | 800万円 |
---|
100㎡ | 2,250万円 | 2,800万円 |
---|
105㎡ | – | 1,200万円 |
---|
110㎡ | 3,500万円 | 4,550万円 |
---|
※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」
不動産価格に影響を与えそうな出来事
- 産業観光(インダストリアルツーリズム)に注力している
- 桑名駅周辺の地価が安定している傾向
桑名市では、産業観光(インダストリアルツーリズム)に注力している点があります。桑名市はもともとレジャー施設などの観光スポットの多い都市。ほかにも、桑名市を拠点に持つ企業の工場の技術を見学できるように、海外からの視察客を招いています。
桑名市内での視察客の滞在時間を延ばすことができれば、新たな産業が生まれる可能性も。従来の観光コンテンツや、宿泊施設の改善・充実などが視察客の滞在時間延長につながり、新たな雇用が生まれる可能性があります。
そうなると、雇用は不動産にも影響を与えるので、現在地価が低い地域や、地価が下落傾向にある地域が再度注目を集めるということも考えられるのです。産業観光が不動産に影響を与える日も近いのではないでしょうか。
桑名市では、桑名駅周辺の地価が安定していますが、新たに注目されるエリアが生まれ、地価が変動する可能性があります。情報などを集めて、不動産価格の上昇の予測を立てて、早めに販売戦略を練っておくことが重要です。
参照:東洋経済ONLINE
【売却のコツ】桑名市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう
- 購買者のニーズに合わせた販売戦略が販売価格を上げるコツ
- レジャー施設が多く、観光人口の多いエリア
- 人口は減少傾向にあるが、世帯数は増加している
地域特性を知るメリットとは?
不動産を高く売るためには、地域特性を知ることが不可欠です。そのためには、不動産会社にまかせておくだけではなく、自分で調査する必要があります。不動産会社の販売戦略の方向性が合っているかを売主として確認することが大切です。
売却したい不動産を買いたいと考える購入者はどんな層なのか、その層に届ける手段としてはどんな広告方法があるかなど、自分で戦略を持って不動産会社へ提案できるくらいのリサーチが必要。常にアンテナを張っておくことが重要です。
特に桑名市は、県内でも地価が高いエリアで、アクセスの良さにニーズが集まっている傾向があります。その部分を、購買者にうまくアピールできるかなどの販売戦略によって販売価格が大きく変わってくる可能性があるのです。
もちろん、戦略をもとに担当の不動産会社に客観的な意見をもらうことで、戦略の精度が上がるため、主体性のある戦略を考えながらも、不動産会社に相談のうえで不動産の売却をしていきましょう。
桑名市の地域特性・歴史や魅力
街の歴史と魅力
桑名市は「長島の一向一揆」や「小牧・長久手の戦い」「関ヶ原の戦い」の土地です。江戸時代になり桑名藩を支配した本多忠勝が、桑名の町をつくり直す「慶長の町割り」をしたことでも有名。桑名城跡には、九華公園があり今も市民に愛されています。
また、現在の桑名市は、観光施設が豊富です。長島スパーランドやなばなの里などの大型レジャー施設をはじめ、国の重要文化財の六華苑、無形文化財の石取祭などがあります。豊かな自然に囲まれた土地を活かした観光スポットが人気です。
電車で名古屋駅から約30分の距離であることや、車で約50分ほどで訪れることができる好立地のため、観光客数が年間約1,812万人(2015年)と多いエリアとなっています。それと同時に、都市部への交通の便を活かしたベッドタウンとしても人気です。
また、桑名市は市役所内にブランド推進課を設け、常に魅力を発信する取り組みをおこなっているため、県外や県内に向けて桑名市の良さをアピールしています。立地の面での住みやすさと市独自のブランド力が魅力の一つです。
参照:桑名市HP
桑名市の人口推移
桑名市の2020年3月時点の人口は14万1,701人で、2019年14万2,274人より、573人減少しています。毎年微妙な増減はありながらも、増加傾向にあり、1985年~2019年までの30年間で約4万人以上の増加がありました。三重県内では5番目に人口が多いエリアです。
世帯数は増加傾向で、2020年は5万9,816世帯。2015年の世帯数は5万4,741世帯だったので、直近の5年間で6,075世帯増加しました。
桑名市で人気のエリアは?
桑名市では桑名駅周辺が人気です。桑名市は、中部の主要都市である名古屋市から近い立地にあるため、通勤のベッドタウンとしても人気が高く、駅から近い物件の人気が高い傾向にあります。
地価のランキングも桑名駅周辺が上位を独占。桑名市全体の地価は微減の状態でも、桑名駅周辺の地価は上昇傾向にあるのです。そのため、若年のファミリー層の転入も多く、市内の中心部に人気が集中していると考えられます。
また、桑名市はバスや幹線道路が充実していることも魅力。通勤先によってはバスの通っている街や幹線道路に接した地域などは購入者にメリットをアピールしやすいでしょう。
桑名市は、さまざまな育児支援がある点でファミリー層に人気。その点では、中心部にとらわれずに、ゆっくり子育てができる郊外の物件に魅力を感じ、そのうえで通勤のニーズに合わせた物件を購入したいと考える方も多いでしょう。
桑名市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
- 「全国版空き家バンク」の活用をする
- 不動産会社が多いエリアなので、より良い条件の不動産会社を選ぶ
ポイント・注意点1
桑名市は国が推進する「全国版空き家バンク」に参画しています。空き家バンクには個人でも空き家の登録ができ、登録物件は全国版空き家バンクホームページに掲載。空家を利用したいと考える人がいた場合に直接連絡がある仕組みとなっています。
少しでも不動産購入希望者の目に触れる機会を増やすことで、成約率が上がることが期待できるのです。早めの不動産売却を考えている方は、空き家バンクの活用を考えてみてはいかがでしょうか。
参照:桑名市HP
ポイント・注意点2
不動産売却をする際の不動産会社の選定は慎重におこなうことが大切です。桑名市には、多くの不動産会社が立地しているため、比較検討にも時間を要するでしょう。
桑名駅周辺など地価が上昇傾向にあるエリアでは、特に売主に有利な条件で売ることができる可能性が大きいと考えられます。複数の不動産会社から、より良い条件で売ることができる不動産会社を選ぶようにしましょう。
まとめ
本記事では、不動産売却の基本的な流れと、桑名市での不動産売却に役立つ相場情報や街の魅力や人気エリア、地価推移や今後の不動産売却のポイントについて紹介しました。
- 桑名市の不動産売却の相場、不動産売却のポイントを紹介
- 不動産売却の前に、地域特性や購買者のニーズを知る
- 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事
不動産売却には、その地域の購買層のニーズや地域ならではの特性をリサーチすることが大切です。所有している物件の立地や広さなどから戦略を立てて売却をしましょう。
また、不動産を高く売るためには信頼のできる不動産会社を探すことも重要です。桑名市は不動産会社を比較できる立地にあるので、慎重に不動産会社を選ぶことをおすすめします。
