【2020最新版】京都府京都市で高く不動産を売却するコツと地域情報・相場を知ろう

京都市で不動産売却するコツ
  • 高く不動産を売却するには相場の把握が必要不可欠
  • 京都駅周辺のホテル・商業施設などの再開発ラッシュにより価格が高騰中
  • 戸建て・マンションともに相場は上昇
  • 京都市の高級住宅地は田の字地区と呼ばれている
  • 新設駅「梅小路京都西」駅周辺がファミリー層から人気を集める

京都市は京都府の西南部に位置する京都府の府庁所在地で、政令指定都市(人口50万人以上)にも認定される全国でも有数の大都市です。京都府最大の都市であり、府の人口の56.5%を占める147万人もの人々が住む街となっています。

平安京の時代から江戸時代が終焉を迎えるまでの1000年もの間、日本の首都としての都があったため、「古都」と呼ばれており、世界的にも有名です。また、長年にわたり受け継がれている伝統工芸だけでなく、京セラや島津製作所をはじめとするハイテク企業や任天堂やワコールなど日本を代表する企業が本社を構えるなど、ビジネス面でも多彩な顔を併せ持つ魅力溢れるエリアとなっています。

ここでは、京都市の不動産事情や地域特性、不動産を売るときにオススメの方法までご紹介していきます。

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京都府京都市の最近の様子

  • 近年のインバウンド需要の影響で、市内に大型ホテルの建設が続いている
  • 商業地の取引が増加し、地価は上昇している

近年の京都府は海外からの観光客が多い一大観光都市となっており、2018年の外国人宿泊客数は450万人と6年連続で過去最高を更新しています。

このインバウンド観光客による観光需要の高まりを受け、古都京都である京都市は、大規模なホテルの開業が相次いでいます。2019年だけでも、「ザ・サウザンド・キョウト」をはじめとする客室200室前後の大型ホテルが10軒ほど、客室400室前後のビジネスホテルも3軒ほど開業するなど、観光客の多さがうかがえます。

ホテルの開業に伴い、新たな商業施設も建設されるなど、商業地としての取引が多い傾向です。それに伴い、地価も上昇しています。

不動産売却の流れを把握しましょう

まずは、不動産売却の流れを把握しましょう。全体像を把握することで売却の成功に1歩近づきます。

不動産売却の流れ

Step1:相場を調べる
 ▶相場を調べるところから不動産売却は始まります。

Step2:不動産会社に査定を依頼する
 ▶保有する不動産がいくらで売却できるか不動産会社に査定してもらいます。

Step3:不動産会社と契約を締結する
 ▶査定内容に問題がない場合は契約を締結します。

Step4:不動産の売却を始める
 ▶実際に不動産を売りに出します。

Step5:売却・引き渡し
 ▶買い手が見つかれば売却の手続きを行い、不動産を引き渡します。

不動産売却の際に重要なのは、「自分の不動産はいくらで売れるのか」という相場感を把握することです。不動産の売価をエリアの売買相場より高く設定しすぎると売れにくくなり、低く設定しすぎると自身が損をすることになります。納得のいく不動産売買を行うためには、プロのアドバイスや注意点を聞きながら売価を設定しましょう。

京都府京都市の相場を知ろう

  • 地価は1年間で4.7%大幅に上昇している
  • 駅徒歩15分以内の利便性が高いエリアが人気
  • 京都駅に近い東山区、中京区、下京区の価格が高騰

まずは京都府京都市の売却動向を簡単に掴んでいきましょう!

京都府京都市の地価・不動産相場の推移

京都市の地価は、1年前と比較して4.7%増加しており、2020年現在42万1,806円/㎡です。公示地価ランキングでみると、全市町村内で26位で非常に地価の高いエリアとなっています。京都市の公示地価は最高値は143万3,241円/㎡(1991年)で最安値は25万2,512円/㎡(2005年)です。5年前と現在を比較すると京都市の地価は1.45倍も値上がりしており、近年の価格の高騰が注目されています。

基本的には市内の戸建・マンションともに相場は上昇していいます。古き良き文化施設が市内に数多くある京都市は、大阪にある伊丹空港からも近く新幹線や高速道路での県外へのアクセスも良いため、観光客で賑わう街となっています。市内の中心を鴨川が流れ、市域の約3/4が森林である京都市は自然があふれるエリアとして子育て層からも人気です。

