- 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
- 静岡県静岡市葵区は、静岡県でもかなり需要の見込める地域
- 都市部へのアクセスが良く、自然公園があるなど住みやすい
- 地価は高く、上昇傾向にある
静岡県静岡市葵区といえば、南アルプスがあることが一番の魅力と言えるでしょう。葵区の「南アルプス国立公園」は、標高3,000m級の山々と深く切れ込んだV字谷、氷河時代から生息している植物や動物を観察しながら、ハイキングなどを楽しむことができます。
そういった自然あふれる環境を持ちながら静岡の中心地としても機能しており、静岡市を構成する3区のうちの1つである都会的な区です。隣接都市が多く、静岡市駿河区、清水区、島田市、藤枝市、榛原郡川根本町や山梨県、長野県とも隣り合っています。
都市部にある「駿府城公園」には、富士山の景色が見える展望台があり、近くには「城北公園」があるなど公園も充実。政令指定都市である都会的な魅力と、自然あふれる魅力が共存している都市といえます。
静岡市葵区には「静岡駅」があり、関東や関西方面へのアクセスの良さも魅力です。新幹線での移動であれば、静岡駅から東京駅まで約1時間で到着するので、非常に便利。静岡県内では地価が高く、上昇傾向にあるため、今後も地価が上昇する可能性があります。
そんな静岡県静岡市葵区における不動産情報について、地域特性の詳細や不動産を売却するときのおすすめの方法までを紹介していきましょう。
静岡県静岡市葵区のトピック
- 2019年から「移住・就業支援金制度」を設け、移住を促進している
- リモートワークの増加で静岡への移住者が増える可能性がある
静岡県では移住・定住の促進の取り組みをおこなっています。2019年から「移住・就業支援金制度」を設けており、東京圏からの移住をして就職、起業をした人に最大100万円を支給するなど、県をあげた本格的な取り組みです。
東京の有楽町駅には「静岡県移住相談センター」を設置。インターネットでは静岡県公式の移住・定住情報サイト「ゆとりすと静岡」を開設し、移住についての情報発信や、オンラインでの移住相談ができるようになっています。
2020年の新型コロナウィルスの流行によりテレワークの認知度が高まり、今後は「仕事はそのままで、住まいを静岡に変える」というニーズが増えるのではないでしょうか。そうなると、静岡県の中でも抜群のアクセスの良さを誇る静岡市葵区に注目が集まる可能性があります。
静岡県静岡市葵区の取引物件の坪単価は、2020年3月の発表によると平均76.2万円と前年から上昇傾向。今後も上昇する可能性は高いといえます。
不動産売却の流れを把握しましょう
まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで納得の行く金額で不動産を売却することができます。
不動産売却の流れ
Step1:相場を調べる
▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。
Step2:不動産会社に査定を依頼する
▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。
Step3:不動産会社と契約を締結する
▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。
Step4:不動産の売却を始める
▶実際に不動産を売りに出します。
Step5:売却・引き渡し
▶買い手が見つかれば売却の手続きを行い、不動産を引き渡します。
不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。
不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。
静岡県静岡市葵区の相場を知ろう
- 2020年の静岡県静岡市葵区の地価はやや上昇
- 静岡県では、地価が高いエリア
- 取引数は土地が横ばい、マンションと一戸建ては大幅に減少している
まずは静岡県静岡市葵区の売却動向を簡単につかんでいきましょう!
静岡県静岡市葵区の地価・不動産相場の推移
静岡県静岡市葵区の地価は、2019年と2020年で比べると0.78%高くなっています。2020年時点では、 23万0654円/㎡。そこから5年前にあたる2015年と比較すると、約5%上昇しています。静岡県全体の平均値よりも、地価が高いエリアです。
2019年後半期(7月~12月)時点の不動産価格を、前半期(1月~6月)と比較すると、静岡県静岡市葵区では土地の価格は横ばいで安定。一方、同じように一戸建てとマンションの売却価格を前半期と後半期で比較すると、一戸建て、マンションともに下落傾向です。
ただし、マンションでは後半期に売却された物件の平均専有面積が狭い傾向があるため、その影響で平均売却価格が下がった可能性も考えられます。
このことから、保有している不動産が一戸建て、マンションの場合は専有面積と売却価格の動向の確認をしながら、再度上がるタイミングを待つか、逆に早めに売却するなどの戦略を取りましょう。
静岡県静岡市葵区の売却動向や売却相場の動き
静岡県静岡市葵区の不動産の売却数を2018年と2019年で比較してみると、土地は横ばい、一戸建て、マンションは減少傾向。一戸建て、マンションともに売却数の減少幅が大きく前年の半数近い取引数となっています。また、一戸建ての取引での専有面積はほぼ同じため、売却される土地の大きさは安定しているといえるでしょう。
不動産の売却相場の動きを2018年と2019年で比較すると、マンションは専有面積75㎡以下で相場が上昇、取引も85㎡以下に集中しています。一戸建ては占有面積90㎡以下の物件で上昇し、駅徒歩15分以上の物件で取引が成立していることも特徴です。
特にマンション、一戸建てともに、占有面積の狭い物件の相場が上昇していることから、小さめの物件のニーズが高まっていると考えられます。
参考)静岡県静岡市葵区での直近の取引価格情報
中古マンションなど(駅距離基準値:10)
| 駅徒歩 10分以内 | 駅徒歩 10分以上 |
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70㎡ | 3,700万円 | 3,000万円 |
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75㎡ | – | 1,250万円 |
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80㎡ | 2,000万円 | 2,000万円 |
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85㎡ | – | 2,100万円 |
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90㎡ | – | – |
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95㎡ | – | – |
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100㎡ | – | – |
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※2019年取引価格中央値
戸建て(駅距離基準値:15)
| 駅徒歩 15分以内 | 駅徒歩 15分以上 |
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80㎡ | – | 930万円 |
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85㎡ | – | 1,900万円 |
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90㎡ | – | 3,200万円 |
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95㎡ | – | 2,450万円 |
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100㎡ | – | 2,900万円 |
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105㎡ | – | 3,250万円 |
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110㎡ | – | 3,500万円 |
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※2019年取引価格中央値