【2020最新版】愛知県刈谷市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう
- 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
- 刈谷市の不動産取引件数はほぼ横ばい
- 不動産取引価格は土地・一戸建て・農地は上昇
- 「刈谷駅」周辺では再開発がおこなわれリニアの影響もある可能性
愛知県刈谷市と言えば、歴史的に有名な「刈谷城」や、日本で来場者数が第3位の「刈谷ハイウェイオアシス」が有名です。
刈谷市は、愛知県のほぼ中央に位置する市。昔は刈谷城の城下町として栄えた刈谷市ですが、現在は自動車部品産業の中心地となっています。愛知県全体の経済を動かすだけでなく、世界の自動車メーカーにも影響を与えるほどの役割を担っています。企業が多いので財源も豊かで、子育てがしやすく住みやすいということで人気の街です。
近年では、「刈谷市駅」周辺の再開発が進んでおり、ますます将来が期待されていくでしょう。ここでは、愛知県刈谷市の不動産事情や地域特性、不動産を売るときにおすすめの方法までご紹介していきます。
参照:刈谷市HP
愛知県刈谷市のトピック
- 2027年に開通するリニア中央新幹線によって刈谷市にも影響がある可能性
- 「名古屋駅」から「刈谷駅」までは電車で約20分と好アクセス
愛知県における注目のトピックは、2027年に開通するリニア中央新幹線です。リニア中央新幹線が開通すれば、東京・名古屋・大阪の三大都市をわずか1時間で移動することが可能になります。停車駅である「名古屋駅」から「刈谷駅」までは、JR東海道本線で約20分。車であれば、国道1号線を東に進んで約50分で刈谷市にアクセスできます。
参照:リニア中央新幹線/いいじゃん!刈谷
名古屋に近い刈谷市においても、リニア中央新幹線の開業によって、不動産需要の変化が起こる可能性があると考えられるでしょう。
不動産売却の流れを把握しましょう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得のいく金額で不動産を売却することができます。
不動産売却の流れ
Step1:相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2:不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3:不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4:不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。Step5︓売却・引き渡し
Step5:売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを⾏い、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
愛知県刈谷市の相場を知ろう
- 2019年の刈谷市の不動産取引件数はほぼ横ばい
- 2019年の不動産取引価格は土地・一戸建て・農地は上昇
まずは愛知県刈谷市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!
愛知県刈谷市の地価・不動産相場推移
2019年の愛知県刈谷市の地価は、1年前と比較して8.4%下落しており、2019年現在は14万1,321円/㎡です。愛知県全体の地価10万6,392/㎡と比較すると、地価は高いエリアと言えるでしょう。
2019年の1年間で愛知県刈谷市において取引された不動産件数は、1年前と比較するとほぼ横ばいでした。また、取引価格においては、1年前と比較して、土地・一戸建て・農地は上昇、中古マンションはわずかに下落という結果です。
保有している不動産が中古マンションの場合は、再度上がるタイミングを待つか、逆に早めに売却することをおすすめします。また、土地や一戸建ての場合は、ライバル物件の相場をみながら早めに売却するか、タイミングを見計らうようにしましょう。
愛知県刈谷市の売却動向や売却相場の動き
2019年の愛知県刈谷市の不動産取引件数は、1年前と比較すると、土地は減少、一戸建てと中古マンション、農地は増加しました。全体としては232件で、1年前の230件とほぼ横ばいの数字です。
愛知県刈谷市の不動産取引価格は、土地と一戸建てはわずかに上昇、中古マンションはわずかに減少しました。愛知県全体の不動産取引価格は全体的に微増しており、一戸建て・中古マンションが上昇しています。
今後は名鉄三河線「刈谷市駅」周辺の再開発も予定されており、新築分譲マンションや新築一戸建てよりお手頃感のある不動産の需要も期待できるでしょう。
参考)愛知県刈谷市での直近の取引価格情報
中古マンションなど(駅距離基準値:10)
| 駅徒歩 10分以内 | 駅徒歩 10分以上 |
---|
70㎡ | 1,950万円 | 1,500万円 |
---|
75㎡ | 1,750万円 | 2,100万円 |
---|
80㎡ | 1,900万円 | 2,200万円 |
---|
85㎡ | 2,500万円 | 2,900万円 |
---|
90㎡ | – | 520万円 |
---|
95㎡ | – | – |
---|
100㎡ | – | 2,400万円 |
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※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
| 駅徒歩 15分以内 | 駅徒歩 15分以上 |
---|
80㎡ | 4,300万円 | – |
---|
85㎡ | 2,800万円 | – |
---|
90㎡ | – | – |
---|
95㎡ | 3,000万円 | 3,550万円 |
---|
100㎡ | 4,300万円 | 3,800万円 |
---|
105㎡ | 4,300万円 | 4,500万円 |
---|
110㎡ | 4,450万円 | 5,000万円 |
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※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」
不動産価格に影響を与えそうな出来事
- 「刈谷駅」では大規模な再開発がおこなわれている
- 2019年の「刈谷駅」の不動産取引価格は刈谷市内でトップクラス
愛知県刈谷市にある「刈谷駅」では、刈谷駅北地区整備事業が進行中。敷地面積2,806㎡という広大な敷地には、20階建ての高層複合ビルが建築されています。1、2階は商業施設や公共施設、3階から6階は事務所、7階から20階には全81戸の住居が入る予定です。
敷地内では電気自動車やレンタサイクル置き場を含む観光案内所や、「刈谷駅」の南北通路に直結するデッキなどの公共施設があり、「刈谷駅」周辺の利便性が増すことが期待されます。完成は2021年の予定です。2019年における「刈谷駅」周辺の坪単価は、刈谷市9市中で最も高く、街への期待が現れています。
参照:刈谷市HP
【売却のコツ】愛知県刈谷市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう
- 刈谷市には多くの自動車関連企業が集まっている
- 刈谷市の人口はわずかに上昇傾向
地域特性を知るメリットとは?