近年の取引物件の特徴として、駅徒歩15分以内の利便性の高いエリアが人気なようです。マンションは2LDKや3LDK、戸建ては70㎡以上とファミリー層向けの取引が目立ちます。また、京都市は大学も多く人口の1割を学生が占めているため、学生向けの単身物件も人気です。

京都府京都市の売却動向や売却相場の動き

京都府の中心地でもあり、査定額も高い京都市が取引件数でもトップです。県全体の約6割を京都市が占めており、取引件数は2,900件前後となっています。 京都府全体では地価が下がっているエリアが多いですが、京都市はほとんどのエリアが上昇傾向です。特に京都駅に近いエリアである東山区、中京区、下京区の価格が高騰しています。

参考)京都府京都市の直近の取引価格情報

中古マンションなど(駅距離基準値:10)

駅徒歩
10分以内
駅徒歩
10分以上
40㎡1,600万円880万円
50㎡2,850万円900万円
60㎡3,000万円1,400万円
70㎡3,500万円2,250万円
80㎡4,750万円3,400万円
90㎡5,000万円3,500万円
100㎡2億円3,400万円

※2019年取引価格中央値

戸建て(駅距離基準値:15)

駅徒歩
15分以内
駅徒歩
15分以上
40㎡650万円430万円
50㎡800万円500万円
60㎡1,050万円870万円
70㎡1,500万円1,800万円
80㎡2,650万円2,100万円
90㎡3,200万円2,900万円
100㎡3,850万円3,250万円
110㎡3,500万円2,200万円
120㎡3,800万円4,100万円
130㎡2,800万円3,100万円
140㎡3,600万円3,000万円
150㎡2,700万円2,650万円

※2019年取引価格中央値

不動産価格に影響を与えそうな出来事

  • 2020年現在ではホテル・映画館を併設した「新風館」が注目されている
  • 新しい商業施設やホテルの新規開業が多数計画されている

京都駅周辺の目覚ましい再開発により価格が高騰している京都市。ここ数年新しいホテルが建設ラッシュですが、商業施設も次々と開業されています。2020年現在ではNTT都市開発の複合商業施設「新風館」が開業し注目を集めています。新風館は、有名な建築家である隅研吾氏により建築され、2階から7階に入るホテルはアジア初進出のアメリカのホテル「エースホテル」。話題性のあるこの施設によりますます賑わう街となるでしょう。

また、別エリアには、不動産大手のスターツグループにより「食」と「職」をテーマとした新しい商業施設が開業されました。その他、「ホテルエミオン京都」もオープン。伝統的な文化施設だけでなく次々と新しい顔を見せる京都市。今後の不動産価格動向が期待されます。

【売却のコツ】京都府京都市の地域特性を把握し、高く売るための戦略を練ろう

  • 京都市は日本屈指の観光地である
  • 大手企業の本社も多く、雇用創出も活発で、人口の流入が期待できる
  • 人口は減っているが、世帯数は伸びている

地域特性を知るメリットとは?

特に京都府京都市の場合、不動産取引も活発で、比較的物件も多く動いています。もし自分の不動産を売りたいと思っているなら、販売戦略はとても重要です。エリアの特徴から、買いたい人がどのような層か考えてみましょう。ただし絶対的な答えは無いので、詳しくは地元に詳しい専門家である不動産会社の人と相談することをおすすめします。

京都府京都市の地域特性・歴史や魅力

街の歴史と魅力

京都市は、世界的にも日本を象徴する都市として知られています。794年から1869年まで1,000年以上に渡り日本の首都で、神社仏閣、史跡や町並みが数多く存在しています。

都であった長い歴史の中で商工業が発達し、西陣織、京友禅、京繍、京焼、京人形など京都の名前を冠した工芸品は数限りがありません。また、能、歌舞伎、狂言などが生まれ、日本の芸能・文化の中心的な役割を果たしてきたのも京都です。

現在では、伝統工芸だけではなくハイテク産業の街でもあります。ノーベル賞受賞者を多数輩出している京都大学を始め、多数の大学が集まっていることもあり、京セラ、任天堂、オムロン、村田製作所、日本電産など、誰でも知っているようなハイテク企業が京都で誕生しているのです。