不動産を売るときには、地域特性に合った販売戦略が必要です。その戦略を立てる際には、仲介を依頼する不動産会社に任せっぱなしにするのではなく、売主も一緒に考えることをおすすめします。なぜならば、実際に所有していた売主であるあなたは、不動産や地域のことをよく知っている可能性が高いからです。
不動産がある地域の特性に関する知見は、購入ターゲットを探し出すなど、どんな手段(ポータル、チラシ、文言、特徴など)で伝えていくかに繋がります。しかし、街は日々変化していくため、住み慣れた地域であっても、地域特性は改めて知っておく必要があるでしょう。
愛知県刈谷市は、大きな企業が多く、再開発も進む人気エリアです。多くの不動産が流通しているため、不動産を売る環境は競争的であるとも考えられます。他の魅力的な不動産よりも優位に立ち、購入してもらうためにも、販売戦略は重要です。
地域の特徴から、購入したい人はどんな人か考えてみましょう。ただし、絶対的な答えはありません。詳しくは地元に詳しいプロである不動産会社の担当者と相談することをおすすめします。
愛知県刈谷市の地域特性・歴史や魅力
街の歴史と魅力
愛知県刈谷市は、古くは城下町として栄えていました。天文2年に水野忠政が「刈谷城」を築き、刈谷藩の家臣たちや商工の町人の集まる街となったのです。大きな転機は明治21年に開通した東海道本線、続いて大正3年に開通した三河鉄道(現在の名鉄三河線)によって交通網が整備されたことでした。
アクセスが良くなったことから、刈谷市は名古屋市や豊田市などの周辺地域の産業を支える地方産業都市に成長。高度成長期には、トヨタをはじめとする自動車関連産業が集まり、日本を支える産業の地となったのです。
刈谷市の昭和町にある「デンソー株式会社」は、日本有数の有力企業としても知られていますが、世界中の自動車メーカーの部品を製造するだけでなく、「QRコード」を開発しました。古くから産業の街として発展を続け、今もなお新しい開発や進化を遂げているのが愛知県刈谷市です。
愛知県刈谷市の人口推移
愛知県刈谷市の人口は、2015年には14万9,765人、 前回調査のあった5年前では14万5,781人で、 比較すると+3,984人となっています。 これは、愛知県の中では45市郡中、 11番目の人口です。 また、人口比では2.7%増加でわずかに上昇となりました。これは45市郡中、 13番目の人口上昇率です。 世帯数は6万2,433世帯で愛知県45市郡中、 9番目の世帯数になります。
参照:愛知県HP
愛知県刈谷市で人気のエリアは?
ファミリー層には、子育てや通勤がしやすく、便利ながらも落ち着いた暮らしができるエリアが人気です。愛知県刈谷市の中では「刈谷駅」が当てはまります。東海道本線は区間快速・快速・新快速・特別快速すべてが停車し、「名古屋駅」から「刈谷駅」までは、たったの約20分。
また、豊橋方面へのアクセスも良く、JR東海道本線新快速に乗れば「豊橋駅」まで約35分です。愛知県は車文化ですが、電車のアクセスが良ければ、通勤・通学の選択肢が広がります。
「刈谷駅」周辺は、商業施設が充実しているのも魅力と言えるでしょう。駅からすぐ近くの「アピタ刈谷店」は、スーパーだけでなく、飲食店、衣料品店、ドラッグストアなども入る大型商業施設です。駐車場台数も1,500台と十分な敷地があり、幅広い層の暮らしを支えてくれることでしょう。
また、刈谷市は豊かな財源を活かし、子育て支援策をおこなっています。児童扶養手当の受給世帯が通学におけるJRの定期券を購入すると、定期代が3割引になったり、公共施設へ向かう市バスの運賃が誰でも無料であったりするのも嬉しいポイントです。
愛知県刈谷市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
- 会社の異動の時期や業績状況によって不動産動向が左右される可能性
- 刈谷市で取引されている不動産は駅近物件が多い傾向
ポイント・注意点1
愛知県刈谷市には、「デンソー株式会社」や「アイシン精機株式会社」など、自動車関連産業が多く集まっているのが特徴です。そのため、刈谷市に住む人は刈谷市やその近郊の企業に勤務している人が多いと考えられ、異動・入社の時期に不動産が一気に動く可能性があります。
4月・10月という人事が動くタイミングを逃さずに不動産の売却を進めるようにしましょう。また、企業の業績が不動産取引の動向に影響することも考えられます。信頼できる不動産会社を選び、緻密にリサーチをし、チャンスを逃さず売却できるようにしましょう。
ポイント・注意点2
愛知県刈谷市で取引されている不動産は、駅から近い傾向があります。最寄り駅からの平均徒歩分数をみてみると、土地は14.2分、一戸建ては12.7分、中古マンションは11.0分と10分前後の不動産が主流です。特に「刈谷市駅」の不動産は駅から近い傾向があり、土地は9.3分、一戸建ては8.8分、中古マンションは8.1分でした。車文化が根強い愛知県ですが、駅からの近さは検討のポイントになることを覚えておきましょう。
また、刈谷市で取引されている不動産の平均面積をみてみると、土地は327.1㎡、一戸建ては213.2㎡、中古マンションは74.2㎡です。いずれも愛知県全体の平均面積と比較すると広いことがわかります。ライバル物件よりも面積が小さいと、ネガティブポイントになる可能性があるので、価格などで優位に立てるように緻密に情報収集をするようにしましょう。
まとめ
本記事では、不動産売却の基本的な流れと、愛知県刈谷市での不動産売却に役立つ相場情報(マンション・戸建て・土地)や地価推移、街の特徴や魅力について紹介しました。
- 刈谷市の不動産取引件数はほぼ横ばい
- 不動産取引価格は土地・一戸建て・農地は上昇し中古マンションは減少傾向
- 「刈谷駅」周辺では再開発がおこなわれ、リニアの影響もある可能性
- 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事
不動産を高く売るためには、地域特性と相場を把握した上での戦略と、信頼できる不動産会社からの協力が必要不可欠です。愛知県刈谷市での不動産売却をお考えの方は、愛知県刈谷市の不動産売却の市況を細かくリサーチしながら、パートナーとなる不動産会社探しを始めましょう。
【2020最新版】名古屋市千種区で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう
- 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
- 名古屋市千種区は多彩な特色を有するエリア
- 中古一戸建ての売却取引へのニーズが高い
- 不動産売却の際はプロとの相談が重要
名古屋市千種区は名古屋市の北東部に位置する人口およそ16万人の地域です。商業やビジネスの西部、閑静な住宅街が広がり多くの学校が点在する文教の街である中央部、緑豊かな東部と、同じ区の中で場所により全く異なる特色をもっているのが特徴です。
当然、エリアごとに不動産の価値も異なるため、それぞれの地域特性から異なる居住層の存在を推しはかることが重要です。今回は、そんな多面性をもつ千種区での不動産売却について、さまざまな側面から掘り下げていきます。
この地域において不動産売却を検討する際、どのような対策と準備が必要なのでしょうか。名古屋市千種区ならではの不動産動向について、地域特性や不動産を売却するときのおすすめの方法などをあわせて紹介します。
名古屋市千種区の不動産動向
- 名古屋市千種区のマンションは3LDKを中心に幅広く流通している
- 中古一戸建ては比較的安定して取り引きされている
- 土地相場は愛知県内でも高い水準で推移している
名古屋市千種区における、マンション、戸建て、土地それぞれの売却動向と相場についてみてみましょう。
2019年におけるマンションの取引実績をみると、最もボリュームの多い専有面積は71〜80㎡で、最高価格は5,800万円、最安価格は300万円でした。間取り別では最もボリュームが多いのは3LDKで、最高価格は7,500万円、最安価格は300万円となっています。
中古一戸建てに関しては、需要が安定してるのが特徴で、売却価格も比較的高く安定して推移しています。地下鉄など交通の利便性も高く売却金額は上昇傾向です。新築物件が少ないことから中古市場での安定した価格推移がみられます。
土地売却相場については、2019年の取引実績で、平均売却額は7,278万円、平均平米単価は31.6万円、平均土地面積は211㎡でした。この1㎡あたり32万円ほどという土地売却相場は、愛知県内でもかなり高い水準の価格となっています。
不動産売却の流れを把握しましょう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得のいく金額で不動産を売却することができます。
不動産売却の流れ
Step1:相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2:不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3:不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4:不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5:売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを⾏い、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。
不動産の売価をエリアの買取相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
名古屋市千種区の相場を知ろう
- 名古屋市千種区の周辺は不動産の需要が比較的安定している
- 名古屋市千種区は愛知県全体と比べても地価は高いエリア
まずは名古屋市千種区の売却動向を簡単につかんでいきましょう!
名古屋市千種区の地価・不動産相場の推移
名古屋市千種区の地価は、2013年を境に上昇傾向がみられ、2018年と2019年で比べると4.36%高くなっています。2019年時点では28万9,547円/㎡で、2014年と比較すると、14.69%の増加率。愛知県全体と比較しても、地価は高いエリアであるといえます。
名古屋市千種区の売却動向や売却相場の動き
近年、マンションについては売却価格が上昇。一戸建ての取引価格については一部下落が生じているので、保有している不動産が一戸建ての場合は、販売のタイミングを見極める必要があります。
参考)名古屋市千種区での直近の取引価格情報
中古マンションなど(駅距離基準値:10)
| 駅徒歩 10分以内 | 駅徒歩 10分以上 |
---|
70㎡ | 2,650万円 | 3,100万円 |
---|
75㎡ | 4,600万円 | 3,100万円 |
---|
80㎡ | 3,850万円 | 2,500万円 |
---|
85㎡ | 4,800万円 | 3,900万円 |
---|
90㎡ | 5,250万円 | – |
---|
95㎡ | 4,300万円 | – |
---|
100㎡ | 5,000万円 | 1,900万円 |
---|
※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
| 駅徒歩 15分以内 | 駅徒歩 15分以上 |
---|
80㎡ | 3,200万円 | – |
---|
85㎡ | 2,900万円 | – |
---|
90㎡ | 3,600万円 | – |
---|
95㎡ | 4,100万円 | – |
---|
100㎡ | 5,150万円 | 3,650万円 |
---|
105㎡ | 4,900万円 | – |
---|
110㎡ | 5,150万円 | 4,500万円 |
---|
※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」
不動産価格に影響を与えそうな出来事
- 住宅地の地価は上昇傾向
- 住宅需要は増え、空き家は減る傾向にあるため、より高く売れる可能性
不動産の売却タイミングを図る意味では、地価の価格変動と世帯数、空き家率の増減にも注意を払う必要があります。国交省の「都道府県地価調査」によると、名古屋市千種区の住宅地の価格変動率は、2018年は1.3%増、2019年も2.4%増でした。
名古屋市千種区の住宅地の価格はここ3年で上昇し続けています。また、世帯数は2016年に7万8,927世帯でしたが2018年には8万696世帯へと増加しており、増加数は1,734世帯、増加率は2.2%です。これにより住宅需要も増えている状況がうかがえます。
さらに、名古屋市千種区市の空き家は減少傾向。2013年の空き家率は14.4%、2018年には12.7%と割合が減っている状況です。世帯数は増えて、空き家は減る傾向にあるため、名古屋市千種区での不動産売却は、より高く売れる可能性があります。
【売却のコツ】名古屋市千種区の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう
- 千種区は主に地理的または歴史的背景により中央部、東部、西部の3つに区分けされる
- 人口はゆるやかに増加している
- 人気のエリアが多数存在する
地域特性を知るメリットとは?