日本全国からだけでなく世界中から観光客が訪れる京都市。市内の中心地には百貨店が並び、京都駅前には新たに大型ショッピング施設が建設され賑わいを見せています。京都市は今後も商業や経済の中心地として存在感を増していくでしょう。

京都府京都市の人口推移

京都市の人口は国勢調査によると、2010年が1,474,015人、2015年が1,475,183人でした。 2020年6月現在では1,462,454人で、京都府の中では26市区町村中最も多い人口です。しかし10年前と比較すると、-11,561人で-0.78%の減少となっています。

しかし世帯数は719,667世帯で、 前回調査のあった5年前の705,874世帯より、13,793世帯増えて、1.95%の増加となります。人口は住民の高齢化による自然減の傾向にありますが、世帯数が増えているということは、京都が住むのに魅力的な街であることの証明と言えるでしょう。

京都府京都市で人気のエリアは?

北は御池通、南は五条通、東は堀川通、西は河原町通、この通りに田の字を描くように囲まれた地域で、京都市内で特に価格が高いエリアで、田の字地区とよばています。

田の字地区は利便性の高さはもちろんブランド的価値があり、京都市の住宅地として不動の人気を誇っています。

また、最近京都市で注目を集めているエリアは、京都駅西部エリアです。このエリアは、「京都駅西部エリア活性化将来構想(仮)」により、2012年に京都水族館、また2016年に京都鉄道博物館が開業されるなど民間による商業施設の整備が次々と進んでいるエリアです。

また、民間だけでなく京都市の施策も融合させようと、2019年3月にJR嵯峨野線で京都駅から約2分ほどの隣に「梅小路京都西」駅が開業しています。新駅の開業計画に伴い、梅小路公園が開発され、緑豊かで、利用者が快適に過ごせる公園となりました。そのほか、商店街や病院、福祉施設など生活利便施設が充実したエリアとなっています。

また、周辺にはファミリー層向けの新たな住宅地も建設されるなど、小さなお子さんがいるファミリー層に人気のエリアとなっています。

京都府京都市で不動産売却をおこなう際のポイント・注意点

  • 京都市内はバス移動が中心なので、バスの便や混雑状況が影響する
  • 不動産売買にも京都独特の風習がある
  • 京都の土地柄をよく理解している不動産会社を選ぶ

ポイント・注意点1

京都市内の中心部の移動はバスが便利なので、最寄りのバス停の路線は重要です。観光客の多い路線は込み合う上、遅れることも多いです。最寄りのバス停がどれくらい便数があるのか、混み方はどうなのかは不動産選びのポイントになります。

京都駅から遠く離れ、バスの便も少なく利便性の低い山間のエリアになると、地価が下降または横ばいの傾向にあるようです。特に、京都市東部に位置し稲荷山を越えたエリアの山科区は他のエリアに比べると利便性が低いため地価も横ばい、場所によって下降傾向です。

ポイント・注意点2

京都市は古来から栄えた街であり、古都とよばれる昔ながらの街です。そのため、地域独自のルールや風習も多く残っています。

例えば、新築マンションを販売する時、平安京がどの位置に見えるかで物件の位置を表示します。また同じ高層マンションでも「五山送り火」がよく見える部屋の方が高くなる傾向になります。

物件を高く売却するためには、京都の土地柄や風習をしっかり理解している不動産会社を選ぶことが大切なポイントです。いい不動産会社を選ぶためには、多くの母数から自分に合ったところを探し出す必要があります。綿密に情報収集をおこない、相談できる不動産会社を見つけておきましょう。

まとめ

本記事では、不動産売却の基本的な流れと、京都府京都市での不動産売却に役立つ相場情報(マンション・戸建て・土地)や地価推移、街の特徴や魅力について紹介しました。

  • インバウンド需要が好調で、京都市の人気は依然高い
  • 商業地価格の高騰に牽引され、住宅地不動産取引も活況
  • JR嵯峨野線の新駅梅小路京都西」に注目が集まっている
  • 高く売るためには信頼できる不動産会社探しが大事

不動産を高く売るためには、地域特性と相場を把握した上での戦略と、信頼できる不動産会社からの協力が必要不可欠です。京都府京都市での不動産売却をお考えの方は、京都府京都市の不動産売却の市況を細かくリサーチしながら、パートナーとなる不動産会社探しを始めましょう。

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