地域特性を知るメリットとしては、より効果的な販売戦略に繋がることが挙げられます。所有する不動産を満足のいく形で取引するためは、その地域が持つ特性をしっかりと把握し、どのような根拠で、どのようなターゲット層に対して、どのような打ち出しで販売していくか、より細かく販売戦略を立てて実行することが重要だといえます。
不動産会社にすべてを任せるのではなく、売主側も地域特性を理解し、不動産会社と一緒に販売戦略に関するアイデアを出すことで、よりターゲットに響くPR施策を捻りだすことが可能となり、満足のいく不動産売却へと近づきます。
不動産はじっと待っているだけでは売れません。販売エリアや所有する物件のみが持つ特徴から、その物件を買いたいと思うような人はどんな人なのかを考えることが大切です。
そして、柔軟かつ緻密な作戦を遂行するために、そのターゲットにはどんな手段(ポータル、チラシ、文言、特徴など)でアピールすることが有効なのかを、売主も不動産会社とともに考えていくことが重要になります。
また、より緻密で効果的な販売戦略を立てるために、地元での不動産取引の実績が豊富で、多くの提案オプションを持つ知識と経験が豊富な不動産会社の担当者を選ぶことも重要です。
名古屋市千種区の地域特性・歴史や魅力
街の歴史と魅力
千種区は主に中央部、東部、西部の3つに区分けされます。区の西部は、今池を中心に飲食店が立ち並び、魅力ある商業エリアとして発展。また、大規模工場跡地の千種二丁目地区には「アーススクエア」と呼ばれる複合拠点施設が存在するのも特徴です。
区の中央部は、池下、覚王山、本山から東山にかけての丘陵地であり落ち着いた住宅街が広がっています。本山から昭和区山手通に続く四谷通や星ヶ丘周辺は、多くの教育機関が存在する文教地区となっています。
おしゃれな服飾店や喫茶店なども多く、比較的活気に満ちた賑わいをみせているのも特徴です。さらに、城山覚王山地区では多くの寺社や近代建築物が点在し、歴史的資源によるの豊かな街並みを残しています。
区の東部には、区の緑地としては国内最大級となる410㏊におよぶ「なごや東山の森」も。その一部である東山動植物園では人と自然の共生と再生への取り組みをすすめています。区内にはユリの名所として知られる千種公園、花や樹木が道を彩る天満緑道、区の花アジサイが咲く茶屋ヶ坂公園などがあり、市民の憩いの場となっています。
参照:千種区HP
名古屋市千種区の人口推移
名古屋市千種区市の人口は、2020年6月時点で16万6,074人。5年前の2015年6月時点では16万4,066人で、 比較すると2,008人の増加となっています。2000年頃から比較的ゆるやかに増加中です。
参照:令和2年6月1日現在の世帯数と人口
名古屋市千種区で人気のエリアは?
名古屋市千種区は多くの人気エリアを抱えている地域です。覚王山駅周辺は、スターバックスコーヒーや有名なイタリア料理店など、おしゃれでカジュアルなお店から高級店まで幅広く存在することで人気があります。
千種駅周辺は、塾や予備校が非常に豊富で学生や大学入学を目指す学生予備軍による往来が盛んな地域です。
子育て世帯には名古屋大学駅周辺が人気。文教地区となっていて、教育に熱心な地域として子育て世帯に人気があります。また、星ヶ丘駅周辺は高級住宅地であり、教育や美観への意識が高い地域としてこちらも比較的意識の高い子育て世帯に人気の環境です。
今池駅周辺は、徒歩圏内にショッピングが楽しめる場所が多数あり比較的若い世代に人気の地域となっています。
名古屋市千種区で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
- 売却タイミングにより物件のアピールポイントは柔軟に考えよう
- 不動産売却を成功するには優秀な不動産会社を見つけることが重要
ポイント・注意点1
新型コロナウイルスの影響により、自宅で過ごす時間が増えたという人が多くなっています。今後の世の中の動向や働き方の変化によっては、自宅でも快適に仕事ができる不動産環境が求められる可能性も低くはありません。
売却するタイミングにより、こうした時代の変化に合わせて不動産のアピールポイントを柔軟に考え直していくことで、新たな付加価値を見出すことが可能です。
ポイント・注意点2
不動産売却をする際の不動産会社の選定は慎重におこなうことが大切です。名古屋市千種区には、多くの不動産会社が立地しているため、比較検討にも時間を要するでしょう。
希望通りの形で不動産売却を実現するためには、さまざまな販売戦略を親身になって一緒に考えてくれる、この地域での取引実績が豊富な不動産会社を見つけることが重要なポイントです。情報収集をおこない、安心して任せられる不動産会社を探しましょう。
まとめ
本記事では、不動産売却の基本的な流れと、名古屋市千種区での不動産売却に役立つ相場情報や地価推移、街の特徴などを紹介しました。
- 名古屋市千種区では中古一戸建ての売却取引へのニーズが高い
- 土地相場は愛知県内でも高い水準で推移している
- 不動産売却には物件の地域特性をしっかりと把握することが大切
- 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事
不動産を高く売るためには、地域特性と相場を把握したうえで、綿密な戦略と、信頼できる不動産会社との協業体制が不可欠です。
名古屋市千種区での不動産売却をお考えの方は、より高く売るために自信をもって的確なアドバイスをしてくれる、頼れるパートナーとなるしっかりとした不動産会社を選びましょう。
【2020最新版】群馬県伊勢崎市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう
- 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
- 伊勢崎市は群馬県南東部に位置し首都圏へのアクセスが良好
- 不動産売却へのニーズが比較的安定している
- 不動産売却の際はプロとの相談が重要
伊勢崎市は関東平野の北西、群馬県の南東部に位置する人口約21万人の都市です。豊かな山々に囲まれた自然豊かな土地でありながら、東京をはじめとした首都圏へのアクセスも比較的良好なことから、安定した不動産売却への購買ニーズがあります。
そんな伊勢崎市エリアにおいて不動産売却を検討する際、どのような対策と準備が必要なのでしょうか。この記事では、伊勢崎市ならではの不動産動向について、地域特性や不動産を売却するときのおすすめの方法などをあわせて紹介します。
伊勢崎市の不動産動向
- 伊勢崎市のマンションは2LDKを中心に幅広く流通している
- 中古一戸建ては比較的安定して取り引きされている
- 土地は群馬県平均相場よりやや低い
伊勢崎市における、戸建て、マンション、土地それぞれの売却動向と相場についてみてみましょう。
2019年におけるマンションの取引実績をみると、最もボリュームとして多い専有面積は61〜70㎡で、最高価格は400万円、最安価格は400万円でした。間取り別にみると最もボリュームとして多いのは2LDKで、最高価格は1,800万円、最安価格は400万円です。
伊勢崎市がある群馬県の南東部は、首都圏への交通アクセスが良好なため、中古一戸建て住宅をこのエリアで購入しようとする人は比較的安定して存在している状況です。伊勢崎市での中古一戸建て住宅の取引件数は、近年ではわずかながら増加しています。
伊勢崎市の土地売却相場についてもみてみましょう。2019年の取引実績で、平均売却額は1,974万円、平均土地面積は585㎡でした。この1㎡あたり2.4万円ほどという伊勢崎市の土地売却相場は、群馬県内の平均相場と比較してやや低い価格となっています。
不動産売却の流れを把握しましょう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得のいく金額で不動産を売却することができます。
不動産売却の流れ
Step1:相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2:不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3:不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4:不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5:売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きを行い、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。
不動産の売価をエリアの買取相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買をおこなうためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
伊勢崎市の相場を知ろう
- 伊勢崎市の地価はわずかに下落している
- 群馬県全体と比べても地価が低いエリア
まずは伊勢崎市の売却動向を簡単につかんでいきましょう!
伊勢崎市の地価・不動産相場の推移
伊勢崎市の地価は、2019年は前年と比較して0.19%低くなっています。2019年時点の地価は3万5,672円/㎡です。そこから5年前にあたる2014年と比較すると、1.55%とわずかに下落しています。群馬県全体と比較しても、地価は低いエリアであるといえます。
伊勢崎市の売却動向や売却相場の動き
伊勢崎市の地価はほぼ横ばいで推移してきましたが、ここ数年はわずかに下落傾向がみられます。しかし、近年ではマンションの売却価格が大きく急上昇しており、一戸建てや土地の売却取引価格については下落が生じているのが実情です。
保有している不動産が土地や一戸建ての場合は、販売タイミングや販売戦略に注意し、不動産動向をしっかりと見極める必要があります。
参考)伊勢崎市での直近の取引価格情報
中古マンションなど(駅距離基準値:10)
| 駅徒歩 10分以内 | 駅徒歩 10分以上 |
---|
70㎡ | – | – |
---|
75㎡ | – | – |
---|
80㎡ | – | – |
---|
85㎡ | – | – |
---|
90㎡ | – | – |
---|
95㎡ | – | – |
---|
100㎡ | – | – |
---|
※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
| 駅徒歩 15分以内 | 駅徒歩 15分以上 |
---|
80㎡ | 100万円 | 400万円 |
---|
85㎡ | 3,600万円 | 1,015万円 |
---|
90㎡ | – | – |
---|
95㎡ | 370万円 | 1,400万円 |
---|
100㎡ | 1,600万円 | 1,500万円 |
---|
105㎡ | 2,400万円 | 1,950万円 |
---|
110㎡ | 2,950万円 | 1,900万円 |
---|
※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」
不動産価格に影響を与えそうな出来事
- 伊勢崎市の地価は下落傾向
- 世帯数と同様に空き家も増えるので売りやすい状況とはいえない
不動産の売却タイミングを計る意味で、地価の価格変動と世帯数、空き家率の増減にも注意を払う必要があります。国交省の「都道府県地価調査」によると、伊勢崎市の住宅地の価格変動率は、前年と比較すると2018年は0.2%減、2019年も0.2%減です。
伊勢崎市の住宅地の価格はこの3年でゆるやかに下がり続けています。また、伊勢崎市の世帯数は2016年に8万5,055世帯でしたが2018年には8万8,087世帯と増加しており、増加数は3,032世帯、増加率は3.6%です。住宅需要も増えている状況がうかがえます。
さらに、伊勢崎市の空き家率は2013年が13.5%、2018年には13.6%とわずかながら割合が増えています。世帯数と同じく空き家も増える傾向にあるため、不動産を売りやすい状況であるとはいい難く、これらの数字により一層の注意をはらう必要があります。
参照:群馬県HP
【売却のコツ】伊勢崎市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう
- 不動産売却には物件の地域特性をしっかりと把握することが大切
- 柔軟かつ緻密な作戦を不動産会社とともに協業していく必要がある
- 伊勢崎市の地域特性は緩やかな人口動態の都市
地域特性を知るメリットとは?
地域特性を知るメリットは、より効果的な販売戦略につながることです。不動産の売却を成功させるためは、その地域の特性を把握し、なぜ、どのようなターゲット層に、どうやって販売するか、緻密な販売戦略を立てて実践することが重要だといえます。
さらに、不動産会社にすべてを任せるのではなく、売主側も地域特性を理解し、不動産会社と一緒に販売戦略に関するアイデアを出すことが重要です。ターゲットに響くPR施策を練ることで、より満足のいく不動産売却に近づきます。
不動産はじっと待っているだけでは売れません。不動産はそれぞれが独自の環境や条件を必ず持っています。販売エリアや所有する物件のみが持つ特徴から、その物件を買いたいと思うような人はどんな人なのかを考えることが大切です。
そしてそのターゲットにはどんな手段(ポータル、チラシ、文言、特徴など)でアピールすることが有効なのかなど、柔軟かつ緻密な作戦を遂行するために、売主も不動産会社とともに積極的に協業していくことが重要になります。
また、より効果的な販売戦略を立てるためには、地元での不動産取引の実績が豊富で、多くの提案オプションを持つ不動産会社の担当者に相談しましょう。
伊勢崎市の地域特性・歴史や魅力
街の歴史と魅力
関東平野の北西にあたる群馬県の南東部に位置し、前橋市、高崎市、桐生市、太田市、みどり市といった群馬県内の主要都市に隣接している伊勢崎市。赤城山麓の南に面しており、北部に丘陵地があるのが地理的な特徴です。
そのほかの地域はほぼ平坦地であり、南部に利根川、さらにその支流となる広瀬川、粕川、早川、韮川などの河川や沼池が存在します。
交通網としては、JR両毛線と東武伊勢崎線が結節しており、北関東自動車道が東西に横断し、伊勢崎インターチェンジ、波志江PAスマートインターチェンジを市内に有しています。東部には国道17号上武国道、南北を結ぶ国道462号と伊勢崎大間々線、さらに国道50号、国道354号が東西に横断しています。
伊勢崎市は織物のまちとして発展してきた歴史を持つ地域です。近年は利便性に優れた幹線道路網を活かして、製造業や大規模商業施設の進出が進み、商工業が盛んな産業地域となってきています。
また近郊農業も盛んで農産物の生産も多い地域です。2005年1月に、伊勢崎市、赤堀町、東村、境町の4市町村が合併し、新しく人口およそ20万人の伊勢崎市として生まれ変わりました。
伊勢崎市の気候は、1年を通じての平均気温が約15度、年間降水量は約1,200mmです。気候は県内では比較的温暖で、雨の日が少なく日照時間が長いという特徴があります。冬季は「上州のからっ風」と呼ばれる寒風が吹くことで有名です。
参照:伊勢崎市HP
伊勢崎市の人口推移
伊勢崎市の人口は、1980年代からゆるやかな増加傾向にあります。2020年7月時点では21万3,309人、2019年7月時点の21万3,339人と比べると、ほぼ横ばいです。
伊勢崎市で人気のエリアは?
伊勢崎駅周辺は商業施設が充実していることで人気です。公園や広瀬川緑地など子ども向けの遊び場もあることが特徴です。境町駅周辺は、豊富に飲食店が存在し、居酒屋なども充実しています。
また、自然を満喫できる緑地も多く、公園や散歩道などもあり、健康志向の方や自然を味わいながら生活したい人に需要があります。伊勢崎駅は東武伊勢崎線の最終駅でありJRに乗り換え可能なので、JR両毛線を利用する場合には交通アクセスが便利です。
伊勢崎市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
- 売却タイミングにより物件のアピールポイントは柔軟に考えよう
- 不動産売却を成功するには優秀な不動産会社を見つけることが重要
ポイント・注意点1
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、自宅で過ごす時間が増えたという人が多くなっています。今後の世の中の動向や働き方の変化によっては、自宅でも快適に仕事ができる不動産環境が求められる可能性も低くはありません。
売却するタイミングにより、こうした時代の変化に合わせて不動産のアピールポイントを柔軟に考え直していくことで、新たな付加価値を見出すことが可能です。
ポイント・注意点2
不動産売却をする際の不動産会社の選定は慎重におこなうことが大切です。伊勢崎市には、多くの不動産会社が立地しているため、比較検討にも時間を要するでしょう。
希望通りの形で不動産売却を実現するためには、さまざまな販売戦略を親身になって一緒に考えてくれる、この地域での取引実績が豊富な不動産会社を見つけることが重要なポイントです。情報収集をおこない、安心して任せられる不動産会社を探しましょう。
まとめ
本記事では、不動産売却の基本的な流れと、伊勢崎市での不動産売却に役立つ相場情報や地価推移、街の特徴などを紹介しました。
- 伊勢崎市は群馬県全体と比べても地価は低いエリア
- 不動産売却には物件の地域特性をしっかりと把握することが大切
- 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事
不動産を高く売るためには、地域特性と相場を把握したうえで、綿密な戦略と、信頼できる不動産会社との協業体制が不可欠です。
伊勢崎市での不動産売却をお考えの方は、頼れるパートナーとして、的確なアドバイスを提供してくれる不動産会社を探しましょう。
【2020最新版】札幌市東区で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう
- 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
- 札幌市東区は農業、工業、産業の重要拠点エリア
- 幅広い層から支持される住宅エリアでもある
- 不動産売却にはプロとの相談が重要
札幌市東区は古くから農村として栄えてきた都市です。現在も広い耕地面積を持ちますが、近代化に伴い工業も発達してきた歴史を持ちあわせています。工業地帯や豊富な産業も内包する北海道有数の経済拠点です。
北海道ならではの自然との共存とともに、大規模な公園や観光名所、さらに、教育環境や医療施設の充実により幅広い層を受け入れる住環境も備えた多機能さが魅力です。それゆえに、比較的若い世代から子育て世帯、さらに高齢者まで幅広い世代にとって暮らしやすい都市であり、住宅購入を検討する一定の層が安定して存在しています。
そんな札幌市東区において不動産売却を検討する際、どのような準備が必要なのでしょうか。不動産動向について、地域特性や不動産を売却するときの注意点やポイントとあわせて紹介します。
札幌市東区の不動産動向
- マンションは3LDKを中心に幅広く流通している
- 中古一戸建ては供給量は少ないが比較的取引自体は安定
- 土地売却価格は北海道内でもやや高め
札幌市東区における、戸建て、マンション、土地それぞれの売却動向と相場についてみてみましょう。2019年の取引実績では、専有面積別にみると、最も多い広さは81〜90m²でした。この面積での最も高かった成約価格実績は2,700万円で、最も安かった成約価格実績は1,500万円です。
間取りに関しては、最も多かったのが3LDK。この間取りで最も高かった成約価格実績は4,700万円で、最も安かった成約価格実績は500万円でした。道内の他の都市と比較すると、比較的広い面積のマンションが契約成立に至っている傾向です。
札幌市東区の中古一戸建ての売却動向は、主に集合住宅が多く、比較的一戸建ては供給量が少ない状況にあります。そのため比較的需要がある状態です。中古の一戸建て物件は成約金額は比較的低めですが、安定した価格相場を維持しています。
札幌市東区の土地売却相場についてもみてみましょう。2019年の取引実績で、平均売却額は2,662万円、平均平米単価は7万円、平均土地面積は379㎡でした。札幌市東区の土地売却相場は、北海道内の全体平均と比較してやや高めの価格となっています。
不動産売却の流れを把握しましょう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得のいく金額で不動産を売却することができます。
不動産売却の流れ
Step1:相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2:不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3:不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4:不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5:売却・引き渡し
▶買い⼿が⾒つかれば売却の⼿続きをおこない、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。
不動産の売価をエリアの買取相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買をおこなうためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
札幌市東区の相場を知ろう
- 札幌市東区の地価は上昇傾向にある
- 一戸建てや土地の売却取引価格については下落が生じている
まずは札幌市東区の売却動向を簡単につかんでいきましょう!
札幌市東区の地価・不動産相場の推移
札幌市東区の地価は、2018年と2019年で比べると9.72%上がっています。2019年時点では7万5,634円/㎡です。2014年と比較すると、26.19%上昇しています。北海道全体と比較しても、地価は高いエリアであるといえます。
札幌市東区の売却動向や売却相場の動き
札幌市東区の地価は2013年ごろを境にゆるやかに上昇し続け、2015年から毎年上昇しています。しかし、近年では一戸建てや土地の売却取引価格については一部下落が生じているのが実情です。
保有している不動産が一戸建てや土地の場合は、販売タイミングや販売戦略に注意し、不動産動向をしっかりと見極める必要があります。
参考)札幌市東区での直近の取引価格情報
中古マンションなど(駅距離基準値:10)
| 駅徒歩 10分以内 | 駅徒歩 10分以上 |
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70㎡ | 1,800万円 | 880万円 |
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75㎡ | 2,200万円 | 1,600万円 |
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80㎡ | 2,200万円 | 1,550万円 |
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85㎡ | 1,950万円 | – |
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90㎡ | 2,450万円 | 1,750万円 |
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95㎡ | 2,450万円 | 1,900万円 |
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100㎡ | 3,000万円 | 3,300万円 |
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※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
| 駅徒歩 15分以内 | 駅徒歩 15分以上 |
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80㎡ | 2,300万円 | – |
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85㎡ | – | 900万円 |
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90㎡ | 1,950万円 | 2,900万円 |
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95㎡ | 3,550万円 | 2,700万円 |
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100㎡ | 3,200万円 | 2,000万円 |
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105㎡ | 3,250万円 | 2,700万円 |
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110㎡ | 3,450万円 | 2,800万円 |
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※2019年取引価格中央値
参照:国土交通省「土地総合情報システム」
不動産価格に影響を与えそうな出来事
- 世帯数が増えて空き家は減る傾向にあるため、高く売れる可能性が生じている
不動産の売却タイミングを図るうえで、地価の価格変動と世帯数、空き家率の増減にも注意を払う必要があります。
札幌市東区の地価はここ3年で上昇し続けています。また、札幌市東区の世帯数は2016年に13万8,498世帯でしたが2018年には14万1,368世帯へと増加しており、増加数は2,870世帯、増加率は2.1%です。これにより住宅需要も増えている状況がうかがえます。
世帯数が増加傾向にある中で、札幌市東区の空き家率は減少傾向です。2013年の空き家率は14%、2018年には13.2%と割合が減っています。
今後の市況の傾向として、世帯数は増えるものの空き家率は減る傾向にあるため、札幌市東区での不動産売却は、より高く売れる可能性が生じている状況です。今後はこれらの数字により一層の注意をはらう必要があります。
【売却のコツ】札幌市東区の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう
- 不動産売却には物件の地域特性をしっかりと把握することが大切
- 柔軟かつ緻密な作戦を不動産会社とともに協業していく必要がある
- 札幌市東区はゆるやかな人口動態の都市
- 札幌市東区の人気エリアは異なる特色により複数あり
地域特性を知るメリットとは?
地域特性を知るメリットは、効果的な販売戦略につながることです。不動産の売却を成功させるためは、その地域の特性を理解し、どのような理由で、どのようなターゲット層に、どのように販売するのか、詳細な販売戦略を立てることが重要だといえます。
売主側も、不動産会社と一緒に販売戦略に対してアイデア出しをおこなうことが大切です。ターゲットに響くPR施策を不動産会社の担当と一緒に練ることで、より満足のいく不動産売却へと近づくことができます。
不動産売却は、じっと待っているだけで売れるような簡単は取引ではありません。売主は不動産物件が持つ独自の環境や条件を不動産会社に伝えましょう。自分が把握している情報が販売戦略を立てるうえで重要な役割を果たします。
販売エリアや所有する物件のみが持つ特徴から、その物件を買いたいと思うような人はどんな人なのかを考えることが大切なのです。
そしてそのターゲットに対して、どんな手段(ポータルサイト、チラシ、文言、特徴など)でどのようにアピールすることが有効なのかを、売主も不動産会社とともに積極的に考えていくことが重要になります。
さらに、より効果的な販売戦略を立てるためには、地元での不動産取引の実績が豊富で、多くの提案オプションを持つ経験と知識が豊富な不動産会社の担当者を選ぶことも大事です。
札幌市東区の地域特性・歴史や魅力
街の歴史と魅力
札幌市東区は、札幌市に隣接する農村として発展してきました。1955年に近隣の市町村と合併し急激に都市化へと進んだのち、1972年に札幌市が政令指定都市へと移行したことから札幌市東区が誕生しました。
その後、人口増加に伴い土地区画整理が行われ、1988年に区民の足として開通したのが地下鉄東豊線です。
札幌市東区は農業が盛んなエリアで、区内には広大な農地を有しています。また、その中でも主力は玉ねぎ栽培です。さらに東区は工業にも重点を置いて発展を遂げてきた街でもあります。苗穂地区はJRの工場や主要な食品工場を抱える工業地帯です。
参照:札幌市役所HP
札幌市東区の人口推移
札幌市東区の人口は、2020年6月の時点で26万4,598人。2015年6月の時点では26万1,041人で、 比較すると3,557人の増加となっています。1980年から比較的ゆるやかに増加している状態です。
札幌市東区で人気のエリアは?
東区役所前駅は、さまざまな教育期間や医療機関が数多く整っています。大きな公園も点在し、図書館などもあるため、教育環境を重視するファミリー世帯に支持されています。
医療機関の充実という視点では、北13条東駅周辺も需要があります。駅前に総合病院があり通院にも便利で、周辺に小さな病院も多い環境のため、ファミリー世帯に加え、高齢者層を含む世帯にも安定した人気を維持しています。
買い物やショッピングなどに便利なのは新道東駅や東区役所前駅周辺。大型商業施設が徒歩圏内にあるので買い物に困ることがなく、コンビニやスーパーも豊富です。環状通東駅周辺には幹線道路沿いに豊富な飲食店がそろいます。周辺にはおしゃれなカフェスポットも点在し比較的若い世代からのニーズも見込めます。
札幌市東区で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点
- 売却タイミングによって物件のアピールポイントは柔軟に考えよう
- 優秀な不動産会社を見つけることが重要
ポイント・注意点1
新型コロナウイルスの影響により、在宅でのリモートワークを推進する企業が増えています。以前に比べて自宅で過ごす時間が増えたという人が多くなっている状況です。
このような働き方や生活様式の変化により「快適に仕事ができる環境」が家に求められる可能性も低くはありません。売主としては、時代の変化に合わせて不動産のアピールポイントを柔軟に考え直していく工夫が必要となります。
ポイント・注意点2
不動産売却をする際の不動産会社の選定は慎重におこなうことが大切です。札幌市東区には、多くの不動産会社が立地しているため、比較検討にも時間を要するでしょう。
希望通りの形で不動産売却を実現するためには、さまざまな販売戦略を親身になって一緒に考えてくれる、この地域での取引実績が豊富な不動産会社を見つけることが重要なポイントです。情報収集をおこない、安心して任せられる不動産会社を探しましょう。
まとめ
本記事では、不動産売却の基本的な流れと、札幌市東区での不動産売却に役立つ相場情報や地価推移、街の特徴などを紹介しました。
- 札幌市東区のマンションは3LDKを中心に幅広く流通している
- 札幌市東区の中古一戸建ては供給量は少ないが比較的取引自体は安定
- 札幌市東区の土地売却価格は北海道内でもやや高め
- 不動産売却には物件の地域特性をしっかりと把握することが大切
- 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事
不動産を高く売るためには、地域特性と相場を把握したうえで、綿密な戦略と、信頼できる不動産会社との協業体制が不可欠です。
札幌市東区での不動産売却をお考えの方は、より高く売るために自信を持って的確なアドバイスをしてくれる、頼れるパートナーとなる不動産会社を選びましょう。